今村翔吾のレビュー一覧
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国際紛争のおろかさ
結果は誰もが知っている元寇。実在の人物に作者が創造した外国人を織り交ぜて、没落した名門の若き主が元寇に立ち向かいながら成長していく物語だ。現在も世界で頻発している国際紛争に重ねあわた作者の思いを感じた。
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久々のぼろ鳶シリーズ。
源吾がまだ火消しになって間もない頃のストーリー。
本作も最高すぎた。またもや滂沱の涙。
あぁ、でも憤りも悲しみもあまりにも大きすぎて、読後ちょっと放心状態に…。
早くも序盤から衝撃を受け、その後も夢中で貪るように読みました。
読み始めたら、いつも時間を忘れて熱い火消しの漢たちの世界に没入してしまいます。
ここまでのシリーズ作で、羽州ぼろ鳶組の頭・源吾と共に火消しとして活躍するあの人やこの人、後に出会う面々の登場に、自然と気分も口角も上がってしまう。
「黄金の世代」と言われる源吾や若い火消しの姿が見れて嬉しい。若いな~。
本編と並行して描かれている源吾と父・重内 -
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ネタバレ「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」
――平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。
一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。
そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが――。
差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。
第一○回角川春樹小説賞(選考委員 北方謙三、今野敏、角川春樹 大激賞)受賞作にして、第一六◯回直木賞候補作。 -
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夢中で読んだ「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第1弾から一月半経過‥。やっと第2弾です。ブク友さん曰く、「残念ながら?シリーズ全部面白いよ‥ヒヒヒ」←何という悩ましい助言! もはや誘惑を超えた煽りか、はたまた火付か!(火消の物語だけに‥)
いやいや、(疑ってませんが)助言は正しかった! つまみ食い大好きな私には、シリーズ制覇とか、沼落ちは難しのですが、時間をかけてでも読み続けたいと思わせてくれました。 やっぱりよかった!
本作では、火消の奇妙な規則「火事の際、火元に近い大名家が太鼓を打ち、それを聞いて町火消が半鐘を鳴らし、消火活動可」が重要テーマでしょう。
この変な規則を逆手にとって、火消の -
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一つはっきりしているのは、彼らは間違いなく生きていました。
我々と同じく、喜び、悲しみ、
ときには怒りを持つこともある。
そこに想いを馳せることで
見えてくるものもあるはずである。
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今村先生が8人の武将をプロファイリングしています。
喜怒哀楽と乾坤一擲。
私には読むのが難しくて、
一度ではなく何度か読み返して
時系列とか人物を理解しながら読み進めてました。
昔の人って名前が似てたり(主従関係があるからかもですが)、あっちとこっちが親戚関係だったり、ややこしいです。笑
それでも今村先生の語 -
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時代小説のイメージが強い作者さんですが、初めて現代物の作品を読むかも。
花いけの物語なんだけど序盤はよくある始まり。人数不足で部活がピンチ、取引でイケメンが加入、意外な家業、横槍が入る。
わかりやすいパターンだなあと読み進めると、まさかの某作品とのリンク。何年か振りに久々に聞く名前。こっから試合に入っていくのだが一気に胸熱展開へ。生け花がテーマでこんなに盛り上がるのかと読むスピードが上がる。
恋愛展開もあまり濃くなくサッパリしてクドさがないのも、おじさん的にも読みやすかった。まとめは明るい展望過ぎる気もしたが気持ちよく締められていて良い。
ただ文面ではどうしても生け花や舞台のイメージが湧かず( -
Posted by ブクログ
「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第1弾をベタ褒めしておいて、第2弾じゃなくこっちにくるんかーい! と叱られそう‥。だって、積読してたんだもん(-_-;) 第2弾まだ手元にないもん( ̄3 ̄) ←言い訳‥
自分を「好奇心旺盛」と言うのも憚られますが、あっちゃこっちゃ節操のない読書で、特定作家さんを制覇!とかシリーズコンプ!とはならないんです( ; ; ) 実は、シリーズ1で止まっている作品が他にもあって‥反省。
さて本作です。こっちも面白い! レコードでいう「ぼろ鳶」がA面なら「くらまし屋」がB面、それもゴールドディスク! A,Bは優劣ではなく、表と裏です。火消は華々しい「表」の人間で