今村翔吾のレビュー一覧

  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    今回は吉原が舞台。吉原は独自の文化があって知れば知るほど面白い。花魁の悲哀と彼女達を敬う火消達の活躍、源吾たちが真相を追い求める推理劇に引き込まれた。作中では”下”の世代の成長が感じられる場面もあり、ぼろ鳶組が磐石な組織になっていくのも頼もしい。裏で蠢く田沼様の動きも気になるところ…

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    2026年05月19日
  • ひゃっか!

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    ☆4【Audible】
    時代小説だけじゃなくて青春部活ものも書けるって今ちゃん天才だよホント
    内容は王道っちゃ王道で展開も読めるけどそれでも面白かったし、生け花バトルって全く存在すら知らない競技でも情景が思い浮かんで楽しめた
    若手人気俳優起用してちはやふるの製作チームとかで実写化したら人気出そう

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    2026年05月19日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    ☆4【Audible】
    アッチィ!!ぼろ鳶組アツすぎるって!!
    やってることほぼワンピースやん
    一癖も二癖もあるキャラたちが松永源吾の人柄、想いに惹かれて仲間になってく過程は最高
    仲間達みんな好きやけど特に美幸が良い
    それぞれ一芸に秀でた各キャラがそれに因んだ二つ名付いてたり火消し番付があって漫画好きが大好きなポイント抑えてるのも最高
    これからどんな事件に巻き込まれていってもぼろ鳶たちなら何とかしてくれるって確信と期待しかない

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    2026年05月19日
  • ひゃっか!

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    今村さんの青春小説。「花いけバトル」という花を活けるパフォーマンスの優劣を競う大会を軸に起きる様々なエピソードが可愛らしく清々しい。

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    2026年05月16日
  • 童の神

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    長い長い映画を見終わったような、充実感というか高揚、陶酔、うっとりした読後感だ。史実、昔物語に作者の創作を掛け合わせ、最後は見事に終わっていった。スケールの大きい話だった。創作のキャラクターがいつの間にか昔話で聞いた酒呑童子になり、渡辺綱に腕を落とされる。まさかり担いだ金太郎が登場する。この字面だけみると日本昔ばなしのアニメのようだが、そこに至るまでにじっくりとこの小説は物語世界の地ならしをしているので全く不自然さはない。さらには、私がいま住んでいる土地や出身地、仕事で馴染みのある地名など、近畿・関西圏が舞台となっているのもざっくりとした舞台が頭に浮かんできやすく、楽しかった。まぁ、京都を中心とした時代の話を書けばそうなるか。そこに金髪碧眼の容貌をもつ主人公が現れたのか。現代なら、「カッコいい(とろ〜ん)」とでもなりそうだけど、昔は鬼とも呼ばれていたんだろう。当時の雰囲気をイキイキと感じられる文章だ。多少の姿形の違い、風習・文化の違いなどで「童」という差別語で呼ばれ、虐げられた人々が反乱し、朝廷と戦う。和睦しそうにもなるが、謀によりそれも叶わず。そんな戦いの物語だった。三部作の第一部と位置付けているそうだけど、もう第二部、三部は世に出ているのかな?調べておこう。

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    2026年05月15日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    読み始めは、なにわブシに過ぎるかなと思い、少しこちらが恥ずかしくなっていました。
    ただ読み進めにつれて、このなにわブシが物語と登場人物への感情移入に良い感じで繋がり、最後はこの小説に没頭していた自分がいます。
    シリーズものなので、今後も読んでいきたいと思いました。

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    2026年05月13日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    「戦国武将伝」西日本編。

    大阪府の秀吉が良い。自分の好きな秀吉像であって好きです。老醜を晒すことで、残虐酷薄なイメージが強い秀吉像もあるのですが、陽の秀吉というか、闊達な部分が色濃く出ているのが好きです。思えば「戦国武将伝」に登場する秀吉像は、そちらの陽の豊臣秀吉が多かったように思います。陰と陽、どちらもあっての人物だとは重々承知ですが、読み物として好きなのは陽の方の秀吉です。
    そうじゃないと上巻ですが、傾いた伊達政宗を許したりしないでしょう。

    和歌山県の雑賀孫一。「修羅の刻」の蛍は「陰徳太平記」か発想を得たのか、という新たな気づきを得ました。こういう気づきがあるから読書はやめられない。愛媛県の加藤嘉明もそう。「ブラタモリ」の松山城を思い出しました。

    今までの経験がどこかで結びつく日のために読書をしているのだよなぁ、ということを再確認させてくれた「戦国武将伝」。
    こういう読書の喜びっというのは、経験者にはわかってもらえるけども、未経験者には怪訝な顔をされてしまう。思いがけないところで何かが繋がったときの喜びなんだけどなぁ。

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    2026年05月13日
  • 作家で食っていく方法

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    作家というと、才能が大きくものをいう職業だと思っていましたが、本書を読んで考えが変わりました。

    作家も突き詰めればビジネスパーソン。売れるためには、作家を生業とするためには何が必要なのか。具体的な立ち居振る舞い方法から印税のことまで、知らなかった世界を垣間見ることができました。

    印象に残ったのは、作家になるためには読書を重ね、プライドを捨てること。社会人経験の中でも、特にコミュニケーション能力が必要とされること。質は量から生まれること、などです。
    当たり前のことですが、ビジネスパーソンとしての仕事に向き合う真摯さが、作家にも必要なのだなと感じました。

    作家志望の方にも、また、作家というジャンルのお仕事を知りたい方にもおすすめな一冊でした。

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    2026年05月11日
  • 童の神

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    イクサガミ以来の今村翔吾、期待を裏切らず、おもろい!虐げられてる物が、自分達の自由の為に戦う姿はいつだって感動するし、興奮します。

