今村翔吾のレビュー一覧

  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    賤ヶ岳の七本槍、それぞれの視点から石田三成を描いた作品。
    各エピソード単体だけでも面白いのに、全話を通して八本目の槍という存在を見事に表していて、思わず唸るようなお勧めな一冊。

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    2025年02月01日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    くらまし屋シリーズもこれが集大成と思って読みましたがまだ完結編にあらず。
    まだまだ物語は続くと思うとありがたい限りです。

    今作は人間離れした猛者のオンパレードでお腹いっぱい。
    そして平九郎がそれにも増して強すぎる。
    しかし不自然さや嫌味のない強さであるのが憎い。

    これまでにも増してとても読みやすい一冊でした。

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    2025年01月27日
  • 湖上の空

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    ご縁をいただき今村翔吾さんの講演会を聴かせていただく予定があり、今回こちらを拝読させていただきました。
    今村翔吾さんのことがよくわかる素敵なエッセイでした。
    生まれは京都ですが、滋賀に住むことを愛し、本を愛し、ご縁をすごく大切にする方だと感じました。
    生い立ち、両親、兄弟、幼少期、転職、出会い、30歳に小説家を目指すようになるまでや直木賞受賞のことなど赤裸々に書かれてある。それはそれは今村翔吾さんの魅力がたっぷり詰まっており、一気にファンになりました。
    私は歴史が学生の頃から苦手ですが、湖上の空を拝読させていただいて、今村さんの歴史・時代小説を読みたい欲が突如出てきました!不思議なものです。

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    2025年01月25日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    読み終わってしまった、、、、。現行シリーズの途中に挟まれた「第0巻」からのエピソードも継承しつつ、上下2巻に渡る大きな物語。オールスター登場で読み応え抜群。心震える場面も多数。若手の台頭もあって、ああ、自分の世代交代の時期なんだなあという感慨も。とにかく面白かった。NHKでドラマ化してほしい。

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    2025年01月23日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    ぼろ鳶シリーズの第0巻。現行シリーズで大活躍している中心メンバーの若かりし頃のエピソード。誰にでも若い頃があって、青くて無鉄砲で純粋で、なんだかうらやましい。現行シリーズの秘密の発端になった出来事やそこへ続く新たな伏線。ストーリーも魅力的で、やっぱり面白い。これは時代小説なんだけど、江戸時代の火消しのワンピースなんだな。

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    2025年01月23日
  • 童の神

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    ネタバレ

    平安時代に「童」と呼ばれ京人から蔑まれていた人たちの、差別なき世の中を熱望し戦って行った人たちの物語。過去の書物から着想を得ており、フィクションではあるものの、歴史書みたいであり、面白かった。
    童とは、京人ではない、地方に元から住んでいた人たち。京人に従わないと言う理由で迫害され、鬼や土蜘蛛といった妖の名前を冠せられた人たち。妖の裏にはこのような背景があるのがとても悲しかった。
    また、京都での最後の会談に際し、最後まで信じる桜暁丸が格好良かった。自分のせいではないにしろ、これがお前らの結論か、と言われた綱はとっても哀れであった。その心の整理のための放浪なのかもしれないが。

    後書きにて作者さん

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    2025年01月21日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    様々な角度、話を元に一般的な三成像を覆す。そして、伏線回収。
    筆者の得意な形と分かっていても面白い。
    何処までが実話で、想像かは分からない。

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    2025年01月13日
  • 童の神

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    平安時代、人と鬼との長年に渡る戦いを描く時代小説にして、2018年の直木賞候補作品。

    当時の直木賞審査員の宮部みゆきさん曰く、「まつろわぬ者たちが自由を求めて戦い抜く平安版『ワンピース』」との通り、少年マンガばりの熱量でした。

    異なる者たちの共生というテーマ、思いや失われつつある技術の継承など、現代に通じるものもあり、中には当然足を引きずる者もいて、改革の難しさを改めて感じました。

    450ページ近くの文章量ですが、夢中で読めて、
    年末の旅行の相棒として楽しませてもらいました。

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    2025年01月05日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    ネタバレ

