今村翔吾のレビュー一覧
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ネタバレ東京での新たなゲームが描かれた神巻
「本当の強さとは何か」
「ゲントウサイとは何者か」
「京八流の秘密とは」
それが明かされた。
強さとは武力のことを言うのではなく、本当に強いのは双葉のように武力を行使せずに生き延び、周りに影響を与えた者。
そして嫌なキャラのゲントウサイも奥義の使用者だった。そしてその源流には悲しい先人たちの過去と決意があり、代々のゲントウサイはそれを受け継いでいた。
京八流は1人が継承するように仕向けられていたが、それを仕向けたのは京八流をを本当は嫌悪していたゲントウサイ。その八流は実は複数保持でき、強さの本当の秘密はうちに隠されていた。
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平家物語。平教盛が主人公。
時は下って源平の戦から数十年。20年かけて平家物語が完成する。誰だかわからない作者が、西仏(もと海野幸長、木曽義仲が郎党)に平家物語を数夜に分けて伝授する。
教盛の父、平清盛が生きており、すでに頼朝が立った後から始まる。宗盛が宗家を継ぎ、何度も会議が繰り返される。近江源氏を抑えに教盛は出陣。その後南都の焼き討ちが行われて、平家は仏敵とされてしまう。高倉上皇が亡くなり、清盛も亡くなる。木曽義仲が迫り、平家は安徳帝を擁して屋島へ。教盛は逢坂の関で義仲に反撃ののち屋島でみなと落ちあう。水島の合戦では日蝕を利用して旭将軍を破る。以下下巻。 -
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『神』…一気読みしてしまいました。
双葉のことを『ハンデでしかない』って
前の感想で書いてしまったこと、
ああ、恥ずかしい!と、悔やんでいます。
貴女がいたからこの物語は成り立っていたのにね。
いや、あれほど弱いキャラだからこその役目があるんだろうと思っていたけれど…。
『香月双葉は多くの人を変え続け、蠱毒を崩壊させるほどの力を持っていたのだと。』(本文引用)
こんなに最後まで夢中に読めた本は久しぶり。
この巻では、涙がこぼれて仕方ない箇所も…。
本当に面白かったです。
最後に心に残る一文を…
『人は誰と出逢うのかが、如何に生きるかが、一生を決めるのだ。』(愁二郎)
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読み終わりました。イクサガミ!
ドラマ化されたこともあって4巻揃ったところから一気読みされた方も多いみたいですが、最初からジリジリと待たされた組としては、待たされたぶんラストどうなるか、あれやこれや想像してただけに感慨深かったです。
他の方も書かれてましたが、ラスボスは刀弥でよかったのか?幻刀斎の方がよかったような。。バックグラウンドが薄いキャラだったけど、でも敵役なだけに、余計な感情移入しなくてよいからこれでいいのかな。。
京八流の個性が今回ネックになるので各秘技の名前と説明が巻頭にちゃんとついてました。さすが今村先生。先生お察しのように禄存とか破軍とか印象に残るのしか覚えてなかったので -
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イクサガミの第3弾、購入してから読むのを忘れて日が経っていたため前巻までのあらすじの記憶が大分とんでいましたが、読み進めて行くと不思議と記憶が蘇りました。
今回は「人」というタイトルに相応しく、人の〜から始まる枕詞のように、心や想い、絆など、蠱毒というデスゲームの中で「人」に纏わる全てがつまっていました。
登場人物が多すぎて誰が誰やらわからなくなる部分がありましたが、主人公だけでなく脇役に過ぎないはずの人物の描写や背景など繊細に描かれていて、字を読んでるはずが漫画を読んでるようでイメージしやすく楽しめました。
蠱毒と呼ばれるデスゲームもいよいよクライマックスを迎えようとしていますが、今後の展開