今村翔吾のレビュー一覧

  • 茜唄(上)

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    今村先生による平家物語。上下巻で読みごたえたっぷり。知盛が主人公なんですねー
    平家側から見た源平合戦がどう描かれていくのか楽しみです

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    2025年07月03日
  • 茜唄(下)

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    平家物語はそのようにして紡がれた、のかもしれない
    琵琶法師の語る 軍記ものとして

    知盛の、武士という立場の未来への想い
    そして義経との出会い
    平氏と源氏の戦い、一の谷そして檀ノ浦

    人と人の長い長い殺しあいの歴史は
    まだ続いている……

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    2025年06月30日
  • 茜唄(上)

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    祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
    沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
    おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし
    たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ

    大昔に憶えたものは、忘れてませんね
    自分にちょっとびっくり

    一人一人の考えは其々にあり
    まとめる立場の人はたいへん
    カリスマ性を発揮するか調整力を磨くか
    適度に混ぜながら社会を渡っていくか

    清盛亡きあとの平家の方々は……

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    2025年06月28日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    死ぬ前にどうしても果たしたい約束がある老人を眩ませるのが今回のミッション。採薬使として活躍したこの老人を巡り薬園奉行、道中奉行、御庭番、謎の者「虚」達が高尾山で交錯していく様子は手に汗握った。くらまし屋が高尾山で取った作戦がエンタメに富んでいて、これまでに難しい「幕府の監視下」からくらますという難題をクリアし依頼を遂行する過程は読んでいて楽しかった。

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    2025年06月24日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ第六作は、彦弥が物語の中心に。
    吉原を舞台にした炎上事件の謎と、彦弥の色男ぶりが絶妙に絡み合いぐいぐいと物語に引き込まれていく。この安定感と面白さは期待を裏切らない一冊。

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    2025年06月17日
  • ひゃっか!

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    実在する「花生けバトル」がフューチャーされる話と思いきや、パートナーになる転校生の「仕事」も大きく関わってくるところが意外性があって良かった。

    最後のバトルのオチには、思わず涙してしまった。一生懸命に工夫しながら、前に前に進む姿が眩しかった。

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    2025年06月10日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ第4弾_

    火消しの第一義は何だ…
    貧しい百姓でも 罪人でも 豪商であろうとも
    みな等しく命を救う!
    そのことを胸に宿してさえいればいい!!



    んもー!
    今回は号泣必至!!
    目の曇りを何度払っても…すぐに霞んできて
    紅蓮の景色(炎の中)に消えていった姿が
    忘れられないー!



    今回は江戸から京都へと舞台をうつし
    葬式の最中に遺体から火が噴き出る事件が相次ぐ
    源吾たちは事件の真相を追いはじめる…

    様々な親子が出てくるが
    過酷な事態に遭遇し 辛い想いを抱えながらも…
    その後歩んだ人生が違いすぎて切なくなった



    それぞれの家族愛に涙し
    改めて表紙をみる

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    2025年06月09日
  • 人よ、花よ、 上

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    楠木正成という偉大な父を持つ多聞丸。
    静かに始まる物語は、人物や時代を丁寧に描きながらじわりと熱を帯びて進んでいく。
    下巻では、近隣諸国や朝廷との駆け引きが激しさを増す予感。
    多聞丸がどんな道を歩むのか、続きが気になって仕方がありません。

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    2025年06月07日
  • 人よ、花よ、 上

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    視点を変えれば英雄も悪党に。垣根さんの尊氏像が残っているだけに複雑な思い。楠木正成ならともかく、歴史に登場しない無名で興味もない、その息子が主人公という地味な小説というイメージ覆され、その魅力にグイグイ引き込まれる。流石、今村さん。ホントに魅力的な人物だったかは、ともかく今村さんの手にかかると、みな魅力的な人物に。南北朝時代という、日本の歴史上、稀有な時代に生まれながら戦さなき世を目指す英雄の息子の屈託、悲哀。「忠義と夢」いつの世でも人は一筋縄にはいかない。

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    2025年06月01日
  • くらまし屋稼業

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    金さえ積めば如何なる者も神隠しのごとく晦ませてくれる3人組、「くらまし屋」にある2人組が依頼をするところから始まる物語。くらまし屋の3人がそれぞれの能力を活かして依頼を遂行していくノンストップな展開に一気に惹き込まれた。まるで時代劇を観ているような気分になって楽しめる。『必殺仕事人』みたいな雰囲気のある作品。

