今村翔吾のレビュー一覧
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「くらまし屋稼業」の8冊目。ここでようやく追いついた。
今回は呉服問屋の大店「越後屋」で働いていた比奈という女性を晦ますお話。
この比奈を甲州のとある村まで逃がすという道行きで、どうやって晦ますかというシリーズ最初の頃にあった趣向が薄くなったのは淋しいが、代わりに凄まじい活劇が次々と繰り広げられる。
悪事の露見を防がんとする越後屋の大番頭・富蔵が雇った追っ手はなんと65人。猿橋の上の立ち回りはまだ序の口。次々と追い縋る刺客との死闘に手に汗握る。
一方、大丸の機転(大丸の幼き神童、流石です)で比奈を害そうとする者を炙り出すことになった炙り屋・万木迅十郎は前作に登場した九鬼段蔵と人間離れした斬り -
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ネタバレ2023/6/27
今回はえげつなさがいい塩梅でちょっと心穏やかに読めました。
毎回かっこいい人が出てきて涙ぐむ。
だからこそ未来に待つ史実、田沼様の失脚が怖くなるんよね。
一橋めっちゃ悪もんやん。どう納得させてくれるの?
ひー怖い。
それはともかく今回は火消じゃない人たちがとても素敵。
バカ殿かと思わせて実はとても実直な民思いの人だったご連枝様。
冷酷な四角四面の牢役人ではなかった昔源吾を捕らえてた人。
大丸の四代目、昔深雪に振られた豪商。
いやみんなかっこいい。
最後に深雪さんの見せ場も作って終了。
大満足でしょう。
シリーズ続きも楽しみ。ちょっと怖いけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ後日談が気になっていたあの方々のお話。
1話目は島流しとなった転のお話。はあ、かっこいい。島流しになったあとの生活や風俗について知らないことが多かったので面白く読めました。
2話目は〝蟒蛇〞野条弾馬がついに身を固めた〜!火消しはいつ死ぬともわからぬ身ですが、女は惚れた男についていきたいですよね♪よかったー
3話目は意外な組み合わせ。派手な火消しの活躍が目立つ中、確実にお役目をこなす三人にスポットを当てたお話です。地味だけど見てる人はちゃんと見てる。すごい人ばかりでは組織は成り立たないですから。こういうお話も読者は勇気をもらえますね。