今村翔吾のレビュー一覧

  • 戦国武将伝 東日本編

    Posted by ブクログ

    先入観か…西に比べ、東は厳めしい印象を受けた。主君から家臣、親から子、はたまた好敵手に捧げる優しさ。余裕が無い戦乱の世で人を思い遣る23人の武将たちを仰ぐ。真田絡みの長野業正で始まり、真田信幸で締める。今村先生、心憎いです。

    0
    2024年01月30日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5作。
    今回のテーマは現代社会にも通じるものがあって色々考えさせられる。
    ミステリ調で進む話もやはり最後は熱い男達の火消し話で締めくくってくれる。
    田沼捌きも粋で最高でした。

    0
    2024年01月28日
  • 戦国武将伝 西日本編

    Posted by ブクログ

    東と西。西日本編から攻めてみた。24人の武将の逸話が天こ盛り。登場人物に躍動感や人情味を宿す、今村先生ならではの想像力と筆力は秀逸。常に窮極の選択を迫られる戦国時代。束の間の安らぎを感じた。東日本へ。

    0
    2024年01月28日
  • 戦国武将伝 西日本編

    Posted by ブクログ

    東日本編に続いた西日本編であるが、有名無名な武将をとりあげ各武将の逸話を、それぞれ見事に起承転結させ、武将に対して共感を覚えさせられる。
    隣接する西国武将の緊張感や政治力などが様々に描かれ大変興味深く読んだ。

    0
    2024年01月27日
  • 教養としての歴史小説

    Posted by ブクログ

    直木賞作家である著者が語る歴史小説の楽しみ方のすすめ。
    価値観が多様化する時代に必要なものは「教養」
    教養を高めるには「歴史」
    歴史を知るためには「歴史小説」が効果的、という非常に分かりやすい展開で進んでいきます。
    個人的には、歴史も歴史小説も好きなので、このあたりは当然のように感じながら読み進めました。一方歴史に興味のないかたが、この本を手に取るのは難しいのかもしれませんが、そんなかたにもぜひ読んでほしい内容です。
    本書の中で興味深かったのが、歴史小説ガイドの章です。世代区分で分けながら、著者おすすめの代表作を紹介してくれている部分です。このようにまとまったのは見たことなかったので、今後重宝

    0
    2024年01月23日
  • 茜唄(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻の感想
    源平合戦で平家側から見た話は初めてです。
    平家=悲劇というイメージから教経や希子などがどんな前向きでも暗く感じました。

    特に下巻からは滅亡に向かって一直線という感じでこのまま、淋しく終わるかと思いましたが屋島が落ちてからの物語は予想外でした。

    結果は滅亡ですが、義経を救う場面や最後の頼朝、希子のやりとりなどは流石だなあと思います。


    0
    2024年01月22日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

    Posted by ブクログ

    最後は一気読み。
    今村翔吾さんが書く物語は読み進めたい気持ちに
    読み進める速度が追い付かない。
    圧倒的に強い者同士の闘いや、登場人物の安否など先が気になって仕方ないからなのか…。

    舞台は、寺子屋。そこに通う四人の子供たちと師匠のお話。子供たちは個性豊かで起こす問題もてんでばらばら。でも、その中には必ず人への想いが描かれていて心に沁みる。そして師匠は凄腕隠密を訳あって引退した身。
    子供たちの問題と向き合いながら、時には駆けずり回りながら自分の過去や現在の想い、そしてこれからに想いを馳せる。
    印象に残った言葉はいくつかあるけどその中でも
    「これからも迷いながら生きとうございます」という台詞が刺さ

    0
    2024年01月20日
  • 戦国武将伝 西日本編

    Posted by ブクログ

    東日本編に続きこちらも読みやすさと、読み応えがあって一気読みでした。毛利の三本の矢の話の裏側、黒田官兵衛と竹中半兵衛、昔は舞台が西だったからこその、東とは違う緊張感もありました。それにしても、読めば読むほど、大河ドラマなど観れば観るほど、秀吉が苦手になっていくのが止まらない…

    0
    2024年01月17日
  • 戦国武将伝 東日本編

    Posted by ブクログ

    地域を代表する武将たちの短編集で、どの話も良かったが、武田信玄と上杉謙信との絆を匂わせる描き方にグッと来た。

    0
    2024年01月14日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    今回の舞台は吉原!
    江戸の中にあって異世界の吉原で不審火が相次いでいる。
    そこで…新庄藩が調査に乗り出す!

