今村翔吾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
くらまし屋の仲間・赤也の秘められた過去に渦巻く陰謀。平九郎たちは、仲間のために命を賭して戦う。くらまし屋稼業シリーズ第7弾。
今回は、仲間の赤也の過去を軸に敵味方が入り乱れての物語が展開し、ページをめくる手が止まりませんでした。
敵には、凄腕の奉行とともに、新たな最強の刺客も登場し、クライマックスに向けいやが応にも盛り上がる展開でした。
仲間のために命を懸けて闘う姿に心を打たれ、新たな技を研究する姿にあこがれを感じてしまいました。
強敵が次々と登場し、物語もさらにスケールが大きくなっていくようで、まだまだ楽しむことができそうです。
くらまし屋たちの今後をしっかりと見届けて -
Posted by ブクログ
ネタバレ202101/上下巻まとめて。絶対面白いぼろ鳶シリーズ、しかも今回は上下巻でたっぷり楽しめる!なのに上巻読む速度がのろのろペース…というのも、登場人物が多すぎて、忘れてしまった人となりや過去作での細かいエピソードを思い出しつつだったので。くどくない程度のさりげない按配で人柄や当時の経緯もちゃんと書かれているし、あくまで自分の記憶の衰え故に、読み進めるのに時間がかかってしまったってことです笑。この世界に戻れてからは、胸も目頭も熱くなりながら没頭。キャラクター達が良いのは勿論のこと、場景が映像で目に浮かぶ描写が毎度ながらほんとお見事。今回も、慎太郎達が門を開けようと頑張る場面とか、源吾と甚兵衛の半
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの終り方…まるで髙田郁先生ではないか!
まさか最後のシーンでこの人が登場してくるとは…。
続きが気になる〰️!
第1弾から読み進め、これまで少しずつ疑問に思っていた数々のことが紐解かれ、それぞれの繋がりも明るみになったシリーズ第4弾。
平九郎を中心に、赤也、七瀬、そして3人を陰で支える茂吉にお春。
年齢や生い立ちは違えど、皆で力を合わせ生き抜いていることを改めて実感。
くらまし屋メンバーの結束も深まり、敵の姿も明らかになってきた。
敵味方に関わらず、己の勤めに矜持を持つ男達はなんて素敵なんだろう。
一度請け負った仕事は何年かかろうと、例え途中で邪魔が入ろうとも、最後まで手を抜かずやり遂げ -
購入済み
面白いシリーズを見つけました
何か、面白い本はないかな?
と探していた所、新聞に紹介文が掲載されていました。機会をみて、購入し読み始めましたら、引き込まれてしまいました。今回も、一気によんでしまいました。 -
Posted by ブクログ
本巻はシリーズのキックオフ作だが、くらまし屋四人のキャラクター像を十分につかめないまま、ヌルッと終わった印象が残る。物語の焦点は主人公たちよりも、今回の依頼人である万次と喜八に置かれており、敢えてくらまし屋側に強くスポットを当てない構成になっているように感じた。
一方で、敵役である丑蔵のキャラクターは少々中途半端に思えた。中盤までは資金力があり、頭の切れる香具師として描かれていたにもかかわらず、終盤では2人の脱走劇に右往左往し、人買いの裏ボスに怯える小物ぶりが目立ち、その変化に説得力がやや欠けるように思える。
ラストで顔見せした初谷男吏と榊惣一郎の一団が、おそらく本シリーズのラスボス格な