今村翔吾のレビュー一覧

  • 茜唄(上)

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    今村版平家物語
    主人公は清盛の息子の「知盛」。あえて清盛ではなく息子を主人公にする、さすが今村翔吾と思える。

    平家滅亡の物語、結末も全部知っているのに、面白くてページをめくる手が止まりません。

    下巻は義経登場とのこと、かなり期待してます。

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    2025年09月26日
  • 海を破る者

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    元寇って、台風が来てラッキーって感じと思ってました。
    とてつもない力を持った大国が、桁違いの人数と船で攻めてくる、恐ろしかったでしょうね。
    自分の身近な人々のつながりが完全に壊れてしまった環境で、主人公の悩み続ける姿に胸が苦しくなります。

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    2025年09月25日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    AIに書けない文とは、こういうものか。この本の主役は石田三成である。しかし物語は石田三成を中心には展開せず、賎ヶ岳七本槍のそれぞれのエピソードが紹介される中で、八本目の槍=石田三成という人物が浮かび上がってくる。

    加藤清正、福島正則、片桐且元といった、秀吉小姓衆から大名となった人物は多い。賎ヶ岳七本槍と呼ばれる個性豊かな彼らも、譜代の家臣が少なかった秀吉が殊更にその功績を喧伝した、フィクション的要素が強い。そして武芸ではない面で台頭した石田三成こそが、小姓衆の出世頭であった。

    天下統一、朝鮮出兵、関ヶ原の戦い、大阪の陣、、この時代の変動期にいかに平民出な若者たちが立身出世していったのか。そ

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    2025年09月25日
  • 火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 1

    無料版購入済み

    江戸時代の火消しの話

    江戸だと何度も大火があったりなので、そういう話を思い出します。
    火消しの組織化を依頼される主人公がどう活躍するのでしょうか。
    原作の小説も読んでみたくなります。

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    2025年09月21日
  • 塞王の楯 下

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    (後編)城を、城主を、御方様を、農民を、仲間を石積みで絶壁等を駆逐し守る方と鉄砲と大筒で攻める方、石積職人と鉄砲職人との魂が競い合い、駆け引きの戦乱で判断を問われ、決断していく様は厳しい環境で最後に己を信じるしかないと必死に戦う姿は美しく見えた。現代でもライバル同士の駆け引きは多く、そこでの決断は迷いも多いはずだ、だが己を信じて皆を説得し断行できるかが勝負師の生き様だ。「泰平は、矛でも楯でもなく決めるのは人の心である。人の心の矛盾の象徴意こそ、己たちなのだろう。人の愚かさ、醜さ、哀しさを気付かせ、そして人の強さ、美しさを思い出させる。そのために決してどちらが突出せぬように切磋琢磨する。己たちも

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    2025年09月19日
  • 塞王の楯 上

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    (前編)飛田京介は一乗谷の戦いで家族を亡くし塞王源斎と会うことで「いつか世の戦いは途絶える」と石垣職人として鉄壁を作る決心をする。同じ様に国友彦九郎は鉄砲職人として頂点を目指す、互いライバルを意識し秀吉死後の世を戦いで渡り歩くことになる。人は偶然の出会いを好機と見るか、生涯の職とするか一大決心する心の中を探る前編だ。その志を決める一つのきっかけは、ライバルがいる事で職に対する意気込みがまるでは違う事だろう。

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    2025年09月19日
  • 人よ、花よ、 下

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    地元、千早赤阪村の名将、楠木正成の話かと思いきや、主人公は嫡男正行。正成没後も続く北朝と南朝の覇権争い。
    南朝忠臣であった楠木党を率いる正行とそれを支える悪党の動向が面白い。

