あらすじ
「奪い、奪われることのない“くに”を作る」。それは盗賊の少年が思い描くには、あまりに壮大で矛盾した夢だった。時は戦国初期。繰り返される戦に、民は傷つき、飢え、苦しんでいた。両親を失った孤児・九兵衛は、奴隷として売られるところを、野盗団の棟梁・多聞丸に救われる。乱世で成り上がり、大名を目指すという野望を語る多聞丸に、九兵衛は魂の鼓動を感じた―――。歴史小説の傑作『じんかん』から生まれた、新たな戦国英雄譚!
...続きを読む感情タグBEST3
匿名
今村翔吾さんの「じんかん」コミカライズ2巻目。
多聞丸の団が返り討ちにされて、逃げ延び夢を託された九兵衛は、残った甚助と日夏を先に行かせ、仲間を売った梟を屠る。
「人とは何だ。人の世とは何だ」との疑問を抱く。
その後本山寺に身を寄せるが、和尚宗慶の対応に、以前いた寺が人買いをやっていたことを思い出し、信じきれない九兵衛。
宗慶もまた、九兵衛を間者と疑っていた。
果たして宗慶は幕府の手のものに襲われ毒に侵される。宗慶を救うべく、九兵衛と甚助は京に出向き、曲直瀬一渓を連れ帰るが、
道中一渓が女を寝とったとして襲われるのに巻き込まれる。
なんとか寺に帰り着いた九兵衛と甚助は、本山寺を支援しているという阿波の三好殿に会えと言われ、
阿波に向かう前に境の新五郎に会いに行くが、同道した一渓が掏摸に遭いかけ、騒動になり・・・という展開。
度重なる襲撃は、コミックスオリジナルのストーリーだと思うんだけど、どうだったっけ?^^;
これはこれで面白いです。