今村翔吾のレビュー一覧

  • イクサガミ 人

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    第一印象は、明治版『バトル・ロワイアル』でした。
    京都に集められた292人の猛者たちが、莫大な賞金を懸けて東海道を戦い抜く“こどく”に挑む物語で、剣客・嵯峨愁二郎をはじめ、それぞれの信念や事情を抱えた者たちが命を懸けてぶつかり合っていきます。
    読み始めは、とにかく派手な剣戟アクションを楽しむ作品だと思っていましたが、気付けば一人ひとりの生き様に心を奪われていました。
    ただ強い者が生き残るのではなく、それぞれが守りたいものや譲れない信念を抱えて刀を振るうからこそ、一戦一戦に重みがあります。
    特に、敵だったはずの人物にも自然と感情移入してしまい、「誰が勝っても、誰が倒れても苦しい」と感じてしまうところが、この作品の面白さなのだと思います。
    登場人物が多く、序盤は少し整理しながら読む必要があり、戦闘シーンも勢い重視に感じる場面はありましたが、それを上回る熱量があり、気付けば夢中でページをめくっていました。
    全4巻を読み終えた頃には、“生き残ることよりも、自分は何のために戦うのか”という問いが心に残ります。
    歴史小説というより、歴史エンタメ小説として圧倒的な熱量を持った作品でした。

    0
    2026年07月30日
  • イクサガミ 地

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    第一印象は、明治版『バトル・ロワイアル』でした。
    京都に集められた292人の猛者たちが、莫大な賞金を懸けて東海道を戦い抜く“こどく”に挑む物語で、剣客・嵯峨愁二郎をはじめ、それぞれの信念や事情を抱えた者たちが命を懸けてぶつかり合っていきます。
    読み始めは、とにかく派手な剣戟アクションを楽しむ作品だと思っていましたが、気付けば一人ひとりの生き様に心を奪われていました。
    ただ強い者が生き残るのではなく、それぞれが守りたいものや譲れない信念を抱えて刀を振るうからこそ、一戦一戦に重みがあります。
    特に、敵だったはずの人物にも自然と感情移入してしまい、「誰が勝っても、誰が倒れても苦しい」と感じてしまうところが、この作品の面白さなのだと思います。
    登場人物が多く、序盤は少し整理しながら読む必要があり、戦闘シーンも勢い重視に感じる場面はありましたが、それを上回る熱量があり、気付けば夢中でページをめくっていました。
    全4巻を読み終えた頃には、“生き残ることよりも、自分は何のために戦うのか”という問いが心に残ります。
    歴史小説というより、歴史エンタメ小説として圧倒的な熱量を持った作品でした。

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    2026年07月30日
  • イクサガミ 天

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    第一印象は、明治版『バトル・ロワイアル』でした。
    京都に集められた292人の猛者たちが、莫大な賞金を懸けて東海道を戦い抜く“こどく”に挑む物語で、剣客・嵯峨愁二郎をはじめ、それぞれの信念や事情を抱えた者たちが命を懸けてぶつかり合っていきます。
    読み始めは、とにかく派手な剣戟アクションを楽しむ作品だと思っていましたが、気付けば一人ひとりの生き様に心を奪われていました。
    ただ強い者が生き残るのではなく、それぞれが守りたいものや譲れない信念を抱えて刀を振るうからこそ、一戦一戦に重みがあります。
    特に、敵だったはずの人物にも自然と感情移入してしまい、「誰が勝っても、誰が倒れても苦しい」と感じてしまうところが、この作品の面白さなのだと思います。
    登場人物が多く、序盤は少し整理しながら読む必要があり、戦闘シーンも勢い重視に感じる場面はありましたが、それを上回る熱量があり、気付けば夢中でページをめくっていました。
    全4巻を読み終えた頃には、“生き残ることよりも、自分は何のために戦うのか”という問いが心に残ります。
    歴史小説というより、歴史エンタメ小説として圧倒的な熱量を持った作品でした。

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    2026年07月30日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    人が…人の名前が…
    久しぶりに名前を覚えられない病を発病しまして、2章の途中まで誰が主人公なのか分からないまま読んだ。そのページ数およそ100ページ。(だいぶかかった)

    2章の途中でようやく気付いた!
    1章の主人公と2章の主人公が違う!
    そして時空が巻き戻っている!