    上巻は湊川の戦で敗れるまでの楠木正成の獅子奮迅の戦いを説明。
    下巻はそれらを踏まえ、正行の取る行動・戦略を中心とした活躍。面白かった。

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    2025年09月19日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ9作目でまだこのクオリティ出してくるかあと驚きました。人物やアイテムの配置からして『鬼煙管』の時点ですでに構想のあった編なんでしょうが、現代の火災知識をうまく大阪という都市特有の特性と絡めて展開してて面白かった。ただキャラの多さはそろそろ把握を諦めてはきました。

    各火消の頭の二つ名・号令・特技によって各小集団のチームカラーを出すテクニックなど、やっぱりBLEACHなりワンピースなりの少年漫画の影響は強いんだろうなという印象はあります。特に号令がね、これはやっぱり卍解に心を焼かれたんだろうなと思うので・・・

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    2025年09月18日
  • 塞王の楯 上

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    詳しい感想は下巻にて。

    個人的に、上巻は少し退屈感がありなんとなく読む感じ。石積みという動きがどうしても地味だからかな。
    でも、下巻で全ての伏線が回収されつつ最高に面白いので、ぜひ下巻まで読んで欲しい。私は上巻で辞めずに下巻読んで良かった!!

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    2025年09月18日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    吉原での、お話。
    火消し中心ではない⁉︎など、とも思いましたが…。
    な、はずはなく。谺 彦弥 よかった、かっこよかった。

    花菊 佳乃 と、またキチンと逢わせてほしい、な。
    〜ーその願い、全て俺が叶える〜

    それぞれの立場。立ち位置。見方。視点。
    変わってくる…、繋がり考え方。
    でも、変わらない繋がり。なの、かな。

    本庄藩 天蜂 鮎川転
    麹町定火消頭 日名塚要人 …公儀隠密

    〜綺麗ごとを諦めぬのが火消です〜

    〜断らねぇ〜

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    2025年09月20日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    前巻と比較しても。時代ものらしく、読み応えありまして。
    コレ、よかったぁ。
    そっかぁ。お子たちへの視点‼︎
    何より、平志郎との出逢い‼︎

    度々出てくる火消番付。
    三役。
    加賀の烏 竜吐水と壊し手の連携、王道の手法で。
    馬喰町の龍 竜吐水は後方支援、自らが先頭と。
    新庄の火喰鳥 鳶の練度を第一に。

    〜ちろちろと幼火〜
    鶯色半纏 八重洲河岸定火消 頭進藤内記
    〜胡散臭え野郎め〜

    加賀鳶 頭取並 一番組頭 隻鷹 詠兵馬
    七番組頭 風傑の仙助 狗神の牙八
    小源太、羲平、

    錆納戸半纏 任正寺藩 風凪 柊与市 祖父は海鳴 古仙
    天武無闘流 礫術

    蝗菱半纏 町火消よ組 蝗の秋仁

    〜五人に一人〜

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    2025年09月15日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    くらまし屋の依頼の遂行と極寒の「夢の国」に送られた「虚」の一員・惣一郎の物語が並行して進んでいく構成。くらまし屋、炙り屋、虚の一員の榊惣一郎、白銀の狩人のレラ、4人の強者たちが、己の矜持をかけてぶつかり合う展開を楽しめた。レラの風貌や「夢の国」の描写からして、蝦夷地なのかな。物語が江戸から遠い地へ広がっていく期待を膨らませつつ次作を待ちたいと思う。

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    2025年09月14日
  • イクサガミ 神

    H

    購入済み

    蟲毒と呼ばれる死闘(デスゲーム)の最終場面。蟲毒という呪術の名称から残った9人が闘うと思っていましたが、思いもかけない趣向に驚くと共に大衆の怖さも出てきます。
    剣戟も素晴らしいですが、双葉の位置付けに納得しました。

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    2025年09月15日
  • 海を破る者

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    元寇に立ち向かった鎌倉武士、伊予の国の河野六郎通有。
    元に攻められ滅びた国から来た二人の奴隷を買い上げ、彼らと交流を持ち独自の考えを持つようになる。
    歴史の授業では元寇は台風が味方して討ちはたせたとぼんやり聞いていた気がするけどこんなドラマがあったら素敵だなと感じた。

