今村翔吾のレビュー一覧

  • 茜唄(下)

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    平家物語なんて長くて読めないと思っていたけど、作者の力に助けられた
    滅びゆく平家の首領の知盛
    兄のように慕う教経
    滅びゆく中での二人のやりとりに加え敵である義経との出会い
    知盛の愛妻の希子様に託された最後の言葉に泣けました 時代小説でこんなに泣けるの滅多にない事でした

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    2024年10月26日
  • じんかん

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    恥ずかしながら歴史に浅く松永久秀の事を良き知りませんでした。著者は『童の神』『幸村を討て』等の歴史の一説を描く事が多いですが、この作品も同様です。それがまた面白い。この本の内容が正しいのではと思ってしまいます。

    信長に届けられた弾正の手紙をきっかけに、信長が小姓(又九郎)に弾正の生立ちから語り出します。信長が認めた男のストーリー聞いて圧倒される又九郎。この又九郎は、よくいる安定と安寧を望む普通の男です。しかし、彼が物語終盤に信長と弾正と絡み始め一気に加速していきます。信長と弾正という本物の男達の熱と覚悟に当てられ「一度でいい、男と認められたい」と事態の打開を図るべく奔走する又九郎。この気持ち

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    2024年10月24日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    2024/10/19
    いやもう素晴らしすぎて。
    特にまだ続くということが。
    ありがとう!ありがとう!
    私の推しは新之助です!!
    でも他の人もみんな好きです!
    小説で文章なんだけどスポットライトが見えるんよ。
    JOJOばりにババーン!って出てくるんよ。皆さん。
    かっこよすぎやろ。
    ほんで一橋の憎たらしいことな。
    ホンマに腹立つんやけどこんなにムカつかせてくれるのお見事よな。
    そしてまた史実におびえる私であった。
    頼むよ。
    でも続くのホントに楽しみ。生きる。

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    2024年10月19日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    2024/10/15
    めちゃめちゃおもしろいよ。当然。
    内記の語りでは正義の反対は悪じゃなくてまた別の正義って言葉を思い出したなぁ。
    誰も死なんで。

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    2024年10月19日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    今回も面白かった。主人公を中心とする個性豊かな仲間たち。この人たちと出会ってみたい、一緒に何かをやってみたいと思わせる人物がこれでもかと登場する。敵も一癖も二癖もあるし、狙いみたいなものもよく出来ていて単なる勧善懲悪ものではない面白さがある。このシリーズも残りわずかであるが、最終章に向けてどんな展開が待っているのか、今から楽しみだ。

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    2024年10月19日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    ほっこりできるエピローグがお気に入りの一作。
    物語に没頭しすぎて時間も忘れて読みふけっていました。第3巻を読むのが楽しみです。

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    2024年10月18日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    子どもが亡くなる話はツラい。

    炙り屋のキャラクターも掘り下げられて、より魅力的になり、これまでのただの敵役の一人から昇格した感じ。

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    2024年10月18日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    初めて今村作品を読みましたが、久し振りに歴史小説で感動する自分がいました。コメント見ると色々ありますが、素直に感動出来る作品に出会えて、良かったと読み終わった感想です 日々歴史小説読んでいますが、10年に1冊出るか出ないかの名作だと思います 

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    2024年10月09日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    くらまし屋シリーズも佳境さしかかり、核となる部分がさらに明らかになると思いきや、本作は其の部分にはあまり深掘りせず、一つの事件をしっかり描いています。
    喜怒哀楽が入り混じり、最後はとても切なくなる良いお話でした。
    個人的にはここまで読んだくらまし屋の中で一番好きです。

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    2024年10月03日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ第2弾_
    面白すぎて 一瞬で読んでしまった!!



    \\\\ 江戸は焼かせない ////

    静かで 低く 芯の通った声が周囲に染みわたると
    鳶たちの目に 闘志が宿り 互いに肩を叩き合う

    助けを求める誰かのために
    男たちはただ炎に立ち向かう_



    卑劣な敵を止めるため
    業火を前に命をはる男たちに
    目頭が熱くなりました!!

    自らの火消しへのプライドを賭けた
    熱い熱い物語で 何度もウルウルしました

    続編はどんな事件が待ち構えていて…
    どんな流儀を魅せてくれるのか楽しみです!!