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    2025年05月28日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    しばらく間を空けてしまってからのシリーズ復帰のため色々と思い出しながら読みました。
    終盤の畳み掛けが素晴らしく、赤也が濱村屋の皆んなに会ったときは胸が熱くなりました。
    赤也を支えようとする二人の姿にも同様。

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    2025年05月25日
  • 人よ、花よ、 上

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    ネタバレ

    楠木正行の生涯。父とはまた違った男振り。北朝南朝の間で模索する楠木党の生き残りを賭けた目論見が一人の女官の為に変わっていく。人間関係も面白いし、駆け引きも面白い。本当のところはわからないけれど、こんな風だったのかなぁと思わせる。

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    2025年05月18日
  • 五葉のまつり

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    今作品も人が生き生きと魅力的に描かれていた。歴史の教科書に載るような事は、どうしても大きなことを成し遂げた人物に注目されるけれど、その周りでサポートする人たちの活躍も大きいはず。秀吉は人の才を見抜く力に優れ、それぞれの能力を活かすことができた人なんだろうな。そして、秀吉自身もそんな人たちを惹きつける魅力があったんだろうな。

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    2025年05月17日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    源吾や勘九郎などの黄金の世代の、そして先代達が活躍していた頃の話。最終章の「鉄鯢と呼ばれた男」に涙。あとがきで、あの痛ましい京アニの事件の頃に出たというのを読んで何とも言い難い気持ちになった…。

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    2025年05月16日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

    購入済み

    晦まし屋稼業三人、高尾山の奮闘

    くらまし屋、堤平九郎が今回仕事を受けた相手は、幕府に召し抱えられていた本草家、阿部将翁という八十八歳の老人である。この老人、幕府に採薬使として仕えてきて十年前に御役引退の願いを出して許可された。だが、気の毒なことに自由な行動を制限されていた。
    本草家は、主に植物を採取し薬の抽出を役目とする。薬草を探して山野を歩き回るのだが、植物のちょっとした変化で土や岩の特徴が見分けられる。いわく、鉱脈を見つけることもたまにあった。釜石の磁鉄鉱脈は将翁の発見とも言われる。
    また、朝鮮人参を種から育てることに成功して、安価にして世間に出した人物でもある。優秀な人物ゆえ、悪人たちからも狙われたし、やたら外出して話

    #ドキドキハラハラ #カッコいい #タメになる

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    2025年05月15日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    あれだけ惜しみなく要素を使って大団円に至ってた作を一体どう続けるのかと思ってましたが、遜色ないレベルのエンタメを描けるもんなんだなと感心しました。大名火消がまず動かないと町火消は動けない、で一作書ききる筆力がすごい。やはり漫画や映画みたいな山場の映像っぽさは感じました。

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    2025年05月14日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    感想
    加藤清正が元々吏僚で、戦に自信を持っていなかった形で書かれている。福島正則と並んで豪傑なイメージしかなかったので、そこが意外。

    どの話も人間関係が交錯する仕掛けがあり、面白い。


    あらすじ
    賤ヶ岳七本槍のそれぞれから見た八本目の槍の三成像が書かれる。

    共に吏僚出身で清正が朝鮮出兵から帰ってきたところから始まる。吏僚出身である清正は、三成の凄さも、徳川から豊臣を守ろうとしていたことも分かっていた。賤ヶ岳で自身は七本槍に数えられるも、三成は入っていなかった。戦に自信がなかったが、その才を三成が見抜いて大将に抜擢し、見事に応える。その後は三成と違え、徳川に仕える。

    志村助右衛門は、播州

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    2025年05月14日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    シリーズ外伝短編集 「流転蜂」「恋大蛇」「三羽鳶」の3話収録 三羽鳶が面白かった。このシリーズは仲間の繋がりが胸すくわれる。

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    2025年05月14日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    エピソード0 黄金世代の若鳶時代
    「誰も死なせない」火消魂に火がついた。古鳶、若鳶、誰ひとりと欠けても成し遂げられなかった救出劇!皆カッコ良かった。解説で漫画ワンピースに例えられていたもの、すごくわかる気がした。

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    2025年05月12日
  • 人よ、花よ、 上

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    ネタバレ

    吉川英治さんの私本太平記を20代に読んだが、楠木正行の視点で描かれた本作は新鮮であり、そんなこともあったかもしれないと気付きの多い上巻だった
    湊川の戦いまでしかイメージがなかったが、その後が語られる下巻は期待しかない
    楠木正成のことを正行が語る章が終わると、物語の展開が早くなるので、前半で諦めずに読み進めて欲しい作品です

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    2025年05月10日