    からくりが分かったら面白くなってきた。

    七本槍と呼ばれた7人の男が7章それぞれの主人公であり、その7人の中で1人際立つ人物がいる。

    なるほどね、だから八本目の槍な訳ね。

    戦国時代におけるそれぞれの苦悩と葛藤。

    社会で戦国時代の武将と太閤検地みたいな語句を答えるだけならできたけど、その裏で七本槍と呼ばれる人がいたことも、秀吉が死んでから徳川の世になるまでにこんなに何年もあったことすら知らなかった。

    それぞれの話が少しずつ依って太くなってひとつの筋が見えてくる。

    でも私じゃ簡単にはできなかった〜。
    面白かったけど、ちょっと大変だった〜。

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    2026年07月28日
  • イクサガミ 地

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    ネタバレ

    戦人塚での京八流兄弟の邂逅から貫地谷無骨との浜松郵便局での決闘までを描く第二巻。まず第一章で仏生寺弥助という謎の人物の回想から始まる。なにやらその息子が重要人物になりそうな展開。そして双葉によって命を救われた進次郎が活躍する展開も見れて良い。完全にモブキャラだと思われていた人物が今後重要人物になりそう。
    そしてここにきて明治時代の重要人物、大久保重信と前島密が登場する。しかし四蔵の活躍もむなしく大久保は討たれてしまう。それと同時に四蔵の東京一番乗りが宣告される。

    0
    2026年07月27日
  • イクサガミ 地

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    前作を凌駕する怒涛の展開と圧倒的な熱量に、息をのむヒマもないほど面白すぎる!
    それぞれの覚悟や信念が激突するバトルと、加速する心理戦から目が離せません。極上のエンタメ性にページをめくる手が止まらない最高傑作!

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    2026年07月27日
  • 蹴れ、彦五郎

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    今村翔吾さんは、ぼろ鳶を初めて読んでからの大ファンです。今村さんの作家原点(デビュー前の作品も掲載)とも言えるこの短編集。登場人物の表情や、その場の情景が、目の前に浮かんでくるようで、やっぱりこの人、最初から今村翔吾だったんだ、と勝手に納得しました。

    0
    2026年07月26日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    黄金雛を読んだのちに読破。しっかり続きだった。
    新人の2人が昔の源吾たちのようだ。
    この表紙は誰なのか…読み進めたら、やっぱり…。
    謎が謎を呼ぶ回。どこか18年前と重なる事案。

    下を読んだら終わってしまう……

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    2026年07月25日
  • イクサガミ 人

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    続きが気になりすぎて、日付を超えて読み終えてしまった。蠱毒参加者が絞られてきて、それぞれの背景が深掘りされていく。京八流の秘密や蠱毒自体の謎、槐たちの正体などがどんどん明かされていくけれど、まだわからないことも多く……。あと一冊でどんな終わり方をするのか、本当に気になる!

    0
    2026年07月25日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    安定のぼろ鳶、今回は彦弥回。ミステリ要素多めで面白く読めました。ただ毎回毎回、途中で主要キャラが姿を晦ますパターンはちょっと食傷気味…

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    2026年07月22日
  • 海を破る者

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    元寇に関する小説は読んだことがなかったので、非常に興味深かった。最後が史実とはだいぶ異なるようで、少し違和感を感じてしまったので、星は4つで。

    昔も今も、なぜ戦争がなくならないんでしょうね。考えさせられました。どこの国でも,子どもたちには「暴力はいけないこと」って教えるのに。
    侵攻、領土,攻撃、軍、てつはう(鉄砲)、現在、世界のどこかで起きている戦争、昔と全く変わってないじゃん泣。悲しい。

    また、わたしが注目したのは一遍。
    続けて、一遍踊って死んでみなby白蔵盈太を読んでみようと思います。

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    2026年07月21日
  • 海を破る者

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    安定の熱量であり、面白さであった。元寇にて活躍した河野六郎は、武功や自分のことより何より人を信じ想いを大切にする、そんなナイスガイであった。
    最後の戦いでは神風で救われることは分かりながら、絶望的な兵力差にドキドキし、楽しめながら読めた。
    ただ1点、作者のこのような作風が大好きなのだが、ワンパターンだなとも思ってしまった。義に厚く気持ちを重んじる、そこが魅力的なところではあるが、初めて読む物語に何か既視感があるなーという感じではあった。

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    2026年07月20日
  • イクサガミ 地

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    第二弾です!
    あれ?
    兄弟でもっとドロドロに戦わないの?仲直りしちゃう方向??
    さぁ3冊目はどうなるかな〜

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    2026年07月20日
  • 教養としての歴史小説

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    この著者には祥伝社新書の『書店を守れ!』で出会い、そこで初めて彼が歴史小説家であることを知り、二冊目として手に取ったのがこの本だった。歴史小説が教養になるのかと思ってよく見たら見覚えのある著者名、何かを訴えられているような気がしたのを覚えている。奇妙な経緯で今村翔吾を知った珍しい人間だと思う。
    当時はたしか、歴史小説については司馬遼太郎の『項羽と劉邦』を通ったばかりで、文字情報としてしか知らない点在した過去を、ある程度一続きの出来事として追体験できたことが面白かった覚えがある。
    その体験も手伝い、今村翔吾は歴史小説を読む沼へと私を引き込むことに見事成功したのだ。近近の”買った“はこの著書で紹介された書籍を多分に含む。

