【感想・ネタバレ】五葉のまつりのレビュー

あらすじ

刀狩り、太閤検地、醍醐の花見など、豊臣秀吉が仕掛けた大事業を縁の下で支えたのは、尊敬と嫉妬のまなざしを浴びながら五奉行と呼ばれるようになった男たち。ぶつかることも多いが互いの才は認め、敵対勢力の横槍をはねのけ、力を合わせて難事に立ち向かう。『八本目の槍』に次ぐ、石田三成をめぐる歴史お仕事傑作巨篇!

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Posted by ブクログ

戦国の世を舞台にしながら、本作は合戦を描かない。
秀吉の突きつける無理難題に対し、五奉行が知恵と知識を尽くして立ち向かう姿を描いた、異色のお仕事小説。
信念を胸に職務を全うする彼らの奮闘は戦そのもの。静かながらも緊張感に満ち、読み応えのある一冊でした。

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2026年01月09日

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仲の悪い五奉行が、わちゃわちゃしながら秀吉の命に従って行政を行っていく。

第1話 増田長盛
北野大茶会。茶会を開く場所も出席者も決まってないのに、秀吉は五奉行に丸投げする。1000人もの参加者が雨に濡れないよう、頑張って屋形を建てる。

第2話 浅野長政
一揆が起こったばかりの肥後で、一揆を誘発しないように刀狩りするように命ぜられる。

第3話 長束正家
算数大得意男。伊達の領土の検地を任せられる。誰にも計算できそうもない土地の検地に取り組む。

第4話 前田玄以
唐入りの那古屋で、化け遊びを行うことになったが、一位の者には願いを叶えると秀吉からの沙汰がある。家康に一位になられると、唐入り反対を表明されてしまいかねないので、みんなで家康が一位にならないように頑張る。

第5話 石田三成
醍醐の花見。例によって無茶振りされる。

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2025年12月09日

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ネタバレ

『八本目の槍』を読んだ時から、次はコレ!と決めていた本です。
結構なボリュームで、思いのほか読むのに時間がかかりました。

高校の日本史で、名前だけは習ったなあという五奉行のお話。秀吉の無茶振りに命をかけて挑む皆様、本当にお疲れ様でした。

個人個人としては決して仲良くはないが、仕事に関する点で認め合って繋がる5人。こういう関係性も悪くないなあと思いました。

それぞれのお仕事に、ちょっとした敵役がいます。千利休は、嫌味ったらしく描かれていてぐぬぬとなりましたが、伊達政宗公はなぜか憎めず。

以前から大好きな三成と大谷吉継の株は上がりっぱなしです。

秀吉は苦手ですが、ラストの花見で、彼の人生を辿っていくところは自然と涙が出ました。


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2025年10月31日

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またしても石田三成!
八本目の槍は賤ヶ岳七本槍、今回は五奉行として、作者の三成への愛を感じました。
時系列的な話の流れの中で、五奉行それぞれに焦点をを当てる作者得意の描き方は安定感抜群でした。
歴史は割と好きなのですが、長束正家や増田長盛についてはあまり知らなかったので、この作品で一気にファンになってしまいました。当然、前田玄以と浅野長政も魅力的でした。
また、随所に過去の作品、塞王の楯、幸村を討て、じんかん、八本目の槍を思わせる内容があり、そして最後に五葉の意味も明確になっており、最高の作品でした。

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2025年10月15日

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豊臣家の裏方、五奉行をフォーカスした作品。
戦国時代といえば戦、武官側が主役の内容が多い中、こういう文官側を主役にするのは新鮮に感じた。
特に天下を取ってからの秀吉の無茶振りは凄まじく、だからこそ、それを達成していく五奉行の姿は現代のプロジェクトXに通じるものがある。

個人的には太閤検地が一番良かった。
伊達政宗との駆け引きも良かったが、PCも電卓もない時代での土地面積の計算って!
と改めて昔の人の偉大さを表現された内容だった。

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2025年10月08日

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まつり」とは、「祭」ではなくて「政」 五葉とは秀吉の行った5大イベント(ひょっとしたら五奉行のことかも) 。例えば北野大茶会 突然2ヶ月後に秀吉を主人として1日1000人の大茶会を10日間行うとの命 社会の時間「フーン」と流し聞いたのだが、よくよく考えてみると、大変な事業である。今で言えば「園遊会」や「桜を見る会」を新規事業として2ヶ月後に行うようなもの。誰を茶頭に、1000の茶器をどこから、茶室の様相は 633ページにわたる大作だが、ワクワクハラハラの展開で読後感最高。
今村翔吾は「斎王の盾」で直木賞受賞。令和7年3月30日のフジテレビ「ボクらの時代」にも出演。