    『女の頼みは断らねえ』
    ぼろ鳶一の色男・彦弥が大活躍です。

    前回ぐらいからミステリーな部分が強くなってる気がする…読んでいてもワクワク・ドキドキ♡
    今回も思いっきり『ぼろ鳶』を応援し、楽しめました♪

    0
    2024年01月05日
  • 童の神

    Posted by ブクログ

    平安の世で勃発する差別との闘いの物語。
    てっきり、妖怪の話だと思っていたため、本篇を読み始めてから差別の話であることに気づいた。
    差別と戦無き世を目指して励む主人公たちの姿が勇ましかった。

    0
    2023年12月31日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

    Posted by ブクログ

    くらまし屋の第2弾、一話目でもググッときたが、今回は、今村翔吾ファンである者としては、コレ挿入してくるかぁって感じ。
    当然、ボロ鳶シリーズも読んでるから、九紋龍で出てきた『千羽一家』の話しじゃない?って思ったりすると、より一層引き込まれてしまう訳ですね。
    こういうところはドラマのスピンオフ的で感心しました。当然、第3弾も読まなくてはならない。

    0
    2023年12月24日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

    Posted by ブクログ

    今村先生らしく胸熱でドキドキワクワクのおもしろい作品でした。
    寺子屋を舞台に、子どもたちと元忍びの先生との痛快エンタメ。
    特に夫婦の絆は素敵に描かれてます。
    ぼろ鳶組で出てるくるワードもちらほらで、テンション上がりました(笑)

    0
    2023年12月22日
  • 童の神

    Posted by ブクログ

    今村さんの話は、本当に素晴らしい。思わず引き込まれる。この話、題材から最後が見えてるんだが、そうじゃない最後を期待してしまう私は愚か。しかし、同じような虚しさは今も世界のあちこちで続いているのが悲しい・・・。3部作の真ん中の時代のものと云う構想で今(2023年12月)には出てないようだが、きっと悲しい話になるんだろうなあ。でも、読んでしまう私

    0
    2023年12月13日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    今回も熱い仕事を見させていただきました!
    『番付』が事件を引き起こす⁈
    今回はミステリーの要素も高く、楽しかったです♪

    0
    2023年11月26日
  • 茜唄(上)

    Posted by ブクログ

    今村さんが描く平家物語ということで読み始めてみる。
    結果論としての勝者が歴史を綴る以上、平家はなんとなく悪者に思いがちだけど平家も平家で色々あるんだなぁなんて思いながら読み進めた。

    始めは人物描写が多く、話がなかなか進まない?なんて思ったりしたけどその人物描写がやはり読者の胸をうち、それが上手だなぁ。と。

    0
    2023年11月26日
  • 童の神

    Posted by ブクログ

    大江山の鬼と渡辺綱、源頼光の伝説を、鬼と呼ばれた側から描いた作品。
    人を蔑むことによって、自らが蔑まれない立ち位置を確保しようとする都人 その鋭い指摘は、現代にもつながる闇だ。
    その蔑みを、自らの誇りをもって打ち破っていく桜暁丸とその仲間たる童たちの熱い想い。
    仲間を守り、誇りを守るべく、最期の覚悟をもって闘う姿が心に残った。

    0
    2023年11月25日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

    Posted by ブクログ

    現時点(2023年11月)での最新作はシーズン2前のスピンオフ3作の短編集。淀藩の野条弾馬以外は「夢胡蝶」に登場した鮎川転と「菩薩花」に登場した若手の3人。どの話もワクワクするし、島流しの生活が興味深かった。銀波の三羽鳶もなかなかのもの。でも、早くシーズン2が読みたい・・・

    0
    2023年11月24日
  • 童の神

    Posted by ブクログ

    悲しい物語でした。
    今で言うなら、人権問題に立ち向かった主人公。
    どこに住もうが、家系がどうであろうが、人は皆同じであると言う信念のもと戦います。
    戦などしたくはないけど、命令に従うしかない都の人々。
    いつの世も戦は悲しみしか生みませんね。

    0
    2023年11月22日
  • 茜唄(上)

    Posted by ブクログ

    面白い
    下巻が楽しみだ
    平家物語って
    こういう話だったのかと興味をそそられた
    もっと深く知りたいと思った

    0
    2023年11月17日