今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
直木賞作家である著者が語る歴史小説の楽しみ方のすすめ。
価値観が多様化する時代に必要なものは「教養」
教養を高めるには「歴史」
歴史を知るためには「歴史小説」が効果的、という非常に分かりやすい展開で進んでいきます。
個人的には、歴史も歴史小説も好きなので、このあたりは当然のように感じながら読み進めました。一方歴史に興味のないかたが、この本を手に取るのは難しいのかもしれませんが、そんなかたにもぜひ読んでほしい内容です。
本書の中で興味深かったのが、歴史小説ガイドの章です。世代区分で分けながら、著者おすすめの代表作を紹介してくれている部分です。このようにまとまったのは見たことなかったので、今後重宝 -
Posted by ブクログ
最後は一気読み。
今村翔吾さんが書く物語は読み進めたい気持ちに
読み進める速度が追い付かない。
圧倒的に強い者同士の闘いや、登場人物の安否など先が気になって仕方ないからなのか…。
舞台は、寺子屋。そこに通う四人の子供たちと師匠のお話。子供たちは個性豊かで起こす問題もてんでばらばら。でも、その中には必ず人への想いが描かれていて心に沁みる。そして師匠は凄腕隠密を訳あって引退した身。
子供たちの問題と向き合いながら、時には駆けずり回りながら自分の過去や現在の想い、そしてこれからに想いを馳せる。
印象に残った言葉はいくつかあるけどその中でも
「これからも迷いながら生きとうございます」という台詞が刺さ