    2024/12/26
    今年の締めくくりは当然これでしょう。
    ぼろ鳶最高やった。もっと書いて欲しい。
    3話の短編。
    偽名で暮らしてる島流しの彼は誰やろう。
    記憶力のいい人ならすぐ思い当たるんやろうけど、私は記憶力も予測力もないとてもいいお客さんなので、明らかにされたときは「転!!」って叫んだものね。
    表題作は弾馬の話。弾馬結婚するってよ。ひゅーひゅー。
    3作目は黄金の世代が不在の江戸のお話。
    次世代は地味だけどいい仕事するんですよ。
    どれも面白くて大満足。
    私ずっとこのシリーズ読んでたいんですけど。

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    2025年01月05日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    初めて読んだ歴史小説。
    戦国も歴史もゼロベースの興味と知識で、読破できる自信もゼロで読みました。
    今村翔吾さん、すごいです。
    あっという間に引き込まれ、手が止まらない。
    後半は涙が止まらない。
    私が戦国武将の世界観にどっぷりハマるきっかけになった1冊です。
    武将の名前と幼名がなかなか一致しないので、ネットで検索して照らし合わせながら読みました。

    どの角度から見るかによって、悪人にも善人にも捉えられるのが歴史ものの面白さだと思うのですが、ここに出てくる8人の武将たちの人となりは、このあと戦国小説や大河ドラマを見るにあたって「基準点」となった気がします。

    この小説から戦国好きが始まったので、好

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    2025年01月02日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    羽州ぼろ鳶シリーズ。3作からなるスピンオフ短編集。
    どの話も火消しの熱き男たちの話で胸踊る。
    どのキャラクターも個性豊かで感情が入り込んでしまう。

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    2024年12月26日
  • ひゃっか!

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    ほとばしるほどに青春小説。今村翔吾らしい魅力あるキャラクターたちと、もどかしい高校生男女の関係性の変化が実に読んでいて楽しい。
    華道がテーマだが、主題に置かれているのが観客の前でパフォーマンス的に華道をおこなうイベントなので見せ場も多く、読んでいてワクワクする。エンタメの良さが纏まった作品。

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    2024年12月22日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史小説愛溢れる著者による、歴史小説・時代小説の楽しみ方を様々な角度から掘り下げた本でした。

    歴史に興味を持ってくれるなら、入り口はゲームでもアニメでもありがたい、という著者。
    本書も、普段はビジネス書や自己啓発書しか読まないサラリーマンにも興味を持ってもらえるよう、ビジネスにも役立つ、人生にも役立つ、と連呼し、タイトルにも流行りの「教養」をつけてターゲット層を広げています。もちろん歴史小説を読みなれていない人が戸惑わないための工夫も随所にみられ、著者の熱さと心意気が伝わり、非常に応援したくなる本でした。

    私自身は歴史小説も時代小説も好きですし、面白さも(人生の)お役立ち度も理解しているつ

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    2024年12月21日
  • 童の神

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    ネタバレ

    リハックで著者が出ていたのをきっかけに手に取り読んでみた。
    鬼=悪。そう植え付けられて育ってきたのは僕だけじゃないはず。
    鬼は退治されるものとして当たり前に教わり何一つ疑問を持たずここまで生きていたが、
    その裏側では、鬼と呼ばれた虐げられた者たちもこの国でかつて生きて、自分たちの一族、場所を守るために命を燃やし懸命に生きていた。。。

    そんなことをこの本を読むまで考えたこともなかったし、知らなかった。
    この本の時代の中を生きる京の町の麓で生活をしている村人Aと自分は何も変わらない。
    あそこには鬼がいると言われれば虐げる様に僕も眺めていたんだと思うと、
    僕の人生、きちんと知りもせず差別したり偏見

