今村翔吾のレビュー一覧

  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    今村翔吾さん初期の作品。
    寺小屋が舞台の作品で常に子供達がいるため全体的にポップなリズムで話が進みます。
    お陰参りまではほのぼのと、事件が起こってからは一気にテンポアップして物語の世界にのめり込みます。
    後半は子供達がありえないレベルで大活躍し、まるで名探偵コナンのようです。
    生きるか死ぬかの殺しあいと、子供達のいる世界観をバランスよく描けているのは時代小説の雄、今村翔吾さんの真骨頂ですね。

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    2023年08月21日
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組

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    今作は序盤から緊迫した展開。それもそのはず、あの新之助に火付けの疑いが。そしてぼろ鳶はじめ新庄藩の面々も幕府から動きが封じられ、どうなるのか。今回の相手は火ではないのですが、中盤以降の面白さは、シリーズの中でも群を抜いて面白かったです。とにかく火消したちが新之助を守ろうとする様子に火消しの心意気を感じました。そして、今後の琴音と新之助も楽しみです。

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    2023年08月19日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    まさかの番付狩りと同時に秀助と思わきし火付が連続で起きたのでまさか秀助は生きていたのかなとびっくりしました。最後まで真相が分からなくてとても面白かったです。【小5】

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    2023年08月19日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    シリーズ2作目。継続して面白い。最後に明かされるが、八犬士に対抗できる8人のメンバーが揃うそうだ。その中でもやはり深雪さんが最高だね!山本殿(?)との会話もおもろいわ。しかし、火付け側が悪辣すぎる。そこはちょっとやり過ぎでは?

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    2023年08月17日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    今回はくらまされる人よりも裏稼業の男たちの生き様に焦点を当てた内容でした。
    平九郎は当然のこと、どこから見ても悪人のはずなのににぜか憎めない迅十郎や一度は引退した長兵衛もなかなかの漢です。

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    2023年08月17日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    くらまし屋シリーズ第二弾。
    今回の依頼は菖蒲屋で奉公をしていた少女、お春。
    くらまし屋の掟に反してまで依頼を受けることにした平九郎は、仲間である赤也と七瀬と仲違いを…。
    更に、くらまし屋とは真逆である炙り屋なる存在が明らかになり、波瀾万丈なくらまし劇の始まり。

    第一弾は触りのプロローグのような存在でしたが、今回はなかなか内容の濃い、人情溢れる物語でした。
    過酷な人生を歩むお春を助けるために、我が娘の面影を見ている平九郎と過去の罪を背負う風太の行動は、漢気があってカッコ良い。
    また、ジャンル的には時代小説のはずなのに、どこかミステリーぽさがあって少し違った面白さもあります。

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    2023年08月07日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    さて、今回は…
    京で『人が燃える』奇怪な事件が発生!
    京都西町奉行・長谷川平蔵は松永源吾を呼び寄せ、事件の謎に迫ります!
    京でも源吾は大暴れ〜!

    今回は平蔵の愛息子の銕三郎も登場。
    それぞれの心に愛あり涙あり、感動あり!です。

    今回も楽しませていただきました^ ^

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    2023年08月01日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    【羽州ぼろ鳶組シリーズ 3】
    江戸の町の一人に成れるこのシリーズ♡

    火付けをし、そこに大勢が気を取られている隙に、大店の一家を皆殺しにする盗賊一団『千羽一家』が今巻の敵である。
    上方で大暴れをした後、江戸に舞い戻って来たらしい一団に立ち向かう火消し達。

    新庄藩火消しぼろ鳶組と、に組の頭:九紋龍の辰一、藩主の代役:戸沢正親も大いに関わってくる。
    敵か?味方か? 
    辰一VS寅次郎は、プロレスラーVS力士の様(笑) 勘定小町の深雪の算勘の力もピッカピカ!

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    2023年07月29日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    泣いたりとかではないけれど、よかった、本当によかったと安堵したし、素敵ないい結末だった。これからの物語がいっそう楽しみ!

