今村翔吾のレビュー一覧

  • じんかん

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    「イクサガミ」シリーズに次いで今村将吾2作品目。YouTubeを見た時、氏は自分の作品は2種類あると言っていた。イクサガミのようなフィクション寄りの話、そして歴史寄りの話である。本書は後者である。けれども共通点はある、と思った。

    主人公はの戦国の梟雄(きょうゆう)松永弾正久秀。「人がなせぬ大悪を一生のうちに3つもやってのけた」と評された男であるが、本書はそれを見事なまでに「誠実で優しく賢い」大名としてイメージを覆してみせる。かつて山本周五郎が「樅ノ木は残った」で原田甲斐を反転せしめたのと、それ以上の反転を成し遂げた。エンタメ手法だ。

    それだけでない。構成もあまり読んだことない。ほぼ9割を、

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    2026年03月01日
  • 作家で食っていく方法

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    ネタバレ

    「いや、めっちゃビジネスマンじゃん」が正直な感想です。
    マーケティングとビジネス戦略の話じゃん。
    どこで3C分析が出てくるのか、むしろ出ないのが不思議なレベル。

    作家なんて、クリエイティブ職の最高峰のような気がするけれども、「食べていく」ためには結局、他のビジネスと変わらないことが求められるんだなと。

    というか、作家としてこれだけ成功してい(るように見え)るのに、ここまでやられていたら、作家を目指しているわけでもないのに、思わず「ごめんなさい!」とスライディング土下座をかましたくなる。

    自分の仕事を振り返って、市場分析もマーケティングもビジネス戦略も大嫌い。でもやらないとダメだよなぁ…知

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    2026年02月26日
  • じんかん

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    大河ドラマ化。
    読みながら、何度も思った。そして、自分の頭の中で勝手に再来年あたり放映ってことで決定した。

    しかし残念ながら、大河ドラマは歴史の史実しか扱わないと思われる。この「じんかん」は一応フィクションであるため現実的には難しいだろう。

    この物語は、人物にせよ出来事にせよ、史実とフィクションが絶妙に織り交ぜて構成されており、その緻密で、息づかいまで聞こえてきそうな人物描写も相まって、全て事実なのでは?と思ってしまう。
    それくらいにのめり込んでしまった。

    主人公は戦国を代表する悪名高き武将、"松永秀久"。
    将軍殺し、東大寺大仏殿焼き討ち、主家殺しの当時の武士たちから

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    2026年02月26日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    喧嘩は江戸の華なり。大いに笑って踊るべし。これに尽きる物語。今回のぼろ鳶は狐と狸の化かし合いに巻き込まれる。火消の削減。その裏で江戸を襲うのは、コロリに火付皆殺押し込み強盗。息をつく暇もない。女天下でオロオロする男衆。己の出自に関わる秘密を独り胸のうちにしまい無茶をする「に組」頭辰一。大なり小なりの事情を抱えながら西に東に走る火消したち。憎むべきは盗賊でも、病でもなく、全てを燃やし尽くそうとする「火」だ。

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    2026年02月24日
  • 週刊少年チャンピオン2026年11号

    購入済み

    安部真弘さん目当てに

    以前、この雑誌をBookLiveで購入したのは生成AIによるBJ作品の掲載された2023年52号で、それ以来でした。
    雑誌の連載で読む作品ってなかなかないので、今となっては等ちょっと貴重な体験だったかも知れません。

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    2026年02月24日
  • 作家で食っていく方法

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    ネタバレ

    『イクサガミ』の著者。私は時代小説を読まないので知らない作家だが、読みやすく面白かった。燃え殻さんとは対照的なキャラ。
    AIが優勢なのを受けて、『野菜の包装に農家の写真が載るように、「私が書きました」の一言と顔写真付きで、小説を売る時代が訪れます。』という記載には笑った。本当にそういう時代が来そうで怖いけど。

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    2026年02月24日
  • 茜唄(下)

