【感想・ネタバレ】イクサガミ(4)のレビュー

あらすじ

日本中に「武技に優れた者は京都天龍寺境内に集まれ。警察官二千年分の俸給がもらえる可能性がある」という旨が描かれた新聞が張り出された。大金が欲しい嵯峨愁二郎が指定された日時に向かうと、そこには腕に自信がありそうな者が大勢いた。
そして槐(えんじゅ)という人物が現れ、「こどく」という「東海道の7ヵ所を通過するために必要な札を取り合うゲーム」の開幕を告げた。金を欲しがる人間たちによる札の奪い合い、殺し合いが始まった。愁二郎は道中で出会った、「こどく」唯一の少女・双葉と東京を目指すが、続々と化け物たちが現れる!! 圧倒的な腕力ですべを撃ち抜くアイヌの青年、一太刀で何人も殺戮する幕末最強の人斬り。さらに一緒に京八流奥義を学んだ彼の兄弟妹も襲い掛かってくる! そのうえ、「絶対に死なない」死神のような人斬りの刃も迫ることに。そんななか、双葉の「言葉」がすべてを動かしていく…。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

癖は強いが画力は高い。特に剣戟描写が上手く、幻刀斎を三助が迎え討つ俯瞰構図も素晴らしい。
この巻はほぼ原作準拠で要点絞って端折った感じ。逆に原作読んだ時にはあまり意識していなかった無骨戦後(察して)の右京の表情が実に恨めしそうで、細かいところまで丁寧に描かれているなと。

(余談)しかし原作でも思っていたけど、継承者に問題があった場合、それを処罰するために継承者より強い裏流派が存在して監視してるのなんというかその……行き過ぎた体制の矛盾というか本末転倒というか、バグじゃね……
もう朧流が本流となって、京八流はそれぞれの奥義継承者八人が総がかりで朧流が道を外さないよう監視するための支流であったほうが自然なんじゃ。あと、朧流の継承はどうなってるのとかそれは原作の感想に書けという話ですね、はい。

1
2024年05月22日

購入済み

京八流奥義

京八流の奥義がこれでもかと表現されていて、バトルシーンにも満足しつつ、改めて本作の蠱毒というゲームと京八流の後継者候補達の課せられた運命の残酷さの相似に考えさせられる。

#ドキドキハラハラ #カッコいい #ダーク

0
2025年11月27日

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