今村翔吾のレビュー一覧

  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    賤ヶ岳七本槍プラス石田三成
    彼らは秀吉の小姓仲間で幼馴染
    石田三成ってすーっごく頭いい人やったんやなぁ!
    歴史に疎くて、(今から詳しくなるもんっ)
    7本槍の人も加藤清正って名前はギリギリ分かるかなー程度。
    でももう佐吉に虎之助!賢くなった!

    7本槍それぞれの視点で石田三成こと佐吉との関わりや関ヶ原前後のことが語られていて、関ヶ原で敵味方になったり寝返ったり、それにもそれぞれちゃんと事情があって。。
    読み進めるにつれて繋がっていくと同時に大人になって大名になったりですれ違いながらも、最後はなんだかんだみんなお互いを思いやっている幼馴染の感じがすごくよかった。
    読みながら助右衛門辛かったねぇ

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    2025年09月05日
  • ひゃっか!

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    花活けバトルのことはニュースでみて存在はしっていました。
    華道の知識が沢山でてきて難しく読みづらいといったことは全くなく、
    主人公の花への愛情や大会にかける思い、
    同じく大会にパートナーとして出てくれる相手との信頼や絆の深め方、主人公に優しくしてくれるライバル達や先生方相手のご家族等、キャラクターが魅力的且つ主軸の花活けバトルの花が鮮やかに彩ってくれる
    読んでいるこちらも感情移入してハラハラしたり感動したり、ドキドキしたりと読んでいて楽しかった。
    また主人公は普通の女の子かもしれないが、花を愛し、大会への思いを諦めないその輝きが素敵な人だと思えた。

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    2025年09月04日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    解説にもあったけど、まさにワンピースの過去編!という感じ。
    色んなところに色んな人が隠れててそれを探すのも面白い。
    勘九郎と兵馬のところ。源吾とお父さん。
    泣かずにはいられない。

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    2025年09月04日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    石田三成をキーマンとして、同じ世代の武将たちが新たな解釈で歴史を紐解く連作短編小説。読み尽くした戦国時代を新鮮な物語に生まれ変わる。そして「八本目の槍」の意味が…。同志の絆は様々だが、温かみがある。今村翔吾の著作は初めてだが、その才能は出色。

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    2025年09月07日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    火事が起こっているのに鳴らない太鼓、出動しない火消たち。いったい何が起こってるのか?読み始めたら続きが気になり止まらない。自分たちよりも江戸の人々をや助けるために真っ直ぐなぼろ鳶始め、火消たちに胸が熱くなり、じんわり涙が浮かぶ。

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    2025年09月01日
  • 幸村を討て

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    名将、真田幸村の生涯に巧みにミステリーの要素を織り込みながら描かれる物語。
    題名「幸村を討て」に込められた真意がすごい。
    そして、戦乱の只中にあっても揺らぐことのない真田家の家族の絆に、ただただ感動。

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    2025年08月31日
  • 人よ、花よ、 下

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    こういう結末になるとはわかっていても、何処かチーム楠木に期待してしまいました。まさかの天皇との友情?など、惹き込まれる要素が随所にあり、一気に読み終えてしまいました。
    素晴らしい作品です。

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    2025年08月27日
  • 童の神

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    「童」とは、今でこそ子どもを意味する言葉ですが、平安時代では全く違う意味を持っていました。鬼や土蜘蛛と同じように、京の人々が自分たちと異なる土着の民を蔑んで呼ぶ差別的な言葉だったのです。

    本作の主人公・桜暁丸は、皆既日食の日に生まれ「禍の子」と呼ばれます。京人に父や故郷を奪われた彼は、各地に暮らす「童」たちを集め、朝廷との闘いに挑みます。その姿は、やがて伝説に語られる「酒呑童子」として記憶される存在へとつながっていくのです。

    一般的に酒呑童子は、源頼光らによって討たれる「鬼」として知られています。けれどこの物語で描かれるのは、その鬼がもともと人であり、虐げられ居場所を失った者たちだったとい

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    2025年08月26日
  • じんかん

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    人は何のために生まれて何をして自分を示す事ができるのか。松永久秀の半生を通じて、出会いと別れに心を揺さぶられる。登場人物の大切にしているもの、心の動きを描くことで物語が紡がれていく。舞台は現代ではないけれど現代に通じることがたくさんあった。読み終えて序章を読みなおすとグッとくるものがある。読んでよかったと思う。

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    2025年08月25日
  • 幸村を討て

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    歴史小説ファンだけじゃなく、歴史は興味あるけど歴史小説は手に取ったことがない人や、「歴史小説=読みにくい、難しい」というイメージを持つ人にも優しく面白い構成がなされている。

    と堅苦しく書いたが、ほんっとうに面白かった!ページ数は多いが、読み進めていくうちにどんどん内容にのめり込み、終盤には「まだ終わってくれるな…」と終わりに到達したくない気持ちが出てくるほど素晴らしかった!