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    2023年07月25日
  • くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    今村さんの小説を読んでみたくて買った。まぁまぁ面白かった。時代小説は苦手なはずだったけど、これは読めた。
    まだまだわからないことだらけの平九郎だからシリーズでも読みたい。
    喜八が死んだのが残念。

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    2023年07月22日
  • イクサガミ(1)

    購入済み

    意外と軽い雰囲気

    小説が原作とのことだったので、藤沢周平や風野真知雄の小説のような当時の人々の息吹が感じられるようなリアルな雰囲気の作品だと期待していたが、この漫画の中身は良くも悪くも少年漫画風だった。腕に覚えのある武士たち(忍者もいる)を集めて殺し合わせるという内容で、ゲームでいえばPUBGみたいな設定。主人公が秘伝の奥義を持っていたり、戦えないヒロインを守る要素があったりして、少年漫画等で好まれる要素が詰め込んである。全体的に雰囲気は軽く、エンタメ性重視で気軽に読める。これは裏を返せば、当時の時代の重さを感じるリアリティー性は薄いということでもある。
    少年向け漫画の一種として読めばおもしろいとは思う。

    #アガる #ドキドキハラハラ #アツい

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    2023年07月21日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    スター揃いの羽州ぼろ鳶組シリーズにあって、埋もれさせるには惜しいキャラクターに光を当てる短編集。
    京の雄、野条弾馬も描いてくれているのがありがたい。

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    2023年07月21日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    自分にもしもうひとつの人生があったなら。分岐点での決断って難しいけど、なにより難しいのは選んだ人生を後悔なく進むことかな。

    渡しでの描写にもらい泣きでした。

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    2023年07月16日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    全体の物語が進む中で明かされる展開にどんどんと引き込まれてます。
    今作は瀬兵衛さん中心に進んでいった感じでした。 善と悪の二元論では語れないものを背負う平さんの過去も少しずつ語られ、今後がますます楽しみに。
    虚との立ち合いから故郷へのくらませまで色んな感情が湧き上がった一冊。

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    2023年07月09日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    くらまし屋稼業の2作目。前作より登場人物に感情移入できたのは少しずつ語られる部分のなせる業かなと。

    風太さんの過去と向き合う姿勢がとても好感が持てた。清々しい登場人物の多い作品が好きなんだなと実感。春の次は夏でございます。

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    2023年07月06日
  • 湖上の空

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    今村先生、滋賀が大好きなんやなというのが伝わった。
    今村翔吾についてちょっと詳しくなった。

    先生は太陽みたいな人だなあと改めて感じ入った。
    これで今村先生単独で出されている本コンプした。やったぜ。

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    2023年06月24日
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組

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    面白かったのは火消しの入札制度。まるで今のドラフト会議のよう。また、合同の新人教育なども、今の時代っぽくて、へえーと思いました。本当にそんなことを江戸時代にしていたのでしょうか?そして、今作ではいろいろな火消しの組が登場し、いつもより火消しシーンも賑やかでした。また、ストーリーは、過去の因縁の解決編と後日譚という感じでした。新之助の見合いの行く末、彦弥の恋路など、これからどうなるのか、そのあたりがむしろ楽しみ!

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    2023年06月23日
  • くらまし屋稼業

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     初めて読んだ今村翔吾さんの小説。

    夢中になって読めるシリーズ物がないか探していた時におすすめされたのがこの本。
    確かに、読み始めたら一晩で読んでしまった。

    たくさんの見張りの中、依頼人をどのように逃がすのか、その方法を知った時は「なるほどね」と思ったり、意外な裏切りに切なくなったり、ラストは平九郎の無双ぶりに笑ってしまったエンターテインメント小説です。

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    2023年06月18日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    気になっていた初読み作家。何巻もあり迷いに迷って零を読みましたが、不覚にも最初から読もうと思わせられた。

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    2023年06月11日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    2023/6/6
    おもしろい。
    おもしろいけど悪者が悪すぎて読んでる間イッライラし通し。
    史実上田沼様負けるわけやん。
    優秀な息子も暗殺されるわけやん。
    この本の悪者めっちゃ悪いのにそれに負けるの嫌やねんけど。
    歴史上の人が出るとこれがあるからちょっとなぁ。
    私はフィクションでええのんよ。
    今後どのように展開するのかしら。
    鬼平も出てきて田沼様側だから鬼平が負けるとかありえんねんけど?
    それとは別に、奥さんの深雪さんがめっちゃいい。
    愛してやまない。

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    2023年06月10日