今村翔吾のレビュー一覧
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内容(ブックデータベースより)
十六歳の新人火消、松永源吾は、同世代の優秀な火消たちが台頭する中で、焦る気持ちを抑えきれませんでした。そんな折、毒を吐くような恐ろしい炎が発生し、熟練の火消でさえ生還が難しい状況になります。若手の火消たちは、その危険な状況から出動を禁じられてしまいます。
しかし、源吾はそれに反発し、加賀鳶の御曹司や最年少の火消頭、町火消の新星など、一癖も二癖もある仲間たちと共に、危険を顧みず、人々の命を救うために立ち上がります。彼らは、未来の江戸を担う若き火消として、困難な状況に立ち向かい、その片鱗を見せていきます。
この物語は、「羽州ぼろ鳶組」シリーズの「零」巻として、 -
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松永久秀は自分にとって『無名』にしかすぎない人物でした。
久秀が思う「人は何故生まれ、何故死んでいくのか」。
久秀だけじゃなく誰もが思うことをこの物語の展開で答えを導いていってくれているのかもしれないと思い読み進めていきました。
両親がなくなった彼の幼少期(九兵衛)は凄惨だった…と思う。
だけど多聞丸や日夏たちと出会い彼の人生が変わり始め、当時の日本(戦国時代〜安土桃山時代?)を俯瞰して世の中を変えていかなければならないと思うようになった、その思い。三好元長との出会いがそうさせたのかな。夢をかなおうと貫く意思の強さを感じる。
「本当のところ、理想を追い求めようとするものなど、この人間(じ -
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3巻目も熱かった!!
江戸時代の日本人は懐の深い人たちばかり。彼らの火消に対するプライドは信念の深さも感じる。
い組の頭・辰一と強盗団『千羽一家』との関係性。そして辰一の背中に彫られた龍の刺青。すべてがこの辰一へと伏線回収される流れが、次へと次へとページを捲る。
終盤の辰一が救助に向かうシーンは人間は自分の命に変わっても人を救いたい。どんなに無謀だったとしても人はなんとしてでも人の命を惜しむことはしない。そういう辰一の生き様に感銘を覚えた。
あとは源吾を支える深雪の存在を忘れてはいけない…。
源吾や『ぼろ鳶』のみんなのために(ご飯を作るために)今回も支える良き妻(女天下は参考にさせていただ -
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平清盛の四男・知盛は、弟分の教経と共に前線に立つ。知盛は没落に抗いながら熱い思いを未来に託していく。
下巻は、義仲との戦いを経て、宿敵義経との戦いの駆け引きが中心となり、知盛の戦略眼とともに、義経の優れた戦術眼が見事に描かれていました。
また、それが義経の戦いの限界であることも理解できました。
さらに、知盛が描く構想も実現できていれば、歴史は大きく変わっていただろうし、多くの血を流さずに済んだのかもしれないと思うと、一つの歴史の大きな転換点だったと感じました。
そして、知盛のその熱い願いが「平家物語」を生み出したという推察はとても納得できるものでした。
そういう意味で、こ -
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昭和では書けなかった歴史小説
弱将が寡兵で守る城塞を、名将が新兵器を携えて大軍で包囲攻略する。果たして、城塞は守り切れるか。この無理ゲー展開を、熱気と疾走感に加え、知的刺激も交えつつ、描く。のめり込むようにイッキ読みした。🏯ところで、戦国乱世の権力者が、自らの命を賭して、民衆の安寧のために戦争を遂行することがあり得るのか。先の大戦の記憶が濃厚な昭和期では、あり得ないという空気感が支配的だったろう。人権意識極薄の戦国期の実像とも乖離している。🏯しかし令和期には、相応のリアリティが認められているもののようだ。現代日本の平和安穏を寿ぐ。🏯
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羽州ぼろ鳶組シリーズ、5作目。
このシリーズでは悪人が悪人になった経緯に同情してしまうことが多々あるけれど、今作の悪人は分かりやすく悪人。同情の余地なし。
民を救うため、時には命を擲ってでも消火活動に当たる火消したち。
消火活動の結果として命を落としてしまうことはあれど、確実に命を落とすと分かっている現場にあえて踏み込んで、命を落とすのは…?
たとえそれで民が救われたとしても。
人の命を自分の道具のように扱う悪人には怒りしかなかった。
良からぬことが起こっていることは分かりつつ、なかなか真相を掴めないぼろ鳶たち。
彼らが真相を掴もうと奮闘する様には胸が熱くなり、彼らが窮地に立たされた時は -
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平清盛の四男・知盛は、弟分の教経と共に前線に立つ。没落に向かう平氏を盛り返すことはできるのか。
平家物語とその物語が誕生した背景が同時進行で進む展開で、とても奥深い作品でした。
主人公の知盛という存在は、今まで心にとめたことはなかったのですが、この人物を中心にすることで、平家物語が戦いの記録であり、さらに、人の本質をとらえた作品であるということが強く伝わってきました。
また、知盛も魅力ある人物として描かれていますが、知盛を支える教経が最強の武士であり、熱い魂を持った好人物として描かれており、この二人の友情に胸が熱くなりました。
上巻では、源氏との闘いが徐々に本格的になり、義仲