今村翔吾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
後村上天皇の公人として近侍することになった正行。外には吉野党を配している。前回の後村上天皇の暗殺がうまくいかなかったことで、直義が多くの刺客を繰り出してきたことが、高師直より情報として寄せられている。果たして決行の時がやってきた。
後村上天皇を正行は守ることができた。そしてどう考えているのかを聞くこともできた。後村上天皇は北朝に降ることも是としている。しかし廷臣たちのコントロールが効かないのだ。正行は北朝に戦をしかけ、降伏をうまくいかせるために動くことにした。
秋、正行は立った。幕府軍をうまく弄することもできた。無事東条に帰ってきて、あとは幕府と和議を結び、幸せな正月生活を送るつもりだった -
Posted by ブクログ
楠木正行の一代記。
私は勝手に正行は正成とともに死んだと思い込んでいたので、おや?君の父さんは今どこで何をなさっておるのか??と思いながら読んでいたが、どうやら正成とともに死んだ正季と勘違いしていたことに思い当たった。
正成の死から8年。河内国東条に正行は暮らしている。すでに観応の擾乱は始まっていて、南北朝に分かれた上で、高師直と直義が暗闘している。ちなみにこのころは足利尊氏の存在感は紙のように薄くて軽い。
正行は父正成が最後の戦いに行くのを止められず、そのうえ一緒に出陣も許されず、後醍醐天皇を無意識に恨んでいた。そのため北朝につこうと考えていた。高師直と直義のどちらにつくかを考え、家臣ら -
Posted by ブクログ
他シリーズを読破するまではと、お預けにしてた「くらまし屋シリーズ」を遂に!
「イクサガミ」はデスゲームでハラハラドキドキ、「ぼろ鳶」は火消たちの矜持に胸を熱くして、最高の読書でしたが、今度もまた先が気になって一気読みしてしまう面白さでした。
裏稼業だが、「人生をやり直したい」「ここではない別の場所へ」と願う人に手を貸す仕事人“くらまし屋”を描いたストーリー。
ページを開くと目に入る「七つの約定」にテンションが上がりました。
なかなか個性的なくらまし屋メンバー。
表の顔は飴屋の平九郎、飲み屋の頭脳派看板娘・七瀬と博打好き美男子で変装の達人・赤也、の三人。
平九郎の裏の顔が意外でした。
今回 -
Posted by ブクログ
幕府御庭番の曽和一鉄が持ち込んだ依頼は、老中松平武元が依頼主となるくらましで……。
歴史上の人物を1日だけ晦ますというかなりアクロバティックな展開のシリーズ5作目。
クライマックスを読んでから表紙を見ると泣いちゃう。好き
瀬兵衛は完全に探偵やし、阿久多と男吏は少年ジャンプやし、松平武元は懐かしの時代劇風な展開なんよ……隙がない面白さ。
くらまし屋側の過去もしっかり明かされて、ラスボスっぽいのも出てきて、いやもうめちゃくちゃ面白いな!!
一冊が分量少ないのも良き(300ページぐらい)すごく読みやすい。
このシリーズ、読む手が止まらない。
オーディブルの朗読を担当している大島昭彦さんがまた私 -
Posted by ブクログ
ふざけた表紙につられて購入。
私のピックアップは3点。
①作家になるのに必要なことはたった1つ。読書量。とにかく読む。
読むべき本は自分が好きなもの、そして今売れているもの。
良書にあまりこだわらなくても良いという。
ロングセラーよりも、ベストセラーを読むようにしたい。
この辺りはオーディブルになっている書籍に当たれば良さそう。
②ネタの量産方法について
分解と再構築。
1作品につき10個の要素を挙げ、20作品で200のカードを作る。
この200をシャッフルして、8個取り出す。
その8個をお題にして、それを満たす小説を書く。
なるほど、これは面白そうだ。
③毎日、少しでも書かないと後退する
書 -
Posted by ブクログ
冒頭で平九郎の郷愁、1章でシリーズ通じての悪役側、2章で本題に入ると言う、前回までと少し展開が変わったシリーズ4作目。
今回はミステリ色強めでグイグイ引き込まれる。この展開、面白い。
1巻の陣吾も出てきて楽しい。→
シリーズに厚みが出てきたからあらすじ書くだけでネタバレになりそう(笑)
それにしてもキャラが濃い。完全に少年ジャンプ。冒頭の阿久多はコミカライズしたらめちゃくちゃ映えそうやし、ラスト読んで「え?イクサガミ??」ってなったもんな(笑)
今村せんせー、こういうキャラ描くの上手いな〜!
シリーズ通じてキャラの性格や背景がジワジワと描かれていて、先が気になってやめられないという恐ろし -
Posted by ブクログ
ネタバレNetflixでハマり、小説を読んだ。正直、Netflixで内容を大体把握したから小説を読む意味は無いかなと思っていたが、読んで本当に良かった。
Netflix版では一瞬で死んでしまう菊臣さんのことを小説では深く知ることができる。人柄が良いことを知れば知るほど無骨にあっさり負ける最後が無念すぎる。
響陣の活躍のシーンをたくさん見ることができるのも魅力だ。Netflix版でも登場シーンは多いが、やはり小説の方がたくさん登場する。救いたい女がいると言うシーンはNetflix版では無かった(シーズン2で出るかも)が、小説では結構序盤に知ることができて見え方が変わってくる。
とにかく読んだ方がい