今村翔吾のレビュー一覧
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ネタバレ日本史は中学の歴史までしかきちんと勉強したことがなく、後は興味ある時代の小説を少々読む程度。NHK大河すら全く観てない。なので知識は少なく、あっても間違ってたり誤解してたり…。
楠正成・正行親子のこともそう、父正成は有能な武将だったが、子正行はそこまでではなかったイメージだった。野球で言う長嶋親子、野村親子がダブっていたかもしれない。
とんでもない誤解だった。この本を読んでから史実を少々調べてみても、小説ならではの虚飾部分を除いても、正成に劣らぬ奮闘ぶりを示したのが正行なのである。
その正行を題材に今村翔吾が小説を描いたとなれば、そりゃもう間違いなく面白い。その期待を裏切らない傑作である -
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最終巻では東京中を大混乱に巻き込み、息つく間もない展開に心臓が持ちません!
4巻まで読んでくると、蠱毒〈コドク〉参加者の善人たちに情が移ってしまい、死闘の果てに討ち死にされるたびに心がかき乱されます。
主人公は嵯峨愁二郎ですが、もう一人の主人公と言ってもいいのが、 双葉。彼女の存在が蠱毒の旅に、一条の明かりとなって道を照らし続けます。双葉、彩八(いろは)ら女性陣の活躍も胸を打ちます。
そして郵便屋さんの大活躍も!前島密はじめ、駅逓局員に着目した作者に拍手です。
『イクサガミ』天、地、人、神、とここまでの大長編を、途中で破綻させずに臨場感を持って描写し、一人ひとりの登場人物の背景を描ききり -
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九兵衛(松永久秀)の物語。案内役が信長という設定もなんとも秀逸である。
少年時代の多聞丸、日夏との出会い。そんな少年の物語でもあるからこそ、久秀となってからも九兵衛という名が多く使われている。三好元長、義興との別れも心打たれるものがある。
人は飢え死のうとも、孤独には勝てない。動物としては異常としか思えないが、どうやら人間とはそのように出来ているらしい。
「信疑一如」疑っているから信じようとする。疑いが微塵もなければ信じることもない。
武士や足軽は自身では何も生み出さず、人から搾取するのみ。
甚助の「俺はもう自分の生まれた意味を知っている。英雄の兄を支え続けることさ」少年の心を感じる。
久秀が -
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ネタバレ最後それ?と思いましたが、他にどういう展開だったら納得するんだろうと。まるで漁夫の利(じゃないけど)なのはう~んと思わないでもないが、淡々と終わったのはよかった。その二人が実は生き別れの兄妹でしたというラノベ的展開、嫌だけど、そういうのもあるかと思っていました。ならなくてよかった。
ネトフリ、原作とは少し違うらしいですが、続編を作るんですね。私は本編も見てませんけど。キャストだけ確認しておこうとWikipediaを見てみたら、『イクサガミ外伝 無』『イクサガミ 葉』があるとのこと。『無』が本になって出版されるのはいつになるかわからないし、今の読後感が消えないうちに読んでしまおうということで読み -
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第166回直木賞受賞作!
これは熱くなりました。ぐっとこみ上げるものがあります。
鉄板の感動ストーリ
石積み職人"穴太衆" VS 鉄砲職人"国友衆"の物語
下巻です。
いよいよ大津城での攻防が始まります。
東軍の軍勢がくるまで、城を持ちこたえさせられるのか?
一方、西軍はそれまでに城を落とすことができるのか?
関ヶ原の前哨戦です。
一進一退の攻防が続きます。
その戦いに唸ります。
それぞれの職人たちの矜持、想いが刺さります。
絶対的に不利な条件だと思うのですが、諦めることなく、匡介達は闘います。
そして、いよいよ西軍から大筒・雷破の登場。
彦九郎の