今村翔吾のレビュー一覧
-
今村翔吾の長篇時代小説『春はまだか くらまし屋稼業』を読みました。
『くらまし屋稼業』に続き、今村翔吾の作品です。
-----story-------------
日本橋「菖蒲屋」に奉公しているお春は、お店の土蔵にひとり閉じ込められていた。
武州多摩にいる重篤の母に一目会いたいとお店を飛び出したの...続きを読むPosted by ブクログ -
「くらまし屋稼業」の4冊目。表紙の絵がなんだか和む。
今回は幼い頃の彦弥が登場する序章から始まる物語。この頃から彦弥は女性に優しかったのだな。
さて、本編。毎回誰かを晦ますばかりではないですよって、今回は趣向を変えてきた。
芝湊町の土蔵に見知らぬ者の文で呼び出された5人の男たち。話が進むと皆、鰄党...続きを読むPosted by ブクログ -
池波正太郎か、と思うが、トリックの部分を増やし、超人的という部分を少し強調し、心理の細かい震えは、思いきってフォルムに抽象化すると、こんな感じになるのかな?
スピーディーな展開で、読んでいる間は、ずっと幸せだ。Posted by ブクログ -
この作品の前に読んだ本が『矜持』と言う題名であったが、そちらが警察官の矜持だとすれば、こちらはまさに江戸火消しの矜持と言えるであろう。
濃いキャラクターがより一層魅力を発揮する展開が面白い。Posted by ブクログ -
羽州ぼろ鳶組の第三巻。
今回も胸熱展開満載で面白かった!
火事を消し終わった後に火消し半纏をひっくり返して町を練り歩くっていうのが本当に格好良いなぁって読むたびに思うよ。
当時の火消し半纏の絵柄が気になりすぎて、刺子絵図みたいな本調べてしまった。
水滸伝の九紋龍柄のもあって、本当に格好良くて粋。...続きを読むPosted by ブクログ -
流罪になったあの人や、京のあの人、黄金よりも若い世代の火消たち……本編では活躍が十分に描かれなかった人物たちの短編集
個人的に、け組の燐丞さん好きなので、ぜひ3つ目のお話を読んで欲しいところPosted by ブクログ -
今回も最高!
明和の大火から1年…またもや火付けによる火災が江戸を襲う。
そんな中、大名火消しの太鼓がならない⁈
相次ぐ火災に立ち向かいながら、不可解な事件の真相を追う男たち…と、それを支える女たちの物語。
いや、アツいね〜。次回も楽しみです♪Posted by ブクログ -
世に名高い賤ヶ岳の七本槍だが、意外に知られていない人物も多い。その中にあってそれぞれの人物が個性豊かに、人間臭くも魅力的に描かれていた。特に佐吉(石田三成)と市松(福島正則)の関係性は史実でもこうだったらいいなと感じさせられた。Posted by ブクログ
-
内容(「BOOK」データベースより)
京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大...続きを読むPosted by ブクログ