今村翔吾のレビュー一覧

  • 人よ、花よ、 上

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    「太平記」における、いわゆる南北朝時代の
    クライマックスでもある楠木正成
    の湊川の戦いの後を描いた作品です。

    正成の子である正行(まさつら)が、
    足利尊氏の北朝側に付こうと考えていたところ、
    数奇な運命により南朝側として戦うことになる
    過程を追っています。

    上巻は戦ではなく奸計によって命の危険に
    さらされた南朝の帝を救おうとするところまで。

    下巻は帝の民を思う心に胸を打たれ、
    南朝として北朝にある程度の打撃を与えることが
    できれば早い段階で和睦がかない、
    戦を終わらせることができると考え、
    南朝として戦うことを決意する。

    ここまでは史実通りです。

    そして結果が史実と変わらないのが今村

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    2025年08月03日
  • 五葉のまつり

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    めちゃくちゃ面白かった!
    久しぶりのヒット!
    歴史に疎い私やけど、コレは傑作!感動したし、石田三成、長束正家、浅野長政、増田長盛、前田玄以について調べたくなった。

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    2025年08月02日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    凄く良いシリーズものの一巻目だった。
    しっかりキャラのたった人達が、1人ずつ仲間に加わってくるワクワク感。そして、それぞれが力を発揮できる場所があって、敵(火)をやっつける。
    ワンピースの公式非公認のYouTubeで今村さんがワンピースファンかも?って話が出てたのが納得!って感じにワンピースだった。
    奥様が一番好きかも。
    早く次読みたい!

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    2025年08月02日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    長谷川平蔵の命を受け、ぼろ鳶組、西へ!
    江戸を離れて、舞台は奇怪な事件が巻き起こる京の都。

    江戸と勝手が違い、困惑するぼろ鳶組を救ったのは、「蟒蛇」の異名を持つ男が率いる西の火消だった。

    終盤、燃え盛る炎の前に立ち、銀煙管を吹かした鬼平の大きな背中に涙せずにはいられなかった。


    六角の獄舎には、今村先生の別作品『イクサガミ』シリーズでも活躍できそうな「首狩り京史郎」や、謎多き「野狂惟兼」などの魅力的な悪人があふれていた。

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    2025年08月01日
  • 茜唄(下)

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    ネタバレ

    【茜唄】 今村 翔吾 著

     平家物語を久しぶりに読みました。平清盛亡き後、棟梁・平宗盛を補佐し、実質的に平家を取り仕切った四男で知将・平知盛と、武勇に優れた従兄弟の平経盛を軸に平家物語を復活させています。上巻後半の木曾義仲、下巻の「一の谷の戦」に始まる源義経らとの戦などは圧巻です。描写は、まさにその場にいるようで鮮やか。義経の物語が多いなか、平家側からどう見えたかもわかってとても興味深かったです。

     著者の考察として面白かった点は、清盛が源頼朝を殺害しなかったのは、奥州・藤原秀衡、関東・源頼朝、西国・平家による「天下三分の計」によって均衡を図ろうとしたというもの。また、歴史は勝者の論理で書

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    2025年08月01日
  • 五葉のまつり

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    堂々の633頁。

    豊臣秀吉を縁の下で支え、尊敬と嫉妬の眼差しをあびながら、いつしか五奉行と呼ばれるようになった男たち
    石田三成
    増田長盛
    浅野長政
    長束正家
    前田玄以
    の5人が揃った時

    「よきにはからえ!」

    秀吉直々の難題が与えられる。

    成すべきことのために出逢った5人が、力を合わせ、
    北野大茶会
    刀狩り
    太閤検地
    大瓜畑遊び
    醍醐の花見

    戦いだけが闘いの場じゃ無い。
    政とは諦めない事と、全力で事にあり、大きな祭りを成し遂げる。

    作者の、
    秀吉贔屓、三成贔屓が、ビンビンに感じられる、感動の作品だった。

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    2025年07月31日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    火消たちが総力を結集し、謀略を打ち砕く内容はまさに圧巻。物語が終わった寂しさと、次の物語への期待がないまぜに。
    大作を読み切ったという余韻と感動が心地いいシリーズになりました。

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    2025年07月31日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    ボロ鳶シリーズの集大成にふさわしい一冊。
    これまでの仲間たちが力を合わせ、かつてない大火に挑む。まだ上巻だというのに、この圧倒的な熱量。
    読み終わりたくないのに、続きが待ちきれない。
    下巻へ

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    2025年07月29日
  • 人よ、花よ、 下

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    尽忠報国の鏡と言われている楠木正成の嫡男、楠木正行の物語。南北朝時代、偉大な父の遺志を継いで南朝の後村上帝のために戦うと誰もが思う中、「己の思うままに生きれば良い」と正成の残した言葉に支えられて正行は北朝との和議を模索する。親が子を想う愛情にも心打たれましたが、正行が「民衆の平和な生活を守るために最善であるように」と考えて、北朝との和議へと動く心に感動しました。正成の兵法をさらに深めて少数精鋭でも強い戦法を生み出していくのも興味深く、最後まで夢中で読みました。素晴らしい本です。

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    2025年07月27日
  • 塞王の楯 下

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    1600年、関ヶ原の前哨戦となる大津城の戦いを、石垣造りのプロ集団 穴太衆の視点で描いた作品。とても面白かった。

