今村翔吾のレビュー一覧

  • じんかん

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    なるほどー…人間と書いて「じんかん」ねー…ふむふむ。
    「にんげん」と読めば一個の人を指す、「じんかん」は、人と人が織りなす間、つまりはこの世を指す。

    「じんかん」の何たるかをこの目で確かめたい、、か、なるほどねー

    昔の人の方が現代人より、物事を深く考えていて、未知の世界に踏み出す勇気があったんだろうなーと思ってしまいました。

    そして、まあ、形は異なるけれど、人の噂を信じる信じないとか、裏切り、騙し、今も昔も変わらないんだねー

    そして、ラスト30ページ(541ページ)で、え!と声が出てしまった(°_°)

    今村翔吾さん、やっぱり好き(^^)

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    2026年04月10日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    今村翔吾による短編集
    印象深かったのは、次の4つ
    ・汁かけ飯の戦い 北条氏政
    ・青に恋して 里見義弘
    ・雅なる執権 金上盛備
    ・春に向けて耐えよ 宇都宮国綱

    心温まると感じた
    ・猿千代の鼻毛

    関わりが面白かった
    ・暮天の正将 武田信玄
    ・蒼天の代将 上杉謙信

    歴史の記録から、話を膨らませたり、その記録の陰にあるであろうエピソードを探してくる今村翔吾作品はなかなか面白い、と感じさせられる短編集だった。

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    2026年04月10日
  • 塞王の楯 下

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    本作は、攻める者と守る者の信念のぶつかり合いを描きながらも、単純な善悪では割り切れない構造となっている。攻める側には攻める理由があり、守る側には守る理由がある。そのどちらにも確固たる信念と正しさが存在するからこそ、両者の衝突はより重く、そして熱く感じられた。

    構成としては、特に序盤から中盤にかけての展開が個人的に強く印象に残っている。登場人物たちの信念や職人としての矜持が描かれ、非常に熱量の高い場面が続き、この作品の魅力が最も感じられる部分であった。さらに中盤から終盤にかけては籠城戦を中心に緊張感が一気に高まり、手に汗握る展開となっている。

    一方で、終盤から結末にかけてはそれまでの熱量がや

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    2026年04月13日
  • 書店を守れ!

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    いち消費者にすぎないわたしに何ができるかといえば、なるべくリアル書店で本を買うことくらいしかなさそう。この本を読んだからこそより強くなる無力感。あと、今村先生が作家や書店、出版社、取次などだけでなく、翻訳者の窮状について触れてくれたのがありがたいことでした。わたしがまったく儲かっていないのは、出来の悪いへたくそで売れない翻訳者だからというだけが理由ではないことがわかったのは、ある種の救いでもあり、それ以上に大絶望でした。詰んでる。
    とにかく、出版界に自分の居場所を残すため、わたしは今日も本を買い、そして読みます。

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    2026年04月08日
  • 海を破る者

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     「今村さんが書いた元寇(げんこう)の話」だと思って読んだのですが、違ってました。
    合ってるけど、違ってます。

     鎌倉時代の中期、1274年と1281年に2度、モンゴルが日本に領土拡大の戦争を仕掛けて来ました。舞台は2度目の襲来の時。
     今村さんが蒙古相手に戦いを描くのだとばかり思ってましたが、そうでは無く「国とは」、「家とは」、「人とは」を描いています。

    ネタバレしたくないので、内容は書きませんが、
    さすが今村翔吾。こう書きますか!!と思わせます。
    参った、参った。

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    2026年04月07日
  • 童の神

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    ネタバレ

    延々と、こういうことを、人間は繰り返しているんだなと。どちらの側にも(とくに末端の者は)暮らしがあって言い分があるのもわかるし、それでもどちらの側に「居たい」かだけは、忘れずに生きてゆこうとおもった。

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    2026年04月07日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ2作目。

    非道な罠の標的にされ、命を落とした親子が可哀想すぎました。
    自分の家族を人質にされたとき、それでも他の誰かのために動ける人を尊敬しますが、自分にできるとは到底思えず……。
    何が人をそうさせるのか、ずっと考えていきたいと思いました。
    相変わらず魅力的なキャラクターとテンポの良い語り口でした。

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    2026年04月05日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    新之助が主な話。いつもはポンコツなイメージの新之助もこの会はめちゃくちゃカッコいい。男気溢れてる。
    新之助が下手人と思わせるが、新之助の人柄を知っているものは誰もがあり得ないと言い切る。
    なんて良い人なんだろう。日頃のお役目から、いい人感が出ちゃってる。行動が出てるんだよな。
    女も守っちゃう男。その女とはどうなるかなぁ。今後もこの話続くのかなぁなんて期待してみる。

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    2026年04月05日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史時代小説が好きになるきっかけとなったイクサガミ、じんかんの作者である今村翔吾さんによる歴史小説の楽しみ方が散りばめられた本。色々な作家や作品の紹介をされているので、ますます世界が広がりました。
    あと、この本手触りがすごくいい。手にして読むのが感覚でも楽しめました。

