今村翔吾のレビュー一覧

  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    舞台は京都。平蔵に呼ばれた源吾たち。京の火消し野条弾馬、平蔵の息子銕三郎。今回は、悲しすぎました…。

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    2025年05月02日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    各県ごとに代表者と思われる武将を取り上げ、1作品も数ページという短さの集大成、西日本編。

    東日本編でも書いたが1つの物語が短いので、読み易い。
    歴史小説を読んでみようかな、と思う歴史小説初心者には、ものすごくお勧めです。
    最初から順に読む必要もないし、興味ない話は飛ばせばいいので楽です。

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    2025年05月02日
  • 塞王の楯 下

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    矛盾、矛と楯に見立てた石垣と鉄砲のお話。上下一気に読んだが、上はちょっと盛り上がりきらず、やはり読みどころは大津城の攻防。ひとの心の強弱が揺れ動く様がハラハラ読ませてくれました❗

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    2025年04月28日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    各県ごとに代表者と思われる武将を取り上げ、1作品も数ページという短さの集大成、東日本編。

    とにかく1つがとても短いので、読み易い。
    読み易いのも、作者の文章のうまさ故。短い文章のなかにぎゅっと面白さを詰め込んだ素晴らしい作品群です。

    西日本編も楽しみです。

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    2025年04月25日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    火消しの話だけに文字通り熱い熱い。

    全開の話はあらかた忘却の彼方だがそんなの関係なく楽しめます。
    今回も無事火は消し止められますが、大元の悪はまだ解決せず。次巻以降の展開に含みが残ります。
    新たな仲間も増えて、ぼろ鳶はさらに快著に突き進み、物語も展開していく事でしょう。星5つをあげたいがまだまだ先は長いのでとりあえず四つで。

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    2025年04月23日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    数年前まで読むジャンルから歴史小説を外していたのに、今村翔吾「童の神」で見事に沼り、以来いろんな作家さんの歴史小説を読むように。

    シリーズ物には手をださない主義だったはずなのに、どうやら漫画されていて映像化もするらしいと知り、じゃあ本作1巻だけ読んでみよっかなーと手に取る。

    まず最初に始まる仲間探しにわくわくが止まらない。
    江戸の火消しは鳶職人の仕事ということだけど、仲間になるのは元力士に軽業師、天文学の学者…と、バラエティー豊かで、個性的で、粋で、魅力的なキャラクターばかり。最初はみんな自分の居場所や生きがいを見失って過去を背負ってもがいているところに、主人公・源吾と出会う。

    火消し、

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    2025年04月22日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    江戸に現れた押し込み盗賊の千羽一家。
    火事の現場で暴れる「に組の辰一」は、彼らと何か因縁がありそうな……。
    まさに火事と喧嘩を感じる第3巻!

    終盤、戸沢家の代表として数多くの商人と相対する「勘定小町」の活躍は爽快だった!!

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    2025年04月23日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    寺子屋の師匠だけど実は元公儀の隠密という、いかにもおもしろそうな設定。
    audibleで聴いたので登場人物が把握しきれず、特に隠密仲間の名前は何が誰だったか混乱した。
    印象的には寺子屋の話というより、師匠の十蔵が元隠密っぷりを発揮する話。
    事件を解決していくだけの短編集かーと思ったけど、後半は元妻が登場したり、子供たちが活躍して盛り上がり、完璧なクライマックス。
    前半の話ともちゃんと繋がる。
    さすがだなー。

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    2025年04月19日
  • 塞王の楯 上

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    凄い盾や矛を持つ事で争いがなくなるの考えは、現代の核兵器や軍事力増強に相当。
    下巻でその結末がわかるかな?

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    2025年04月19日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    只今春真っ盛り。昨今の米の価格高騰や農家の担い手不足を耳にする度に様々な苦労を重ねながら米作りを続けてきた人達に思いを馳せました。家族の為に売られるようにして江戸に出て来た少女春の雇い主は欲の塊で苦労ばかりさせられ、土蔵に閉じ込められてしまう。捨てる神あれば拾う神ありで、くらまし屋に救ってもらい里に戻ることは叶わなかったが再び江戸での暮らしの中で支えてくれる人のお陰で春に真の春が訪れました。
     次はどんなドラマが描かれるのか、そしてその度にくらまし屋の歴史が明かされていくのも楽しみなシリーズです。

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    2025年04月19日
  • じんかん

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    松永久秀に関しての新解釈、というか成したことがあまりにも、なので悪人とされてきた人物の余白部分に人情味を足してこんな人だったかもよ?と提案する意欲作。戦国時代小説の旗手たり得る今村作品として、広い視野を共有する良い提案。定説を不憫に思うところも、人の気持ちに寄り添うのが上手い作者らしい文章だった。

