今村翔吾のレビュー一覧

  • 幸村を討て

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    2025年、9冊目です。

    ここ数年、歴史時代小説の担い手として今村翔吾の作品は、どんどん力強くなっていると感じます。

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    2025年05月20日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    1巻目はぼろ鳶のメンバーを集める回が中心でしたが、今回は火事が起きても鐘がならない(正確にはならすことができない状態)…ならしたら火消の身内が攫われる。ミステリーさが江戸の街を駆け抜ける展開。
    また今回は新之助の眩しい程の活躍と源吾の妻・深雪のキャラクターが引き立った物語でもありました。
    深雪の存在は源吾の人生において絶対必要な存在。そして今回も賢い。田沼意次が目に留まるのも分かる。新之助の深雪に対する失言(笑)こういった会話が彼らの人柄も見えてくる。

    今回は東側地域の大火を抑えるのにありとあらゆることを考えたのではないかと。今とは違い人が必要な時代。ぼろ鳶のみならず、周りの町火消、定火消と

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    2025年05月19日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    江戸が舞台、登場人物に馴染みの顔ぶれはなくても、静かに沁みる親子の愛。
    今作は感動よりも涙を誘う名作でした。

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    2025年05月18日
  • じんかん

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    幼少期、この少年たちの中で誰が松永久秀になるのか、わかりませんでした。信長も一目を置く松永久秀の一生涯の物語ですが、各章の頭に信長が久秀のことを回想するシーンがあり、この各章の頭の信長の部分がなかなか良かったです。久秀は、主家乗っ取り、将軍殺し、東大寺焼き討ちという3悪を行ったとされる人物ですが、宗慶との最後の別れの場面での久秀の言葉に、久秀の人柄が現れていてすごく良かったです。また人間らしい優しさを持ち、配下の武将にも慕われていて、すごく好きな武将になりました。

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    2025年05月17日
  • 人よ、花よ、 上

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    「不可思議の事なり」

    はい、南北朝時代ですよ!

    稀代の英傑、楠木正成の長男でこちらも戦の天才、敵の北朝方に「不可思議の事なり」とすら評された楠木正行が主人公です
    いぇい、いぇい!

    南北朝時代面白いよね
    詳しい内容は各々で調べればいいけど

    戦の天才と言われるということは、それだけたくさん戦をしたということでもあるんですが、この上巻ではまだ地域の小競り合いくらいしかありません
    もし正行の生涯を最後まで描くなら下巻は戦だらけということになるんでしょうか?うーん楽しみ

    そして北朝方の天才高師直(こうのもろなお)との対決も楽しみ

    ちなみに南朝のための戦をたくさんした正行ですが、近年では父の正

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    2025年05月15日
  • 茜唄(下)

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    学生時代に古典と日本史で齧ったくらいの知識量しかなかったが、とても切なく歴史に思いを馳せられた。
    平知盛の想いが壮大で先進的に描かれており、感動した。

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    2025年05月14日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    また魅力的なキャラクターが登場。
    さらには凶悪な敵役まで登場して盛り上がっていく物語。
    それでも最強キャラはやっぱり深雪。

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    2025年05月14日
  • 人よ、花よ、 上

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    尽忠報国の士、楠木正成とその息子楠木正行の物語。
    正成はおぼろげに、正行は名前しか知らず、知識が乏しい状態から読み始めましたが、実に面白い。
    南北朝の対立軸がよく理解できるし、楠木親子の存在感がとても際立って感じられる話になっています。
    武将たちの思惑がしっかり伝わるのも、今村翔吾さんの腕の良さを感じます。

    まだまだ序の口。
    下巻でどんな展開になるのか楽しみで仕方ありません。

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    2025年05月15日
  • 幸村を討て

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    連作短編の様に綴られる幸村の人と為り。
    何故家康を討たなかったのか?
    見事な結末にただ脱帽…。
    歴史ファンとして、真田幸村ファンとして嬉しい作品だった。

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    2025年05月13日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ8作目。今回の下手人は新之助か?あらぬ濡れ衣を着せられた新之助。いつもながら手に汗握る展開で一気読みしてしまった。