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    2024年12月13日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    今年こそは絶対読もうと決めていた作品。
    読みたい作品がありすぎて、手に取るのがすっかり遅くなってしまった…!
    羽州ぼろ鳶組シリーズ、1作目。

    かつて江戸随一と呼ばれた武家火消、松永源吾。別名、「火喰鳥」。しかし、5年前の火事が原因で今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩の折下左門が訪れ、壊滅した藩の火消組織の再建を依頼する。

    「塞王の楯」を読んだ時も思ったけれど今作も善人悪人関係なく、登場人物たちが最高すぎる。
    源吾が火消組織を再建するために仲間を集めていく。その中で出会うのが突出した特技と熱い信念を持った男たち。
    源吾に出会って男たちの生き様が変わっていく様は、まるで少年

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    2026年04月25日
  • イクサガミ 人

    購入済み

    最終巻!じゃない!?

    天の巻、地の巻ときて、人の巻がくれば当然最終巻だと思うじゃないですか?
    やった!待ちに待った最終巻だー、でも終わっちゃうの寂しいなって思ってたのでこれで良かった、、のか笑

    物語は相変わらずたくさんの強者が入り交じりゴチャゴチャと進みます
    人が多すぎて、史実も混ざっててちょっと混乱気味かも

    次巻が出たらまた天の巻から読み直します

    #ドキドキハラハラ #エモい #アツい

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    2024年11月29日
  • カンギバンカ(2)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    今村翔吾さんの「じんかん」コミカライズ2巻目。

    多聞丸の団が返り討ちにされて、逃げ延び夢を託された九兵衛は、残った甚助と日夏を先に行かせ、仲間を売った梟を屠る。
    「人とは何だ。人の世とは何だ」との疑問を抱く。

    その後本山寺に身を寄せるが、和尚宗慶の対応に、以前いた寺が人買いをやっていたことを思い出し、信じきれない九兵衛。
    宗慶もまた、九兵衛を間者と疑っていた。

    果たして宗慶は幕府の手のものに襲われ毒に侵される。宗慶を救うべく、九兵衛と甚助は京に出向き、曲直瀬一渓を連れ帰るが、
    道中一渓が女を寝とったとして襲われるのに巻き込まれる。

    なんとか寺に帰り着いた九兵衛と甚助は、本山寺を支援して

    #ダーク #アツい

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    2024年11月27日
  • カンギバンカ(1)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    今村翔吾さんの小説「じんかん」のコミカライズ。
    孤児の九兵衛と甚助が、人買いに売られるところを多聞丸の少年窃盗団に救われ、仲間になる。
    多聞丸は仲間とともに「くに」を造る夢を語るが、「最後の仕事」と決めた襲撃で壊滅。
    九兵衛と甚助、日夏と梟が辛くも逃げ延びるが・・・というところまで。

    凄惨なシーンの連続だけど、絵がきれい。
    小説を読んだ時に、美少年と書かれていた九兵衛、ああ、こうだったらいいなと思っていた感じでよかった。
    続感も楽しみ。

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    2024年11月27日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    いわゆる「エピソードゼロ」で、くらまし屋の「技」担当、赤也の過去が明かされる。
    とは言え、完全な前日譚ではなく、現在と過去が関連づけて描かれており、本編のストーリーも進むので、一粒で二度と美味しい構成になっている。
    だらしない面が描かれがちで、さほど好きではなかった赤也が漢を見せてくれたので、次巻以降は感情移入できそうだ。
    「知恵」担当の七瀬の前日譚が描かれるのも楽しみ。

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    2024年11月24日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組 第6巻。
    今回も面白かったし、最後の方は涙が…。

    このシリーズは登場人物多くて、しかもみんな格好良いんだけど。
    今回活躍する彦弥、めちゃくちゃ格好良い。すごく好き。
    というか、たぶん女子はみんな好きだと思う。
    私もぞっとしてみたい。

    また続きを読むのが楽しみだな。

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    2024年11月21日