今村翔吾のレビュー一覧
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1巻目はぼろ鳶のメンバーを集める回が中心でしたが、今回は火事が起きても鐘がならない(正確にはならすことができない状態)…ならしたら火消の身内が攫われる。ミステリーさが江戸の街を駆け抜ける展開。
また今回は新之助の眩しい程の活躍と源吾の妻・深雪のキャラクターが引き立った物語でもありました。
深雪の存在は源吾の人生において絶対必要な存在。そして今回も賢い。田沼意次が目に留まるのも分かる。新之助の深雪に対する失言(笑)こういった会話が彼らの人柄も見えてくる。
今回は東側地域の大火を抑えるのにありとあらゆることを考えたのではないかと。今とは違い人が必要な時代。ぼろ鳶のみならず、周りの町火消、定火消と -
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「不可思議の事なり」
はい、南北朝時代ですよ!
稀代の英傑、楠木正成の長男でこちらも戦の天才、敵の北朝方に「不可思議の事なり」とすら評された楠木正行が主人公です
いぇい、いぇい!
南北朝時代面白いよね
詳しい内容は各々で調べればいいけど
戦の天才と言われるということは、それだけたくさん戦をしたということでもあるんですが、この上巻ではまだ地域の小競り合いくらいしかありません
もし正行の生涯を最後まで描くなら下巻は戦だらけということになるんでしょうか?うーん楽しみ
そして北朝方の天才高師直(こうのもろなお)との対決も楽しみ
ちなみに南朝のための戦をたくさんした正行ですが、近年では父の正 -
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ネタバレ今村将吾さんの本が大好きです。
その中でも、南北朝時代を題材に出してくれたことが嬉しかったです。護良親王や楠木家、北畠顕家など歴史の教科書には残らない人物に光を当ててくれたことありがとうです!
正行が父の正成に託されたように、弟に楠木家を託していくこと。楠木党の信念、成し遂げたかったこと、後村上帝の想い、胸が締め付けられるような想いでしした。
戦いのない世を作るために、自らがやらねばならぬと戦いをする道を選ぶ。誰よりも平穏の世で生きることを求めたのに、その世を作るために命を散らしてゆく。
素敵な作品に出会えました。ありがとうございます! -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻のみ!
主人公は楠木正成の嫡男、楠木多聞丸正行。
楠木正成の主人公は数多くあれど、息子の正行の主人公の話は初めてなのでは?
かなり期待していたけど、いや面白い!
初めの一章は、正成の半生を正成の息子と正成の妻が振り返すような内容。だから、こんな感じで進むの?大丈夫?って思ったけど、章が進むにつれてどんどん面白くなった。
歴史物語って、史実を追うだけでも面白いと感じる私。だから余計に、オリジナルの展開やエピソードを面白く書くのは難しいと思うんだけど、「人よ、花よ、」は、オリジナルエピソードがとても面白い。
正行って史料が少ないし、歴史として残った活動の期間が一年足らず。そんなこの時代のほとん