今村翔吾のレビュー一覧

  • くらまし屋稼業

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    銭次第でどんな人でも逃してくれるというくらまし屋。
    テンポの良い展開で、一気に読み終えました。
    過去に何かを抱えていそうな平九郎をはじめ、赤也、七瀬など登場人物が魅力的で読んでいて楽しかったです。
    ラストに現れた、惣一郎の存在にもワクワクします。平九郎たちと、惣一郎が出会えばどうなるんだろう、、。
    次作が気になります!

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    2025年02月27日
  • くらまし屋稼業

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    敵役の榊惣一郎メッチャ強そうだな。
    個人的には新選組の沖田総司みたいな印象。
    今後、どのように絡んでくるのか楽しみだ。

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    2025年02月27日
  • 五葉のまつり

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    ネタバレ

    全部で五篇からなる秀吉からの難題に答えていく五奉行たちのお話。
    作中の
    (先に関係があったから、共に何かを成したのではない。仕事をするという一事のみで己たちは出逢った。仕事に導かれたようなものだ。
    しかし、それも悪いことではない。成すべきことの為に出逢う。これもまた人というものではないか。)

    という科白が五奉行とは比較にならないにせよ、現代に働く私の心にも強く響いた。明日も成すべきことを成す中でどんな人に出逢えるだろう。そう思える良書でした。

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    2025年02月26日
  • 童の神

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    これは、おもしろい!
    文庫のあとがきが、またいいです。書かされた小説なんて、うらやましい。

    童の神は3部作らしいです。
    楽しみです。早く書いてください。

    あ、あとがきを先に読まないほうがいいですよ。ネタバレではないけど、感動の大きさが削がれますよ。

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    2025年02月26日
  • 茜唄(下)

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    源平合戦の新解釈。
    通常はどうしても清盛、頼朝、義経と戦でのことしか思い浮かばないが、そして先日のNHK大河「鎌倉殿の十三人」のキャストの姿が蘇る。清盛息子の知盛その家来とも言うべき教経(壇ノ浦で2人を抱き抱えて海に入ったことは朧気には頭の中に)、妻・希子さんとの行動が本当に愛の唄だと思う。
    作家、今村翔吾には勢いがある。

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    2025年02月26日
  • 海を破る者

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    面白かったぁ‼︎
    文句ないかも。

    タイトルどーりな、内容。
    海を破った者達。

    海を破るって⁉︎
    視点、方向に気がついてくると、このお話…
    争う意味とは。

    伊予河野家当主、海若。
    祖父同士が兄弟という一遍も登場。
    異国の者、繁と、令那。

    元寇のお話。

    〜あまりにも頼りない道理〜

    河野六郎通有の目線、信念。
    ついていく者達。

    登場人物がみな良すぎます、よ。

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    2025年02月24日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    タイトルが素敵だ。愛すべきレギュラーが広がっていくこのシリーズ感はいいですね。2巻にしてこのシリーズの描き方のイメージが湧いてきたという意味でも重要。分量としても重めの中編を読む感じだけどこれからの展開の種が詰まっていて読み応えがある。一気に読むのはもったいないので、清涼剤用にちゃんととっておかなければいけないと思う。

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    2025年02月21日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    2/16〜2/20

    歴史に関してもっと詳しければ、さらに面白く感じられたと思う。
    でも歴史にかなーーり疎い私でも面白く読めた。
    石田三成の存在は名前しか知らなかったけれど、この本を通して、石田三成だけではなく七本槍のことも知れて良かった。

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    2025年02月20日
  • ひゃっか!

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    結構長い時間積んでた本をようやく読んだ。

    以外と言っては失礼だがとても面白かった。

    ゴリゴリの青春作品だが、文章がとても読み易く作者の個性が存分に出ていてととても好感が持てる。

    内容にアッと驚くところは無いが兎に角センスが良い。

    時代物ではないこの作品の内容の出来栄えにビックリした。

    万人に読んでもらいたい作品。

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    2025年02月17日
  • 塞王の楯 上

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    期待度かなり高い状態で読みました。
    いきなりの落城シーンから、さすがは今村翔吾、迫力満点です。
    師匠とのからみ、親友との切磋琢磨、いいですね。
    30年ぐらい前の自分を思い出します。
    また、大津城といういい現場に、いい人々、そう私もそういう現場に何回か遭遇しました。
    そのときは本当に幸せな気持ちになります。

    京極高次ってこんなだったけ?
    かなり面白く下巻に期待。

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    2025年02月14日
  • ひゃっか!

