今村翔吾のレビュー一覧
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ネタバレ今村翔吾『イクサガミ 天』は、剣戟の激しさと人間の業の深さが幾重にも折り重なった、圧倒的な熱量を持つ一冊である。明治という時代の転換点を舞台に、命を賭した戦いへと身を投じる者たちの姿は、単なる勝敗や生死を超えて、「人は何のために剣を握るのか」という根源的な問いを突きつけてくる。
息つく暇もない展開の中で描かれる戦闘は苛烈でありながらも、決して空虚ではない。一太刀一太刀に背負わされた過去や覚悟が感じられ、血と汗の向こう側に、それぞれの人生が確かに存在していることを読者に強く印象づける。だからこそ、この物語は単なるバトルの連なりに終わらず、人間の生き様を描く重厚な叙事詩として胸に迫る。
また、 -
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ネタバレ「イクサガミ」シリーズ最終巻となる本作では、ついに蠱毒の結末までが描かれる。生き残った八人と双葉は、それぞれ異なる立場や思惑を抱えながら関わり合い、守りたい者や果たすべき目的のために命を懸けて戦う。その生き様の一つ一つが、かっこよかった。
中でも、四蔵が京八流の兄弟、そして双葉のために剣を振るう姿には強く心を打たれた。
そして最終的に、愁二郎が兄弟全員の想いを背負い「イクサガミ」となる展開は圧巻だった。愁二郎が「双葉がいなければ天龍寺でやられていた」と呟く場面も印象的で、彼らが双葉を守ってきたのと同時に、双葉自身にも何度も救われながら旅をしてきたのだと実感させられる。
最終局面で、これまで助 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ最終巻、彼らの旅の終わりを見届けました。
面白かった……
誰が最終地点まで辿り着くのか、と、賞金ゲットできた理由も腑に落ちます。確かに、ルールは札を奪い合えとだけで殺し合えという訳ではない。
天明刀弥の強さは過去のもので、これからの時代の強さは香月双葉の方向になるんだろうなという流れも感じられました。明治は始まったばかり。
タイトルにも繋がる最終戦はもちろんのこと、個人的には木偏の造反がアツかったです。
橡、、、
愁二郎vs半次郎戦、進次郎vs杜戦もよかったです。木偏とのバトル好き。
蠱毒の呪いは主催者に跳ね返ってしまったかなぁ。
また読もう〜いつかドラマも観ます。