今村翔吾のレビュー一覧

  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    ぼろ鳶は3周するほど読んでますが
    シリーズの中で一番好きです。
    長谷川平蔵がかっこよすぎる。
    3回読んでも泣きます。

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    2026年10月01日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    私はこの本を読んでから石田三成が好きになり、戦国武将の中のトップ5に入っています。

    私は人物をそのままストレートに書いている本より、他人から見たその人物を書いている本が好きなので、八本目の槍はドンピシャでした。

    このよくわからん忠義者『石田三成』
    守るために考える人!ですね。

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    2026年10月01日
  • イクサガミ 人

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    イクサガミの3作目。
    いよいよ終盤になり、続きが気になります!
    強者達の戦いが躍動感があり、面白かった。
    文章で躍動感が伝わるのはすごいと思います。
    最後の4作目も読むのが楽しみです✨

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    2026年10月01日
  • イクサガミ 天

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    ドラマから入って、早く続きが知りたくて購入
    めちゃくちゃ読みやすく、どうなる?どうする?どう動く?の連続でサクサク読めた

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    2026年09月29日
  • 童の神

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    平安時代の大河小説で、主人公の被差別側対差別側の朝廷という構図なので、当然ながら主に主人公側への感情移入がし易い話が展開されていく。知ってる名前がまあまあ出てきて、どこまで史実に沿っているのかわからなくなるくらい状況の描き方か細かく、そして作者ならではの戦闘シーンもとても熱い。そう、今作も武士中心に登場人物がとても熱いので、やはりそれぞれ胸を打つ死に様には涙ぐんでしまう。すっきりするとは言い難いが、やり切った、そう思える締め方であり、余韻は残り続ける。

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    2026年09月29日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    今村翔吾さん著「九紋龍」
    羽州ぼろ鳶組シリーズの3作目。

    今作品も素晴らしい。
    これはきっと残りのシリーズ全て共通だろう。

    今作の中心人物は「ろ組」の辰一。
    彼に纏わる背景がミステリー風に描かれていく。そこに絡ませてくる人情物語。読み応えが抜群。

    この先のこのシリーズ、「火喰鳥」率いるぼろ鳶組と新キャラクターを掛け合わせて火事場を設ければ幾らでも物語が描けてしまうだろう。
    著者のこの黄金プロットに脱帽。

    それにしても毎回ここまでの人情劇を絡ませてくる著者の力量、本当に素晴らしい。

    まだまだ続くぼろ鳶シリーズ、読破目指して読み進めていきたい。

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    2026年09月28日
  • 海を破る者

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    時代は文永の役のあと、一度撃退した元の再来に脅かされている鎌倉時代中後期。
    もともと鎌倉幕府最強の水軍とうたわれた伊予の河野家は、
    承久の乱で幕府と敵対したことと、お家騒動のために没落の憂き目を見ていた。

    その河野家の若き当主六郎は、市で奴隷として売られていた金髪碧眼の娘と、高麗人の男を引き取る。
    物珍しさというより、見知らぬ土地への強い関心からだったが、
    令那と繁と名付けた二人ともが元の襲来のため故郷を追われていたことを知る。

    やがて再び元軍が襲ってくる気配が濃厚となり、幕府から出撃を要請され、九州へ出向く。
    九州で元軍を迎え撃つことになり、元の船と人数に圧倒されつつも元を翻弄する。
    そして、野分が吹き荒れたことで、元軍は壊滅するが、
    六郎は幕府側の指示に逆らい、元軍の兵たちを助けようとする・・・。

    最前線で戦う武士の側から書かれた元寇というのはあまりないので、興味深かったです。
    ちょっとラストが「あれ、これで終わり?」と思ったりもしましたが、
    結末は読者それぞれにゆだねられたという気がしました。

    #ドキドキハラハラ #アツい

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    2026年09月28日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    石田三成像を、様々な角度から描いたエピソードがどれも心に沁みて圧巻。友情と時代が絡む壮大な物語だった。それぞれの登場人物が贈り物を持ち寄る場面では涙が出そうに。ずっとこれが続けば良いのに…と。歴史に疎い私ですが、1週間で読めました!

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    2026年09月24日
  • イクサガミ 地

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    イクサガミの第2巻。
    「蠱毒」の謎も少しずつ明らかになり、ますます目が離せない状況になって行きました。
    強者達の戦いもまたおもしろい!