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    2024年10月01日
  • 茜唄(下)

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    ネタバレ

    本の表紙の絵が気に入らないとか、もうそんなことはいい。
    平氏も源氏も名前が同じような人物ばっかりっていう愚痴ももう言わない。冒頭から始まる僧侶との琵琶の語り手が誰なんだろうってずっと思っていたらついに来た!
    そこからの感情の流れが一気に押し寄せてきてもう耐えられないっと思った。
    ”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の~”
    語り手が誰なのかいまだ謎なこの平家物語、誰もが空で詠むことができるほどに学生時代覚えさせられたこの冒頭文。
    勝者によって歴史が歪んで伝えられないよう、今を生きた人を、勝ちも負けもなく歴史に立ち会った人たちをのちの千年後にも残そうとしたこの冒頭を、大戦の中を潜り

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    2024年09月27日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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     「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第3弾です。今回もワクワクが止まらず、充実した読書でした。文句なしの安定した面白さです。火喰鳥・松永源吾の侠気と熱い想い、火消集団の信頼関係と躍動、火事場の臨場感、絡む事件、そして源吾の妻・深雪の存在の大きさ‥‥。言うことありません。

     今回の新庄藩火消に降りかかる苦難は、まさに内憂外患の様相を呈していました。大きなキーポイントが次の3つでしょう。
 火付をした隙に、家の者を皆殺しにして盗みを働く手口の凶悪な盗賊団・千羽一家が江戸に現れる。
     ところが、最強の町火消・九紋龍の辰一が率いる「に組」が火事場に乱入、野次馬を皆捕らえる暴挙に出て、ぼろ鳶組も散々な目に遭わさ

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    2024年09月27日
  • 茜唄(下)

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    滅びへ繋がる終わりが分かっているだけに辛い下巻
    しかし 後半に史実にはない あっと驚く創作が挿入される

    救われた

    この挿入部分で
    辛いはずの主人公の人生が 光輝いた

    平家は敗れて滅んだのではない
    平家こそ 勝者なのだ

    #大河ドラマ以降 義経の人物像が変人・天才になりつつあるが 本当はどうだったのだろうか

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    2024年09月26日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    今回のくらまし屋は比較的平和に物語が進み、そしてこれまで以上にハッピーエンドな構成だったため非常に心地よく読めました。
    そして、徐々に明らかになるくらまし屋一味の素性がかなり克明になってきて次回作への期待も高まります。

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    2024年09月21日
  • じんかん

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    松永久秀の一般的なイメージを覆して面白い。メジャーな出来事が出てくるので、飽きずに一気読み。
    大河ドラマにしたら面白そう。

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    2024年09月09日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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     羽州ぼろ鳶組の7巻。結構来たなあ。
     この巻は、これまでの総括的なお話。1巻からの登場人物が次々と登場するオールスター状態で、下手人も1巻の秀助がまだ生きているんじゃないか、という流れ。
     それぞれの成長、火消しの制度の整備、新たな登場人物、次巻への伏線。色々と入ってるけれど、とりあえず、ここで一回まとめてみました、と。次からのお話はこの角度でいきます、と。
     次巻以降もますます楽しみ。

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    2024年09月06日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    くらまし屋シリーズ4作目。

    いよいよ登場人物の素性が明るみに出てきました。
    その関係性の繋ぎ方のうまいこと。
    一つや二つではない糸の張り巡らせ方に脱帽です。
    今作のメインの事件の犯人は早々に想像がついてしまいましたが、そんなのは大したことがないくらいに、複雑な伏線回収に感動しました。

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    2024年08月31日
  • じんかん

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    ネタバレ

    「塞王の楯」がおもしろかったので手に取りました。

    歴史の事は詳しくありませんが、歴史小説が今自分の中で熱を持っています。

    悪名高き武将・松永久秀が織田信長に対して謀反を起こす。そして、謀反が初めてではない。さらに「降伏するなら赦す」といい、信長が久秀の生涯を語りだした。

    信長が語り部というのはおもしろいと思いました。

    -人は何のために生まれてくるのか。
    -「俺たちはなんで生まれてきたのだろう。」

    作中常にこの疑問が投げかけられている。
    「自分」という存在を証明してくれるものは一体何なのか?

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    2024年08月30日
  • 茜唄(上)

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    平家が滅んだものと知りながら読む平家主役の物語は、知盛を知れば知るほど、好きになればなるほど、辛くなってしまう。知盛の優れた戦略に対し、それを上回る切り返しで勝利を重ねる義経。彼らに心酔する教経と弁慶。どす黒い後白河法皇と、それを上回る頼朝。それぞれの性格や思惑が絡まってねじれて、勝ち負けだけでなく、それをどう受け入れるかまでを丁寧に描いている。

    知盛が京都に義経を訪ねていくシーンがとても好きだ。昔助けた貴族のご婦人を通じて、天敵とも言える後白河法皇と直接交渉し、義経に邂逅する。それぞれの人物が頭脳を巧みに働かせて小気味いい。戦にかけて天才的な義経が、自らの命を狙う頼朝の意図には全く気づかな

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    2024年08月25日
  • ひゃっか!

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    今村翔吾さんの作品を初めて読みました。歴史小説はハードルが高い…と思っていたところに見つけた現代高校生が主役の小説!しかも著者サイン本を手にできたのです✨
    面白くてひきこまれてどんどん読んでしまいました。青春だ〜!ありありと舞台の様子が目に浮かびました。

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    2024年08月25日