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    2025年08月24日
  • 塞王の楯 下

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    最強の楯たる石垣が守り抜くのは、城か、民か、それとも人の心か。
    息詰まる攻防戦はただ感動を呼ぶだけでなく、読む者に城の魅力を教えてくれる。
    お城好きのきっかけとなる一冊ではないでしょうか。

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    2025年08月24日
  • 運命を変えるチャンスはなぜか突然やって来る 直木賞作家・今村翔吾が伝えたいこと

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    もっと早く出会いたかった

    中学生だけではなく、
    あー自分はついてない…
    いつかやろうがいつまでもやらない…
    という人にも読んでほしい一冊。

    寝不足で眠くて仕方ないからちょっと仮眠とるかなと思いつつ、近くにあったこの本の中をのぞいたらあっという間に完読。
    完読後再び眠気に襲われているけれど…

    中学生メインで書かれているので、あーもう出遅れてるのね…と思うか、
    いや、まだまだ!と思うか
    もまたチャンスをつかめるかどうかの分岐点なのかも。

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    2025年08月23日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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     お江戸の闇に紛れて依頼人を『くらます』裏稼業、くらまし屋シリーズの第三弾。手に汗握るアクションが連続する時代小説です。

     今回の依頼人は病を患い、余命いくばくもない希代の本草家、阿部将翁。薬草にも毒にも通じ、お上の生死すらその手にすることができるほどの知識を修めた将翁は、その知識の流出を恐れた幕府によって厳しい管理の下におかれていた。己の命が残り少ないことを理解し、遠き日に交わした約束を死ぬ前にどうしても果たしたいと願った彼は、『くらまし屋』に依頼をかける。しかし、望んだ期日を前に、幕府は彼を高尾山へと監禁してしまう。『くらまし屋』は無事彼の望みを叶えることができるのか。

     今作では、平

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    2025年08月22日
  • イクサガミ 人

    H

    購入済み

    本年の春に「天・地・人」を一括で購入し、所謂積読(?)状態でした。読み始めると面白く、「天・地・人」と一気読みしました。久し振りに、ワクワクと読める本でしたし、人の生き方を考えさせてくれました。「人」で終わりと思って読み始めましたが、終りでない!
    次の巻を待ち遠しく思っていました。8月に「神」が発売となり、急いで購入しないと思っています。

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    2025年08月21日
  • 五葉のまつり

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    まつり」とは、「祭」ではなくて「政」 五葉とは秀吉の行った5大イベント(ひょっとしたら五奉行のことかも) 。例えば北野大茶会 突然2ヶ月後に秀吉を主人として1日1000人の大茶会を10日間行うとの命 社会の時間「フーン」と流し聞いたのだが、よくよく考えてみると、大変な事業である。今で言えば「園遊会」や「桜を見る会」を新規事業として2ヶ月後に行うようなもの。誰を茶頭に、1000の茶器をどこから、茶室の様相は 633ページにわたる大作だが、ワクワクハラハラの展開で読後感最高。
    今村翔吾は「斎王の盾」で直木賞受賞。令和7年3月30日のフジテレビ「ボクらの時代」にも出演。

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    2025年08月21日
  • 塞王の楯 上

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    絶対に破られぬ石垣を築くことに、すべてを懸けた石工たち。戦国時代を石積みという異色の視点から描き出す物語に引き込まれていく。
    下巻、ついに最強の鉄砲との決戦へ

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    2025年08月21日
  • じんかん

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    ネタバレ

    「人は何故生まれ、何故死ぬのか」
    人間(じんかん)のなんたるかを知るために闘った久秀。戦国の世の話なのに現代に通ずる物があり、じっくり向き合いたいの物語。

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    2025年08月19日
  • 茜唄(下)

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    最高の平家物語を楽しませてもらいました。
    学生の頃の日本史程度の知識しかなく、多分に漏れず平家は贅沢三昧で悪、義経や頼朝が正義のような印象を持っていました。
    本作を通して平家側から見る一の谷、屋島、壇ノ浦を駆け抜けた一門の生き様にページをめくる手が止まらない。
    知盛についてもっと知りたくなったし、最後の頼朝と希子の対決がまた最高に格好良くてたまりませんでした。

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    2025年08月19日
  • 塞王の楯 上

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    面白い。
    自分から調べようとしたりしない限り、この本の世界観と出会うことはなかっただろう。
    信長や秀吉、歴史に名前を残す戦国大名達を影で支えた人たち。
    自分が知っていた歴史はほんの一部分だと感じた。
    下巻も楽しみ。

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    2025年08月19日
  • 幸村を討て

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    面白かった。
    物語の構成も上手いと思う。

    大阪の冬の陣、夏の陣で徳川家康が感じた違和感が何であるのかを突き止めると言う構成だ。
    五人の武将の章もそれぞれ視点が違う物語で興味深い。
    そして最後に「真田の戦」は真田信之が家康と対峙して、戦の始末をする。
    戦国時代最後の決戦に深みが増し、人間味が感じられる作品だ。

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    2025年08月19日