今村翔吾のレビュー一覧

  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    火消したちの勇姿が光る、粋でいなせな物語。
    まるでヒーローアニメのような熱さと臨場感。
    続編が十冊以上あると知りつつも、きっと読まずにはいられない。

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    2025年04月04日
  • じんかん

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    戦国武将・松永久秀の一生を綴った時代小説。どの程度史実に則っているのかはわからないが、情に厚い人物像が涙を誘った。分厚いページ数だけじゃない、とてつもない大作。と言いつつ正直、ゲームの「戦国無双」で初めて知った名前でイメージもそっちに引っ張られた状態で読んだので「えっ、こんな感じの人だったの?」って感じに戸惑った。この辺は作者の解釈次第だろうけど。

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    2025年04月02日
  • ひゃっか!

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     全国高校生花いけバトル――高校球児の夏の甲子園に匹敵する、即興の生け花の舞台に挑む高校生たちの、一夏の煌めきのような一冊です。

     主人公は高校二年生の大塚春乃。華道同好会たった一人の会員だけれど、花が好きだった祖母に見せるために、どうしても花いけバトルに出場したいと、一緒に出場してくれるパートナーを探し求める日々を過ごしていた。そんなところにやってきたのは、事情持ちの男子転校生。生け花の素養があるらしいが、家の事情で転校を繰り返し、進級も危ぶまれるほどの成績である彼は、春乃が勉強を教えてくれるなら代わりに花いけバトルに出ると言う。彼が再び転校してしまうまでの、一度だけの夏。青春をかけて花に

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    2025年04月01日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    火事が起きても、鐘を鳴らさぬ武家火消たち…。その理由は、なぜ?
    そして「ぼろ鳶」たちに迫る大きな罠。

    加賀鳶の勘九郎に火消しの矜持を感じ、一橋の化け物と対峙する我らが麒麟児に大興奮!

    田沼様の家臣の山本又兵衛様の今後の動向にも期待。

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    2025年04月02日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    時に笑い、時に泣き、感情が揺さぶられまくる時間だった。

    主人公の源吾はじめ、仲間たちの過去も含めて魅力にあふれている!もちろん深雪さんも。

    田沼様や鬼平など、実在の偉人たちとの絡みにも大興奮!

    最後の最後までページをめくる手が止まらない!!

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    2025年04月02日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    なんとなく手に取ったら既刊11冊もある〜!でも間違いなく面白い!

    過去に挫折した火消し屋源吾。過去を乗り越え、仲間を集め、江戸の街を、人々の生活を火から守る。
    魅力的なキャラクター達に予想通りの熱き展開。こんなの面白くないわけない!
    続編も読まねば〜

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    2025年03月31日
  • 幸村を討て

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    真に歴史ミステリー。
    大阪夏・冬の陣に臨むそれぞれの思惑が交わり、真実を隠している。戦国時代の漢達に人間味が加わって不思議な世界が造られている。

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    2025年03月30日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ2作目。笑いあり涙ありの展開が読んでいて楽しい。消火の描写も緊張が伝わり、つい手に力が入ってしまう。

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    2025年03月29日
  • じんかん

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    塞王の盾に続き2作目の今村翔吾作品。松永弾正久秀、名前を聞いたことある程度だったけど(高校世界史履修)、ひたすら面白かった。
    様々な出会いを経て立身出世していく様は爽快。妬まれることもあるけど、壮大な夢に向かって邁進する姿にエールを送りながら読んだ。
    次読む今村作品は何にしようかワクワクしている。

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    2025年03月28日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    各章で語られる7本の槍。どの登場人物もそれぞれの個性が際立ち、信念を感じる。想いは全員一緒。そしてタイトルでもある8本目の槍。この人物こそが‥。非常に引き込まれるし、現代風の歴史小説といった感じか。とても面白かった。

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    2025年03月23日
  • じんかん

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    松永久秀の悪人のイメージが変わる内容になっています。また、戦国の世の中がリアルに再現されており、今の時代で良かったと結構思わされました。色んな事が伝わってくる良い内容でした。

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    2025年03月21日
  • じんかん

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    さすが今村さん、凄い面白かった。
    580ページに及ぶ長編も難なく読み進められ楽しめた。
    時は室町~安土桃山時代、孤児だった松永久秀の凄絶な半生が信長の回想で語れていく。
    松永久秀?あまり耳にしない武将だ。(自分が無知なだけかも)信長いわく「人の成せぬ大悪を一生のうちに三つもやってのけた」と家康に説明している。しかも二度も謀反をおこしている。この時点で久秀のイメージは悪かったのだが、話が進むにつれ真相は全然違う。松永久秀の言動や人格に心が掴まれていく。
    たくさんの見どころあるが中でも7章の「人間へ告ぐ」で1万の敵の軍勢が迂回して信貴山城を狙っているという情報を奈良の民が自分の命をかえりみず報せて