    続きもすでに手元にあるので、すぐ読んでいきたいと思います。
    楽しみです。

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    2026年09月21日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    爱媛県の人がこの小説を読めば、松山城主や大洲城主の複雑な描かれ方に戸惑うかもしれない。NHKの『豊臣兄弟!』の影響もあり、このタイミングで手に取ってみたが、実に読みごたえのある面白い作品であった。
    本書の構成はユニークで、七本槍の武将一人ひとりを主人公にした7話からなり、それぞれの武将と「八本目の槍」である石田三成との関係を通じて人物像をあぶり出している。そのたくましい想像力と構成力には感嘆させられる。三成の壮大な経済的見識や知略はさておき、武将同士の相互の人間関係の描かれ方は息をのむほど面白い。
    特に驚愕したのは大蔵卿局の生き方である。大蔵卿といえばNHKの『真田丸』で同役を怪演した女優・峯村リエの顔が浮かぶだけに、その印象とのギャップによる意外感は大きい。また、石田三成が米の石高から世の中のあり方を計算していく視点も面白く、家康の描かれ方も凄まじい。
    思わず読み返さずにはいられない章もあり、この小説には大きな衝撃を受けた。それはちょうど、その頃に観ていたドラマ『Tシャツが乾くまで』で、蒼井優演じる主人公が過去の運転免許証を4枚出すシーンに直面したときと同じくらいの衝撃であった。

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    2026年09月20日
  • 五葉のまつり

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    今村翔吾といえば、戦場で勇ましく戦い、潔く散っていく漢たちの物語がまっさきに思い浮かぶが、この作品はそれとは趣が違う。
    豊臣秀吉から難題を命じられ、その指示を忠実にこなそうとする五奉行たちの奮闘記、これもまた、戦いと呼べるものだろう。
    世によく知られた5つの出来事を、五奉行それぞれにスポットを当て、胸熱な物語に仕上げていく今村翔吾の力には恐れ入る。
    醍醐の花見も良かったが、所々に挟まれる石田三成と大谷吉継の友情にもまた、胸を打たれるものがあった。

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    2026年09月18日
  • イクサガミ 神

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    荒唐無稽な戦い方だと思うのに、手に汗握ってどんどん読み進めてしまうのがすごい。惜しい人がたくさん亡くなり、悲しい気持ちはあるのに、爽やかな終わり方で、余韻が素晴らしい。

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    2026年09月17日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    この巻、どのページも大事なことが書いてあるからずっと集中して一気にグイグイ読んでいった。読んでいる途中で、言葉にできない想いが胸にあふれてくる場面が何箇所もあった。そういうことか…なんという…と、一喜一憂しながら、でもどうか助かってくれと祈るように読んだ。最後は、今、読み終えた後でも茫然としている。心の中にこの物語をしっかり刻み込もうと感じている。

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    2026年09月16日
  • じんかん

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    ネタバレ

     不条理が罷り通る戦国時代にありながら、『弱者が虐げられず、誰もがその人らしく生きられる人間(じんかん)』を希求した、松永弾正少弼久秀を描く歴史フィクション。
     フィクションとわかっていても、読み終わるまでに松永久秀のことが好きになってしまう。もっと多聞丸、三好元長、九兵衛の夢の続きを見たかった。

     例えば『へうげもの』や、今の『豊臣兄弟』などの大河ドラマでも、おかしく爆死させてイロモノ扱いされていたり、三悪のイメージを強調して表現されていることが多い。たしかに私も、希代の梟雄ではあるけれど、あまり良い印象は持っていなかった。


     しっかり裏切られます。


     「世間の噂だけであの者は悪人だと決めつけていた。何も知らずに生きていた。」
     今から500年近く前のことを描いているのに現代社会を揶揄されているようで、まったくその通りだな。と思う。
     自分の目で見、音を聴き、手で触れ、心を通わせたものでなければ知ることは難しいことが殆どであるはずなのに、往々にして知ったかぶりをしてしまっているなぁ。

     あれ?でも、これもフィクションか。
     作り話を読んだだけで、松永久秀のことを好きになってしまっている…
     作者にまんまと騙されているのに快い。

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    2026年09月15日
  • イクサガミ 天

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    凄腕達が集まるデスゲーム。
    次々と迫る緊迫した状況がハラハラしておもしろい。
    小説全巻読んだ後は、ドラマ化にもなっているので見てみたい。

    主人公の愁二郎は家の掟の兄弟の殺し合いを拒み、弱者を助ける。
    掟を破れば罰が待っていると知りながらも、それでも拒み、自分の心に素直な生き方をしている。
    自分の中の正義、信念を持って動ける人はかっこいいと感じた。

    続きの3冊も楽しみです。

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    2026年09月15日
  • 茜唄(下)

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    ずーっと楽しみにしていた『茜唄』。
    同じ今村翔吾先生の『童の神』を読み、平安時代を舞台にした作品に続いて、今回は平安末期を描く『茜唄』を手に取った。

