今村翔吾のレビュー一覧
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物語の舞台は江戸。かつて「火喰鳥」と呼ばれた伝説の元火消・松永源吾。そんな源吾が、人手不足で「ぼろ鳶」と揶揄される崩壊寸前の新庄藩火消組を立て直すため、仲間を集めていくところから物語が始まります。火事の多い江戸の町で、人々の命や暮らしを守る「火消」たちの姿を描いた時代小説でした。
「火消」と聞くと、町のヒーローのようなイメージ。でも、実際に描かれる火事はそんな甘いものではなく、炎の勢いや煙、朱土竜、崩れる建物…。読んでいるだけでも怖さが伝わってきて、こんなところに向かっていくのかと手に汗握る状況。
そんな中で主人公の松永源吾が率いる「ぼろ鳶組」のメンバーが、とにかくカッコいい。
怪 -
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『羽州ぼろ鳶組』『くらまし屋稼業』シリーズを一気読みして今村翔吾さんのファンになり、直木賞受賞作である本作を読みました。『童の神』では「少し自分には合っていないのかな」と感じましたが、京極高次・初夫妻の登場から、その思いはすっかり覆されました。
これまで京極高次には、妹を太閤秀吉の側室とした人物という印象しかなく、特に興味もありませんでした。しかし、民を第一に思う姿を読んでいるうちに、いつの間にか京極夫妻が好きになってしまいました。
今村翔吾さんは主人公だけでなく、脇を固める人物も魅力的です。ぜひ映像化してほしい、私のとっておきの一冊です。 -
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『羽州ぼろ鳶組』『くらまし屋稼業』シリーズを一気読みして今村翔吾さんのファンになり、直木賞受賞作である本作を読みました。『童の神』で感じた「少し自分には合っていないのかな」という思いが当初はありましたが、京極高次・初夫妻の登場から、その思いはすっかり覆されました。
これまで京極高次には、妹を太閤秀吉の側室とした人物という印象しかなく、特に興味もありませんでした。しかし、民を第一に思う姿を読んでいるうちに、いつの間にか京極夫妻が好きになってしまいました。
今村翔吾さんは、主人公だけでなく脇を固める人物も魅力的です。京極夫妻をはじめ、立花宗茂や横山久内、夏帆など、心に残る人物ばかりでした。ぜひ映像 -
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ネタバレ童、それは子供、という意味ではなく奴隷の意味。人間として扱われなく、あくまでも人間の奴隷として呼ばれるものの総称。
桜暁丸自身も童として、産まれ、生きる。父、師匠、兄者、自分に付き従ってくれるものたち。みな、同じように人を愛し、子を為し、笑って過ごしているのに、京人はそれを許さない。
同じ童からの裏切りに合おうとも、いつか、全ての人類に平等な権利が与えられると信じて、戦い続ける酒呑童子(桜暁丸)。
「俺は人を諦めない。それが我らの戦いだ。」
桜暁丸が、最大の難局のときに「私が手勢の百と共に(敵を)止めます。父上ならば必ず同じことをするはずです。桜兄、酒の用意を頼みます。今宵は飲みましょう。」 -
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東京編、ものすごい疾走感だった。
九人に絞られた蠱毒参加者、交戦的な2名によって東京は混乱の渦中に落とされる。双葉は本当に強くなった、心技体のうちの心の強さが。
木偏の人たちの過去や正体も明かされ、京八流・朧流の秘密も明かされ、最終巻に相応しい終わり方だった。そううまく行くわけはないとわかっていても、旅の仲間全員が生き残れたらいいのにと何度思ったことか……。
バトルロイヤルの中にあって、絆を描いていく。非力だけど弱くない双葉の存在が、人と人とを繋ぎ、助け合わせていくのが本当に良かった。
ネトフリのドラマの方は、原作とはまた違った構成になっていくと思うので、原作との違いを楽しみつつ、みんな -
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ネタバレ浜松郵便局で無骨を退け、島田宿での毒使い含めた乱闘、横浜での幻刀斎との戦い、そして蒸気機関車上での無骨との決闘があり、愁二郎一同は東京に到着する。
大井川、箱根という東海道の名所での戦いも描かれつつ、横浜での外来船の来航、蒸気機関車など徐々に文明開化の様相を感じられる展開だった。無骨との機関車上での戦いは熱く、貪狼を受け継いだ愁二郎が刀を含めたすべての力を費やして無骨を破る。そして無骨から刀を受け取り先に進む。なんか無骨から刀を受け取るのは?って感じがしたけど、愁二郎の強さに敬意を示したような感じなのかと思った。
京八流の秘密についても甚六によって仮説が立てられていて、義経も京八流だったという -
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第一印象は、明治版『バトル・ロワイアル』でした。
京都に集められた292人の猛者たちが、莫大な賞金を懸けて東海道を戦い抜く“こどく”に挑む物語で、剣客・嵯峨愁二郎をはじめ、それぞれの信念や事情を抱えた者たちが命を懸けてぶつかり合っていきます。
読み始めは、とにかく派手な剣戟アクションを楽しむ作品だと思っていましたが、気付けば一人ひとりの生き様に心を奪われていました。
ただ強い者が生き残るのではなく、それぞれが守りたいものや譲れない信念を抱えて刀を振るうからこそ、一戦一戦に重みがあります。
特に、敵だったはずの人物にも自然と感情移入してしまい、「誰が勝っても、誰が倒れても苦しい」と感じてしまうと -
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第一印象は、明治版『バトル・ロワイアル』でした。
京都に集められた292人の猛者たちが、莫大な賞金を懸けて東海道を戦い抜く“こどく”に挑む物語で、剣客・嵯峨愁二郎をはじめ、それぞれの信念や事情を抱えた者たちが命を懸けてぶつかり合っていきます。
読み始めは、とにかく派手な剣戟アクションを楽しむ作品だと思っていましたが、気付けば一人ひとりの生き様に心を奪われていました。
ただ強い者が生き残るのではなく、それぞれが守りたいものや譲れない信念を抱えて刀を振るうからこそ、一戦一戦に重みがあります。
特に、敵だったはずの人物にも自然と感情移入してしまい、「誰が勝っても、誰が倒れても苦しい」と感じてしまうと