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    2025年03月20日
  • 五葉のまつり

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    刀狩り、太閤検地、醍醐の花見など、豊臣秀吉が仕掛けた大事業を縁の下で支えた五奉行それぞれが主人公のお話。太閤検地と醍醐の花見のお話が好み。互いの才を認めあいながら、戦ではない"闘い”に挑む男たちの姿が格好良かった。

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    2025年03月20日
  • じんかん

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    戦国時代最も悪名高い武将の一生を綴る物語。
    信長が九兵衛の半生を語り、彼の生い立ちから悪行の真実が明らかとなっていく中で、彼の夢や想い、そしてかけがえのない人間達との出逢いを知ることで、本当の松永久秀という武将を本当の意味で理解できた。
    どこまでが真実でフィクションなのかわからないが、
    ただ1つ言えることは松永久秀の大ファンになった。
    過去1で好きな歴史小説。

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    2025年03月18日
  • 五葉のまつり

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    とにかく心に響いた。年始の1作目に選んで本当に良かった。物事を動かす立場にいる人たちには、特に刺さる物語だと思う。本作は、豊臣秀吉の政権を支えた五奉行を中心に血の通った人間性が描かれている。彼らが関与した大事業を通じて、各人の奮闘や人間関係が詳細に描かれている。仲間や絆、信念の大切さといった普遍的なテーマを中心に据えていて、特に、個々の人物が自分の弱さや葛藤と向き合いながら、それを乗り越えようとする姿から勇気と感動を貰った。その現代的な感覚は歴史小説が苦手な人も感情移入しやすいのではないかと思う。

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    2025年03月16日
  • 塞王の楯 上

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    久しぶりに、目で活字を追うよりも気持ちが先に行きたがる。
    そんな本に出会いました。
    レビューは下巻でまとめて。

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    2025年03月14日
  • 茜唄(下)

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    史実だから結末は知っているのに…涙なしでは読めなかった。知盛はもちろん、すべての登場人物に正直さや人としての情があり、物語の中に深く吸い込まれていくような感覚があった。この先もずっと手元に置いておきたい一冊になった。

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    2025年03月13日
  • 五葉のまつり

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    悔しさも嬉しさも、疲労感も晴れやかさも…今村翔吾は人物を立ち上がらせる。出自を上回る才と努力で天下の政の中枢に着く面々。秀吉からの難題。五大老+伊達・利休 VS 五奉行。その言葉の裏は?この政の先は?三成は「一人では成せぬような難題を共に乗り越えていく」仲間と出会う。
    分厚くて引いてしまったが、読んで良かったと思える一冊。

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    2025年03月13日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ、3作目。

    序盤から凄惨な事件が起きて、どのように物語に関わってくるのかドキドキしながら読み進めた。
    長谷川平蔵と源吾が事件のあらましを見て、離れた地で、相手のことを想い合っているのが胸にグッときた。

    辰一の生い立ち、「九紋龍」に隠された想いが語られる場面、戸沢正親と対峙する場面で明かされる正親の民への想い、それに対する新庄藩火消の面々の心意気に涙が溢れた。
    源吾の「人は変わるものさ。」「人は何度でもやり直せる。」という言葉、1作目の「火喰鳥」が思い返され、胸が熱くなった。

    今作で一番心に残ったのは、北条六右衛門の「新庄の民は貧しい。しかし決して明日への希みを捨てぬ。

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    2025年03月03日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ、2作目。

    序章の新之助と彦弥、新之助と深雪のやり取りが面白すぎる。
    前作を読んでからだいぶ間が空いてしまったけれど、すぐにこの世界観に引き込まれた。

    今作でもある事件が発生。
    その影響で火消が火消としての役割を全う出来ない事態に。
    それでも消火活動のために掟を破る万組の頭「魁」武蔵、自身の身の危険を顧みず、火の中に飛び込んでいく加賀鳶、ぼろ鳶の姿に胸を打たれた。

    特に終盤は迫力があった。
    身の危険を感じつつも、下手人を追い詰めようと多勢を相手に一人で立ち向かう新之助。
    自身が咎を受けることも厭わず、消火活動のためなら手段を選ばない源吾、武蔵。
    二人は周りをも巻き込み

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    2025年03月01日