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2025年08月21日

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めちゃくちゃ面白かった!
久しぶりのヒット!
歴史に疎い私やけど、コレは傑作!感動したし、石田三成、長束正家、浅野長政、増田長盛、前田玄以について調べたくなった。

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2025年08月02日

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堂々の633頁。

豊臣秀吉を縁の下で支え、尊敬と嫉妬の眼差しをあびながら、いつしか五奉行と呼ばれるようになった男たち
石田三成
増田長盛
浅野長政
長束正家
前田玄以
の5人が揃った時

「よきにはからえ!」

秀吉直々の難題が与えられる。

成すべきことのために出逢った5人が、力を合わせ、
北野大茶会
刀狩り
太閤検地
大瓜畑遊び
醍醐の花見

戦いだけが闘いの場じゃ無い。
政とは諦めない事と、全力で事にあり、大きな祭りを成し遂げる。

作者の、
秀吉贔屓、三成贔屓が、ビンビンに感じられる、感動の作品だった。

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2025年07月31日

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私は秀吉が好きじゃない。
なぜと言われると、感覚的に、としか言えない。
なんか美しくないんだよね。
単に信長と家康が好きだから比較かもしれない。
石田三成もあんまり好きじゃない。

でもこの作品はとても好きだ。
綺麗事も多分にあるだろう。
無理難題に知恵と心を持って正面から立ち向かう5人集。この本は戦国時代のことでありながら武の本ではない。
だからこそ武将たちの人となりが知れて面白い。

伊達はやっぱりいいよねぇ

2025.7.8
141

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2025年07月08日

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石田三成を筆頭とする、豊臣政権下の五奉行の物語。

歴史物というよりは、ビジネス小説といった構成。仕事を通してのみ育まれる友情もある。

敵役として登場する、徳川家康と伊達政宗も、従来のイメージを踏襲しつつ存在感を示している。

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2025年05月03日

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たまたま「最後の一色」の後に読んだ。時代背景が重なっており、同じ登場人物が出てくるので理解しやすかった。一方で、「最後の一色」は武闘系、本書は内政系?分け方はよく分からないが、同じ歴史書で同じ時代の本なのに、テーマによってこれだけ違う作品になるのか、という印象。特に戦国時代なのでどうしても「戦い」にフォーカスしたくなるが、秀吉が行った政治的イベントという一見すると地味なコトにフォーカスしたのが面白い。是非セットで読んでほしいと思った。

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2026年02月01日

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前回の読書会でお借りした本、その2。

わたしにとっては「イクサガミ」シリーズでお馴染みの今村翔吾さん、お名前は知っていたものの著作は初読み。

プレゼンしてくださったメンバーによると、
豊臣秀吉の五奉行がメインとなる歴史お仕事小説だということだ。

序章は賤ヶ岳の戦い。
史実にも名高い、周囲を圧倒する俊速のトンボ帰りで柴田勝家を破ったその裏側、前線で戦う武辺とはまた違った、バックオフィスの四苦八苦を、石田三成視点で描くところから始まる。

続く1章は、秀吉肝入りの北野天満宮大茶会。
2章ではその1年後の肥後での刀狩り。
3章が伊達家との丁々発止がスリリングな太閤検地で、4章は明征伐を目指す朝鮮出兵のさなか、肥前名護屋で行われた大瓜畑遊び。
最終章が、秀吉人生最期の、醍醐寺で行われた花見会。

一見、血生臭く泥臭い合戦とは正反対に見える、時に地道で時に馬鹿馬鹿しいような政が、
五奉行それぞれの出自を描きつつ綴られていく。

600頁超えの長編大作だが、まったく飽きることなく読めてしまうのが凄い。
なにより、五奉行1人ずつの物語をうまく史実に織り込みながら練り上げられた構成が素晴らしい。

またこの辺りの歴史は、大河ドラマでもお馴染みなので、たくさん出てくる著名な大名、偉人のビジュアルが、自分が好きだった大河ドラマの役者さんで脳内再生されるのも面白かった。

それにしても、お仕事系小説にハマっていたこともあったが、最近あまり読めていなかったな。
歴史と掛け算された、合戦ではない縁の下の、いわゆる「政(まつりごと)」
人間のどうしようもない業や、仕事への譲れない矜持が、物語の中で良い塩梅の引っかかりや輝きをもたらしている。
裏方で巻き起こるさまざまな物語が単純に興味深く面白かった。

