今村翔吾のレビュー一覧

  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    今回は、鳥越新之助を助けるために、これまでの主だった登場人物が皆、集結する。

    前半は「いったいどうなるのか」とハラハラしたが、後半に進むにつれて少しずつ事情が明らかになり、江戸の火消し仲間が次々と集まってくる展開には胸が熱くなった。火消したちの個性もこれまで以上に強く描かれていて、思わずニヤリとしてしまう。

    特に、秀介とゆかりのある藍助の活躍には目が潤んでしまったし、内記には「そう来たか!」と思わされた。慶司がすっかり「に組」に馴染んでいることも嬉しかったし、「に組」の面々がいつも以上にぶっ飛んでいるところも面白い。

    これまで登場してきた人物たちが、それぞれの持ち味を発揮しながら一つの大

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    2026年08月24日
  • 海を破る者

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    今村翔吾さんの作品は登場人物が魅力的で好きだ。人と人とのつながり、心情の描写が丁寧で物語にのめり込む。

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    2026年08月24日
  • 海を破る者

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    鎌倉時代、元寇に立ち向かった伊予の御家人、河野六郎の物語。今村さんの物語の主人公は男が男に惚れるほど格好いい人たちばかり。彼のような人を愛する御家人が本当にいたことを願いたい。期待を裏切らない名作。

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    2026年08月22日
  • イクサガミ 天

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    次の巻を買ってあってよかった、どんどん読んでしまう。時代小説はほとんど読んだことがなかったけど、そういう人でも読みやすいように書いていると聞いて読んでみたら本当にその通り。物語に出てくる宿場や関所をいつかこの目で見る旅に行きたい!

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    2026年08月21日
  • 幸村を討て

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    キャストは大河ドラマ『真田丸』のメンバーで再生されました❗️

    500ページを超える歴史ミステリですが、真田一族の予備知識がなくても、十二分に楽しめる秀作です

    恥ずかしながら毛利 勝永を殆ど知らなかったのですが、本書を読んで非常に好感が持てました❗️

    歴史小説というと、何やら小難しい漢字や言い回しが出てきて、とても読み難いイメージをお持ちの方がいらっしゃるかも知れませんが、今村 翔吾作品はそんなイメージを見事に払拭してしまう、オススメの時代小説作家さんです❗️

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    2026年08月21日
  • 乱読御免

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    今村翔吾の読書に対してのスタイル。読めない人は無理に読まなくていいし、あわなかったらやめていい。今村翔吾はほとんど歴史小説しか読まないらしい。なんかわかる。私も歴史小説が多めで、昔はほぼ名作と呼ばれるもの以外歴史小説だった。最近はいろいろ読む。

    うん。燃えよ剣はいいよね。真田太平記は三谷幸喜も絶賛してるよね。私はまだ読んでない。山田風太郎はあんまり好きじゃないんだなぁ。大河ドラマは好き。おんなの女房は読んだことない。ポチろう。

    という具合に1万円近く使ってしまった。とりあえず、積読の中にある張良でも読むか。

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    2026年08月20日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    最後までワクワクして面白かったです!
    同じ釜で飯を食べた仲間と殺し合いをする京八流だったが、彩八が幻刀斎に殺されてから、双葉へ奥義を託しそこから愁ニ郎と四蔵に託し、四蔵が幻刀斎を倒した後に天明刀弥に殺された後は愁ニ郎が仇をうち大切な人を守るときに力を発揮するとてもいい京八流だなと感じました!
    最後に戦神の意味も分かり、全てを受け継いで戦った愁ニ郎と天明刀弥の戦いはドキドキさせられました。愁ニ郎が死んだかどうかは分からず、最後に川島が殺されたりして、最後まで予想外の出来事の連鎖で面白かったです!【中2】

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    2026年08月19日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    『愛する人や街』がいるという、力強さ

