今村翔吾のレビュー一覧
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誰かのために
散ってよい命などない。
終わりなき南北朝の戦い。
その命運を握る楠木正行の
「願い」は叶うのかーー。
朝日新聞連載の歴史巨編、
待望の単行本化!
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上下巻で4,000円。
買うの悩みました。苦笑
ただ、本作の挿画集を購入したときに、
(今村翔吾事務所発刊で数量限定という言葉に苦笑)
これは読むしかない!と決意。笑
本当は今週末に読み切りたかったのですが。
ひとまず上巻のみ読み終えました。
南北朝…については教科書で習った記憶はあっても、 -
Posted by ブクログ
三読め。初読、讀賣新聞オンライン、再読、単行本、そして文庫化を機に三読した。やはり大傑作。大坂の陣を舞台とし、そこで繰り広げられた徳川家康対真田家の奇妙な戦い。大坂城に入った真田幸村は何を意図しているのか、その謎を解いていく。それを戦に関わった人物達の人生を縦糸とし、いくつかのエピソードを横糸として繋げ、壮大で魅力的な一枚の織物に仕立て上げる、その作家の手付きの妙。一人一人の人物を人生をそれぞれ魅力的に構築し、その人生の断片を巧妙に撚り合わせる。超絶技巧。今村祥吾、当代一の歴史時代小説作家だわ。織田有楽斎素敵、鉢屋弥之三郎かっこいい! 南条元忠、後藤又兵衛可哀相、となったところで、それぞれの思
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Posted by ブクログ
「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第6弾です。帯の「吉原、恋する軽業師」となれば、今回の中心はもしやぼろ鳶組一の色男の"あいつ"か! でも「消さない火消」って何? と想像が掻き立てられます。
舞台は吉原遊郭。最高位の花魁・花菊は、死して吉原牢獄と決別しようとしていたところ、飛び込んできたのがぼろ鳶組の纏番組頭・彦弥でした。
吉原では相次いで火の手が上がり、付け火と目されていました。吉原火消の依頼を受け、松永源吾、彦弥ら新庄藩火消が事件解決に挑む展開です。
これまで女好きのチャラい印象の彦弥でしたが、今回はカッコ良すぎます。死を願う花菊から叶えたい夢を聞き、「願いは叶えてや