    『平家物語』を題材に、今村翔吾先生らしく再構成して描かれた作品で、上巻では清盛が亡くなる少し前から木曽氏との合戦、水島の戦いまで、下巻では物語が大きく動き、平家の最期へと向かっていく。

    自分自身、平安末期から鎌倉幕府の成立については学校で習った程度で、そのときの印象はどうしても源頼朝を中心としたものだった。
    「源頼朝はすごい人物」というイメージがある一方で、平家には「平家であらずんば人にあらず」という言葉の印象もあり、正直、あまり良いイメージを持っていなかった。

    しかし、初めて平家物語を題材とした作品を読んで、その印象が大きく変わった。

    特に、不利な状況だと分かっていながらも颯爽と駆け抜けていく知盛と教経が好きになった。

    勝てば官軍、負ければ賊軍――そんな単純なものではなく、そこにはそれぞれの信念があり、信念と信念がぶつかり合っていたのだと感じた。

    これは現代にも通じるものがあると思う。
    立場や結果だけを見て、どちらが正しい、どちらが悪いと簡単に決めつけるのではなく、それぞれの側にそれぞれの想いや正義がある。

    題材としては決して簡単な時代ではない。それでも最後まで読み終えたとき、本当に最高の読書体験だったと思える作品だった。

    そして、家族愛には何度も心を揺さぶられ、涙が出た。

    物語自体が長く、途中で少しダレるところもあったものの、それを差し引いても十分すぎるほどの高評価。

    子供への暴力や家庭内暴力などがニュースで取り上げられる今だからこそ、家族とは何なのか、人は何を守るために生きるのかを考えるきっかけとして、たくさんの人に読んでほしいと思える作品だった。

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    2026年09月15日
  • イクサガミ 神

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    京八流と朧流の世代を超えた互いの流派の終着点と共に、京都天龍寺から東京寛永寺までの長きにわたる旅の終着点を見届けた。ストーリーの重厚さとそれぞれの登場人物の出自から語られる詳細描写でもうお腹いっぱいです。読み終え、放心状態です。

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    2026年09月13日
  • 人よ、花よ、 下

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    ネタバレ

    日本史は中学の歴史までしかきちんと勉強したことがなく、後は興味ある時代の小説を少々読む程度。NHK大河すら全く観てない。なので知識は少なく、あっても間違ってたり誤解してたり…。

    楠正成・正行親子のこともそう、父正成は有能な武将だったが、子正行はそこまでではなかったイメージだった。野球で言う長嶋親子、野村親子がダブっていたかもしれない。

    とんでもない誤解だった。この本を読んでから史実を少々調べてみても、小説ならではの虚飾部分を除いても、正成に劣らぬ奮闘ぶりを示したのが正行なのである。

    その正行を題材に今村翔吾が小説を描いたとなれば、そりゃもう間違いなく面白い。その期待を裏切らない傑作である。歴史小説は結末が分かってしまう(史実を曲げるIF系はもう歴史小説ではないと思う)ので、そこだけが残念だが、多聞丸(楠木正成)と楠一門の活躍を上下巻900ページ以上に及んで描き、退屈させないどころか、ページ繰る手を止めさせず、残りページ数を惜しませ続ける。

    アクションや戦場シーンの迫力、吉野での政治対話の読み応え、日常生活の穏やかな描写、どこもここも読み所である上に、その配置がまた巧みで、緩急のリズムが素晴らしい。その上に、敵役、悪役に至るまで人物が全員魅力的なのも良い。高一族や北畠親房までが、どこか憎めない人物として描いているのは特筆すべき特徴と思う。

    今村翔吾作品は今のところ、どれも傑作なんだが、この本は一つ抜けてるかも知れない。飯森山も金剛山も吉野だって家から日帰りで行けるところ、なんなら大原(桜井の駅)は実家から徒歩2分。こんなに身近にいる史上の大英雄。非常に遅まきながら、楠正行・多聞丸のファンになった次第である

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    2026年09月11日
  • イクサガミ 人

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    ネタバレ

    登場人物の背景に、感情移入しながら読み進め…かと思ったら戦いのシーンではハラハラし。特に最後…どうなる、どうなる⁉️と息つく暇もなし!

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    2026年09月10日
  • 茜唄(上)

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    ずーっと楽しみにしていた『茜唄』。
    同じ今村翔吾先生の『童の神』を読んだ流れで読み始めた。『童の神』と同じく平安時代を舞台としており、こちらは平安末期を描いている。

    『平家物語』を題材にしながら、今村翔吾先生らしく再構成して描かれているのが面白い。

    上巻では、清盛が亡くなる少し前から、木曽氏との合戦、水島の戦いまでが描かれている。

    まだ上巻なので総評は下巻を読み終えてからまとめるが――

    面白い。すごく面白い!!

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    2026年09月10日