今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第12弾。
シリーズ初の上下巻。
本作でシリーズの第一部完結といったところか。
ただ、作者のあとがきにもあったように、源吾の物語はまだまだ続きそうでひと安心。
甚兵衛を取り巻く物語はこの12作で一旦区切りといったところか。
いずれにしても新旧揃い踏みのラストの展開は胸が熱くなる。
それぞれのキャラクターに愛着があるので、出来れば誰も死ぬことなく今後も続いて欲しい。
それにしても、進藤内記、いい火消しだな。見直したよ。
星は満点でもいいんだが、迷って4つ。4.8とか。
満点はシリーズ完結までとっておくこととする。
続きが読みたい! -
Posted by ブクログ
今村翔吾さんの歴史エンタメ。
時は鎌倉。
かつては伊予の名門と言われていたものの、承久の乱や一族の内紛によって没落してしまった河野家の若き当主・河野通有(六郎)を主人公に綴られる物語です。
本書は一応「元寇」を描いたストーリーではあるのですが、話の主となる河野家が「文永の役(第一次元寇)」では財政難で出兵できなかった為、ここで描かれるのは「弘安の役(第二次元寇)」ということになります。
ただ、元軍との戦闘シーンは話の終盤に持ってこられていてそんなにページも割かれていないので「元寇」がメインというよりも、河野通有という人物を通して“人と人が何故争わねばならないのか”という事がテーマになってい -
ネタバレ 購入済み
「くらまし屋稼業」を読んで
堤平九郎は浅草雷門近くに飴細工の露店を出している。飴の商いは仮のものでありもう一つの別の稼業が「くらまし屋」といって、この江戸を逃れてよそ地で暮らしたいという者の望みを叶えるという商売である。 浅草界隈のヤクザの元締め、丑蔵の第一、第二の子分、万次と喜八は、予てよりヤクザの暮らしに嫌気が差して抜け出したいと願っていた。 万次には、日本橋の飲み屋で手伝いをするお利根という女がいる。万次はヤクザ家業の足を洗い大阪で店を出し、お利根と二人で暮らす願いがある。 喜八は故郷、小諸に病いの妻と娘がいる。その治療代を稼ぐために江戸に出て治療代を送っていたのだった。そして更に娘が流行病に罹り、せめて家に戻って