今村翔吾のレビュー一覧
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イクサガミ天に続く2作目。誰かが仕組んだ京都発東京行きのデスゲーム、東京に入れるのは9人。互いの札を奪い合わないと指定されたいくつかの関所を越えられません。主人公の愁二郎は義侠心強く、1人では生き抜けない双葉を連れ東京への道を進んでいます。それはやはり困難で、過去の因襲に引きずられ共に切磋琢磨した兄妹に双葉を拐われ、更に愁二郎の強さに拘り戦いを仕掛けてくる無骨など厄介な強者も多く、また、普通に進んでいても札を奪いたい参加者に狙われ…という展開で2巻。敵の姿も見え、愁二郎の過去も判りつつあり、兄妹とのわだかまりの根本的な問題や、兄妹共通の敵、幻刀斎が誰か、どのくらい強いかが描かれました。そして、
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直木賞作家が自身の専業作家としてのノウハウを惜しみなく開陳した内容。ただ単に本を出版するのではなく、出版不況の下で商業作家として継続的に何十年もヒット作を生み続ける方法論を磨き上げている。
とくに参考になったのはネタ出しの方法。たとえば『SPY FAMILY』のようなヒットコンテンツをスパイ物・家族愛・超能力・東西冷戦、、、といった10程度の要素に因数分解し、他のヒット作の要素と組み合わせて再構築するといった手法は、小説のみならず企画を立てる上で参考になる。
そして小説を出版というビジネスで捉えると先細りするが、漫画や動画といったコンテンツ原作やIPまで含めた複相的な事業として捉えるとかな -
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ぼろ鳶組第7弾です。
色街の事件を解決して、さて次は。
田沼卿が始めた新たな施策。通称「鳶市」などと呼ばれる、新たに火消になろうととする者、組を移ろうとする者を集めて一斉に抽選するというドラフト会議みたいなお祭り騒ぎ。そこで、次の世代が出てきて、初々しい華やかな雰囲気で始まります。
火消の組間の実力差、確執を是正しようという試みで、本当に史実として行われたか分かりませんが、なんかあり得て感じます。
その裏で、「かの御人」がまた悪さを企みますね。今回、御仁の生活が垣間見れますが、生まれ持つ者の孤独、その怖さが滲み出てます。
鳶市が終わった最中、起こる火災。そして過去の大火の再現。この信じ難 -
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「最終決戦、開幕。戦う者の矜持を懸けた『蠱毒』がとうとう終わる。」
とうとう始まる最終決戦。
ここまで残った魅力的な仲間が戦いの中で消えて行く様はとても辛い。
最終的な結末は、ここまで読んでいる人なら予想はつくだろうが、それでも一つ一つの戦いにドラマが感じられ、章の最後に書かれる「-残り、○人。」、ここに余韻を感じながらも次の章へと進む手は止まらない。
全4冊を通しての感想として、戦闘描写については少し自身で想像しないといけない部分があるため、普段は違う系統の小説、漫画を読んでいる人はNetflixでドラマを見てからの方が、戦闘描写を楽しめるかと思います。
キャラクターの背景が非常によく描 -
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4冊目の今村翔吾さんは、イクサガミの第3巻です。
292人いた蠱毒参加者も残り23人からスタート。
島田宿での乱戦、すごかった。進次郎もやるじゃん!
そしてやっぱり響陣好きだわー。
1、2巻を読んでからちょっと間が開いてしまったせいか、天明刀弥って誰だっけ…となってしまいました。
登場人物が多いから、やはり間を空けずに読むべきですね。
最後、もうめちゃめちゃハラハラドキドキでした!
外伝へ繋がる謎のセリフ、これか!
このキャラクター、あまりにも狂気で好きではないけれど、この人のこれまでの人生にどんな背景があったのか、とても気になります。
歴史も時代も苦手だったのですが、こういう小説を読 -
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高校生が即興で花を生ける「花生けバトル」を舞台にした青春小説。これは作家が上手いことを考えたものだと思ったら、実際にあるイベントだという。この小説の刊行が2018年、第1回全国高校生花生けバトルの開催が2017年だから、それを見て題材として面白いと思ったか。花が好きな女子高生と大衆演劇の役者として活躍する転校生を中心に展開するストーリーはなかなかの面白いものだった。自分には生花の知識は全くないが、花の名前や生花の技術等はきっちり書かれていて、場面場面で花々が美しく彩られる。
ちょっと残念かなと思ったのは学校内のゴタゴタなど盛り込みすぎで大会に進むあたり飛ばしすぎかな、大衆演劇の話も中途半端かな -
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前回の読書会でお借りした本、その2。
わたしにとっては「イクサガミ」シリーズでお馴染みの今村翔吾さん、お名前は知っていたものの著作は初読み。
プレゼンしてくださったメンバーによると、
豊臣秀吉の五奉行がメインとなる歴史お仕事小説だということだ。
序章は賤ヶ岳の戦い。
史実にも名高い、周囲を圧倒する俊速のトンボ帰りで柴田勝家を破ったその裏側、前線で戦う武辺とはまた違った、バックオフィスの四苦八苦を、石田三成視点で描くところから始まる。
続く1章は、秀吉肝入りの北野天満宮大茶会。
2章ではその1年後の肥後での刀狩り。
3章が伊達家との丁々発止がスリリングな太閤検地で、4章は明征伐を目指す朝