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    歴史小説ではない今村翔吾作品を初めて読みました。
    即興花生けバトルがおもしろそうで観に行きたくなりました。
    生花のことはさっぱりわかりませんが、そこは関係なく楽しめる読みやすい小説です。
    これといった感動はなく、インパクトは薄く感じましたが、高校生っていいな〜と青春を楽しめました。

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    2025年02月14日
  • 海を破る者

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    時代は鎌倉中期の蒙古襲来、主人公は伊予の御家人である河野通有(六郎)。彼は一般的な鎌倉武士とは異なり、人を愛し平和を愛する魅力的な人物として描かれています。「河野の後築地」と讃えられた弘安の役での奮戦には著者独自のストーリーが付されており、史実としてはまずないだろうなと思われる展開であるにもかかわらず(であるからこそ?)、読者を物語の中に引き込む力があるように思いました。

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    2025年02月12日
  • くらまし屋稼業

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    近年時代小説は佐伯泰英さんばかりでしたが、姪っ子に勧められて手に取ってみました。悪人も含めて登場人物はしっかり地に足が着いた強者揃いで清々しささえ感じました。初めて知ったくらまし屋という仕事を生業にする元武士のこれからの活躍が楽しみな作品でした。

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    2025年02月10日
  • 塞王の楯 上

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    妻の本棚から。
    先日読んだ垣根涼介「涅槃」と並ぶ戦国小説の傑作。
    米ロ冷戦から今も続く核の抑止に通じる戦争の論理。
    攻める側にも降参しない側にも正義があり守る人がいる。
    時に武士より怖い存在となる混乱した民衆。
    小説最後半にタイトルが意味すること。
    令和になってやっと戦国小説はビジネスマンの組織論的テキストから解放された。

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    2025年02月09日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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     今村翔吾さんの羽州ぼろ鳶組シリーズの8巻目。
     今回は、頭取並・鳥越新之助のお話。
     縁談相手の橘屋が押し込み強盗に遭い、そこにたまたま居合わせた新之助が下手人に仕立てられた。生き残った琴音とともに江戸中を逃げ回る。というお話。
     内容的には、これからの伏線的なところなのかなと思います。
     今巻は、火消というよりは武士と友情の話かな。

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    2025年02月04日
  • 海を破る者

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    ネタバレ

    六郎のなぜ人は争わないといけないのか?この問いが最後元が野分に遭って壊滅した時に六郎の意思が目覚め敵を救い始めた。歴史では奇跡的に勝てたが明らかに負け戦で負けていたらと考えると、、かなり詳細でかなり面白かった

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    2025年02月02日
  • 海を破る者

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    鎌倉時代中期のモンゴル帝国(元朝)および属国の高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻(蒙古襲)を舞台にした内容。余り馴染みの無い歴史時代、登場人物を面白く描く今村さんらしい内容で面白く読めた。

    海と近い伊予国の河野家は、先の承久の乱 で後鳥羽側に組みして負けた事から減領土の冷飯を喰っている中、後継の六郎は遠い海の向こうに興味を示す毎日を送る。そんな生活の中奴隷商人が異国人を連れて来て六郎は高麗人の繁、るいしのキイエフ出身と言う令那の男女と出会い話を聞きたい理由で連れ帰る。六郎は、以前河野家が父と伯父との跡目争いで父を亡くした遺恨から伯父との確執を引きずっていた。河野一族出会い有りながら跡

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    2025年02月02日
  • 茜唄(下)

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    ネタバレ

    ・知盛は一の谷の策に「一抹の不安、沓の中に入った一粒の砂の如き」
    ・義経は小の戦い・中の戦いには長けて見通す力を持っているが、大の戦い=天下にどのような影響を及ぼすかを全く考えていない。
    ・平家は一族として戦い、頼朝は時代を一人で創った英傑になりたかった。
    と言う箇所が好き。

    一の谷から壇ノ浦へ… 関門の潮目が原因で勝敗が逆転したと思っていたが、平家からは古参の阿波重能が源氏からは頼朝の浪党梶原景時が寝返り、三つ巴に。そして平家は滅亡を覚悟して総力を上げて義経を逃がした。歴史は勝者が語るものとされるが、作事不詳の平家物語は戦の中で散った者達が何の為に何を想って死んでいったのか、そして生き残っ

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    2025年02月02日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    豪華すぎる!オールスター!
    あとがきにて、著者ご本人も仰ってたが…何せ登場人物が多い。しかも主役級の。
    私の記憶力の問題もあるが、ついつい『あれ?この人は…???』となってしまう^^;
    ということで、また1巻から応援しなおします。
    次の章が始まる前に(v人v)♡
    これからも源吾たちの活躍を応援してます♪

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    2025年01月31日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    いつもの違う雰囲気の話。あの人の過去が少しわかったり、過去に繋がったり…。気づけば続きが気になる作品へ。

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    2025年02月01日