今村翔吾のレビュー一覧
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高校生が即興で花を生ける「花生けバトル」を舞台にした青春小説。これは作家が上手いことを考えたものだと思ったら、実際にあるイベントだという。この小説の刊行が2018年、第1回全国高校生花生けバトルの開催が2017年だから、それを見て題材として面白いと思ったか。花が好きな女子高生と大衆演劇の役者として活躍する転校生を中心に展開するストーリーはなかなかの面白いものだった。自分には生花の知識は全くないが、花の名前や生花の技術等はきっちり書かれていて、場面場面で花々が美しく彩られる。
ちょっと残念かなと思ったのは学校内のゴタゴタなど盛り込みすぎで大会に進むあたり飛ばしすぎかな、大衆演劇の話も中途半端かな -
Posted by ブクログ
前回の読書会でお借りした本、その2。
わたしにとっては「イクサガミ」シリーズでお馴染みの今村翔吾さん、お名前は知っていたものの著作は初読み。
プレゼンしてくださったメンバーによると、
豊臣秀吉の五奉行がメインとなる歴史お仕事小説だということだ。
序章は賤ヶ岳の戦い。
史実にも名高い、周囲を圧倒する俊速のトンボ帰りで柴田勝家を破ったその裏側、前線で戦う武辺とはまた違った、バックオフィスの四苦八苦を、石田三成視点で描くところから始まる。
続く1章は、秀吉肝入りの北野天満宮大茶会。
2章ではその1年後の肥後での刀狩り。
3章が伊達家との丁々発止がスリリングな太閤検地で、4章は明征伐を目指す朝 -
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やっぱり最高!
ぼろ鳶シリーズは、もうこの一言に尽きます。
こちらはシリーズ初の外伝的短編集。
流人となった元火消頭取、京都の火消、町火消など、熱い男たちの活躍ともどかしい恋模様も楽しめました。
表題作「恋大蛇」が特に好き。
京都の火消しにしびれたし、その人を想う女性には源吾の妻・深雪を思わせる芯の強さを感じました。
このシリーズ、男も女も素敵すぎる!!
時代小説が苦手な人も、“ぼろ鳶シリーズ”は読みやすいと思う。しかも沼る可能性大なので、是非読んでみて欲しい。
最高のエンターテイメント時代小説だと思う。
ちょうど先週からTVでアニメが始まったので、そちらを先に見てから読むのも良いかも。 -
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うっかりお祭りの話と思って読み始めてしまった。
これは、豊臣政権を裏で支える五奉行のまつりごとのお語でした!
秀吉からの無理難題を叶えるため、
奉行職のトップ五人が九州から東北まで、文字通り東奔西走、身命を賭して任務に挑む。
五奉行の五人のキャラクターがなんとも個性的で魅力的。
普段はそれぞれの分野で個人プレーなのに、
いざとなると五奉行が結集して、
しかも次第に絆が深まってお互いを頼りに連携していくのが胸アツだったし、
一人一人が秀吉にちゃんと敬意と敬愛を持っているのも、なんかじーんときた。
そして毎度毎度、絶体絶命ピンチからの大逆転
...これは展開がわかっていても痛快。
いやいや五 -
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ぼろ鳶組第6弾。
今回は吉原が舞台。
色街ときたらこの人だろうということで(?)、彦弥の活躍が光ります。吉原で1、2を争う人気の花魁と仲よくなったり、流石の展開。
しかし、どんなに輝かしい街も人もその中には陰もあるもので、彼らの生い立ちや街の裏顔を知るにつれて、お話に物悲しさが強くなります。
また、吉原は江戸の中とはいえ、その外とは全然違う街。生活も言葉も違う世界で、火消への要求も異なり、むしろ火を消さないことが望まれる場合もあります。そこで不審火が続くわけで、今回も一筋縄ではいかない。
ですが、ここに救援にきた源吾たちはやっぱり諦めません。不可解な土地柄や事件の深い謎が立ち塞がりますが