今村翔吾のレビュー一覧

  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    作者のコメントにある通り、第1シーズンは終わりとのことで、ラストに相応しいオールスターの総力戦で、ファンとしては大満足。

    上巻で慎太郎、藍助という新米鳶に興味を持ったが、そこに慶司も加わり、過去の源吾や勘九郎を彷彿とさせるあたりは流石の一言。黄金世代や新米にスポットが当たっているが、第2シーズンではその間の世代、与市、銀治、燐丞にも活躍の場を与えてほしい。

    今回の話でつくづく思ったのは、例えば警察は守りながらも敵を殲滅するために攻めに転じることができるが、火消は守りであり、決して攻めることはない辛い職業だということ。だからこそ、より感動が高まるのだと思う。

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    2022年11月30日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    読むのに時間が掛かったー!
    またまた粋な(クセが強い?笑)登場人物が増え、難しい漢字が続々。読み返しながらゆっくりと♪

    9巻は大阪が舞台で星十郎が主人公。星十郎の風詠みとしての活躍、バラバラだった大阪の火消を必死にまとめようとする源吾。
    源吾の船上での男気と大阪の火消たちのやり取りに鳥肌と涙!人情っていいなー(´;ω;`)

    終盤に不穏な伏線、恋の伏線...伏線が多すぎて次も楽しみ(*´艸`)

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    2022年11月24日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

    ネタバレ 購入済み

    やはり良い。

    なんと今回は番付の上位陣揃い踏み!
    たのしかった^ - ^

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    2022年11月17日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    第5巻になり、これまでの登場人物、関係性が見事に絡み合って更に敵味方の色合いが濃くなっていく。
    大河ドラマのような壮大さも持ちつつ、水戸黄門のような一話完結の勧善懲悪の面白さもある。
    読み終わったらすぐに続編を読みたくなる中毒性がすごい!

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    2022年11月12日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    時代小説だけど、ミステリー要素があるところがまたおもしろいなー♪

    今回は胸糞悪いお話でした(^_^;)
    子どもが絡んだ悪事は許せない!
    男気パワー炸裂で見事にスカッとさせてもらいました!新之助良かったな♪
    新しい命がまたみんなの絆を深めて、ますます続きが楽しみ(*´艸`)

    火消番付が挟まってて嬉しかった♪これがなかったら登場人物が覚えられず、読むのにもっと時間がかかったかも(笑)

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    2022年10月30日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    「羽州ぼろ鳶組」の9冊目。
    今回の舞台は大坂。毎日仕事に通っている界隈も含めて物語が描かれるのは楽しいね。

    滅多に起こることがない炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙する中、京都から淀藩火消・野条弾馬が呼び寄せられ、“緋鼬”を見た弾馬は風を読み切ったその仕業にこれを抑えるには有能な風読みが必要と考え、頼まれた源吾が星十郎らを伴って大坂へ向かうという出だし。
    序盤は、暦を巡る星十郎と土御門の因縁や弾馬が“蟒蛇”と呼ばれるようになる経緯が語られ、ゆるりゆるりと話が進む。

    源吾らが大坂に着き、実際に“緋鼬”の猛威に晒されては、その狂暴さになす術がなく、面々は大きな挫折を味わうことに…。
    が、元幕府天文方・山路連貝軒に後押しされた星十郎が吹っ切れてからはいつも通りの一気呵成。
    反目しあう大坂火消を一計案じて一堂に集め、それらに向かって鋭く叫んで見得を切る源吾。妻と息子の顔を思い浮かべながら身を捨てて“緋鼬”を止める覚悟に、今回も涙なしでは読めないぜ。
    加えて、火消として“緋鼬”退治に一役買う山路連貝軒、京と大坂を往復し手に入れた「魃」で火を消して回る武蔵、駿馬を駆ってあっという間に武蔵を運ぶ弾馬の配下の花村祐、ひとつにまとまった大坂火消もそれぞれに個性豊かで見せ場たっぷり。
    首尾よく“緋鼬”を抑えた後、下手人に襲われた山路を助けようと竹光で立ち向かう星十郎にもまた泣ける。酒の力を借りずに火に立ち向かった弾馬も紗代とうまくいったら良いな。

    一橋の動きが不可解と思われたが、終わってしまえば一橋に土御門も加わった三つ巴だったことが知れ、次巻以降どんな話になるのだと思わされる。
    そうした不穏さの中だからこそ、終章、束の間の穏やかな日の夫婦の会話に癒された。

