今村翔吾のレビュー一覧

  • 海を破る者

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    鎌倉時代中期のモンゴル帝国(元朝)および属国の高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻(蒙古襲)を舞台にした内容。余り馴染みの無い歴史時代、登場人物を面白く描く今村さんらしい内容で面白く読めた。

    海と近い伊予国の河野家は、先の承久の乱 で後鳥羽側に組みして負けた事から減領土の冷飯を喰っている中、後継の六郎は遠い海の向こうに興味を示す毎日を送る。そんな生活の中奴隷商人が異国人を連れて来て六郎は高麗人の繁、るいしのキイエフ出身と言う令那の男女と出会い話を聞きたい理由で連れ帰る。六郎は、以前河野家が父と伯父との跡目争いで父を亡くした遺恨から伯父との確執を引きずっていた。河野一族出会い有りながら跡

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    2025年02月02日
  • 茜唄(下)

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    ネタバレ

    ・知盛は一の谷の策に「一抹の不安、沓の中に入った一粒の砂の如き」
    ・義経は小の戦い・中の戦いには長けて見通す力を持っているが、大の戦い=天下にどのような影響を及ぼすかを全く考えていない。
    ・平家は一族として戦い、頼朝は時代を一人で創った英傑になりたかった。
    と言う箇所が好き。

    一の谷から壇ノ浦へ… 関門の潮目が原因で勝敗が逆転したと思っていたが、平家からは古参の阿波重能が源氏からは頼朝の浪党梶原景時が寝返り、三つ巴に。そして平家は滅亡を覚悟して総力を上げて義経を逃がした。歴史は勝者が語るものとされるが、作事不詳の平家物語は戦の中で散った者達が何の為に何を想って死んでいったのか、そして生き残っ

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    2025年02月02日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    豪華すぎる!オールスター!
    あとがきにて、著者ご本人も仰ってたが…何せ登場人物が多い。しかも主役級の。
    私の記憶力の問題もあるが、ついつい『あれ?この人は…???』となってしまう^^;
    ということで、また1巻から応援しなおします。
    次の章が始まる前に(v人v)♡
    これからも源吾たちの活躍を応援してます♪

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    2025年01月31日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    いつもの違う雰囲気の話。あの人の過去が少しわかったり、過去に繋がったり…。気づけば続きが気になる作品へ。

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    2025年02月01日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    直木賞作家・今村翔吾氏による驚天動地の衝撃作、西日本篇。四十七都道府県×戦国武将!西日本各県ゆかりの戦国武将の逸話を元に、今村翔吾氏が挑む傑作掌編小説。

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    2025年01月21日
  • 海を破る者

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    伊予の御家人・河野家を主人公に日本最大の危機・元寇を描く。
    当然手に取らないわけにはいかない、と思い購入。
    元寇が当時の日ノ本にとってどれほどの脅威時だったかという、その危機感が伝わってきたし、当時の人々にとって外の世界がどういうものだったのかというところまで、キャラクターの目線を通してよりリアルに想像することができた。
    作者さんには他にも良作がたくさんあるので、この作品がベストというわけではないのかもしれないが、題材選びとその切り口で合わせ技一本である。

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    2025年01月19日
  • 童の神

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    文句なく名作

    だから、敢えてう〜ん?と感じたところを

    「ここは俺に任せて先にいけ!」
    「ぐふっ」

    とにかくこのパターンが多い!
    序盤から終盤までとにかくこのパターン

    それ以外はよかったよ

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    2025年01月05日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    久しぶりのスタンダードな逃避行。そして平九郎と迅十郎の共闘なんてニクい。このシリーズは本当にキャラクターがみんな魅力的だ。夢の国の話も大分進んできて、物語が収束を始めている気もする。

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    2024年12月22日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    今回は赤也の話。くらまし屋は時代劇ヒーローものであるが、個々人には危うげなところもあり、そこをお互いにカバーするチームものとして描かれているあたりが現代っぽい。
    赤也がなんだかんだ表の顔である「博徒」のつながりにも助けられるのは、案外に表の顔も重要にある藤枝梅安の面白みのあるオマージュか。

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    2024年12月22日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    くらまし屋稼業の面白いところは、常に主人公であるくらまし屋の堤平九郎の視点だけに頼らないところにある。今作はさらにその面白みを掘り下げたような出だしであった。
    話を通しても裏稼業への矜持について考えさせられる話。平九郎の、技を見取るのに技名と全貌を見る必要がある設定はこんなアツいシーンを生み出すかと感心。

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    2024年12月22日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    西日本の戦国武将の人柄がわかる端的なエピソードをまとめた本。個人的には十河存保のエピソード「三好の舳」が好きである。

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    2024年12月13日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    博識どころではないし、もはや創作ですら有り得るのにこの人が言うならそうなのだろうという説得力。そして想像力。幕末の方に興味が強い自分でも楽しく読めた。