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    2025年05月12日
  • 幸村を討て

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    幸村の話と見せかけて実は信之の話。フィクションだとはいえ本当にこうだったのではないか、こうだったらいいなと思ってしまうくらい魅力ある話だった。伊達政宗とのやりとりが特に魅力的。幸村を討て、その題名も素晴らしい。

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    2025年05月10日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズを重ねるごとに深まる世界観と高まる没入感、どんどん面白さが加速していく。
    これほど期待を超えてくる作品に出会えたことが、ただただ嬉しい。

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    2025年05月10日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ7作目。死罪になったはずの秀助が生きている?狐火を模倣して次々と火事が起こる。今回も熱い話で、秀助の回想では涙腺が。。

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    2025年05月09日
  • 人よ、花よ、 下

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    ネタバレ

    今村将吾さんの本が大好きです。
    その中でも、南北朝時代を題材に出してくれたことが嬉しかったです。護良親王や楠木家、北畠顕家など歴史の教科書には残らない人物に光を当ててくれたことありがとうです!

    正行が父の正成に託されたように、弟に楠木家を託していくこと。楠木党の信念、成し遂げたかったこと、後村上帝の想い、胸が締め付けられるような想いでしした。

    戦いのない世を作るために、自らがやらねばならぬと戦いをする道を選ぶ。誰よりも平穏の世で生きることを求めたのに、その世を作るために命を散らしてゆく。

    素敵な作品に出会えました。ありがとうございます!

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    2025年05月06日
  • ひゃっか!

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     華道同好会唯一の部員の春乃と大衆演劇の役者の貴音がコンビを組み『全国高校生花いけバトル』出場を目指す王道青春小説で、作中の花の瑞々しさや生け花と江戸時代から続く大衆演劇の融合、大会の臨場感や二人の関係性など魅力的な要素が満載で最後までエモさ抜群だった。またどちらかというと静かなイメージが強い生け花にこんなにも熱い一面があるとは思わなかった。

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    2025年05月04日
  • 塞王の楯 上

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    『幸村を討て』が面白かったのでこの本を手に取った。これもとてもアツくて好みな作風。
    ミステリではなく、とにかく漢たち(女達も含む)の熱い想いと、戦争の熱量たっぷりの描写がドラマチックで一息に読める。

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    2025年05月03日
  • 五葉のまつり

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    石田三成を筆頭とする、豊臣政権下の五奉行の物語。

    歴史物というよりは、ビジネス小説といった構成。仕事を通してのみ育まれる友情もある。

    敵役として登場する、徳川家康と伊達政宗も、従来のイメージを踏襲しつつ存在感を示している。

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    2025年05月03日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    いつものように紹介文を確認することなく読み始めたところ、序盤はてらこやというタイトルに相応しい内容だったものの、途中から俄然忍法帖の様相になってくる。
    個性的で少し屈託を抱えながらも有能な子供たちや、奥さんである睦月さん、兄の九兵衛、更には一時は敵になったものの人として最後の一戦を超えなかった忍たちといった魅力的な人物に溢れた面白い作品でした。
    続編を心待ちにします。

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    2025年05月02日
  • 塞王の楯 上

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    歴史ものは読みずらいみたいな昔のイメージは、まったくなくなったなー。とても読みやすいし、面白かった。まだ上巻ですが。
    心に残った一文を
    「互いに支えあって一つのものを造るということ、目立った功績の裏には目立たずとも礎となる者がいること、ふと石垣と人は似ているのかもしれないと思った」

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    2025年05月02日
  • 人よ、花よ、 上

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    ネタバレ

    上巻のみ!
    主人公は楠木正成の嫡男、楠木多聞丸正行。
    楠木正成の主人公は数多くあれど、息子の正行の主人公の話は初めてなのでは?
    かなり期待していたけど、いや面白い!
    初めの一章は、正成の半生を正成の息子と正成の妻が振り返すような内容。だから、こんな感じで進むの?大丈夫?って思ったけど、章が進むにつれてどんどん面白くなった。
    歴史物語って、史実を追うだけでも面白いと感じる私。だから余計に、オリジナルの展開やエピソードを面白く書くのは難しいと思うんだけど、「人よ、花よ、」は、オリジナルエピソードがとても面白い。
    正行って史料が少ないし、歴史として残った活動の期間が一年足らず。そんなこの時代のほとん

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    2025年05月07日