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    知盛と能登の信頼関係や平一族が結束していく様、そして知盛とその妻であるキコとの夫婦の絆が熱くて切ない。
    何故そこまでして戦うのか…そこまでする必要あるのか…そんな事を思わずにはいられない。
    勝者の観点からしか歴史が語られない事でその時代に生き抜いた生きようとした者のことは語られない。それを最も恐れたのが平知盛であり、その意思を継ぐ者たちであったということか。
    生きた証を残したい。
    それが平家物語なのかと。
    今更ながら日本の歴史をこの時代に生きた人たちのことを知れて良かった。

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    2026年02月23日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    裏稼業界のスーパースターが揃い踏みです。
    井蛙流の真骨頂を存分に発揮しながらも大怪我を負うほどの厳しい依頼でしたが、何とかくらますことができました。
    これで終わりと思いきや、謎が多い虚の村の話も中途半端なので、まだ続くのだろうか?続いて欲しいな。

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    2026年02月23日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    源吾不在の江戸に付け火の疑いのある火事が起きる。半鐘も太鼓も鳴らない。それがどういうことなのか。加賀鳶の勘九郎、牙八、万組の武蔵。誰よりも仕事馬鹿で、江戸一の火消しと思っているのに、過去の遺恨やプライドが邪魔をする。生きていれば致し方ないことではあるし、いつの時代も本質や本意などそう簡単には伝えきれない。誰よりも市井の民の命に重きを置く火消したちが己の命になると途端に軽く扱う様に苛立つ。男どもの阿呆さと女たちの賢さに情緒を揺すぶられた一冊。このシリーズは一気読みしたくなるぞ。

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    2026年02月23日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    この展開は心の準備してなかったーー!!!

    源吾達が平蔵に呼ばれて京へ。
    ちょっと科学的な要素も含んだ事件で展開気になるところにプライドや情が絡んできて今回も面白い。

    でも、京より江戸の方がすきだーおいら

    2026.2.23
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    2026年02月23日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    ぼろ鳶ようやく6巻目読破。
    なんと5巻目で欲しいと言った、相関図が1ページ目にあるではないか…。

    今回は女と男の話。吉原の遊女の恋愛が絡む推理含むぼろ鳶たちの話と言ったほうが正しいかもしれない。
    もはや個人的に推理よりも、キャラクターの行動や心情の方が興味深くなっている。
    1冊目に出てきたキャラクターと徐々に増えていく人物が成長している。

    最後の終章の彦弥と花魁の話、キュンとする。昔はこんなふうに恋をしてたのかなぁ。
    この二人これからどうなるのかなぁ楽しみ。

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    2026年02月24日
  • 教養としての歴史小説

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    稼ぎのあるなし、金額の大小に関わらず生きたお金を使うことの大切さを筆者は池波正太郎から学んだ。
    そして私も原点を思い出させてもらった。

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    2026年02月23日
  • 茜唄(上)

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    今村翔吾が紡ぐ平家物語。
    史実では悪のもとされている平家を平家側の目線で紐解いてゆく。
    平清盛はただ息子たちを、平家を守りたかった。
    清盛の意思を継ぐ知盛は清盛亡き平一族をまとめ、どうやってこの難局を乗り切るのか…。
    歴史の終着点がわかっているからこそちょっとした幸せや微笑ましい家族の絆が物悲しく切ない。
    平家が戦った歴史を…家族を守るために抗った歴史を胸に刻むため下巻もしっかり読みたい。

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    2026年02月23日
  • 塞王の楯 下

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    楯も矛も大切な命を守るためにはどちらも必要で、同時にどちらも人を殺める可能性がある…そんな矛盾のコントラストを最後まで上手く表現してくれた作品だった。
    どちらかが正義でも悪でもないからどちらも憎めない。
    ただ戦は憎しみしか生まない。
    戦国の中にあってあの蛍大名のような人の命を守りたいと熱く願うリーダーがもっと増えたらいいのに。
    そう思わずにはいられない。
    そして今後お城を見る目が確実に変わった。
    二の丸、三の丸の役目や石垣の作り込みなど、実際に存在した石工たちの技を、意味を噛みしめながら見てみたい。
    素晴らしい作品でした。
    今村翔吾、天才。

