今村翔吾のレビュー一覧

  • 湖上の空

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    今村さんのエッセイ読むのは初。テレビとかでみて熱い人だな〜と思っていたけれど、けっこうなかなかの人生。親との関係をちょっと考えさせられた。

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    2025年08月14日
  • 塞王の楯 下

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    高評価が多かった為、読んでみたのですが、物語のテンポが悪く、正直なところ途中で飽きがきてしまった。石垣の知識や技術等にあまり興味を最後まで持てなかったので、私にはあわなかったのかなぁ
    勿論良い本だとは思いますが。

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    2025年08月09日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    公儀隠密として活躍した十蔵は現役を辞め、寺子屋の主人になる。寺子(筆子)等の事件事故が十蔵の助けで救援、解決する。だが、大名は秘密を知る隠密を妻子とともに消そうと隠密を使い動き出すと十蔵も危機を感じ妻と離縁する、がその妻に危機が起こる。そこから筆子たちが逆に活躍する物語だ。気になる言葉、最後の一節「忍びといえども人外の者にあらず。世の人と同じく喜び、楽しみ、望みをもち、また同じ様に怒り、悲しみも持つ。それに耐え忍び生きる者を正しく忍びと呼ぶ。しかしながら、世には一人では耐えかねる難儀もある。そのような時、心許す者がいれば、時に支え、時に支えられ、人は世を活くることが出来ると知る。想像する忍びと

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    2025年08月08日
  • 湖上の空

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    この方の小説は読んだことがないのに、エッセイから先に読んでしまった。
    色んなところで話されたり書かれたりしているものをまとめられているので、話の内容が重複してる。そこがちょっと勿体ないというか…私のわがままなんですが(笑)
    読もう。とりあえずどの作品からがいいのかわからないけど。

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    2025年08月03日
  • 茜唄(上)

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    知盛が主人公の平家物語。
    とてもわかりやすく読みやすい。
    だれが西仏に平家物語を語っているのかが
    気になりながら、読み進める。

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    2025年07月31日
  • じんかん

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    ネタバレ

    東大寺大仏殿にいる敵陣へ向かう際に自軍に向けて話した松永久秀の一言。 「あの日のことを恩に思う心優しい者が...何故死なねばならぬのだ。俺にはどうしても解らぬ。誰か解る者がいれば教えてくれ!誰かが高笑いしているこの世の片隅で、今日も誰かが泣いている。お主たちも大切な者を、何の罪もない者を不条理に失ったことがあろう。神や仏がいるならば何をしているのだ... 戦いたくない者は去っても良い。だが、もし付いて来てくれるというなら、、、神仏に人の美しさを、人の強さを見せてやろう。」 久秀の強さが腑に落ちた。

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    2025年07月31日
  • 海を破る者

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    ネタバレ

    河野通有の視点を通して原稿を描く歴史小説。

    元寇物は大好物で、古くは海音寺潮五郎の「蒙古来る」に始まって、井上靖「風濤」、山田智彦「蒙古襲来」を読みました。
    大抵は日蓮の予言に始まって、幕府の動揺、そして現地の攻防と群像物語的に描かれているのですが、今作は主人公を一人にした元寇物ということで面白かったです。
    史実部分だけでなく、ルウシのキエフ(今のウクライナ)から奴隷となって流れてきた女性や高麗人から共生の学びを得て、遭難した元寇側を救助するに至る物語は現代の問題を反映した話となっていると感じました。
    北方さんもチンギス記の続編でフビライと時宗を描くようなので楽しみです。

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    2025年07月26日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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    7/14〜7/19

    だんだん登場人物が増えてきて頭の中がパニック状態……それでもぼろ鳶シリーズは面白い

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    2025年07月19日
  • 茜唄(上)

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    取り上げている時代のせいもあるかもしれないが、他の作品に比べるとサプライズが少ないように感じる。後半に期待したい。

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    2025年07月14日
  • 海を破る者

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    この作者が描く男はいつもカッコいい。この時代でここまでフラットなモノの捉え方ができるんだろうか?当時の人達には異質に映った事だと思う。繁、怜奈など脇を固める登場人物もキャラ立ちしていて親近感を持てた。この時代の歴史は教科書レベルしか知らなかったが、知識の幅を広げられた。

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    2025年07月12日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    7/6〜7/12

    盗賊「千羽一家」
    辰一の生い立ちが……涙

    深雪の赤ちゃん、早く産まれないかな〜たのしみ

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    2025年07月12日
  • じんかん

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    松永久秀を主人公にするのは目新しいが、久秀がただの良い人扱いで凄みを感じなかったのが残念。それなりに面白かったが、読んで新しい知識が増えるような作風ではないので、中毒性は低い。