そしてラストの章は、残り数頁で思いがけず涙腺が崩壊した。まさかこんなに泣かされるとは!
あ、泣かされると言えば、各章でちょくちょく顔出す大谷吉継がかっこいいし、これまた章をおうごとに泣かしにくる。(ちなみに脳内変換はラブりんでした)

これを読んだ後、すぐにCOTEN RADIOの豊臣秀吉徳川家康編を聞き返したくもなった。
しかも今期の大河ドラマ豊臣兄弟とか、
このタイミング、超最高だわ!

日本史を学ぶことが改めて面白くなる、まさに極上のエンタメ歴史小説。
他の今村翔吾作品も俄然読んでみたくなりました。

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2026年01月18日

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うっかりお祭りの話と思って読み始めてしまった。
これは、豊臣政権を裏で支える五奉行のまつりごとのお語でした!

秀吉からの無理難題を叶えるため、
奉行職のトップ五人が九州から東北まで、文字通り東奔西走、身命を賭して任務に挑む。

五奉行の五人のキャラクターがなんとも個性的で魅力的。
普段はそれぞれの分野で個人プレーなのに、
いざとなると五奉行が結集して、
しかも次第に絆が深まってお互いを頼りに連携していくのが胸アツだったし、
一人一人が秀吉にちゃんと敬意と敬愛を持っているのも、なんかじーんときた。
そして毎度毎度、絶体絶命ピンチからの大逆転
...これは展開がわかっていても痛快。

いやいや五奉行だけじゃなく。
各地の有名人や大名たちもかなりのくせ者揃いで面白い。
五奉行の任務に立ちはだかる千利休に伊達政宗、そして徳川家康。このあたりのひりひりする舌戦や問答もなかなかどうして芯のある人物像のおかげで、読みごたえがあった。

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2026年01月13日

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五奉行と言ってもいつも三成の話というのが通例だが、これは五奉行それぞれが主になる話。チームワークがいいというのは仲良し集団で傷を舐め合う仲ではなく、それぞれが自分の職を果たし、好悪ではなく力を認め、結果大きな成果を出すことである、ということを示した作品。

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2025年11月15日

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豊臣政権の五奉行のお仕事小説。
サラリーマン生活40年の自分としては、身につまされる。上司のわがまま、思い付きに右往左往・・・。
本当にご苦労様ですと言いたくなる小説でした。

長束正家の数学脳には笑いました。

そしていつも今村翔吾に感心してしまうタイトル。
今回も絶妙なつけ方をなさいますなぁ。
「五葉」という言葉が花ではなく、その花を引き立て健やかに育む「葉っぱ」たるべし。それが5人。だから五葉、いや感動しました。

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2025年11月04日

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豊家に仕える五奉行。
長盛、長政、正家、玄以、三成。

それぞれ秀吉との出会い。
守っている、心ざしの奥にある譲れない信念。

まつりの壱 北野大茶会
土木担当 増田右衛門尉長盛
〜あなたの才は泰平にこそ使って下さい〜

まつりの弍 刀狩り
司法担当 浅野弾正少弼長政
〜刀を攫いとうござる〜

まつりの参 太閤検地
財政担当 長束大蔵大輔正家
〜あなたの才はこれです〜

まつりの肆 大瓜畑遊び
宗教、朝廷担当 前田民部卿法印玄以
〜ちょうすく孫十郎〜

まつりの伍 醍醐の花見
行政担当 石田治部少輔三成
〜きっと一人では成せぬような難題を、共に乗り越えてゆく仲間となる〜

このあとに、やってくる豊家のいく末。
五奉行…。なんとも…。

別の戦のお話でした。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

豊臣政権を実務で支えた、五人の“シゴデキ能吏”「五奉行」達を描いた物語。

「北野大茶会(まつりの壱)」、「刀狩り(まつりの弐)」、「太閤検地(まつりの参)」、大瓜畑遊び「まつりの肆)」、「醍醐の花見(まつりの伍)」・・といった、大事業&大イベントの裏側のストーリー、連作五話(&まつりの序)の構成となっております。

因みに「五奉行」とは・・
増田長盛(土木、建築担当)
浅野長政(司法、治安担当)
長束正家(財政担当)
前田玄以(寺社、朝廷、渉外担当)
石田三成(行政全般担当)
・・といったメンバーとなっております(官職名略)。