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    2026年02月22日
  • 塞王の楯 上

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    戦のない平和な世を望む石垣職人と鉄砲職人。
    共にその世界の王とされる師匠を義父にもち、己の職で依頼人を守り平和な世の中を目指す。
    作中に現れる表現の随所に楯と矛があり、矛盾を信念に基づき処理していく。
    こんな時世でなければ二人はもっと違う研鑽を積み、親友になれたのではないか。
    そう思わずにいられない。
    匡介と源斎の父と子、師匠と弟子の微妙な関係性だけどお互いを認め合う姿、職人としてのやり取りに胸熱。
    下巻へ急ぐ。

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    2026年02月21日
  • 作家で食っていく方法

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    この本で通底しているのは、プライドを捨てること、コミュニケーション能力が大事であること、の二つ。
    他の作家の方もコミュニケーションについては大事であることを言及していたので、改めてやっぱりそういうものなのかと知れた。(コミュ症にはどうせいと)

    印象に残ったのは、アイデアの出し方とテーマの出し方。
    アイデアの分解と再構築は、とても参考になるし、面白い。
    テーマの連想ゲームも、そういった発想は無かったので普遍性を見いだせれば快感物質ブシャーッとなりそう。

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    2026年02月20日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    ぼろ鳶組第9弾
    今回は星十郎の出番です。

    商人の街、大阪で起こる恐ろしい火災現象。
    助けを請われた京都の弾馬、そして日の本随一の風読み、ぼろ鳶組の星十郎、彼にくっついてきたw源吾と武蔵が協力して立ち向かいますが、敵の手が厄介すぎる上に、大阪火消組の確執も深く、さらに星十郎も宿敵が気になり気もそぞろ、うまくいかずにまたもやピンチ。

    だけど源吾は諦めません。今度は大阪の火消たちに持ち前の火消魂でぶつかっていきます。
    星十郎も亡き父の盟友、山路様の粋な行動から父の矜持を思い出し奮い立ちます。
    弾馬も武蔵も見どころたっぷり。
    さらに大阪火消も個性的。個人的には律也さんがいいですね。大丸さんもそうで

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    2026年02月22日
  • 教養としての歴史小説

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    ネタバレ

    【概要抜粋】
    ・生成AIなどが台頭する社会で、歴史を学び教養を身につけることが重要になってくる
    ・歴史小説を読み、先人の成功・失敗の経験を学ぶことで、現在にも当てはめて自らの進むべき道標とすることができる。
    ・歴史小説と自己啓発本の相性はよく、自己啓発が読んですぐやる気が出てくるという意味で即効性のある西洋医学とすれば、歴史小説はじんわりと聞いてくる漢方医学の様なイメージ。
    ・今村翔吾先生は幼い頃に真田太平記を読み、歴史小説に関心を持ったがそのきっかけは関西出身で真田幸村には馴染みがあったからで、書店で親に懇願して全巻購入してもらったとのこと(子供の知的好奇心は寛容に受け入れる重要性が学び)

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    2026年03月10日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    事件の真相を追う過程には推理もののような面白さもありつつ、火消したちの命を懸けた矜持と漢気が胸を打った。また、本当に当時から理解されていたかは分からないけど、“ガス”の存在や火消し道具のカラクリなど、化学的な知識に触れる描写も興味深かった。さらに、“鬼平”長谷川平蔵の誕生と、そして父子の物語で締めくくられるラストがとても印象的な、余韻の残る一冊。

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    2026年02月19日
  • 塞王の楯 下

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    歴史系の本を読んだ事がなかったので初挑戦

    初めは、人の名前や土地の名前が入って来なかった
    少し時間はかかったけど慣れました

    匡介、玲次、彦九郎みんないいキャラで引き込まれた

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    2026年02月18日