今村翔吾のレビュー一覧

  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    2023/6/27
    今回はえげつなさがいい塩梅でちょっと心穏やかに読めました。
    毎回かっこいい人が出てきて涙ぐむ。
    だからこそ未来に待つ史実、田沼様の失脚が怖くなるんよね。
    一橋めっちゃ悪もんやん。どう納得させてくれるの?
    ひー怖い。
    それはともかく今回は火消じゃない人たちがとても素敵。
    バカ殿かと思わせて実はとても実直な民思いの人だったご連枝様。
    冷酷な四角四面の牢役人ではなかった昔源吾を捕らえてた人。
    大丸の四代目、昔深雪に振られた豪商。
    いやみんなかっこいい。
    最後に深雪さんの見せ場も作って終了。
    大満足でしょう。
    シリーズ続きも楽しみ。ちょっと怖いけど。

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    2023年06月27日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ第6弾。も~、ぼろ鳶組は何でこんなに粋な男ばかりなの!!
    舞台は遊女が生きる吉原。本作では、ぼろ鳶纒番の「彦弥」が大活躍を見せます。
    吉原という苦界にとらわれている女たちの本当にささやかな願い。それすら叶わぬ願いだと思うと本当に切ない。
    これまでとはちょっと違う雰囲気の漂う作品。
    火消しという熱い「漢」の世界。彦弥の活躍にグッくる。
    彦弥が最高に格好良かった。

    シリーズ、かなり間をあけての読書でしたが、一気にその世界に引き込まれ夢中で読みました。
    「ぼろ鳶」シリーズは何を読んでも面白い。

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    2023年06月24日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シーズン1完結!
    ここまで続いた物語の全てが一糸乱れぬ美しさでひとつに纏まり一橋屋敷に大集結。
    その描写に思わず感動の涙が溢れます。
    素晴らしい以外の言葉が出てこない。
    羽州ぼろ鳶組は火消し達の群像劇であり、見事なまでに腹黒い一橋卿に立ち向かう勧善懲悪な展開が読者を引き付けていると思いますが、最後の最後で一橋がお咎めなしで終わらすところがシーズン2への期待値を更に高めてくれます。
    羽州ぼろ鳶組、いや、今村翔吾さんに出会えたことを感謝します。

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    2023年06月20日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    黄金雛から18年を経て続く物語。
    羽州ぼろ鳶組の集大成にして更に深い展開に。。。
    すぐに下巻を読みたくなります。

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    2023年06月15日
  • 童の神

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    平安時代、朝廷は体制を維持するためのスケープゴートとして、京人に従わない土着の集団を人間以下の存在と蔑称で呼び、数の力を持って征服していた。同じ人間のはずなのに、この理不尽に憤り、抵抗する人たちの物語。
    場所は違えど高橋克彦氏の東北シリーズと類似のテーマです。人間性や武力など個人の能力は優れているのに、最後は朝廷側の姑息さと数によって無念の死を遂げてしまうところも歴史である以上は残念ながら変えられませんが、風の陣を呼んだ時の感動が蘇る素晴らしい作品でした。三部作の構想があるとのことなので、続篇も大いに期待します。

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    2023年06月09日
  • くらまし屋稼業

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    めちゃくちゃ好き!
    登場人物が魅力的で、スピード感あり、かっこいい!
    かなり好みでこのシリーズ大切に読み進めたいと思います。
    今村翔吾さん、読み漁りたいです。

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    2023年06月08日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    三成の情の熱さと知の深さが見事に表現されていた。

    大きな時間差て杉の木を訪れる七本槍に
    解っていると
    だけ残すところがこの作品の極まるところだ
    孤独な七本槍が一番言って欲しい時、タイミングに、言って欲しかった事が伝わる、、、
    それは同時に七本槍自身が最も佐吉に言いたかったことでもある

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    2025年12月14日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組、今回の舞台は大坂。
    たった一度の登場ながら個性的で印象深い蟒蛇弾馬も登場しぼろ鳶フリークを喜ばせてくれる。
    江戸とは違った大坂火消しの文化が物語に花を添えるとともに、やっぱり一橋家の影がしっかりまとわりついていて続きが気になってしょうがない作品になっています。

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    2023年05月15日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    間違いなく、シリーズ最高傑作。