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    2024年12月12日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    「八本の槍」ではなく「八本”目”の槍」というタイトルのうまさが最後、福島正則の七本目でわかります。

    最初は「石田三成って諸葛孔明みたいじゃん」とあまり入れ込んでよんでませんでした。ちょっとカッコよく書きすぎじゃないの、なんて思ってました。

    読み終わった今は、この本は間違いなく傑作です。
    歴史本好きなら間違いなく読むべき、絶対お薦めです。

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    2024年12月05日
  • くらまし屋稼業

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    「くらまし屋」の稼業は、依頼を受け、依頼人の姿を「くらます」こと。
    今ある自分を捨てて生まれ変わり、一から人生をやり直したい依頼人の願いを叶えるため、「くらまし屋」の平九郎、七瀬、赤也が奮闘する。
    この3人はそれぞれに優れた技や頭脳を持っているので、悪人を懲らしめる描写は痛快だ。
    それぞれの表と裏の稼業のギャップも面白い。
    今の所、全8巻出ているようだが、テンポ良く話が進んでいくので、読み手を飽きさせないし、次が気になる作品だ。

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    2024年12月04日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    赤也の過去。
    くらますはずなのに、死人を生き返らせて舞台に立たす。

    「くらましや」シリーズの中でも、特にお気に入りのエピソード。

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    2024年12月03日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史小説にハマり、かつ教養に興味があったのでこれは!と思い読んでみた本。

    著者は歴史小説に学べ!という。
    いつの世も、人の悩みは本質的には同じだということ。歴史は繰り返す、というが確かにその通りかも。

    教養は、すぐに身につくものではなく様々な歴史小説を読むことで、少しずつついていくものだと著者の経験から書かれており、まずは楽しんで読書をすることで様々が世界が見えてくるのかもしれないな〜

    また、歴史小説家の紹介が世代ごとにされており、どんな人がどういう小説を書いていて、どういうジャンルが得意とか、今後の小説を選ぶ参考になった!

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    2024年11月28日
  • カンギバンカ(4)

    匿名

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    今村翔吾さんの小説「じんかん」をベースにした漫画。

    尼子経久の陣で初陣した九兵衛と甚助は、敵将蔵田房信を討ち果たすが、二重三重の尼子経久の謀に振り回された。

    三好元長の元へ戻り報告すると、元長は「武士の世を終える」という夢を語り、九兵衛に共に戦ってほしいと。
    そして、九兵衛は松永の姓を名乗る。

    時は流れ、傭兵集団堺衆を率いることになった九兵衛と甚助は、桂川の戦いにおいて敵陣の中に、
    かつて多聞丸たちを殺した坊谷を討ち果たす・・・

    更に年月が経ち、松永弾正久秀となた九兵衛は、織田信長に対し謀反を起こしていた。
    信長の小姓狩野又九郎は使者として松永陣営に赴き・・

    というところで完。

    #ドキドキハラハラ #アツい

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    2024年11月27日
  • 教養としての歴史小説

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     好きな若手の歴史小説家が書いた、歴史小説の魅力を語るエッセイ。この人の各歴史小説と同様に読みやすいし、有名な歴史小説家たちの解説をしてくれているのもうれしい。歴史小説が好きなものとしては、それをたくさん読むことを肯定してもらえたようでありがたかった。

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    2024年11月27日
  • カンギバンカ(3)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    今村翔吾さんの小説「じんかん」のコミカライズ・・・と思っていたけど、だいぶオリジナルな展開になってきた感じ。

    九兵衛は堺で武野新五郎に出会い、
    「俺はまだ何者でもない(中略)九兵衛という人間はこれから成るのだ」と訴えたところ、
    三好元長との出会いにつながった。

    さらに、元長から安芸西条の鏡山城の戦に参加してみるよう言われて出向き、
    そこで多治比元就隊の足軽として初陣。
    早々に足軽大将が討ち死にし、足軽が総崩れとなるのを目の当たりにし、
    敵将を討つことが戦を早く終わらせることを知る・・・。

    少しずつ九兵衛が成長していくのがいい感じ。

    #深い #アツい

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    2024年11月27日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    今村翔吾さんの初期傑作。ダンスインストラクターをしていた時代の子どもたちとの交流を彷彿とする内容であり、忍者として忍術やからくり、情報戦といった様々な要素を駆使しながら事件を解決していく物語である。

    江戸時代中期、田沼意次の時代は凶作によって経済状況が厳しくなっている。そこで寺子屋を開く十蔵は、実は「音無の十蔵」と怖れられた伝説の忍びであった。個性溢れる子どもたちはそれぞれに問題を抱えており、それに伴って発生する事件を十蔵とともに解決していくことで信頼関係が芽生えていく。

    そして最終盤に向けては、子どもたち自身が成長しながら十蔵のピンチを救うといった、八面六臂の活躍が見られるのは、まさに青

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    2024年11月16日