彼らは決して仲良しチームという訳ではなく、反りの合わないメンバーが居たり、時には意見がぶつかることもありつつも、それぞれの能力についてはちゃんと認め合っているので、いざとなればテキパキと連携を取って秀吉の無茶ぶり案件に取り組み成し遂げていく・・。
その敏腕っぷりが痛快なんですよね。

「奉行に出来ぬは無い。ただやるのみ。一人では難しいと思われたのでしょうが・・今は五人いるのです。我らに出来ねば、日ノ本中の誰にも出来ませぬ」
→くぅ~っ、このプロ意識、痺れますな!

個人的に好きだった話は「太閤検地(まつりの参)」。
伊達領の検知を巡って、五奉行VS伊達政宗のヒリヒリするような攻防は、圧巻の読み応えでした。
とりわけ、“算術の鬼才”・長束正家の算術オタク的な個性が光っていたと思います。

本書で取り上げられた大事業やイベントは、教科書では秀吉が行った政策(興行)としてペロっと触れられているだけですが、実際にそれらを行った人達の“現場の話”(勿論フィクションですが)を、このような胸アツストーリーに仕上げるところが、さすが今村さんだなぁ・・と感心しながら、“戦国お仕事モノ”を存分に堪能させて頂きました。

そうそう、同著者の“戦国職人モノ”ともいえる『塞王の楯』との軽いリンクもあるので、今村ファンはその辺もお楽しみですね~。

最後に、本書や同著者の『八本目の槍』で石田三成公にポジティブな(←重要)ご興味を持たれた方へ。
是非、司馬遼太郎さんの『関ヶ原』を(未読なら)読んで頂きたいです。
清廉潔白なのに、何かと誤解されがちな三成公をもっと応援したくなりますし、本書にも登場した好漢・大谷吉継公との友情がこれまた泣けるんですよ!
ついでに、家康のことはマジで「このタヌキめ・・(怒)」とムカつくこと請け合いです~。(家康ファンの方、スミマセン汗)

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2025年07月06日

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今作品も人が生き生きと魅力的に描かれていた。歴史の教科書に載るような事は、どうしても大きなことを成し遂げた人物に注目されるけれど、その周りでサポートする人たちの活躍も大きいはず。秀吉は人の才を見抜く力に優れ、それぞれの能力を活かすことができた人なんだろうな。そして、秀吉自身もそんな人たちを惹きつける魅力があったんだろうな。

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2025年05月17日

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恥ずかしながら歴史はさっぱりですが、豊臣家の実務トップ・事務次官的な五人の奉行の話だった。

と言ってもそれは読み終わった今だからわかったことで、苗字、名前、役職、通称、国、隣国、上司(殿)、親子等と要素が多過ぎて、しかも負けてこっちに合流とか元はどこそことか最初は頭がこんがらがった。

でも話は面白い。
圧倒的トップの秀吉が無理難題を言いつけてくるのを「これは我々にとって戦」と何とかしていく。(ヘタすりゃ切腹なのでマジ戦)
刀狩り、醍醐の花見など私でも知ってるような有名エピソードばかりなので、裏話を聞いてるかのよう。
歴史作家って司馬遼太郎を筆頭に、限られた史実から見てきたかのように書くのほんとすごいと思う。

読後感よく、でもこの後を知ってる後世の人間としてはつかの間の平穏にセンチメンタルな気分になった。
ーーー
追記)上司に無理難題を言いつけられ、でもやるしかないというのはサラリーマンにとってあるある&わかりみが深いと読みながらも思ってたけど、今日出社したら明日給料日なのに変更を言いつけられ、またこの本を思い出した笑
やるよ、やるよ、やりますよ…

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2025年05月08日

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五葉のまつり、素晴らしかった。最終話、泣いちゃうよこんなの・・・
これまでメインに出さずに間接的に出してきて、印象を操作されてきたような秀吉が最後にこれは・・・でも実は終始五奉行の秀吉への愛だったことに帰結する。
しかしなかなか大ボリュームで読むのも大変だっけど、面白かったなー!

