今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて読んだ歴史小説。
戦国も歴史もゼロベースの興味と知識で、読破できる自信もゼロで読みました。
今村翔吾さん、すごいです。
あっという間に引き込まれ、手が止まらない。
後半は涙が止まらない。
私が戦国武将の世界観にどっぷりハマるきっかけになった1冊です。
武将の名前と幼名がなかなか一致しないので、ネットで検索して照らし合わせながら読みました。
どの角度から見るかによって、悪人にも善人にも捉えられるのが歴史ものの面白さだと思うのですが、ここに出てくる8人の武将たちの人となりは、このあと戦国小説や大河ドラマを見るにあたって「基準点」となった気がします。
この小説から戦国好きが始まったので、好 -
Posted by ブクログ
歴史小説愛溢れる著者による、歴史小説・時代小説の楽しみ方を様々な角度から掘り下げた本でした。
歴史に興味を持ってくれるなら、入り口はゲームでもアニメでもありがたい、という著者。
本書も、普段はビジネス書や自己啓発書しか読まないサラリーマンにも興味を持ってもらえるよう、ビジネスにも役立つ、人生にも役立つ、と連呼し、タイトルにも流行りの「教養」をつけてターゲット層を広げています。もちろん歴史小説を読みなれていない人が戸惑わないための工夫も随所にみられ、著者の熱さと心意気が伝わり、非常に応援したくなる本でした。
私自身は歴史小説も時代小説も好きですし、面白さも(人生の)お役立ち度も理解しているつ -
Posted by ブクログ
ネタバレリハックで著者が出ていたのをきっかけに手に取り読んでみた。
鬼=悪。そう植え付けられて育ってきたのは僕だけじゃないはず。
鬼は退治されるものとして当たり前に教わり何一つ疑問を持たずここまで生きていたが、
その裏側では、鬼と呼ばれた虐げられた者たちもこの国でかつて生きて、自分たちの一族、場所を守るために命を燃やし懸命に生きていた。。。
そんなことをこの本を読むまで考えたこともなかったし、知らなかった。
この本の時代の中を生きる京の町の麓で生活をしている村人Aと自分は何も変わらない。
あそこには鬼がいると言われれば虐げる様に僕も眺めていたんだと思うと、
僕の人生、きちんと知りもせず差別したり偏見 -
Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ良かった…!!!最初は分厚いな〜と思ってたけど、読み出したら手が止まらなくなってすぐ読み終わってしまった。松永久秀については、確かに悪人という面が有名だし、そういうふうに描かれるところが多いと思うけど、こうして見るとひとつの意思を貫き通そうとしたんだな。
歴史をなぞっていくと、確かに何かの意思で足を引っ張られるような、という分岐点が必ずあって、後世の現代から見るとそこが歴史の面白いところではあるのだけど、当時何かを成し遂げようとしていた側からすればたまらないよな。
織田信長の語りという面も良かった。こういう歴史小説はもっと読んでみたい。 -
匿名
ネタバレ 購入済み今村翔吾さんの「じんかん」コミカライズ2巻目。
多聞丸の団が返り討ちにされて、逃げ延び夢を託された九兵衛は、残った甚助と日夏を先に行かせ、仲間を売った梟を屠る。
「人とは何だ。人の世とは何だ」との疑問を抱く。
その後本山寺に身を寄せるが、和尚宗慶の対応に、以前いた寺が人買いをやっていたことを思い出し、信じきれない九兵衛。
宗慶もまた、九兵衛を間者と疑っていた。
果たして宗慶は幕府の手のものに襲われ毒に侵される。宗慶を救うべく、九兵衛と甚助は京に出向き、曲直瀬一渓を連れ帰るが、
道中一渓が女を寝とったとして襲われるのに巻き込まれる。
なんとか寺に帰り着いた九兵衛と甚助は、本山寺を支援して -
匿名
ネタバレ 購入済み源斎亡き後の石垣職人穴太衆飛田屋を率いる匡介は、関ヶ原合戦の前哨戦となった大津城の戦において、
4万の西軍を相手に石垣を造り続ける「懸」でで対抗する。
かたや鉄砲鍛冶職人国友衆の彦九郎は、大筒「雷破」で、匡介の造り続ける石垣を破壊しようとする。
両者、一歩も引かない攻防の描写に目を離せなかった。
「源斎は奥義は「技」ではないと言っていた。言葉で伝えても意味がないとも、そしてすでに伝えているとも。
一つだと何の変哲もない石も、寄せ合い、嚙み合って強固な石垣になる。人もまた同じではないか。
大名から民まで心一つになった大津城。それこそが、
--塞王の楯。
の正体ではないか」
歴史上 -
匿名
購入済み一乗谷の戦で両親と妹を失った匡介は、石垣職人の穴太衆飛田屋源斎に拾われ、石積みを中心に石垣造りを学ぶ。
長じて匡介は、大津城の空堀を水で満たす快挙を成し遂げ、大津城主京極高次と妻お初の信を得る。
匡介の望みは、強靭な石垣という「楯」によって、戦のない世を造ること。
それに対して、鉄砲鍛冶職人の国友衆彦九郎は、強力な武器である鉄砲という「矛」を造ることにより
やはり戦のない世を造りたいという望みを持つ。
同じ望みを持ちながら、その方途は真逆である二人の直接対決は下巻に持ち越される・・・。
個人的には、守備を固める匡介の想いの方が好きだなあ。
それと、なんとなくシュッとした美男という勝手な