    1000年前の妖怪伝説?を元に描かれており、実際の登場人物も実在したであろう、皆が聞いたこと顔ぶれも多々登場します。伝説に、著者の物語を載せて、本当に事実としてあったのかと錯覚させられます。

    自由の為に戦う姿が、やっぱりかっこいい。

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    2026年05月10日
  • 塞王の楯 下

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    「飛田屋は大津城で仕事をする。懸だ!」
    匡介、玲次、高次、お初。昔の人がこんなに上下の仲が良く暖かく仁徳者であったかは不明だけど、出てくる人物全員がしっかりしている。

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    2026年06月24日
  • 塞王の楯 上

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    ネタバレ

    面白くて一気読み。
    王道なストーリー展開を飽きさせないキャラづくり。
    主人公の匡介、それを支える玲次、段蔵
    師である源斎、信頼してくれる京極夫妻、ライバルの彦九郎。
    それぞれに魅力があって映像映えしそう。

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    2026年05月08日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    日本全国で戦乱が吹き荒れた戦国時代。四十七都道府県ゆかりの戦国武将を一人ピックアップして掌編にするという試みの「戦国武将伝」、東日本編です。

    北海道の蠣崎慶広編のように、ピックアップされていても物語の主人公は違う、と言うこともありますので、武将個人よりも彼らにまつわるエピソードを拾い上げて、の方がしっくりくるかもしれない。ここは徴兵されたアイヌのお話になってます。

    ミステリー仕立ての今川義元編や、好敵手であることを押し出した武田信玄と上杉謙信の両編は気持ちの良いものでした。武田・上杉の関係性は「推し」出したと言ってもいいかもしれない。

    秋田の矢島満安編。大勢に飲み込まれた豪傑の物語で、己の武勇だけでは抗しようもない無力さもあるのだけど、それでも抗い続ける覚悟の強さが見えて好きです。小国であるゆえの戦乱の生き抜き方でいうと、敗北なので失敗例ですが、最後までもがいてもがき続ける姿はいいものです。
    青森の津軽為信や栃木の宇都宮国綱の、乾坤一擲の大勝負に賭けて勝ち取ったと言うのもいいですけどね。

    やはり、覚悟と決意で生き抜く姿というものには、後世の評価の勝敗問わず、心ひかれるものです。

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    2026年05月08日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    今までは江戸を舞台にしていたが、今回は大坂の火消物語。江戸とのギャップが、一巻との重なる部分があって、あぁこれもまたワンピースみたいだな、と素直に感じた。
    そして何より星十郎の活躍。一巻で出てきた星十郎とはまるで違う。物語が進むに連れて、段々とぼろ鳶一味は成長を遂げている。
    この着地点はどこになるのか、次巻も楽しみだ。

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    2026年05月07日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    徳島県 蜂須賀家政の命日の12月30日は、私の祖父と同じだなぁ、と思いながら。
    戦国武将1人1人のエピソードが、都道府県別に短編どころかショートショートくらいの短さでたくさん載っている。今村さんの歴史もの初心者としてはとっつきやすかった。サイン本でした^_^

    そうだ、1箇所誤植を見つけたのだった。こう言うのって、ちょっと得した気分^_^

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    2026年05月07日
  • じんかん

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    大切なものを奪われそうになったときに人は刃を取るのだと感じた(°▽°)
    守る覚悟は戦う覚悟だ(°▽°)

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    2026年05月02日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    江戸城開城から150余年 未だ”火事と喧嘩は江戸の華”なる言葉が当たり前のように残っている 現在の消防とは様々な点において比べるべきもない当時 PTSDなどという概念すらないなかで 火消の矜持と鳶口だけで荒れ狂う焔に立ち向かう姿は圧巻である

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    2026年05月01日
  • 戦国武将伝 西日本編

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     西国の各都道府県に所縁の武将を描く短編。どれも読みやすいが面白さには濃淡あり。色々と構成が練られているが、ややひねりすぎと感じる話も少なくない。
     好きなのは「謀聖の贄」と「夢はあれども」。前者は小国人の梅津主殿助視点から尼子経久の天性の才を浮かび上がらせる構成が見事。井の中の蛙の滑稽さと、自惚れは身を滅ぼす教訓が詰まっており、短編としての完成度が高い。後者は亀井茲矩の出世を、夢というキーワードを軸に描く。島根に生まれ海を隔てた先に外国があったからこそ育まれた海外への憧れ。そのためには武士の誇りよりも実利を取り、生き延びる必要があるという思いに共感できる。“琉球守”という史実を落ちに組み込む構成も良い。

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    2026年05月01日
  • 塞王の楯 下

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    至高の矛と最強の盾
    石垣を作る主人公、飛田屋の匡介。
    ライバル、国友衆の彦九郎。
    大津城、京極高次の元、宿命の対決、

    面白かった。
    石垣で守る城の話。

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    2026年04月27日
  • じんかん

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    弾正と信長をいい奴にするための最高のかたち。フィクションとしてこれだけ面白くできるのは素晴らしい。文章も読みやすく、テンポ感もよい。
    元長との出会いの場面と、又九郎と弾正との出会いがリフレインになってるの熱い。

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    2026年04月23日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史・時代小説家である著者が、歴史小説の効用を熱く語っている。膨大な読書量を誇る著者が作家ごと作品ごとに簡潔に魅力を紹介しているので、ブックガイドとしてかなり参考になる。既読未読にかかわらず読んでみよう。

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    2026年04月22日