今村翔吾のレビュー一覧

  • 童の神

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    味方がいて。
    敵がいて。
    それぞれに信念があって。
    同情すべき過去があって。
    裏切りがあって。
    四天王がいて。
    必殺技のようなものがあって。

    こんなマンガがあったらな~って思ったらあったりして。
    原作今村先生、原哲夫先生に描いてもらいたかった作品。

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    2024年03月22日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    戦国武将伝、東日本編。武田信玄、上杉謙信を始めビッグネームが溢れているが、竹千代時代の家康と信長の場面は大河ドラマより見せ場だった。また著名な武将の隠された人間性も初めて知り、僅かのページなのに膨らませて描かれた今村氏の力量に今更ながら感服。個人的には武州太田資正の項がほのぼのとして好きだった。

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    2024年03月19日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    「羽州ぼろ鳶組」シリーズ8作目!
    あの…お調子者で人がよくて、それでいて剣が強い!そんな鳥越新之助が火付けの下手人???

    そして新之助の無罪を晴らそうと動こうとしたその時…ぼろ鳶は幕府から出入りを禁じられてしまう。
    どうする?新之助!

    今回はあのへらへら新之助の本気が見れます。(色んな意味の本気(*´꒳`*))
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    松永源吾の心の声より〜
    『今回の相手は炎ではない。己の中に巣食っていた弱さである』

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    2024年03月18日
  • 茜唄(下)

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    大人になるまでに見聞きしたものは全て源氏が善で、平氏が悪のものばかり。
    一昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と本作品を読んで両家への印象が全く変わりました。
    それぞれの立場で物事を見る重要性を改めて感じました。
    平家メチャクチャカッコいい。そして、家族の絆が強い。
    多くの人に平家の良さを知ってもらう素晴らしい作品です。

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    2024年03月18日
  • 湖上の空

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    今村翔吾さんの作品は今まで読んだことがないのですが、作品からの先入観なく作家さんが何を考え、どんなことをしているのか知りたかったのでこの本を手に取りました。
    それに、歴史作家といえば、年上で年配の方というイメージだったので、自分より若い、歴史小説を書く方にとても興味がありました。

    本との出会い。
    作家になるきっかけ。
    賞を目指す気持ち。
    直木賞にノミネートされること。
    直木賞を受賞すること。
    他の作家さんとの交流。
    執筆について。
    膨大な歴史の知識。
    好きな本のこと。

    作家としての今村さんがとてもよくわかり、楽しかったです。
     
    全国的に書店の数が減っていることに関して、
    「毎日数多くの本

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    2024年03月18日
  • 茜唄(下)

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    上巻を「静」とするなら、下巻は「激」でした。
    激しい戦の場面が続きます。
    それは、平家が滅亡へと向かう道です。
    大局を見据えた知盛の想いが伝わってきました。
    今村先生の歴史小説は、とても理解しやすく、源平合戦に忠実なため、歴史の勉強になりました。
    そして、感動しました。

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    2024年03月17日
  • 茜唄(上)

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    主人公は、平清盛の四男の知盛という男です。
    彼は、清盛の寵愛を受け、妻や子供を愛した家族想いの人物として描かれています。
    戦の才能もあり、当時の武士の闘い方の常識を打ち破ります。
    全ては、平家存続のためです。
    物語は、平家が都落ちをして、香川県屋島に至る所で終わります。
    下巻が楽しみです。

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    2024年03月16日
  • 湖上の空

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    主に今村さんの生い立ちや作家への転身について語られたエッセイ集。あちこちに掲載されたもののまとめなので、繰り返しは多い。彼がどういう人かは全く知らなかったので、なかなか興味深かった。加茂台で育って、中高は奈良で、今は滋賀のどっかですか。近いやん!

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    2024年03月14日
  • 教養としての歴史小説

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    素直に歴史小説を読みたくなる1冊でした。
    あまり多く読んでいたジャンルじゃないのですが、たしかに日本人として自分の国の歴史を楽しみたい思いはあるし、何より何百年と名前が語り継がれている人間がいかなるものなのか、学びを得られるというのは全くその通りだと思うので、燃えよ剣でとっても大好きになった司馬先生の読破から、北方水滸伝、全部読んでみようかな。

    また歴史小説を沢山読んだ上で、おりに触れて読み返したい一冊。

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    2024年03月10日
  • 茜唄(上)

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    タイトルを見たときは平安時代の雅な話かと思いきや、ハラハラする展開で楽しめました。
    普段は源氏側の目線が多いからとても新鮮で、あっという間に読めちゃいました。
    さすが今村先生、人物がとても魅力的に描けていてとても素晴らしい作品です。

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    2024年03月03日
  • 茜唄(上)

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    新解釈平家物語といった趣き
    平知盛主役の物語
    色白長身イケメン知盛とゴリマッチョ教経がいい感じのコンビである
    西仏に伝授する語り部は誰なのか?