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    2026年04月05日
  • イクサガミ 地

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    ネタバレ

    単行本四部作の第2弾。
    歴史を知らなくても面白いけど歴史を知ってた方がもっと面白そう。郵便局って昔は大事な機関だったんだな。
    双葉の優しさにイラッとするけど大事な役なんよね。現代だったら出し抜かれまくるだろうけど。
    後半はどう転んでいくかも楽しみ。


    以下ネタバレメモ

    双葉がさらわれる、四蔵と彩八集結。三助死亡。大久保死亡。ギルバート、人斬り半次郎。

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    2026年04月05日
  • 蹴れ、彦五郎

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    ネタバレ

    これまであまり主役として取り扱われることのない人物を取り上げた短編集だったが、どの話も確固たる意思を持った人物として描かれており、とても読みやすかった。
    どの話も良かったが、三話目の「三人目の人形師」は、読み終えた時に不気味さもあり、特に強く印象に残った。

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    2026年04月04日
  • イクサガミ 天

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    明治の侍たちのデスゲーム。
    とにかくテンポ良くページをめくる手が止まらなかった。
    読み終わったあと何故か包丁を研ぎたくなりました。

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    2026年04月04日
  • イクサガミ 人

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    全四巻のうちの三巻目。強者同士の大きな決戦があり、残りの人物が少なくなりました。主人公と対峙していない人物が敵なのか味方なのかも気になるところ。終着点では何が待ち受けているのか、最終巻を目に焼き付けてきます。

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    2026年04月04日
  • イクサガミ 人

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    登場人物一人ひとりに焦点が当たっていて、それぞれの感情や選択に自然と共感できる構成だったのが印象的だった。誰もが事情や過去を抱えているからこそ、単純な善悪では割り切れず、「この人の気持ちもわかる」と思いながら読み進められる。

    そして物語が進むにつれて、少しずつ真実に近づいていく展開がとても引き込まれた。断片的に散りばめられていた要素が繋がり始め、「そういうことだったのか」と気づかされる場面も多く、ページをめくる手が止まらなかった。核心に迫っていくほど緊張感が高まり、続きが気になって一気に読んでしまう作品だったと思う。

    最終的には、これまで積み重ねてきたものが「人」というテーマに収束していき

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    2026年04月02日
  • 作家で食っていく方法

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    小説家という仕事を、単なる芸術家ではなくビジネスとして分析していて画期的だった。
    村上春樹の「職業としての小説家」は、芸術の方に焦点を当てていた印象なので、また違ったアングルから紐解いている。

    デビューするまでと、デビュー後に手堅く「稼ぎ続ける」ことの難しさと対策を、ご自身の経験を踏まえてかなり踏み込んで書いてある。
    作品を読んだことはないが、サービス精神旺盛な方なのかなと感じた。

    小説家デビューして5年経っても新作が世に出ていたら銀座の寿司をご馳走してくれるらしい。

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    2026年04月01日
  • 塞王の楯 下

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    戦をなくすため。
    平和を願って磨き上げ、磨いたはずの技術が当時最強の矛と盾としてぶつかりあう。
    今はなき大津城、この目で見たかったな。
    読後感は良い。

    矛盾は今も際限なく続いているし、個人的には軍拡による抑止力は平和には繋がらないとは思う。

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    2026年04月02日
  • 人よ、花よ、 上

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    英傑・忠臣の父を持つ子は、その功績や尾鰭がついた虚像の期待に応えなければならない。今の世でも多く見かけられ、その子は大変だと思う。
    「帝に仕え日ノ本のために働くのではなく、己の想うままに生きればよい」と父正成が残した想いが、弁内侍茅乃に出会った切欠で徐々に崩れていく様に思えるが、それは幸か不幸か・・・。

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    2026年03月30日
  • イクサガミ 人

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    面白い
    終盤戦に近づいていき
    人が減ってきたので登場人物も
    行動も追いやすくなってきている
    真実にも近づいていき
    読み進める手が止まらなかった
    蠱毒という殺し合いの中に
    優しさを持つものと狂気を持つもの
    二極化してきているように思える

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    2026年03月30日
  • 塞王の楯 下

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    ネタバレ

    後半につれてどんどん面白くなる。
    史実にうまくフィクションを織り交ぜてるのが良い。
    石工と呼ばれる知らない仕事に関しても興味深かったし、そこから山方、荷方、積方など役割が分かれているのも面白かった。
    高次や横山など、脇を固める人物もかっこいいし、主人公匡介の覚悟や、石垣を活用した戦いなど歴史小説としても面白い。

    大筒vs石垣は熱い。

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    2026年03月29日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    面白いです!
    時代劇で火消しを主人公に
    絵に描いたような努力友情勝利な物語
    まっすぐで短気責任感が強いリーダー気質の
    主人公 粋な江戸っ子カッコいい!

    主人公の脇を固める仲間達やライバル達
    奥さんまでがそれぞれキャラの性格が
    面白く描写が巧みでごっちゃになる事は
    ありませんでした
    誰でもベジータとクリリンの判別が
    出来るようにです(笑)

    アクションシーンもリズム テンポが良く
    観たことも無い江戸の大火事のさなかに
    いるようで
    命がけの主人公や仲間達の行動やセリフに
    ページをめくる手が止まりません

    アニメにもなっていて数話ほど観ました
    決して私は原作メディア至上主義ではありませんが
    私的に

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    2026年03月29日