今村翔吾のレビュー一覧

  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
     羽州ぼろ鳶組シリーズの第1巻。青春アドベンチャーから入ったのですが、これ、面白いですね。
     ジャンルとしては、歴史小説なんだと思いますが、ミステリの要素もあり。歴史の史実や有名人も出てきたりで、歴史好きの琴線にも触れるつくり。
     展開は、復帰、立て直し、仲間探しと、王道ではありますが、いつの間にか...続きを読む
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    今まで登場したキャラ総集結みたいな展開で面白い。最後にはホロリときちゃうから流石よね。
    これでプロット書かないってマジですか?
  • てらこや青義堂 師匠、走る
    序盤は、元公儀隠密の寺子屋師匠の十蔵と、子供達、奥様が主人公となる連作短編のよう。

    中盤からは、お伊勢参りの途中、
    将軍暗殺を狙う忍びが、、!

    痛感エンタメ!
    今回も面白かったです!
    キュンとくるラブもらあれば、人情もある。アクションあり、どうやって逃げ伸びるか?のミステリーあり、
    盛りだく...続きを読む
  • 湖上の空
    池波正太郎さんの本を読んでいるときと同じくらいのワクワク感がある。
    今村さんの初読みは幸村をうてでした。
    真田信之が主役に描いてあったのを思いだし、弟愛に溢れていて、私の愛読書です。ちなみに私は真田昌幸が好きですけど。この本を読んであー今村先生は真田信之好きとわかり、納得。
    この年末は今さらだけど塞...続きを読む
  • 八本目の槍(新潮文庫)
    石田三成を賤ヶ岳7本槍の7人の目線から順に描いていく。後半になるにつれ謎解きのように三成の夢が明らかになっていく展開は流石。こんなに魅力的な三成は初めて。彼が現代社会の政治システムを夢見ていたというのは少し出来すぎだが三成なら…と思わせる筆力はすごいとも思う。

    小姓組時代のエピソードはまるで学園物...続きを読む
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組
    番付のためにわざと火をつける、ありえる。ところがどうやら話は単純ではなかった…シリーズ史上最悪の火消しが登場?!今作も推しの新之助が頑張ってくれたので◎!!^_^
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組
    今回も一気読み。いやーもう息もつかせぬスピード感、美しい情景、火消したちの魅力。もうたまらん。今村翔吾に「ぞっとする」!
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業
    最高でした!
    厚みがあって、読む前から期待倍増!今回は、くらますという事よりも,戦闘シーン多め。
    主人公である平九郎に幾度と訪れる危機にハラハラさせられました。

    惣一郎目線で語られていく新たな登場人物との死闘は迫力満点!
    目が離せません!!力が入ってしまいます!

    炙り屋、闇の一味のあの人の絡...続きを読む
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組
    まさかの冒頭から、怒涛の結末まで一直線!
    チャンバラあり恋模様あり、今回も盛り盛りのエンタメでした。
    新之助推しにはたまらない1編。
    とはいえ謎が全てスッキリしたわけではなかったので、まだ先が気になるところ。
    そこには何が書いてあったのか……。
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    さて、下巻。「羽州ぼろ鳶組」の12冊目。

    上巻の終盤、尾張藩中屋敷の火事場に現れた伝説の火消・伊神甚兵衛の残像も冷めやらぬ中、火事の手口は星十郎の知見を内記(色々と複雑な男だね)の言葉が裏付けてからくりが解けていく一方、伊神の探索は新庄藩=源吾に託される。
    伊神への憧憬と亡き父が伊神を火消に戻せた...続きを読む
  • 湖上の空
    今村翔吾、若造作家ではあるが、「30歳でも夢を実現できる」を実践し「70歳でも夢を実現できる」と一瞬錯覚をさせてくれる作家でもある。
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業
    カッコイイ!

    「井蛙流奥義 戌神」に続いて2つ目の奥義開眼です!( ゚д゚ )クワッ!!
    技名も超絶カッコイイ!のですがそいつをレビューに書くってのはちぃと野暮ですぜ旦那(誰?)
    まぁ奥義は十二個あってそれぞれ干支の名を冠した技名になっていて、技そのものにも干支に因んだ特徴があるってことだけ教えて...続きを読む
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    感動(´;ω;`)
    小説を読んでこんなに長く鳥肌が立ったことがあるかな。映像が浮かんできて、映画を見ているようだった。

    火消頭、若鳶、最高でした!
    18年の時を経て築き上げた頭たちの熱い絆。みんながカッコよかった♪
    もう文章には表せない気持ち( *´艸`)
    12冊読んで推しはコロコロ変わったけれど...続きを読む
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組
    「黄金雛」から先に読んでください!
    私も教えて貰えなかったら飛ばしてたと思うので。
    1巻~9巻→黄金雛→襲大鳳

    序章から泣かされた(´;ω;`)
    「黄金雛」の話はまだ終わってなかった...
    18年を経て明かされる真実と新しい伏線。

    18年前の源吾たちを彷彿とさせる、新人火消たちが危なかっしいけど...続きを読む
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

    火消オールスター勢揃いの豪華な零巻。
    読んで零巻の意味がわかりました!
    今まであまり語られていなかった、源吾の幼少期から父である重内が殉職するまでの話。

    源吾が子どもの頃から憧れていたある火消の物語を中心に進んでいく。
    火消になりたての源吾や勘九郎たちが、若さ故の男気を魅せてくれました!

    父親...続きを読む
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    作者のコメントにある通り、第1シーズンは終わりとのことで、ラストに相応しいオールスターの総力戦で、ファンとしては大満足。

    上巻で慎太郎、藍助という新米鳶に興味を持ったが、そこに慶司も加わり、過去の源吾や勘九郎を彷彿とさせるあたりは流石の一言。黄金世代や新米にスポットが当たっているが、第2シーズンで...続きを読む
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    ぼろ鳶組7冊目。
    1作目の明和の大火事件の裏話といった趣。
    前6作のうちに登場した、江戸のいろいろな組の火消しが連合となって火消しにあたる場面は胸熱。
    選抜メンバーで試合に臨む日本代表のよう。
    で、その場面が作中では序盤なのだから、たいへん贅沢な作品だと思う。
    今回もとても面白かった。
    つぎが楽しみ...続きを読む
  • てらこや青義堂 師匠、走る
    わけあり寺子屋師匠と筆子たちを中心にしたラブありサスペンスありアクションありヒューマンありのもりだくさんエンタメ時代小説である。
    このコンパクトな1冊の中に、すさまじい情報量である。よくさほど違和感なくおさまっているものだと感動する。感心ではない。感動!! である。それも説明くさくない。さすがすぎる...続きを読む
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組
    読むのに時間が掛かったー!
    またまた粋な(クセが強い?笑)登場人物が増え、難しい漢字が続々。読み返しながらゆっくりと♪

    9巻は大阪が舞台で星十郎が主人公。星十郎の風詠みとしての活躍、バラバラだった大阪の火消を必死にまとめようとする源吾。
    源吾の船上での男気と大阪の火消たちのやり取りに鳥肌と涙!人情...続きを読む
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零
    「羽州ぼろ鳶組」の10冊目。短期入院中の読書、その1。
    今回は遡って源吾らこのシリーズで活躍する面々のまだ若かりし頃のお話。

    火事場見廻の屋敷で起こった火事が3年前に最強を誇った尾張藩火消が野火で全滅した事件につながるが、毒を含んだ煙に家の者はもとより助けに入った火消まで亡くなる事態に火消を預かる...続きを読む