    留吉、弾馬、銀治、与市、そして燐丞。
    彼らの胸に秘めた思いが、しっかりと描かれていた短編集。

    罪を犯したから…火消だから…医者の家系だから…。
    誰かと出会い、誰かを助け、愛しあう。
    本当ならば、思うがままで生きたい。
    だけど自分が持つ傷や家系などの葛藤に本心を蓋をしてしまいがち。
    そんなままじゃ前に進めない。そんなんでいいのかな。
    世のため人のために救いたいから
    火消(燐丞は医者兼火消)になってるんだから矜持は大事でしょ。
    だから荒れ狂う火と戦う。

    特に印象深い弾馬の回(恋大蛇)。
    紗代の弾馬に対する愛は自分の人生を委ねたいと願ってることに心が震えて

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    2026年08月18日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    読前は、賤ヶ岳七本槍も石田三成がどのような武将かも知らずに、大河豊臣兄弟の影響で本書を手に取った。石田三成は、関ヶ原の戦いで敗戦し、「のぼうの城」でも忍城の水攻めで失敗するなど、将としての才がない印象だった。しかし本書を読み、石田三成がいかに豊臣にもちいられていたのか、著者今村翔吾のファインダーごしにその人物像に触れることが出来た!
    賤ヶ岳7本槍の将それぞれ視点から見た石田三成像と八本目の槍の伏線が明かされて行く様は圧巻で、次の話をどんどん読み進めたくなり、爽快な読後感でした!

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    2026年08月18日
  • 乱読御免

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    ネタバレ

    買ってその日に読み終わりました!読みやすくて心地よいです。
    YouTubeや新聞で見て気になっていた、今村翔吾先生。あえのがたりの、夢見の太郎を読み、イクサガミも読み始め、こちらのエッセイを購入。まさかのまだエッセイ以外ほぼ読んだことないという。人柄や本界隈に対する熱い情熱をYouTubeで目にして、とても気になっていました。こちらのエッセイは表紙がとても素敵で惹かれました。様々なジャンルの本を、今村先生がリスペクトを持って紹介しているのがビシビシ伝わってきました。本についてはもちろん、その本の内容に関連する先生の体験されたエピソードがとても興味深かったです。サンタクロースについての話が2回出

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    2026年08月19日
  • イクサガミ 人

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    1巻目から始まって、ずーっとダレることなく面白さが続いている。
    東京に近づくほどに強い人物しかいないのに、それでもやっぱり誰かが斃れていく。
    そこへ流派の真実であったり、ドキドキの展開であったりをとてもうまく絡めてくるから読む手が止まらない。
    あぁもう流石にダメか、また誰か退場していくのかと思いきや、忘れていたあの人物が颯爽と現れて…なんて胸熱展開。
    ここまで来ると、一人ひとりにもバックボーンがあって、歩んできた歴史がある。
    本書のジャンルは幕末明治異能力バトルとでもいえそうな、最高にあれこれ入り混じるもので、今までここに通らなかったなんてもったいないと思った。

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    2026年08月17日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    蟲毒決着―
    四蔵、双葉、彩八、響陣、愁二郎、ギルバード、幻刀斎、天明刀弥、カムイコチャ
    9人が蟲毒第一部を勝ち抜き、第二部では東京の各スタート場所から上野寛永寺を目指す。辿り着いた者で十万円を山分けする。
    ここまで勝ち残った強者たちが散っていく。でもその散り際は美しかった。
    彩八から双葉へ双葉から四蔵と愁二郎へと引き継がれる京八流の奥義。昔見つけた饅頭を半分こしたことを思い出しながら。そして四蔵は幻刀斎を打ち破る。しかし四蔵は天明刀弥に敗れる。そこに駆け付けた愁二郎が全ての奥義と想いを引き継ぎ、戦神となる。蟲毒開始時、京八流は同じ釜の飯を食った弟子たちで殺し合う流派だという話から、皆で協力して

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    2026年08月16日
  • 茜唄(下)

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    鎌倉も近いこともあり、今までは源氏を好んでいたが、平家への味方が変わり温かく強い家族のような武士たちであったのかもしれないと、違う見方ができました。
    平知盛が一気に好きになりました。

