今村翔吾のレビュー一覧
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AIに書けない文とは、こういうものか。この本の主役は石田三成である。しかし物語は石田三成を中心には展開せず、賎ヶ岳七本槍のそれぞれのエピソードが紹介される中で、八本目の槍=石田三成という人物が浮かび上がってくる。
加藤清正、福島正則、片桐且元といった、秀吉小姓衆から大名となった人物は多い。賎ヶ岳七本槍と呼ばれる個性豊かな彼らも、譜代の家臣が少なかった秀吉が殊更にその功績を喧伝した、フィクション的要素が強い。そして武芸ではない面で台頭した石田三成こそが、小姓衆の出世頭であった。
天下統一、朝鮮出兵、関ヶ原の戦い、大阪の陣、、この時代の変動期にいかに平民出な若者たちが立身出世していったのか。そ -
無料版購入済み
江戸時代の火消しの話
江戸だと何度も大火があったりなので、そういう話を思い出します。
火消しの組織化を依頼される主人公がどう活躍するのでしょうか。
原作の小説も読んでみたくなります。 -
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(後編)城を、城主を、御方様を、農民を、仲間を石積みで絶壁等を駆逐し守る方と鉄砲と大筒で攻める方、石積職人と鉄砲職人との魂が競い合い、駆け引きの戦乱で判断を問われ、決断していく様は厳しい環境で最後に己を信じるしかないと必死に戦う姿は美しく見えた。現代でもライバル同士の駆け引きは多く、そこでの決断は迷いも多いはずだ、だが己を信じて皆を説得し断行できるかが勝負師の生き様だ。「泰平は、矛でも楯でもなく決めるのは人の心である。人の心の矛盾の象徴意こそ、己たちなのだろう。人の愚かさ、醜さ、哀しさを気付かせ、そして人の強さ、美しさを思い出させる。そのために決してどちらが突出せぬように切磋琢磨する。己たちも
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前巻と比較しても。時代ものらしく、読み応えありまして。
コレ、よかったぁ。
そっかぁ。お子たちへの視点‼︎
何より、平志郎との出逢い‼︎
度々出てくる火消番付。
三役。
加賀の烏 竜吐水と壊し手の連携、王道の手法で。
馬喰町の龍 竜吐水は後方支援、自らが先頭と。
新庄の火喰鳥 鳶の練度を第一に。
〜ちろちろと幼火〜
鶯色半纏 八重洲河岸定火消 頭進藤内記
〜胡散臭え野郎め〜
加賀鳶 頭取並 一番組頭 隻鷹 詠兵馬
七番組頭 風傑の仙助 狗神の牙八
小源太、羲平、
錆納戸半纏 任正寺藩 風凪 柊与市 祖父は海鳴 古仙
天武無闘流 礫術
蝗菱半纏 町火消よ組 蝗の秋仁
〜五人に一人〜
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購入済み
蟲毒と呼ばれる死闘(デスゲーム)の最終場面。蟲毒という呪術の名称から残った9人が闘うと思っていましたが、思いもかけない趣向に驚くと共に大衆の怖さも出てきます。
剣戟も素晴らしいですが、双葉の位置付けに納得しました。 -
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バランスよく抜けなくまとまっておりまして‼︎よかったぁ‼︎
序章の怖さ。にしか出てこない⁉︎
火付盗賊改方長谷川平藏宣雄。
第一章冒頭のみの⁉︎田沼意次。
に組卯之助と辰一親子の因果の物語。九紋龍の意味。
頭取松永源吾と、その妻勘定小町深雪が‼︎
頭取並鳥越新之助と鳶丸 新之助のかっこ良さキレテました‼︎
山路連貝軒が風読み加持星十郎への台詞
「行け。世に瞬いてこい」
寅次郎、彦弥、前巻からの武蔵。
小伝馬町牢屋敷の石出帯刀。『切り放ち』
〜軽々しく言うな。残されたもんのほうが辛いんだ〜
源吾が好む『水府』深雪たちの⁉︎女天下⁉︎
『縹色』
盛りだくさん過ぎて‼︎
そして、お初に -
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このタイミングでか!?
という最悪のタイミングで最悪手を打ってくるのは味方陣営である。
敵さんはホクホク顔である。
親子二代にわたって同じく玉砕を命じられながらも、散り際まで足掻く生き様を見せる。
鎌倉時代末期に活躍した楠木正成を父に持つ、多聞丸こと楠木正行は、父が人々から英傑とされることに対して激しい怒りを感じていた。
父は帝のためではなく、家族のため民のために生きることを最期まであきらめなかったのだ。
そして時は過ぎ、次は自らが決断を下す瞬間が来た。
家名や人々の期待を裏切ってでも、世の平和のために北朝に下ることを決断した。
そのために、千に一つの可能性を探り、少しで -
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上巻では「己」としてしか表現されなかった平家物語の語り部が明らかになる。最後の最後に明らかになるのかなと思っていたが2/3くらいで判明したのは意外だった。
屋島の戦いは惨敗、知盛の馬との別れの場が泣ける。
井上黒は波打ち際を駆け抜け、遂にはざぶんと海に分け入り、船を目指して突き進む。ふと気づいた時には、差し伸べられた無数の手に掴まれ、舟に引き上げられていた。
海中から首だけ出す井上黒が、黒曜石の如き瞳で見つめる。この小さな舟では、井上黒を乗せることはできない。それを井上黒も悟っているようで、送り届けたことを喜ぶように小さく嘶くと、浜へと引き返していった。
源平合戦のことは知識がなかったので