今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数年前まで読むジャンルから歴史小説を外していたのに、今村翔吾「童の神」で見事に沼り、以来いろんな作家さんの歴史小説を読むように。
シリーズ物には手をださない主義だったはずなのに、どうやら漫画されていて映像化もするらしいと知り、じゃあ本作1巻だけ読んでみよっかなーと手に取る。
まず最初に始まる仲間探しにわくわくが止まらない。
江戸の火消しは鳶職人の仕事ということだけど、仲間になるのは元力士に軽業師、天文学の学者…と、バラエティー豊かで、個性的で、粋で、魅力的なキャラクターばかり。最初はみんな自分の居場所や生きがいを見失って過去を背負ってもがいているところに、主人公・源吾と出会う。
火消し、 -
Posted by ブクログ
秀吉を社長とするのであれば、五人のマネージャーが、部長(五大老)を飛び越え、様々なパワハラを受ける5つのエピソード。即ち、社会人としてそれなりのポジションの方が読めば、げんなりすること間違いなしという、社会人殺しの娯楽作品。
なんて茶化しつつも、石田三成を始めとする五奉行の根底には秀吉への社長愛が流れており、きっとこんな関係性でないと成立しないんだろうな、とも思う。(残念ながら、世の中には、そんな関係性でないのが大半だろう・・)
秀吉没に覇権を握る家康への警戒心が所々に垣間見えるのも、なかなか面白かった。
推しは、とにかくかっこいい大谷吉継さん。 ★4.0 -
Posted by ブクログ
シリーズ第12弾。
シリーズ初の上下巻。
本作でシリーズの第一部完結といったところか。
ただ、作者のあとがきにもあったように、源吾の物語はまだまだ続きそうでひと安心。
甚兵衛を取り巻く物語はこの12作で一旦区切りといったところか。
いずれにしても新旧揃い踏みのラストの展開は胸が熱くなる。
それぞれのキャラクターに愛着があるので、出来れば誰も死ぬことなく今後も続いて欲しい。
それにしても、進藤内記、いい火消しだな。見直したよ。
星は満点でもいいんだが、迷って4つ。4.8とか。
満点はシリーズ完結までとっておくこととする。
続きが読みたい!