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    2022年10月25日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    今回、肝になる部分を描くにあたり、従来作品で敢えて隠していたのではなく、付け足した感は否めない。
    だが、そうであっても怒涛の展開と、今まで出てきた江戸火消し大集合とくれば面白くないわけが無い。
    下巻は西も出るのか、一体どういう終着点になるのか、今から楽しみだ。

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    2022年10月25日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    一巻、四巻、そして本作九巻が、ぼろ鳶シリーズ三本柱か、と思うほど好き。
    推しの星十郎先生が主だから、というのは否めないけれど、読後、表紙を眺めた時に泣かない人はいるんですか!?
    緋鼬に立ち向かう星十郎、双風神の文字、彼方に見える人影(だと思うが真相はいかに)…こんな表紙完璧だろ…。

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    2022年10月07日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

    購入済み

    大好き

    この本に出会えて良かったと思いました

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    2022年10月07日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    今回も熱い一冊でした。
    予算の都合で規模縮小を迫られる小藩の火消ながら、どこかぼろ鳶組に通じる雰囲気がある仁正寺藩火消。一方で装備も人員を背景に実力を兼ね備え、かつ頭取は人格者として地元の圧倒的な人気があるのに何故か不審な伏線を感じる八重洲河岸常火消。
    これら2つの火消の物語に、主人不在の加賀藩と新庄藩が個人的な信頼関係に基づく連携をみせながら大活躍する。その一方で相変わらず魅力たっぷりの深雪さんは、火消菩薩という通り名に恥じない活躍振り。どんどん広がる人脈がこの先どんな作用を見せるか楽しみです。

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    2022年10月02日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    遂にくらまし屋シリーズも追いついてしまいました
    ちょびっと悲しいw

    それにしてもどんどん面白くなっていくなー
    今回は赤也が自分の過去にケリをつける回
    そしてぼろ鳶ちょい見せ(今回は秋仁)と表紙でちょいネタバレも健在w

    虚の3人の達人で最後の1人、九鬼も登場
    井蛙流の奥義もめちゃめちゃかっこいい技名と共に炸裂
    しかしながら3人の達人や炙り屋との闘いに不安を感じた平九郎は遂に師匠の磯江虎市を探す決意をする
    という赤也の想いや3人の絆にいや茂吉とお春を加えた5人の絆にほろりとさせつつ、今後の四つ巴の闘いに向けて風呂敷を広げまくった今作でした

    んー次作へのつなぎ方がとんでもなく上手いのが今村翔吾さんなんだよなー
    楽しみすぎ!

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    2022年09月03日
  • カンギバンカ(1)

    ネタバレ 購入済み

    リアルな戦国の世

    多聞丸達は大名になるために頑張っていますが、その夢を叶えるのは大変です。
    しかし、百姓の秀吉は大名になり、天下人になっているので叶えられない夢ではありません。
    大名になると言う夢を言えるのはリアルな戦国の世だなと感じますし、裏切りもまたリアルと思いましたね。

    #カッコいい #アツい #ドキドキハラハラ

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    2022年08月28日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    ぐぬぬぬぬ
    やってくれたなぁ!今村翔吾さんよぉ!

    うちは三姉妹なもんでね
    父と娘の話に弱いのよ
    しかも嫁入りの話とあってはもうあかん
    的確に弱点を突いてきました
    なかなかの策士ですわ

    そして今回もシリーズ通してのお楽しみ「ぼろ鳶シリーズ」のちら見せかあるんですが、それとは別に田沼意次ががっつり登場してきました
    ついに両方のシリーズにまたがる登場人物の爆誕です
    こちらの今後も楽しみ

    様々な関わりを見せる今村翔吾さんの2大シリーズですが、あちらが陽とすれば「くらまし屋稼業シリーズ」は陰の物語と言えるのではないでしょうか
    徐々に明かされる登場人物の暗い過去や悲しみ、くらまし屋に依頼する人たちもそれぞれに悲しみを抱えているように思えます
    そしてそこから逃げるためにくらまし屋に頼るのです

    「ぼろ鳶シリーズ」が人の強さを描いているとすれば「くらまし屋稼業シリーズ」は人の弱さに焦点をあてている
    そんな風に思えます
    ただし今村翔吾さんが見据えているゴールはどちらも同じなのではないか
    そんな気がするのです

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    2022年08月21日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    とんでもなく上手いわー

    ウィッキーさんによると本作が出されたとき今村翔吾さんまだデビュー2年目とかですよ
    とんでもなく上手いわー(2回目)

    もう最初から結末は分かっていて読み始めるわけですよね
    くらまし屋の3人は必ず成功するわけですから
    今後そこを裏切ってくるというパターンもあるかもですが
    さすがにシリーズ3作目でそれはないでしょうからね
    しかも今回は表紙で虚の若き天才剣士榊惣一郎との対決があることもバラしてしまっているし
    まあおそらく引き分けになるであろうことも読めるわけです

    その分かってる結末に向かって緊張感をだんだんに高めていく過程がもう
    とんでもなく上手いわー(3回目)

    くらましの方法をちょっとづつ明らかにしてくとことか
    最初にくらまし屋に敵対する勢力を全て明かした上でそれぞれの思惑を待ち構える側である道中同心の篠崎瀬兵衛を通してちょっとづつ明らかにしてくとことか
    そうして読者は瀬兵衛と一緒に緊張感を高めていくわけです
    瀬兵衛と読者のドキドキがMAXになったところで…!

