今村翔吾のレビュー一覧
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西国の各都道府県に所縁の武将を描く短編。どれも読みやすいが面白さには濃淡あり。色々と構成が練られているが、ややひねりすぎと感じる話も少なくない。
好きなのは「謀聖の贄」と「夢はあれども」。前者は小国人の梅津主殿助視点から尼子経久の天性の才を浮かび上がらせる構成が見事。井の中の蛙の滑稽さと、自惚れは身を滅ぼす教訓が詰まっており、短編としての完成度が高い。後者は亀井茲矩の出世を、夢というキーワードを軸に描く。島根に生まれ海を隔てた先に外国があったからこそ育まれた海外への憧れ。そのためには武士の誇りよりも実利を取り、生き延びる必要があるという思いに共感できる。“琉球守”という史実を落ちに組み込む -
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ずっと読みたいと思っていた今村翔吾さんの青春小説
花が好きで花いけバトル出場を目指しパートナーを探す女子高生と、家が大衆演劇の一座で自身も役者をしている転入生という取り合わせが新鮮で面白いなと思った
全国高校生花いけバトルも全然知らなかったけど、5分間で花を生けて、出来上がるまでの所作やパフォーマンスも込みで観客の心を掴んだほうが勝ちって面白い
個人的にはその先の春乃と貴音、華道の家元秋臣さんの三角関係がもうちょっとバチバチしたのちに貴音としっかりひっつくってとこまで見たかったな〜笑
と久々にザ青春を読むともっと長く浸っていたくなった(笑)大体流れは分かっているのにね笑 -
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東日本の各都道府県の戦国武将を一人ずつ取り上げ、資料に残された一文から掌編を紡ぎ出す歴史短編集。
各都道府県から一人ずつ戦国武将の生き様を描くという手法に、読む前は、期待と不安がありましたが、最初の一編を読んで、その不安は杞憂に終わりました。
それぞれ短いエピソードですが、その中にその武将の人生が凝縮されており、その一編を読むだけで、その武将の思いや生き様を感じることができました。
また、戦国時代の名のある武将については、こんな一面もあったのかとか、こんな描き方もあるのかという新鮮な驚きを感じ、あまり知られていない武将については、天下統一の裏にはこんな武将や戦いが存在していたこと -
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著者が経営する神保町の本屋にて購入。
書店を守りたいという熱量を持ちつつも、そもそも書店がなくなって困る人は誰かなのかや、(利益を出す商材としての)紙の書籍の将来について、冷静に分析している本。
実家がダンス教室という情報は著者の作品のプロフィール欄等で知っていて気になっていたが、この本を読むと「この人が本屋を経営するための目線や考え方は、実家が自営業だから持てているのかな」と思わせる。
小説を書くだけでなく、それと組み合わせて様々な企画を狙いを持って実践していくタイプの人という印象を受けた。
明らかに逆風の中、悪者を作ろうとせずに行動を以て書店の活路を見出そうとしているのが良い。その -
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なるほどー…人間と書いて「じんかん」ねー…ふむふむ。
「にんげん」と読めば一個の人を指す、「じんかん」は、人と人が織りなす間、つまりはこの世を指す。
「じんかん」の何たるかをこの目で確かめたい、、か、なるほどねー
昔の人の方が現代人より、物事を深く考えていて、未知の世界に踏み出す勇気があったんだろうなーと思ってしまいました。
そして、まあ、形は異なるけれど、人の噂を信じる信じないとか、裏切り、騙し、今も昔も変わらないんだねー
そして、ラスト30ページ(541ページ)で、え!と声が出てしまった(°_°)
今村翔吾さん、やっぱり好き(^^)