【感想・ネタバレ】カンギバンカ(2)のレビュー

あらすじ

「奪い、奪われることのない“くに”を作る」。それは盗賊の少年が思い描くには、あまりに壮大で矛盾した夢だった。時は戦国初期。繰り返される戦に、民は傷つき、飢え、苦しんでいた。両親を失った孤児・九兵衛は、奴隷として売られるところを、野盗団の棟梁・多聞丸に救われる。乱世で成り上がり、大名を目指すという野望を語る多聞丸に、九兵衛は魂の鼓動を感じた―――。歴史小説の傑作『じんかん』から生まれた、新たな戦国英雄譚!

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匿名

ネタバレ 購入済み

今村翔吾さんの「じんかん」コミカライズ2巻目。

多聞丸の団が返り討ちにされて、逃げ延び夢を託された九兵衛は、残った甚助と日夏を先に行かせ、仲間を売った梟を屠る。
「人とは何だ。人の世とは何だ」との疑問を抱く。

その後本山寺に身を寄せるが、和尚宗慶の対応に、以前いた寺が人買いをやっていたことを思い出し、信じきれない九兵衛。
宗慶もまた、九兵衛を間者と疑っていた。

果たして宗慶は幕府の手のものに襲われ毒に侵される。宗慶を救うべく、九兵衛と甚助は京に出向き、曲直瀬一渓を連れ帰るが、
道中一渓が女を寝とったとして襲われるのに巻き込まれる。

なんとか寺に帰り着いた九兵衛と甚助は、本山寺を支援しているという阿波の三好殿に会えと言われ、
阿波に向かう前に境の新五郎に会いに行くが、同道した一渓が掏摸に遭いかけ、騒動になり・・・という展開。

度重なる襲撃は、コミックスオリジナルのストーリーだと思うんだけど、どうだったっけ?^^;
これはこれで面白いです。

#アツい #ダーク

0
2024年11月27日

Posted by ブクログ

相変わらず恵広史最高。

直木賞候補にも選ばれた今村翔吾さんの歴史小説「じんかん」を天才恵広史がコミカライズするというワクワクな2巻。

松永久秀という「悪人」だといわれている武将のストーリーを描いていく作品ですが…立身出世の話になるのかと思いきやなかなかディーブな1巻を受けての2巻ですが…こちらもディープ。

恵先生の作品全部買うことに決めているのですが、そんな恵先生好きな俺でもトップクラスに好きな作品になりそうです。

孤児の九兵衛がいかにして、松永久秀になっていくのか。
それが楽しみですね。

0
2021年06月22日

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