    とんでもなく上手いわー(4回目)

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    2022年08月18日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    いつ読んでも、どの作品を読んでも、ぼろ鳶は心を熱くさせます。この作品はサイドストーリーですが、やはりほろりとさせられました。

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    2022年08月09日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    上下巻の上巻の感想は読み終わったらすぐ書かないとどこまでが上巻のことだったかわからなくなってしまいますよね
    ちょっとした事件でさっきまで書こうとしてたことも抜け落ちちゃったし

    あーそうかそれでみんな感想は下巻にまとめてって書いてるんですね
    あれまとめてるんじゃなくてどこまでが上巻だか忘れてるのをごまかしてるだけなんですね
    きっとそうです(お前だけや)

    じゃ「感想は下巻にまとめて」

    上巻も最高に面白かった!(下巻にまとめてって書いたのに面白すぎて漏れ出てしまったやつ)

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    2022年07月27日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    序章・大学火事から始まり、焼け跡には遺体が一つ…
    復讐に燃える伊神甚兵衛はどこに消えたのか…

    尾張藩屋敷を襲う火事、火事場に現れる伊神…
    またしても伊神の復讐なのか?
    源吾ら仲間が走る!熱い!熱すぎる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    もう表紙がヤバすぎ!
    読まなきゃわからないこの興奮のまま下巻へ突入
    ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

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    2022年06月29日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    新しい視点からの戦国絵巻!!

    2022年6月読了。

    新しく見付かった一次史料等も織り込ませて、「もう書く事が無いだろう」と云うくらいに沢山の小説や映画で取り上げられてきた秀吉~家康の時代を、全く新しい発想・視点から描き出した、大変に優れた連作短編集である。

    確かに「賤ケ岳七本槍」自体は有名だが、その一人一人に着目した小説は意外と少なかったかもしれない。
    その七人の青春時代(出逢い)から人生や様々な想いに至るまでを緻密に描くことで、実はその七人と密接な関係に有った「八人目」の石田三成を、鮮烈なイメージで浮かび上がらせる、この着想が先ず素晴らしかった。

    主題の七人も、それぞれ複雑な事情やコンプレックスを抱えて何とか生き延びてきたが、過去を振り返る時には必ず傍には佐吉(=三成)が居て、「今にして思えば…」と感慨を持つ者や、「あの時自分が賛同してあげたら…」と後悔する者も居て、最後には「佐吉が、この日本と云う国に本当に必要だと云うもの」とは…が浮かび上がってくる結末には、気宇壮大な理想が表され、感嘆せずには居られなかった。

    勿論、現実に石田三成がそんな「日本の未来は〇〇〇〇が良い」とまで考えていたとは、全く思わないが(その時点の南蛮国にすら欠片も無い思想)、何かと評価を貶められがちな彼であっても、これだけの事を実行し、後世の事まで考えていたのかもしれないと云う歴史小説ならではの浪漫は、読者の心を掴んで離さないだろう。

    歴史小説の世界を全く新しい視点で照らし、「まだまだ我が国も(歴史も)捨てたもんじゃない」と思わせてくれた作者には、最大級の賛辞を送りたい。
    「幸村を討て」はかなりミステリーの要素が強かったので、本書は「これぞ新しい時代の歴史小説だ」と万人にお奨め出来る作品だと強く思った。

    #切ない #アツい #感動する

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    2022年06月08日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    裏表紙のあらすじで本作を天下無敵の時代エンターテイメントとめちゃくちゃハードルを上げてきよるが大丈夫か、と思っていたら余裕で越えてきたのがすごい。
    くらまし屋一味の絆の強さが見れたのも良かった。

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    2022年04月15日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    夏の戻り船と同じく依頼人の身柄を複数の勢力が狙う難易度の高いくらまし。
    ピンチの時に颯爽と現れた平九郎がかっこ良かった。
    依頼人の本懐を遂げる場面は感涙必至。
    公儀隠密の情報網すごい。

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    2022年04月14日