    これでもうシリーズ最終話じゃないかと思うぐらい豪華メンバーの共演。
    火消しの藩を超えて、さらに世代をも超えてストーリーが展開していく。

    同じく火消しであった、主人公である源吾の父親の最期が明らかになるのも今回の読みどころ。

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    2023年05月01日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    うん!!文句なし!!おもしろかった。今までのシリーズで1番好きかも。彦弥大活躍、素敵(*≧∀≦*)
    舞台が吉原というのもかなり興味深かった。花魁言葉もつい真似しちゃう。

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    2023年04月17日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    吉原という閉ざされた檻の中で、運命を受け入れて耐える遊女の悲しさ。その売上から上納させる幕府と、火事に遭って免税されることを願う忘八の醜さ。
    そんな構図の中で、火付の下手人を追い、鮎川を突き止める。
    そこで、鮎川を単なる悪役にしない作者の設定。
    同じ因縁を持つ彦弥が、ぼろ鳶を放れて、鮎川を追う彦弥の思い。泣けた。

    それにしても彦弥、かっこいい。花菊じゃなくても惚れてまうやろ〜。(^。^)

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    2023年04月15日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    いや、面白かった!この人の本はこの前、塞王の盾を読んだんだけど、口は悪いがなんか作者の独りよがりの遊びをみているような気がしたものだけど、この本はテンポといい設定といい、好みだったな。まぁ、言ってもブルース・リーの死亡遊戯に近いものはあるのだけれど。
    シリーズもののようでこれはもう八冊目?くらいなのだが、ここから読んでいくか、それとも一作目から読むか。まぁ、その時はその時だな。

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    2023年04月05日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    ネタバレ

    後日談が気になっていたあの方々のお話。

    1話目は島流しとなった転のお話。はあ、かっこいい。島流しになったあとの生活や風俗について知らないことが多かったので面白く読めました。

    2話目は〝蟒蛇〞野条弾馬がついに身を固めた〜!火消しはいつ死ぬともわからぬ身ですが、女は惚れた男についていきたいですよね♪よかったー

    3話目は意外な組み合わせ。派手な火消しの活躍が目立つ中、確実にお役目をこなす三人にスポットを当てたお話です。地味だけど見てる人はちゃんと見てる。すごい人ばかりでは組織は成り立たないですから。こういうお話も読者は勇気をもらえますね。

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    2023年04月01日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    第一部・完!?
    みたいな大作です!!
    若い世代に受け継がれていく……すごくいい話でした!!!
    新之助と彦弥が個人的に推しですが、
    辰一と内記もめちゃくちゃいい感じです^_^
    正義の形って一つじゃないんですね。

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    2023年03月25日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    次が読みたくなりました!

    イクサガミと混同してしてしまい再読しました。
    改めて、次が読みたくなりました!!

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    2024年02月03日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    シリーズが進むごとにどんどん面白くなっていきます。
    今回は少し悲しくて、ラストはほんのりあたたかい。

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    2023年03月09日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    京都で起こる、人が発火する事件。
    事件のトリック。
    容疑者、真犯人。
    『探偵ガリレオ』か『名探偵コナン』か…

    歴史だけでなく、理化学にも精通している素晴らしい作品。

    親子愛は胸が熱くなる。

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    2023年03月03日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    回を重ねるごとに一橋卿の極悪度が増す勧善懲悪ストーリー。
    今作はぼろ鳶組や主だった火消し組の思惑が入り乱れてはらはらドキドキの連続で非常に面白い。
    羽州ぼろ鳶組シリーズは面白いのでついつい一気読みしてしまい寝不足になるのが玉に傷ですね。

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    2023年03月03日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    小気味いいほどの話の流れに一気に読ませてもらった。九紋龍辰一と千眼の卯之助の秘められた間柄に泣き、迫力ある火事場のシーンに息を呑んだ。
    火事場をおさめて話が終わったかと思いきや、最後に勘定小町の登場と、わくわくが止まらない。
    連載物によくある中だるみとは無縁、シリーズの中でも群を抜いた秀作だと感じた。

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    2023年03月01日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    今回の見所は何と言っても江戸火消オールスター戦。それぞれの個性を活かした連携プレイは圧巻です。
    加えて最初は人間味がなくて胡散臭かった日名塚要人が 、実は厳しすぎる任務を全うするために感情を殺しているだけであることが分かってきて、更には深雪さんの人たらしに心を開いてくる様子が好ましい。この先は強力な仲間になるんだろうな。

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    2023年02月18日