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    2026年08月16日
  • 戦国武将を推理する

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    歴史好きにはたまらない一冊。「推理」より「考察」でも良かったかもしれないけど。
    織田家臣団は、いまでいうベンチャー集団。
    優秀な家臣団がきら星の如くではあるけど、林や佐久間をみても、譜代というだけでは生き残れない。

    三英傑の考察はなるほど、ほか5名の武将には梟雄松永久秀が入っているのが面白い。

    「じんかん」、ぜひ読んでみたくなった。
    大河でやっている秀吉、秀長兄弟も農民出身、教育という教育を受けたわけでないのに、公家の最高位に上り詰め、諸役を「こなせた」のだから、「運が良かった」だけでは片付けられない。

    秀吉の吏僚、石田三成も一般的に作られたイメージはさておき、よかった。
    こちらは、穴太

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    2026年08月16日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    『黄金(こがね)の時代』。俗にいう最も輝かしく充実した時代。

    源吾、勘九郎など、火消たちの中で群を抜く才能を持つ彼らが果敢に事件に挑む物語を描いている。
    きっと、今までの物語(どんな命であろうと、助ける力)の『ベース』になっている。

    どんな火事でも善良な人でも悪人でも火消の人たちは『命を救う』ことを生業としている。
    源吾たちが重内や謙八にいった一言が憧れることも理解できる。
    重大事件を目の前にして、自分の命と引き換えにも聞こえてしまう部分になってしまうし
    殉職してから代わりとなる人は、なかなか出てくることが難しい。
    葛藤の中にあるものの中には選択肢がある。その選択に苦しいのは重内や謙八にい

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    2026年08月16日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    七本槍それぞれの視点から石田三成の遺した謎を解き明かす連作ミステリー。福島正則と糟谷武則お片桐且元の章が特に好き。

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    2026年08月22日
  • イクサガミ 神

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    一気に読んでしまった
    疾走感ある展開、強者たちが次々と…

    心技体、京八流とは?
    双葉と出会わなければこういう最期には
    ならなかったかもね。

    もう一度真っさらな気持ちで読み返したい!!

    東京の街も改めて散策してみようかな

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    2026年08月15日
  • イクサガミ 地

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    ネタバレ

    読み始め、あっという間に最終ページ。
    物語の中にぐいぐい引き込んで、読ませてしまう面白さ。
    登場人物もたしかにたくさんいるけれど、それが却ってそれぞれの視点で描かれたりするもんだから、そりゃあハラハラドキドキもするでしょう。
    大久保利通という、絶対にこの人でなければそもそもの蠱毒は止められない!と思わせておきながらの、あっさり暗殺されてしまう。
    名もなき者たちも含めて、本当にどんどん人が殺されていく。それがドキドキ感を生んでいる。

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    2026年08月14日
  • 塞王の楯 下

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    ネタバレ

    上下巻の感想をまとめて。
    上巻はやや展開の進みが遅く感じられたものの、下巻への布石であり、とんでもなく面白く出来ている。石垣を作る石は正に人と同義であり、一つだと何の変哲もない石も、寄せ合い、噛み合って強固な石垣となる。心をひとつにする事に重きを置く戦法を取る匡介と、扱いやすさを究極の技術「銃しかり人の恐怖心」とする彦九郎。是非今後もこれを機に歴史小説を多読するようにしたい。

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    2026年08月12日
  • 書店を守れ!

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    おそらく、現在もっとも出版・書店業界に対する見方が僕と近い方。
    『書店を守れ!』というタイトルなのに、「書店を守る必要はあるのか?」という問いが冒頭と終盤に提示され、その答えは示されない。
    出版・書店業界でタコツボ化した界隈を、より広い視点で相対的に検討している。

    中盤の自分語りは不要な気がするたのと、独立系書店に対する理解度は低い気がするが、それ以外は全面支持。

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    2026年08月11日