今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ご縁をいただき今村翔吾さんの講演会を聴かせていただく予定があり、今回こちらを拝読させていただきました。
今村翔吾さんのことがよくわかる素敵なエッセイでした。
生まれは京都ですが、滋賀に住むことを愛し、本を愛し、ご縁をすごく大切にする方だと感じました。
生い立ち、両親、兄弟、幼少期、転職、出会い、30歳に小説家を目指すようになるまでや直木賞受賞のことなど赤裸々に書かれてある。それはそれは今村翔吾さんの魅力がたっぷり詰まっており、一気にファンになりました。
私は歴史が学生の頃から苦手ですが、湖上の空を拝読させていただいて、今村さんの歴史・時代小説を読みたい欲が突如出てきました!不思議なものです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ平安時代に「童」と呼ばれ京人から蔑まれていた人たちの、差別なき世の中を熱望し戦って行った人たちの物語。過去の書物から着想を得ており、フィクションではあるものの、歴史書みたいであり、面白かった。
童とは、京人ではない、地方に元から住んでいた人たち。京人に従わないと言う理由で迫害され、鬼や土蜘蛛といった妖の名前を冠せられた人たち。妖の裏にはこのような背景があるのがとても悲しかった。
また、京都での最後の会談に際し、最後まで信じる桜暁丸が格好良かった。自分のせいではないにしろ、これがお前らの結論か、と言われた綱はとっても哀れであった。その心の整理のための放浪なのかもしれないが。
後書きにて作者さん -
Posted by ブクログ
初めて読んだ歴史小説。
戦国も歴史もゼロベースの興味と知識で、読破できる自信もゼロで読みました。
今村翔吾さん、すごいです。
あっという間に引き込まれ、手が止まらない。
後半は涙が止まらない。
私が戦国武将の世界観にどっぷりハマるきっかけになった1冊です。
武将の名前と幼名がなかなか一致しないので、ネットで検索して照らし合わせながら読みました。
どの角度から見るかによって、悪人にも善人にも捉えられるのが歴史ものの面白さだと思うのですが、ここに出てくる8人の武将たちの人となりは、このあと戦国小説や大河ドラマを見るにあたって「基準点」となった気がします。
この小説から戦国好きが始まったので、好 -
Posted by ブクログ
歴史小説愛溢れる著者による、歴史小説・時代小説の楽しみ方を様々な角度から掘り下げた本でした。
歴史に興味を持ってくれるなら、入り口はゲームでもアニメでもありがたい、という著者。
本書も、普段はビジネス書や自己啓発書しか読まないサラリーマンにも興味を持ってもらえるよう、ビジネスにも役立つ、人生にも役立つ、と連呼し、タイトルにも流行りの「教養」をつけてターゲット層を広げています。もちろん歴史小説を読みなれていない人が戸惑わないための工夫も随所にみられ、著者の熱さと心意気が伝わり、非常に応援したくなる本でした。
私自身は歴史小説も時代小説も好きですし、面白さも(人生の)お役立ち度も理解しているつ -
Posted by ブクログ
ネタバレリハックで著者が出ていたのをきっかけに手に取り読んでみた。
鬼=悪。そう植え付けられて育ってきたのは僕だけじゃないはず。
鬼は退治されるものとして当たり前に教わり何一つ疑問を持たずここまで生きていたが、
その裏側では、鬼と呼ばれた虐げられた者たちもこの国でかつて生きて、自分たちの一族、場所を守るために命を燃やし懸命に生きていた。。。
そんなことをこの本を読むまで考えたこともなかったし、知らなかった。
この本の時代の中を生きる京の町の麓で生活をしている村人Aと自分は何も変わらない。
あそこには鬼がいると言われれば虐げる様に僕も眺めていたんだと思うと、
僕の人生、きちんと知りもせず差別したり偏見 -
Posted by ブクログ
今年こそは絶対読もうと決めていた作品。
読みたい作品がありすぎて、手に取るのがすっかり遅くなってしまった…!
羽州ぼろ鳶組シリーズ、1作目。
かつて江戸随一と呼ばれた武家火消、松永源吾。別名、「火喰鳥」。しかし、5年前の火事が原因で今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩の折下左門が訪れ、壊滅した藩の火消組織の再建を依頼する。
「塞王の楯」を読んだ時も思ったけれど今作も善人悪人関係なく、登場人物たちが最高すぎる。
源吾が火消組織を再建するために仲間を集めていく。その中で出会うのが突出した特技と熱い信念を持った男たち。
源吾に出会って男たちの生き様が変わっていく様は、まるで少年 -
匿名
ネタバレ 購入済み今村翔吾さんの「じんかん」コミカライズ2巻目。
多聞丸の団が返り討ちにされて、逃げ延び夢を託された九兵衛は、残った甚助と日夏を先に行かせ、仲間を売った梟を屠る。
「人とは何だ。人の世とは何だ」との疑問を抱く。
その後本山寺に身を寄せるが、和尚宗慶の対応に、以前いた寺が人買いをやっていたことを思い出し、信じきれない九兵衛。
宗慶もまた、九兵衛を間者と疑っていた。
果たして宗慶は幕府の手のものに襲われ毒に侵される。宗慶を救うべく、九兵衛と甚助は京に出向き、曲直瀬一渓を連れ帰るが、
道中一渓が女を寝とったとして襲われるのに巻き込まれる。
なんとか寺に帰り着いた九兵衛と甚助は、本山寺を支援して