    まだ戦闘怪物義経は出てこない!
    刮目して待て下巻

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    2024年03月02日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    シリーズ2作目
    日本橋菖蒲屋に奉公にでたお春さんの晦まし。
    平さん、かっこいいなぁ…
    さらっと読めます。、

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    2024年02月25日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ7作目
    今作は江戸火消しのオールスター戦のようなお話でした。
    各頭取の個性が適材適所で活かされていてとても面白い。

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    2024年02月20日
  • 茜唄(上)

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    さすが今村さん。視点が独特。大河の平清盛は見たが、ここまでは描かれてなかったので新鮮。しかし、末路が分かっているだけに悲しい。平知盛と平教経、かっこええやんか!

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    2024年02月20日
  • 戦国武将伝 西日本編

    匿名

    購入済み

    主役級から超脇役級まで

    歴史資料の中から一部の記述に触発されて書かれた短編集。語られる物語は実に興味深いものが多い。当たり前だが、歴史は数多くの先人が絡み合いながら行く末を決定付けている。主役だけでなく脇役にも物語があって広く深く知れば知るほど歴史のうねりが益々面白くみえてくる。

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    2024年02月18日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    【羽州ぼろ鳶組シリーズ5】

    江戸へタイムスリップ♡
    安永2年(1773年)も秋、年明け発表の人気火消し番付が気になる面々。中には、番付を上げようと、他の火消しの手柄を横取りする柊与市のような者が現れる。

    また、火事の遺児を引き取り『菩薩』と崇められている進藤内記。
    火事の記事を書く読売の文五郎が今回の登場人物。行方不明になる人物を追い、謎解きに翻弄する松永源吾率いるぼろ鳶組。

    深雪も、会うとご利益があるといわれるもう一方の『菩薩』だ♡
    本当の親心が今回のテーマ。
    深雪さん、無事のご出産おめでとう

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    2024年02月16日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    二年前の明和の大火の下手人・狐火の秀助と酷似した火付が多発!
    死罪になったはずの秀助は生きていたのか?
    同時に番付狩りなる暴力事件も多発。
    この二つの事件は偶然なのか?

    今回も謎だらけ。
    本当にミステリーの部分が強くなってきてる^ ^
    秀助のその後…も明らかになるし、色んな組の火消も大活躍!(火消連合なるものも登場します)

    今回もアツいアツい!
    次回も楽しみです♪

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    2024年02月10日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    各都道府県に所縁のある戦国武将を題材にしたショートショート小説。
    誰もが知る武将だけでなく、初めてその存在を知る人物を主軸においた作品もありいろんなテイストで楽しめます。
    ただ、短すぎて頭のなかでいろいろなイメージを膨らますことは難しく「呼んで終わり」な部分もあります。

    ともあれ、都道府県所縁の武将のチョイス、創作の大変さが読み手にも伝わりました。
    著者には賛辞を送りたいです。

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    2024年02月09日
  • 茜唄(下)

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    ネタバレ

    大まかには知っているけれど、詳しくはない平家物語を著者得意の語りで小説化
    興味深く読めました

    物語そのものの成立を結末にするところは、らしくて上手いですね
    上下巻の長編ですが、飽きることなく読めます

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    2024年01月31日
  • 戦国武将伝 東日本編

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     誰もが知る有名な武将から、マイナーな武将まで四十七都道府県の戦国武将を切り取った短編集。
     東日本編と西日本編でついになる話もある。
     例えば武田信玄「暮天の正将」と上杉謙信「蒼天の代将」、竹中半兵衛「完璧なり」と黒田官兵衛「未完なり」。

     生きるか死ぬかの狭間で見せる武将の凄み、はたまた時折見せる人臭さ。
     毛利元就の三本の矢、石田三成の三杯の茶の有名なエピソードをもとにさらに捻られた話や、桶狭間で討ち取られる今川義元の違う話など、それぞれの武将が生き生きと活躍する。

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    2024年01月31日