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    2025年04月18日
  • 五葉のまつり

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    秀吉を社長とするのであれば、五人のマネージャーが、部長(五大老)を飛び越え、様々なパワハラを受ける5つのエピソード。即ち、社会人としてそれなりのポジションの方が読めば、げんなりすること間違いなしという、社会人殺しの娯楽作品。
    なんて茶化しつつも、石田三成を始めとする五奉行の根底には秀吉への社長愛が流れており、きっとこんな関係性でないと成立しないんだろうな、とも思う。(残念ながら、世の中には、そんな関係性でないのが大半だろう・・)
    秀吉没に覇権を握る家康への警戒心が所々に垣間見えるのも、なかなか面白かった。
    推しは、とにかくかっこいい大谷吉継さん。 ★4.0

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    2025年04月16日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    今回も熱い男達の想い、絆に魅せられました。そして、深雪のキャラにも。山本様との不思議な関係もいいなぁ。

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    2025年04月16日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    シリーズ3作目に至って、奉行方に晦ましを見破る人物が好敵手化してきて、さらに面白くなってきた。また、追手の中にも強力で怖い相手も出てきて将来に亘る死闘が予想される。薄めの文庫本は、1つの晦ましを行うのにちょうどよい長さで、さらっと読めて幕間本として満足できる。救いとか人情もののお涙頂戴寄りではないが、今回も幸せの黄色いハンカチではないけど、なんだかいい話でよい感じ。

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    2025年04月15日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    時代小説は初めてでした。
    元から興味はあったものの何から読み始めれば良いのか決めかねていましたが今、話題の今村翔吾作ということで手に取りました。
    寺子屋を開いている十蔵は実はその昔、音無の十蔵と恐れられた忍び。教え子の窮地に昔の能力を解放してゆく。そして最後はその教え子たちに助けられる。面白くない訳が無い。教え子達が個性豊かで読んでいて楽しめました。
    時代小説を読み始めたい方には敷居が低くて、
    非常にオススメです。

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    2025年04月13日
  • 五葉のまつり

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    秀吉を支えた5奉行とその政が物語の主軸。
    槍や刀剣で首を取るばかりが戦ではない、ということがヒシヒシと伝わる。あらゆる難題に知恵と胆力であたる5奉行、また、彼らの想いなど描かれていて面白かった。本を手に取った時のその厚みに圧倒されました。

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    2025年04月13日
  • 五葉のまつり

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    「八本目の槍」に続いて、石田三成を扱う2作目
    著者は石田三成に関しては3作書いて、大河招致を目指すと、とあるところで公言しています

    今回は五奉行が主人公で、三成はその中の1人という扱い
    それぞれにエピソードが割り振られる形式でした
    長束正家のエピソードが面白かったかな

    3作目は、やはり・・・になる?

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    2025年04月11日
  • 人よ、花よ、 上

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    新聞連載で読む。
    楠木正行なんていう人、読み方さえ全く知らない歴史オンチの私が、魅せられました。流石今村翔吾。
    ちなみに「まさつら」
    もうわかる笑

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    2025年04月10日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    シリーズ第5作目。

    5作目にして、今のところ最高だった。
    通勤電車の中で涙しそうになったよ。あぶねー。

    ぼろ鳶組シリーズでも登場している大物「田沼意次」が本シリーズでも当時。これだけでもテンションは上がる。

    その上、お話が泣ける。
    ラストは本当に泣きそうになったよ。

    娘を想う父の気持ちとか、感情移入するなという方が難しい。
    いや、良かった。星は3つの気持ちではない。4つ。4.2とする。

    あと、どんどん田沼意次出てきて欲しい。

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    2025年04月10日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ第12弾。

    シリーズ初の上下巻。

    本作でシリーズの第一部完結といったところか。
    ただ、作者のあとがきにもあったように、源吾の物語はまだまだ続きそうでひと安心。

    甚兵衛を取り巻く物語はこの12作で一旦区切りといったところか。

    いずれにしても新旧揃い踏みのラストの展開は胸が熱くなる。

    それぞれのキャラクターに愛着があるので、出来れば誰も死ぬことなく今後も続いて欲しい。
    それにしても、進藤内記、いい火消しだな。見直したよ。

    星は満点でもいいんだが、迷って4つ。4.8とか。
    満点はシリーズ完結までとっておくこととする。

    続きが読みたい!

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    2025年04月10日