今村翔吾のレビュー一覧

  • 湖上の空
    今村翔吾さんの作品は今まで読んだことがないのですが、作品からの先入観なく作家さんが何を考え、どんなことをしているのか知りたかったのでこの本を手に取りました。
    それに、歴史作家といえば、年上で年配の方というイメージだったので、自分より若い、歴史小説を書く方にとても興味がありました。

    本との出会い。
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  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組
    「羽州ぼろ鳶組」シリーズ8作目!
    あの…お調子者で人がよくて、それでいて剣が強い!そんな鳥越新之助が火付けの下手人???

    そして新之助の無罪を晴らそうと動こうとしたその時…ぼろ鳶は幕府から出入りを禁じられてしまう。
    どうする?新之助!

    今回はあのへらへら新之助の本気が見れます。(色んな意味の本気...続きを読む
  • 茜唄(下)
    大人になるまでに見聞きしたものは全て源氏が善で、平氏が悪のものばかり。
    一昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と本作品を読んで両家への印象が全く変わりました。
    それぞれの立場で物事を見る重要性を改めて感じました。
    平家メチャクチャカッコいい。そして、家族の絆が強い。
    多くの人に平家の良さを知ってもらう...続きを読む
  • 八本目の槍(新潮文庫)
    賤ヶ岳七本槍の7人を通して描かれる石田三成。

    人間味あふれる七本槍と石田三成たちの姿に引き込まれる素晴らしいストーリーでした。
    「八本目の槍でござる」で涙。
  • 茜唄(下)
    上巻を「静」とするなら、下巻は「激」でした。
    激しい戦の場面が続きます。
    それは、平家が滅亡へと向かう道です。
    大局を見据えた知盛の想いが伝わってきました。
    今村先生の歴史小説は、とても理解しやすく、源平合戦に忠実なため、歴史の勉強になりました。
    そして、感動しました。
  • ひゃっか!
    大好きな作品とリンクしていた。ワクワクしたりドキドキしたり、花いけバトルってなんだか楽しそうって登場人物と同じ目線で読むことができた。歴史小説でも時代小説でもない今村さんの作品も、やっぱり情熱的で気持ちを動かされた。
  • 茜唄(上)
    主人公は、平清盛の四男の知盛という男です。
    彼は、清盛の寵愛を受け、妻や子供を愛した家族想いの人物として描かれています。
    戦の才能もあり、当時の武士の闘い方の常識を打ち破ります。
    全ては、平家存続のためです。
    物語は、平家が都落ちをして、香川県屋島に至る所で終わります。
    下巻が楽しみです。
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
    こんなに読みやすくてエンタメ要素がある時代小説は初めてだった。主人公含め、仲間たちそれぞれが成長していく様を見られるのは面白い。このシリーズ読み切るぞ!
  • 湖上の空
    主に今村さんの生い立ちや作家への転身について語られたエッセイ集。あちこちに掲載されたもののまとめなので、繰り返しは多い。彼がどういう人かは全く知らなかったので、なかなか興味深かった。加茂台で育って、中高は奈良で、今は滋賀のどっかですか。近いやん!
  • 茜唄(上)
    登場人物多く、名前も似ているので苦戦したけど、それ以上に面白い!!知盛と希子の夫婦愛、家族愛にほっこり。
  • 教養としての歴史小説
    素直に歴史小説を読みたくなる1冊でした。
    あまり多く読んでいたジャンルじゃないのですが、たしかに日本人として自分の国の歴史を楽しみたい思いはあるし、何より何百年と名前が語り継がれている人間がいかなるものなのか、学びを得られるというのは全くその通りだと思うので、燃えよ剣でとっても大好きになった司馬先生...続きを読む
  • 塞王の楯
    石を積み続け、城、民、高次を守る穴太衆、かっこよかったー。
    戦国時代ものは、名前が覚えづらくて言い回しが読み進めるのを妨げられるけど、この本は全くそんなことはなく、一人ひとり、とても魅力的に書かれていて、ストーリーもどんどん読み進めたくなる内容だった。
    大津に石垣見に行きたい!
  • イクサガミ 地
    1巻よりもおもしろい。
    続編待たされるの苦痛。
    家族がいながら斬られていった参加者たちのこと思うと辛い…
  • 茜唄(上)
    タイトルを見たときは平安時代の雅な話かと思いきや、ハラハラする展開で楽しめました。
    普段は源氏側の目線が多いからとても新鮮で、あっという間に読めちゃいました。
    さすが今村先生、人物がとても魅力的に描けていてとても素晴らしい作品です。
  • 茜唄(上)
    新解釈平家物語といった趣き
    平知盛主役の物語
    色白長身イケメン知盛とゴリマッチョ教経がいい感じのコンビである
    西仏に伝授する語り部は誰なのか?

    まだ戦闘怪物義経は出てこない!
    刮目して待て下巻
  • 茜唄(上)
    さすが今村さん。視点が独特。大河の平清盛は見たが、ここまでは描かれてなかったので新鮮。しかし、末路が分かっているだけに悲しい。平知盛と平教経、かっこええやんか!
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    羽州ぼろ鳶組シリーズ7作目
    今作は江戸火消しのオールスター戦のようなお話でした。
    各頭取の個性が適材適所で活かされていてとても面白い。
  • 戦国武将伝 西日本編

    主役級から超脇役級まで

    歴史資料の中から一部の記述に触発されて書かれた短編集。語られる物語は実に興味深いものが多い。当たり前だが、歴史は数多くの先人が絡み合いながら行く末を決定付けている。主役だけでなく脇役にも物語があって広く深く知れば知るほど歴史のうねりが益々面白くみえてくる。
  • 塞王の楯
    どこまでがフィクションでどこまでが史実なんだろうか?やっぱりこの作者の作品は凄いです。
    スピーディな展開に手に汗握りながら読みました。
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組
    【羽州ぼろ鳶組シリーズ5】

    江戸へタイムスリップ♡
    安永2年(1773年)も秋、年明け発表の人気火消し番付が気になる面々。中には、番付を上げようと、他の火消しの手柄を横取りする柊与市のような者が現れる。

    また、火事の遺児を引き取り『菩薩』と崇められている進藤内記。
    火事の記事を書く読売の文五郎...続きを読む