今村翔吾のレビュー一覧

  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    舞台は大坂、難解な火の竜巻「緋鼬」に星十郎が挑む。頑固な大坂の火消し達が纏まるシーンが良かった。権力闘争に結末はあるのか。

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    2025年05月14日
  • 五葉のまつり

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    豊臣秀吉の五奉行の物語。それぞれ一人ずつ一編の五編からなる。600頁超えでかなりボリュームはあるが、会話も多いのでサクサク読み進めることができる。大茶会や刀狩りなど、秀吉からの無茶振りに、それぞれ一人の奉行がメインとなり、その特別な才能を生かして、次々起こる問題を解決しつつ、成功に導いていくのが痛快だ。正直、石田三成と長束正家くらいしか印象がない五奉行だったけど、その個性をあらためて詳しく知りたくなった。

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    2025年05月12日
  • 塞王の楯 下

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    うーん
    これ面白いかな
    評価が高すぎやしないか

    歴史小説は、特に戦国ものなら
    もっと面白い本がいっぱいあるし
    標準的な歴史小説でも中の下ぐらいの出来

    石を積む職人という設定は新鮮だが
    それ以外は、平坦で真に迫る件もなく
    言動も青臭くて、ちょっと恥ずかしいぐらい

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    2025年05月08日
  • 幸村を討て

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    実家の父が読んでいた本。まだほとんど読んでいないけれど手に取ってみたい。
    興味を持った理由は、いわゆる歴史小説、時代小説で、作家が自分よりも年下であるものを手に取った記憶がないから。
    いわゆる現代小説であれば、自分よりも後に生まれた作家はたくさんおり、彼らの若い感性を感じたくて本を手に取ることもある。ただ、こと歴史小説になると、そもそも歴史自体が自分よりも年上の方々が主に興味のあるジャンルという思い込みもあり、作家も自分より年上が当たり前と思い込んでいた。
    ただ、本書の作者である今井氏は自分よりも5歳ほど年下(写真を拝見したところ、見た目は結構風格があるけれど。笑)。ついにこういう時代が来たの

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    2025年05月05日
  • 童の神

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    昔の鬼や、大蛇の退治ってこういうことなんですね。
    ようやくわかった。
    ちょっと、中盤中弛みしてしまって、少し残念。
    私はくらましやシリーズの方が好き。

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    2025年05月05日
  • 人よ、花よ、 上

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    ネタバレ

    小楠公こと楠木正行を描く歴史小説。

    上巻は父親の楠木正成の戦いについてと南朝での立場について描かれていました。
    昔の教育では忠臣の親子として描かれていましたが、本作では親子ともに和平派として描かれています。
    下巻ではどうして北朝と戦う羽目になるのかが一番の注目点になりそうです。

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    2025年04月26日
  • 童の神

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    ネタバレ

    余り歴史系小説は好まない方だが、すんなりと読めた。ちょっとフィクションと史実の境目が曖昧なところが魅力であり、逆に違和感でもあるなと感じた。
    普通、童といえば子どもをイメージするけれど、作中の解釈は違っていて新鮮に思えた。そして、なぜ童の神なのか。最初の印象と読破後での印象では全く違って面白いと思う。

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    2025年04月26日
  • ひゃっか!

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    高校生が生花でバトルする!
    設定もキャラクターも特殊で楽しかった!
    ただストーリーがよくある流れで先が読めてしまうのが残念だったかな

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    2025年04月24日
  • ひゃっか!

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    温かな家庭で育った、真っ直ぐで美少女なんだろうなと感じさせる女子高生。少し時代小説を香らせる、今時珍しいような、漢気のある男子高校生。そんな2人の爽やかなお話。話の真ん中くらいまで悪い人が1人も出てこない、人情味の溢れるほっこりなストーリーかと思っていたらちゃんとこじらせたキャラクターも出現して、バリエーション豊富な登場人物たちでした。

    今村翔吾さんの本は時代小説しか読んだこと無かったので新鮮でした!

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    2025年04月24日
  • くらまし屋稼業

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    くらまし屋―江戸で訳あって姿をくらましたい人からの依頼で、見事にその存在を消してしまう仕事である。代金は法外だが腕は確かで、どんなにたくさんの人から追われていても、お上や裏稼業の人々から狙われていても、ちゃんと姿をくらましてしまう。

    平九郎は飴細工屋で、普段は江戸の様々な街に出店をして飴を売り歩いている。そこに干支の飴細工を依頼してきて平九郎が断って「獏」の依頼をさらにすると、くらまし屋の出番となる。何だかシティーハンターのようだ笑 元武士の平九郎は剣術に長けており、そこに変装の名人・赤也や脱出の戦略を考える七瀬といった仲間たちが集う。

    物語としては依頼を達成するも、それだけでは終わらない

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    2025年04月21日
  • 海を破る者

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    今村翔吾さん5作目。
    主人公は、元寇で活躍した愛媛の武将。大きな流れは史実に沿っているようだが、そこは今村さん、まるでアニメを見ているかのような描写とキャラクター造形で、独特の世界が紡ぎ出されていた。
    題名の意図するものが私にはうまくつかみきれなかったことと、前半の広がりに比してやや終盤が淡白に感じられたところに物足りなさが残ったが、まっすぐ爽やかに成長していく青年を誰もが応援したくなる気持ちには共感した。

