今村翔吾のレビュー一覧
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ネタバレ完結。蠱毒開催の意図を明かした後も、残存者の剣と人生に深みを与えて、戦闘シーンもラストに向けどんどんアグレッシブに盛り上がって面白かった。
始終テンポよく読みやすかった。
残存者たちは人外な設定だったけれどわかりやすい説明で戦闘シーン目に浮かぶ。
はじめから死亡フラグが立っていた好人物のカムイコチャのラストはもちろん、やはり兄弟愛に泣く。
特に末っ子彩八は頑張ったね(/_;)
団子のくだりでは涙に濡れた。
血より濃い兄弟の絆と、朧流との宿命の戦いは残る愁二郎、四蔵へと引き継がれる。半分こ(ノД`)
絶対的な善であり、守護対称である双葉がキー。串団子に願う。
この子の活躍がなければ成り立たな -
Posted by ブクログ
ネタバレ壮絶な大河作品の序章
蠱毒というデスゲームの概要と、シュウジロウをはじめとした主要キャラたちの背景や序章を描いた作品
丁寧に背景まで描いた右京を、最後あっけなく無骨に殺させるあたりに、この作品の漫画や映画などにインスピレーションを得ている感覚を感じる
スーサイド・スクワッド2でジェームズガンがやった手法に近い
今村さん自身が「Netflixにドラマ化してほしいと思いながら描いてた」というのが頷けるように、映像としてのイメージがすごく想起しやすい アクションシーンも多いため、まだ実写ドラマを観てないが、きっとかなり迫力あるものになりそうだと想起できる
登場キャラがアニメや漫画のそれに近い
まだま -
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『イクサガミ 天』では、スーパーデスゲームで信じられないくらい人が殺される。そして、最後、貫地谷無骨と菊臣右京の戦いの結末があまりにもツラくて、長い時間、陰鬱な気持ちを引きずってしまった。
それでも、きっと面白くなるのだろうと信じて『イクサガミ 地』を読むことにした。
『地』よかった。
歴史上のビッグネームが次々と登場して、史実とイクサガミが融合し始めた。
この流れだと、大久保利通はどうなってるのだろう。きっと史実通りに。
貫地谷無骨が「超イイ人」に変わることはもうないだろうな。
ドラゴンボール界隈だと、「超悪役」は、いずれ「超イイ人」に変わるんだけどね。
貫地谷無骨の最期を見届けたい。 -
Posted by ブクログ
まきさんのシリーズ感想で読みたくなりました。
江戸随一の武家火消しだった主人公、松永源吾。
ある火事のせいで今は浪人。そこに火消し組織再建の依頼。その組織は金もやる気のある人もいない駄目組織。まずは人材確保に走り、元幕内力士、軽業師、天文博士と異色のタレントを入れ、徐々に組織としてまとまっていく。
このストーリーコテコテの連ドラの
王道パターン!!
これを時代小説で行う事が画期的なんですかね。
そのためストーリーはある程度予測できましたが、
今村さんの筆の力なのか、個性的なキャラクターなのかで作品はとても面白い!!!
特にクライマックスの深雪と新之助の行動は感情移入してしまいました。