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    2025年09月11日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    バランスよく抜けなくまとまっておりまして‼︎よかったぁ‼︎

    序章の怖さ。にしか出てこない⁉︎
    火付盗賊改方長谷川平藏宣雄。
    第一章冒頭のみの⁉︎田沼意次。

    に組卯之助と辰一親子の因果の物語。九紋龍の意味。
    頭取松永源吾と、その妻勘定小町深雪が‼︎

    頭取並鳥越新之助と鳶丸 新之助のかっこ良さキレテました‼︎
    山路連貝軒が風読み加持星十郎への台詞
    「行け。世に瞬いてこい」
    寅次郎、彦弥、前巻からの武蔵。

    小伝馬町牢屋敷の石出帯刀。『切り放ち』

    〜軽々しく言うな。残されたもんのほうが辛いんだ〜

    源吾が好む『水府』深雪たちの⁉︎女天下⁉︎
    『縹色』
    盛りだくさん過ぎて‼︎

    そして、お初に

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    2025年09月10日
  • 人よ、花よ、 下

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     このタイミングでか!?
     という最悪のタイミングで最悪手を打ってくるのは味方陣営である。
     敵さんはホクホク顔である。
     親子二代にわたって同じく玉砕を命じられながらも、散り際まで足掻く生き様を見せる。

     鎌倉時代末期に活躍した楠木正成を父に持つ、多聞丸こと楠木正行は、父が人々から英傑とされることに対して激しい怒りを感じていた。
     父は帝のためではなく、家族のため民のために生きることを最期まであきらめなかったのだ。

     そして時は過ぎ、次は自らが決断を下す瞬間が来た。
     家名や人々の期待を裏切ってでも、世の平和のために北朝に下ることを決断した。
     そのために、千に一つの可能性を探り、少しで

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    2025年09月09日
  • 人よ、花よ、 下

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    下巻も上巻の面白さを維持したまま、一気にクライマックスまで持っていきます。
    後半は読むのが止まりません。

    ラストシーンは戦の悲惨さを感じつつ、楠木正行という一人の人間の爽快感を感じました。

    「それでいいのか」
    と言い放ったシーンが一番格好いい!!

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    2025年09月08日
  • 人よ、花よ、 上

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    大好きな太平記の世界
    楠木といえば、「正成」であるが、このお話は息子の「正行」の物語。
    太平記では、初陣と意気込んで来るも、正成に戦前に帰還を命じられてしまうシーンが有名。

    英雄と言われた二代目の苦悩、悪党としてのプライド、天皇が二人いる大変さ。さすが今村翔吾、おもしろい。

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    2025年09月08日
  • ひゃっか!

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    いわゆる青春恋愛小説です。恋愛小説としては王道な感じだったと思います。
    花道については読んでいて面白かったです。私がもともと知識がなかったのでとても勉強になりました。実際の大会をもとにされているとのことでそちらも気になりました。
    登場人物ですが、男性キャラクターたちが生き生きとしていて引き込まれました。

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    2025年09月06日
  • 茜唄(下)

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    上巻では「己」としてしか表現されなかった平家物語の語り部が明らかになる。最後の最後に明らかになるのかなと思っていたが2/3くらいで判明したのは意外だった。
    屋島の戦いは惨敗、知盛の馬との別れの場が泣ける。

    井上黒は波打ち際を駆け抜け、遂にはざぶんと海に分け入り、船を目指して突き進む。ふと気づいた時には、差し伸べられた無数の手に掴まれ、舟に引き上げられていた。
    海中から首だけ出す井上黒が、黒曜石の如き瞳で見つめる。この小さな舟では、井上黒を乗せることはできない。それを井上黒も悟っているようで、送り届けたことを喜ぶように小さく嘶くと、浜へと引き返していった。

    源平合戦のことは知識がなかったので

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    2025年09月03日