今村翔吾のレビュー一覧
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一つはっきりしているのは、彼らは間違いなく生きていました。
我々と同じく、喜び、悲しみ、
ときには怒りを持つこともある。
そこに想いを馳せることで
見えてくるものもあるはずである。
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今村先生が8人の武将をプロファイリングしています。
喜怒哀楽と乾坤一擲。
私には読むのが難しくて、
一度ではなく何度か読み返して
時系列とか人物を理解しながら読み進めてました。
昔の人って名前が似てたり(主従関係があるからかもですが)、あっちとこっちが親戚関係だったり、ややこしいです。笑
それでも今村先生の語 -
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時代小説のイメージが強い作者さんですが、初めて現代物の作品を読むかも。
花いけの物語なんだけど序盤はよくある始まり。人数不足で部活がピンチ、取引でイケメンが加入、意外な家業、横槍が入る。
わかりやすいパターンだなあと読み進めると、まさかの某作品とのリンク。何年か振りに久々に聞く名前。こっから試合に入っていくのだが一気に胸熱展開へ。生け花がテーマでこんなに盛り上がるのかと読むスピードが上がる。
恋愛展開もあまり濃くなくサッパリしてクドさがないのも、おじさん的にも読みやすかった。まとめは明るい展望過ぎる気もしたが気持ちよく締められていて良い。
ただ文面ではどうしても生け花や舞台のイメージが湧かず( -
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「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第1弾をベタ褒めしておいて、第2弾じゃなくこっちにくるんかーい! と叱られそう‥。だって、積読してたんだもん(-_-;) 第2弾まだ手元にないもん( ̄3 ̄) ←言い訳‥
自分を「好奇心旺盛」と言うのも憚られますが、あっちゃこっちゃ節操のない読書で、特定作家さんを制覇!とかシリーズコンプ!とはならないんです( ; ; ) 実は、シリーズ1で止まっている作品が他にもあって‥反省。
さて本作です。こっちも面白い! レコードでいう「ぼろ鳶」がA面なら「くらまし屋」がB面、それもゴールドディスク! A,Bは優劣ではなく、表と裏です。火消は華々しい「表」の人間で -
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今村翔吾さんの青春モノ。
時代小説のイメージが強い作家さんだけに、仕上がりが気になって手に取りました。
5分という制限時間内に即興で花をいける「全国高校生花いけバトル」。
主人公・春乃はこの大会に惹かれ、出場を目指してパートナーを探すも難航する毎日。
そんな春乃の前に現れたのが、転校生の貴音。
大衆演劇一座の息子でもある彼は生け花の素養もあると聞いて、春乃は貴音に“花いけバトル”出場の勧誘をするのですが・・。
スカッと爽やかな気持ちになれる、どストレートな青春エンタメストーリー。
春乃の“花いけ”にかける熱い思いと、パートナー・貴音との関係性が徐々に深まっていく過程が好ましいですし、予算が -
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源平合戦を平氏の側から見たストーリー。
話は2つの時間軸に分かれて進みます。一つ目は源氏の世になってから平家物語が生まれる瞬間。平氏の語り部から琵琶法師が話を受け継ぎます。二つ目は源平合戦の只中。平家の公達、知盛を主人公に話は進みます。
歴史は好きなのですが、源氏の側から見ることがほとんどだったので、平氏の側から見るのが新鮮でした。歴史では平氏は敗者にあたるわけですが、こうして平家物語が語り継がれたり落武者伝説など各地に残っていることから単純に驕って嫌われて源氏に滅ぼされたというものでもないのだと思い直しました。ただの嫌われ者ならこうして後世に名を残さないでしょうから。つくづく歴史は勝者のも -
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いつも気になりながらなかなか読めていなかった作家さん。
さて何から読もうか?
やはりシリーズものが間違いないだろうと。
「くらまし屋」とは?
事件がらみ、恋愛がらみ、借金取りから逃れるため、理由は何であれ、お金を出せば、今いるここから逃がす人。
今回の話は、やくざ稼業に嫌気がさして、足抜けをしたい二人をくらます話。
普段は飴細工の屋台を引いている平九郎、一膳めしやでお運びをしている七瀬、良く素性がわからない赤也。
依頼を受けると、たちまち裏の顔になり、あの手この手で任務を果たす。
流石に少年時代から、時代物、歴史ものを読んでこられた今村さん、細かい描写、何気ない運び方、どっぷり時代につかれま -
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『八本目の槍』
一本槍 虎之助は何を見る
二本槍 腰抜け助右衛門
三本槍 惚れてこそ甚内
四本槍 助作は夢を見ぬ
五本槍 蟻の中の孫六
六本槍 権平は笑っているか
七本槍 槍を探す市松
佐吉:石田治部少三成
と
「賤ヶ岳の七本槍」
虎之助:加藤清正
助左衛門:糟屋武則(かすやたけのり)、加藤清正と同い年、槍で古今無双
甚内:脇坂安治(わきざかやすはる)最年長
助作(助佐):片桐且元
孫六、佐馬助:加藤嘉明(よしあき)
権平:平野長泰(ながやす)
市松:福島正則
第一章の時点で既に泣く
佐吉と虎之助の絡みは胸熱なんよなぁ、、、
甚内の惚れた女、八重が大蔵卿局で驚いた(((゜Д゜;)))