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    2025年07月10日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史は苦手です。
    ただ興味はあるので、教養ということもあり読んでみました。

    今村翔吾さんはにこやかで楽しそうな人という印象。書かれたものを読んだこともありますが、こんな筋金入りの歴史オタクとは知りませんでした。

    以前どなたかが、今考えてるようなことは長い歴史上で誰かが既に同じことを考えてるし本に書いてあると言ってて、歴史の知識が「人生のカンニングペーパー」というのにまず同意。

    語彙が増える、初対面の人と話がはずむ、類推して答えられることが多い、旅が楽しくなるなど実用的な利点も挙げられていたが、紹介されてた武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、あだは敵なり」はしみました…

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    2025年06月28日
  • 八本目の槍(新潮文庫)

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    物語は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの動乱期における家臣・武士たちの葛藤と生き様を石田三成を中心に描いており、八人の武士たちがそれぞれの信念と運命に挑む姿(忠誠心と裏切り、個人の誇りと義務、時代の変化と人間の絆)を、藩の命令や個人的な使命に従いながらも、時代の変遷に抗い、自己の誇りと生きざまを貫こうと、人間の心理や人生の選択を深く掘り下げた作品だ。気になったのは、石田三成の「冷酷な官僚」と言うイメージから未来に向けた社会「武士を減らし、経済や女性の活躍を重視する社会”を構築しようとする姿や、脇坂安治(甚内)が一目惚れした人妻「八重」(密偵となり敵味方の出方次第で判断する)の家系が生き残るた

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    2025年06月28日
  • 海を破る者

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    知らないこと、異質なもの、容易にコミュニケートできないものを受け入れようとする柔らかな心を持っている人が、今に比べるととんでもなく情報が少ない時代にも少なからずいた。
    いや、情報が少ないからこそなのか。
    分断や排除がまかり通る今読むと、心が痛くなる一冊。

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    2025年06月22日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    ぼろ鳶シリーズ第2段。火喰鳥は一からみんなが集まってくる展開が面白かったけど、内容的には今回の夜哭烏の方が面白かった。

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    2025年06月15日
  • 幸村を討て

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     昔から私は真田家にあまり好感を持てない。多くの武士が主家のために命を懸けて戦う中で、真田は常に自分本位に動いているようで、その姿勢がどうにも苦手だ。そんな中でも、真田の中では信之には比較的好感を持っている。幸村が好戦的であるのに対し、信之は冷静沈着で、ふたりの対比が鮮やかであること。そして、どれほど幸村が勇名を轟かせようとも、関ヶ原・大坂と二度の決戦に敗れた「敗者」であるという事実は変わらないからだ。
     本作は、その大坂の陣における幸村を、家康・秀忠陣営の武将たちの視点を通じて描いた物語である。ここで描かれる幸村は、勝利そのものよりも家名を轟かせることに重きを置く人物として登場するが、上記の

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    2025年06月15日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    11歳の奉公人「お春」を土蔵から救出することが今作のミッション。逃げ出した道中で昔にくらまし屋が世話をした風太に出会い、また物語が二転三転していく過程が面白く、時代ものらしい人情が描かれているのも良い。炙り屋など気になる存在も登場し、時間以降も江戸のニューヒーロー達の活躍から目が離せない。「春はまだか」⇒「春が来た」のタイトル回収も見事。

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    2025年06月14日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    マンネリにならずいつものパターンと趣向を変えた内容で楽しめた。くらまし屋の視点は少なく、くらまし屋を悪事利用に使われることになり、それに巻き込まれることになった5人の悪人の視点で進行する。相変わらず読みやすいが、今回は5人の運命が悲しいことになるので、読後感はやや暗め。全体の物語としてはこれからだんだん佳境に入っていきそうで楽しみ。

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    2025年05月28日
  • 五葉のまつり

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    殿の思い付きプロジェクトを、何としても完遂しなければならない事務方5人組の物語。「八本目の槍」に続いて石田
    三成が中心人物として、また「幸村を討て」に続いて徳川家康がヒール役で登場。他にも今村作品の中のあの人やあの人もちょいちょい出てくる。
    しかし、こんなに皆でお互いを助け合ったり、知恵を出し合ったりしながら難題を乗り越えていっても、結局最後は歴史的事実として東西に分かれてしまうので、読み終わった後に一抹の哀しみが残る。

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    2025年05月17日