    前半は主に匡介の視点で戦に至るまでのことが語られているが、後半の戦の段になると、匡介の視点と敵の国友彦九郎の視点とが交互に描かれるようになる。どちらも武士ではなく職人ではあるが、それぞれに正義、信念そして葛藤を抱えて戦いに臨んでいることがよくわかる。また、彦九郎視点で描かれていたこれは、匡介視点では実はこういうことだったのか(逆も然り)というちょっとした謎解きっぽい要素もあり楽しい。

    また、横山久内、京極高次、立花宗茂など、敵味方関係なく魅力的な将が登場してくる。特に西国無双

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    2025年07月19日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    とっても面白かったです。疲れていても今村翔吾さんを読むと頑張ろうと思えるのがすごい。人情味溢れる登場人物がとてもよかった。江戸時代の火消しのシーンはドラマで垣間見るけれど詳しく知らなくて、この本でどうやって火災に立ち向っていたのかを思い描くことができて勉強になりました!1人の死人も出さないで民衆を火から守るボロ蔦組の心意気に胸が熱くなりました!

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    2025年07月19日
  • 茜唄(下)

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    たくさん書物で壇ノ浦の戦いを読んできた。
    しかしながら、この作品の壇ノ浦が1番歴史ファンは嬉しいのではないだろうか!
    「驕れる者は久しからず」
    人類の歴史上数少ない絶対的事実であるからこその、日本人としての滅びの美学が素晴らしい作品でした。

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    2025年07月18日
  • 茜唄(上)

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    まったく歴史のこと分からないが、詳し方でも、どちら側の視点で見るかで印象がかなり違くなると感じた。
    いつの時代もなかなか、平和な世の中は続かないのだと歴史が物語ってる。
    戦以外にも、家族愛や唄など見所がたくさんある作品ですが、難点はみんな同じような名前で混乱します。下巻を読むの辛いので多分よまない。

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    2025年07月18日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ第8作。
    今作は火消しとしての活躍よりも、濡れ衣を着せられた逃亡劇。
    これまでと趣の異なる展開ながら、いつも三枚目の鳥越新之助の奮闘にただ感動。

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    2025年07月15日
  • 人よ、花よ、 上

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    たしかに前半は読むのに時間がかかってしまったが後半から下巻の終わりまでページを捲る手が止まりませんでした。
    期待以上に面白かった

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    2025年07月13日
  • 人よ、花よ、 下

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    作者が言うように、集大成を感じられる出来栄えだった。
    今村翔吾の作品が好きな人は最高傑作となると思います。
    文句なしの星5です

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    2025年07月13日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    内容(ブックデータベースより)

    十六歳の新人火消、松永源吾は、同世代の優秀な火消たちが台頭する中で、焦る気持ちを抑えきれませんでした。そんな折、毒を吐くような恐ろしい炎が発生し、熟練の火消でさえ生還が難しい状況になります。若手の火消たちは、その危険な状況から出動を禁じられてしまいます。
    しかし、源吾はそれに反発し、加賀鳶の御曹司や最年少の火消頭、町火消の新星など、一癖も二癖もある仲間たちと共に、危険を顧みず、人々の命を救うために立ち上がります。彼らは、未来の江戸を担う若き火消として、困難な状況に立ち向かい、その片鱗を見せていきます。
    この物語は、「羽州ぼろ鳶組」シリーズの「零」巻として、

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    2025年07月11日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    少女の奉公人、お春をくらます今回のお話。
    自分の醜態を隠すために、金盗みの嘘をでっちあげ、しまいにはお春を土蔵に閉じ込める留吉。
    こんなやつがいるのかとイライラMAX。。
    留吉の最期にはすかっとした。
    今後もお春は物語に関わってきそうなので、楽しみが出来た。

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    2025年07月11日
  • じんかん

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    松永久秀は自分にとって『無名』にしかすぎない人物でした。

    久秀が思う「人は何故生まれ、何故死んでいくのか」。
    久秀だけじゃなく誰もが思うことをこの物語の展開で答えを導いていってくれているのかもしれないと思い読み進めていきました。

    両親がなくなった彼の幼少期(九兵衛)は凄惨だった…と思う。
    だけど多聞丸や日夏たちと出会い彼の人生が変わり始め、当時の日本(戦国時代〜安土桃山時代?)を俯瞰して世の中を変えていかなければならないと思うようになった、その思い。三好元長との出会いがそうさせたのかな。夢をかなおうと貫く意思の強さを感じる。

    「本当のところ、理想を追い求めようとするものなど、この人間(じ

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    2025年07月11日
  • 五葉のまつり

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    私は秀吉が好きじゃない。
    なぜと言われると、感覚的に、としか言えない。
    なんか美しくないんだよね。
    単に信長と家康が好きだから比較かもしれない。
    石田三成もあんまり好きじゃない。

    でもこの作品はとても好きだ。
    綺麗事も多分にあるだろう。
    無理難題に知恵と心を持って正面から立ち向かう5人集。この本は戦国時代のことでありながら武の本ではない。
    だからこそ武将たちの人となりが知れて面白い。

    伊達はやっぱりいいよねぇ

    2025.7.8
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    2025年07月08日