    最も共感した部分は、日本人なのに日本の歴史に疎いのは如何なものかという視点、過去の出来事を一般化・抽象化することで現代にも通用する思考や道理を学べること、語彙が鍛えられること、旅行がさらに面白くなることである。
    時間対効果などが尤もらしく騒ぎ立てられる現代こそ、生涯に亘る財産となりうる読書と教養に時間を使うことが、最も時間対効果が好いのではないかと彼は言う。同意である。

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    2026年07月18日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    2020年第41回吉川英治文学新人賞
    2020年第8回野村胡堂文学賞

    石田三成を、賤ヶ岳七本槍と称された七人の武将の視点から描き、その人物像を浮かび上がらせていく、日本史ファンなら迷わず高く評価したくなる作品。

    まず「賤ヶ岳七本槍」が誰なのかを検索するところから始まった、日本史ポンコツ(正確には武家社会特にポンコツ)の私は、残念ながら読書を存分に楽しむところまでは辿り着けませんでした。

    それでも、豊臣家家臣として集った八人が、徳川家康という稀代の策士に翻弄されながらも、互いを認め合い、敬意を抱いていたことは十分に伝わってきます。

    以前、時代小説と歴史小説の違いを教えていただきましたが、本作はその両方の魅力をあわせ持った作品なのではないかと思いました。史実を土台にしながら、その隙間を創作で埋めて人物像を立ち上げていく。その割合が分からず、途中から事実確認をするのを諦めてしまいましたが。

    なぜ今年、この作品が新潮文庫の100冊なのか。もしかすると、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』を意識したタイミングなのかもしれません。
    知らんけど。
    実際、大河ドラマでは石田三成や賤ヶ岳七本槍が登場し始めており、豊臣政権への関心は高まっているらしいという事ですが。
    見てないですけど。

    ⭐︎は悩みました。
    私が 通常であれば読む本ではないので
    それを自分の能力不足で評価はできないって事で。

    0
    2026年07月16日
  • イクサガミ 天

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    ネタバレ

    明治の代、賞金十万円をかけたゲーム「蟲毒」が開催される。様々な思惑を持って集まった292人の参加者の中、嵯峨愁二郎は十二歳の娘・双葉と出会う。
    1巻では現在で言う愛知の宮宿あたりまで。札を持ちすぎると狙われるという蟲毒のゲーム性であったり、次々に現れる強者、そして愁二郎の遣う剣技・京八流の謎など、面白い要素が多く詰まったストーリーだった。

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    2026年07月15日
  • イクサガミ 地

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    今村翔吾さんの『イクサガミ 地』を読んだ。一作目の『天』を読んだ時、あまりの面白さにそれこそ寝食を忘れて読書に没頭し、あまりにも良いところで終わってしまって呆気にとられ呆然としたことを覚えている。そう、そこで初めてシリーズものだと知ったの…
    ようやく続きを読めた。次も大切に読もう!

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    2026年07月12日
  • イクサガミ 人

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    今村翔吾さんの『イクサガミ 人』を読んだ。勝手に最終巻だと思っていたので続くことに驚くと共に喜んでいる。だってまだこれからも楽しめるのだもの。アクションの活写にさらに磨きがかかり、刀の一振りから生じる風さえ感じられるかのよう。映画化待ったなしと思ったらNetflixでドラマ化されるのね…

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    2026年07月12日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    吉川英治文学新人賞受賞作品
    石田三成がどれだけスーパーマンだったかが7人の武将の生き様から語られる7作の短編!

    賤ヶ岳の七本槍と呼ばれた武将達が、それぞれの章でその出目から大名となるまで、さらに、それぞれの視点からみた関ヶ原とその後。
    その中で語られる石田三成。
    といった構成です。

    それぞれのエピソードが心打ちますが、その中で徐々に語られていく三成の想い、仕掛け。
    本当にそこまで、当時考えていたのかどうかは分かりませんが、唸ってしまいますね。
    戦を辞めるには
    武士のあるべき姿とは
    女性の参画
    いまでいうPTSDへの対応
    徳川へ仕掛けた経済戦
    関ヶ原で考えていた戦の理
    豊臣家を残す方策
    うーーん、すごい

    最後まで豊臣を守ろうとしていたその姿
    市松の最後の一言に熱いものがこみ上げます。

    これは、お勧め!

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    2026年07月12日
  • じんかん

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    松永久秀って得体の知れない謀略家のイメージだったけど、この物語の松永久秀は凄く人間臭さがあって応援したくなる魅力があった。謎の多さを逆手にとって上手く肉付けされていました。

    松永まわりの畿内の騒乱もあまり詳しくなかったからそこも面白く読みました。

    隆盛を極める三好家の中で九兵衛が成り上がる過程も見たかったな。長くなりすぎるかな。

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    2026年07月11日