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2025年05月06日

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石田三成をはじめ、五奉行の話。
主観があるから、相手のことを理解できないことも、理解して密な時間を過ごしても関係性が変わっていってしまうこともある。

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2025年05月03日

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秀吉を社長とするのであれば、五人のマネージャーが、部長(五大老)を飛び越え、様々なパワハラを受ける5つのエピソード。即ち、社会人としてそれなりのポジションの方が読めば、げんなりすること間違いなしという、社会人殺しの娯楽作品。
なんて茶化しつつも、石田三成を始めとする五奉行の根底には秀吉への社長愛が流れており、きっとこんな関係性でないと成立しないんだろうな、とも思う。(残念ながら、世の中には、そんな関係性でないのが大半だろう・・)
秀吉没に覇権を握る家康への警戒心が所々に垣間見えるのも、なかなか面白かった。
推しは、とにかくかっこいい大谷吉継さん。 ★4.0

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2025年04月16日

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秀吉を支えた5奉行とその政が物語の主軸。
槍や刀剣で首を取るばかりが戦ではない、ということがヒシヒシと伝わる。あらゆる難題に知恵と胆力であたる5奉行、また、彼らの想いなど描かれていて面白かった。本を手に取った時のその厚みに圧倒されました。

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2025年04月13日

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「八本目の槍」に続いて、石田三成を扱う2作目
著者は石田三成に関しては3作書いて、大河招致を目指すと、とあるところで公言しています

今回は五奉行が主人公で、三成はその中の1人という扱い
それぞれにエピソードが割り振られる形式でした
長束正家のエピソードが面白かったかな

3作目は、やはり・・・になる?

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2025年04月11日

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秀吉に仕える五奉行の物語。
官僚であるが故に派手な戦の場面はないが、千利休、伊達政宗、徳川家康などとの知略の攻防は、読み応えがありました。
「花は愛でる人は多いが、葉を眺めようとする人は少ない。だが、誰が見ずとも葉は生い茂り、やがてひっそりと身を引き、再び花が咲き誇るのだ。」

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2025年03月21日

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これまで戦国時代の作品は、正に戦国ものばかりで裏方の奉行に焦点を当てたものは初めて。
五奉行が各々中心となって、天下人秀吉から与えられた難題を解決する5部作である。
やはり、最も印象に残ったのは三成の醍醐寺の花見で、三成が秀吉に召し抱えられる切掛となった佐吉時代の茶の振舞いに次いで2度目となった秀吉の意向を伺う場面である。
それにしても、「よきにはからえ」は、今の時代ではタブーではないかと思う。

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2026年01月17日

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五奉行の話し。
全体的に話しは長かったけれど、
奉行が主役になる点が興味深かった。
登場人物ではお馴染みの石田三成、大谷吉継も良かったが、あまり知らなかった長束正家に興味が湧いた。
そして塞翁の盾でファンになった京極高次にも再会できて嬉しかったな。
内容では、大瓜畑遊びの章が好きだったかな。
いやーそれにしても五奉行、陰でよく働く働く。
そして、そこがまた良かった。
秀吉鬼か〜〜。

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2025年11月12日

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ネタバレ

豊臣政権下のご活躍を描いた描いた歴史小説。

北野大茶会、肥後の刀狩、伊達の検地、肥前の瓜畑遊び、醍醐の花見と史実っぽい史実外のエピソードで感動を誘う。
「八本目の槍」以来の石田三成ひいきがすごくて、三杯の茶の追加エピソードに加え、今回のラストには醍醐の花見の追加エピソードで驚きました。
とはいえ、資料をしっかり読まれているようで、無名な脇の登場人物も存在感ありです。
それにしても伊達政宗はともかく家康は相当著者に嫌われているのかな。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

殿の思い付きプロジェクトを、何としても完遂しなければならない事務方5人組の物語。「八本目の槍」に続いて石田
三成が中心人物として、また「幸村を討て」に続いて徳川家康がヒール役で登場。他にも今村作品の中のあの人やあの人もちょいちょい出てくる。
しかし、こんなに皆でお互いを助け合ったり、知恵を出し合ったりしながら難題を乗り越えていっても、結局最後は歴史的事実として東西に分かれてしまうので、読み終わった後に一抹の哀しみが残る。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

豊臣秀吉の五奉行の物語。それぞれ一人ずつ一編の五編からなる。600頁超えでかなりボリュームはあるが、会話も多いのでサクサク読み進めることができる。大茶会や刀狩りなど、秀吉からの無茶振りに、それぞれ一人の奉行がメインとなり、その特別な才能を生かして、次々起こる問題を解決しつつ、成功に導いていくのが痛快だ。正直、石田三成と長束正家くらいしか印象がない五奉行だったけど、その個性をあらためて詳しく知りたくなった。

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2025年05月12日

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