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    2025年04月17日
  • 塞王の楯 上

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    【2025年42冊目】
    時は戦国時代。匡介は戦火の中にいた。浅倉家の統治する一乗谷城が、敵襲を受けたのだ。家族と離れ離れになった匡介は、死の間際に一人の男と出会う。それが「塞王」と呼ばれる石垣作りを生業とする穴太衆の頭、飛田源斎だった。源斎の元で研鑽を積む匡介だったが――。

    上巻は物語の設定と、登場人物達の関係性などが丁寧に描かれた一冊でした。城を支える石垣作りを題材にしているところが、まず着眼点として面白く、石を割る役目、石を運ぶ役目、石を積む役目の三者にわかれていたことなども、非常に興味深かったです。

    物語は冒頭から過酷な状況なのですが、とにかく文章の上手さに圧倒されました。ひとつの城

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    2025年04月15日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    今村翔吾作品を久しぶりに読む。
    戦国武将ものでもシリーズものでもない。

    安定の今村翔吾作品なので、一定の面白さはあるものの、戦国武将ものやシリーズもののような面白さはない。

    それでも寺子屋の師匠が実は、、、的な面白さと最後まで飽きさせない面白さはあり、その辺は流石。

    今村翔吾作品は長編小説が読みたい。

    星は3つ。3.5くらいか。

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    2025年04月10日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    「くらまし屋稼業」シリーズ第8弾。

    「くらまし屋と炙り屋の共闘」と「惣一郎とレラ」の2つの柱で物語は進む。

    登場人物も増えたが、それだけ世界が広がり規模も大きく面白味は増す。

    テンポも良いし、何よりお話が面白い。
    流石、今村翔吾といったところか。

    プロの矜持が本作の肝だが、本作もぶれることなくプロの矜持が描かれる。痺れる格好の良さ。どんどん続きが読みたいシリーズのひとつ。

    星は4つと迷って、とりあえず3.9とするが、星に意味はない。

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    2025年04月10日
  • 湖上の空

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    今村翔吾が色々なところで書いた短編の寄せ集め。
    同じ話が何度も出てくる。

    直木賞の受賞による短編まである。

    ある意味、残さず収録されているとも言える。

    何より何故経歴が元ダンスインストラクターなのかが分かってスッキリした。
    そういう意味では読んで良かったと言える。

    今村翔吾が筆が早いのは確かだろうが、10分の隙間でも書くという姿勢もあるのだろう。色々、凄いよ、今村翔吾!

    どんどん書いてもらいたい作家だ。

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    2025年04月10日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    羽州ぼろ鳶組の番外編。

    源吾が出てこないので、ちょっと寂しさはあるが、どの短編も面白い。

    早くシリーズの続きが読みたいが、今村翔吾先生は筆が早いので、どんどん新作を書かれていて、読むのが追いつかない(嬉しい悲鳴)。

    筆が早い上にお話は面白いとか、バケモノレベル。

    どんどん書いてもらって、どんどん読みたい。
    シリーズの続きも楽しみ。

    一見さんお断りながら、シリーズ読者には楽しめる。

    星は3つ。3.7とか。

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    2025年04月10日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    シリーズ第7作目。

    今村翔吾作品を読み終わるのが嫌で次が出るのを待っていた。
    続編の発売が決まり、じゃあ、そろそろ読むかと。

    本作は赤也の物語。

    魅力的なキャラクターがどんどんと現れ、物語と絡み合い定番となり、お話が更に魅力的になる。今村翔吾、天才かよ。

    本作も満足のいく一冊だったことは間違いないが、今村翔吾の実力はこんなもんじゃない。次作にも期待。

    星は3つだが、星に意味はない。続編は読むのだ。

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    2025年04月10日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    シリーズ第6作目。

    くらまし屋と炙り屋が相まみえる。

    それぞれの掟があり、裏稼業の者の矜持が描かれる。

    特に嫌な奴だとばかり思っていた炙り屋は、実はただの嫌な奴ではなく、何らかの訳ありな事情で炙り屋をやっているこも分かり、これからの展開が更に楽しみに。

    相変わらずの面白さで、特に終盤の展開は胸が熱くなる。
    今村翔吾作品にハズレなし。

    星は3つと迷って、4つとする。4.0。

    早く8巻を出してくれないと、くらまし屋シリーズも読み終わってしまうよ。

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    2025年04月10日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    シリーズ第4作目。

    4作目にして、最早鉄板シリーズと化した、本シリーズ。
    「羽州ぼろ鳶組」シリーズとのちょっとしたリンクも楽しい。
    どんどん2つのシリーズをリンクさせてもらっても、良いですよ!

    で、だ。

    本作はミステリー仕立て。誰が犯人なのか。誰が誰を狙っているのか。
    くらまし屋で、こんなことも出来るんだなぁと、更に可能性が広がったと感じた本作。

    ラストの当時人物には、ここで登場ですか!と期待が高まる。

    相変わらずの面白さ。星は3つとするが、ハズレなし。

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    2025年04月10日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    シリーズ第3作目。

    平九郎は剣では無敵かと思っていたが、まさかの惣一郎の強さよ。

    これからもまだ「虚」との絡みがあると思うので、目が離せない。
    どうなるのよ、全く。気になるよ。次も読むよ。

    「羽州ぼろ鳶」シリーズの「武蔵」が出てきた!
    完全にぼろ鳶シリーズとリンクしてますやん!
    テンション上がりますよ、そりゃ。

    平九郎の過去も少しずつ明かされ始め、まだまだ先が気になる。

    星は3つ。3.7としておく。

    今村翔吾、天才かよ。

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    2025年04月10日