今村翔吾のレビュー一覧

  • じんかん

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    長いこと積読だったけど、大河ドラマでその時が来る前には読み終わりたい…と思っていたので、間に合ってよかった。
    松永久秀については、その最期についてうっすらとしか知らなかったけど、この物語のなかの久秀はとても聡明で忠臣でなにより「人」を信じている、信じたい人なんだなと思った。タイトルも、ああ、そういうことか、と。
    今村翔吾さんの物語の登場人物はみんないきいきしていて気持ちがいいなぁ。
    星は3.5くらいの気持ち。

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    2026年05月10日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    江戸の火消しがテーマということで、知らない世界を知ることができてよかった。
    最後のラスボスは可哀想だとは思ったけど恨む相手が微妙に違くないか?と感じた。

    火事をどう消すか?という部分よりも火事を通して見える人間関係や、政治的なパワーバランスとかを描いているように感じた。
    ガスのくだりとか面白かったけど。

    火消しに関わる色々な立場の人たちが出てきたのも面白かった。

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    2026年05月07日
  • 運命を変えるチャンスはなぜか突然やって来る 直木賞作家・今村翔吾が伝えたいこと

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    今村省吾さんの『イクサガミ』、面白くて読んでるのだが、私は時代小説が苦手なので、未だ他の作品を読むに至らず。それではエッセイでも読んでみようかと思ったのだが、この方はその手の本が少ない。仕方なく?毛色が全く違うこれを読んでみることにした。Wikipediaで経歴は知っていたので、ジュニア向けに書くことは不自然ではないのだが、それにしてもなんだかスピ本的なこのタイトルで内容はどうなの?という疑問と、表紙のかわいいイラストがご本人に案外似ているのが気に入った。
    内容はざっくり言うと前半はこの方が作家になるまでの経緯、後半は夢をかなえることや子供が持つ疑問に対する一問一答や、作家になってからの作家以外の活動について。子供が読む本としては常識的な本でした。大人が読むとまた違うと思います。同じ構成で他の方が書いたらどういう内容になるのか、ちょっと興味はありますね。

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    2026年05月07日
  • 作家で食っていく方法

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    短編ではなく長編を年3冊書け。
    5人の会話シーンを練習しろ。
    三人称一視点で書け。
    本をよく読みプライドを捨てる。
    駄作でも書き切れ。
    歴史的な事件や実在の人物を描くのが歴史小説。
    架空のキャラクターが複数登場し,人間の関わりを描くのが時代小説。
    小説の強みは内面を描けること。
    五感を使いこなせ。特に触覚,嗅覚,味覚。
    作家幻想を打破せよ。

    作家もいち自営業者。売れる努力とまっとうな人付き合いをしましょうという話。

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    2026年05月06日
  • 作家で食っていく方法

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    作家になり作家として食っていく方法が書かれている。その方法を一言でいうと、とにかく読んでとにかく書くこと。それとコミュニケーション能力。

    私は作家になりたいわけではないが、本書のように小説や文芸業界にまつわる本も好きなので、手に取ってみた。作家の印税収入の話が具体的に出てくる。現実は厳しい。確かにこの金額なら、作者の主張(年3冊ペースで長編を刊行していかないと食っていけない)もうなづける。

    作者が言う“デビュー以降消えていった作家“にはどんな人がいるのかな?と思って、試しにミステリの新人賞で名高い江戸川乱歩賞の受賞メンバーをググってみた。なるほど…直近20年間でみても、デビュー以降第一線で活躍していると言えそうなのはおよそ半分。先行者優位の限られた市場で勝ち抜いていくのは、本当に大変なことなんだろうな。

    精神論も書いてあるし、空想の膨らませ方や山谷の作り方など小説執筆技術論も書いてある。これから作家を目指す人(作家として食っていきたい人)は、指南書として読んでおいた方が良いかもしれない。

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    2026年05月04日
  • カンギバンカ(4)

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    カンギバンカ 4巻(完結)
    戦国武将が主人公の作品は多いが、松永久秀を主役に据えている点は珍しく魅力的だった。
    一方で、展開はやや駆け足で、もう少し丁寧に描き切ってほしかったという印象も残る。信長・秀吉・家康といった三英傑との関係も、松永サイドからの視点でさらに読みたかった。
    題材の面白さがあるだけに、ややもったいなさも感じた。

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    2026年04月30日
  • 茜唄(下)

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    平知盛を主人公に平家滅亡を描く宝塚花組公演「蒼月抄」の予習として読み始め、読み終わる前に1度 観劇。
    本作「茜唄」の知盛さんや登場人物たちは人としての厚みや魅力があり、だからこそ、諸行無常の世の空しさや、必死に生き、滅んでいく者たちへの哀惜を感じながら読むことができた。
    一方で「蒼月抄」の知盛さんは、彼の人としての魅力を感じられるように描かれていないので、特に主役として成り立たせるのは難しかろう。「蒼月抄」の知盛さんももう少し魅力的に描かれていたら、演じる側もやりやすかったのではないかと思った。「蒼月抄」では平家も、「武士の誇り」云々で突貫していくだけのおバカさんたちという風に見えてしまって、残念だった。例えば知盛の息子 知章が死ぬシーンなどは、演者の芝居の巧さもあり、そこだけを切り取っても泣けるけれど、全体としては、この作品で脚本・演出家が何を描きたかったのか、よくわからないような出来だった。もしかしたら許可が下りなかったのかもしれないけれど、「茜唄」をベースに作られていたら良かったのに…と思った。

    平家物語はもちろん、「祇園精舎の鐘の声…」の一説とともに、ほとんどの日本人が知っている物語ではあるけれど、私はきちんと読んだことがなく、深くは知らなかった。平家はただ一方的に敗け続けて滅んだような印象を持っていたのだけれど、本作では源氏と拮抗するほどの力も策もあり、でも紙一重のところで届かずに滅んでいく姿に、命運というか、大きな時代の趨勢を感じて、哀れを感じた。
    平家に興味を持ったので、彼らのことをもっと色々知りたいと思う。

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    2026年04月27日
  • じんかん

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    塞王の盾→幸村を討て→童の神からの「じんかん」。東京出張で神保町ほんまるへ立ち寄った際に記念に買った一冊
    戦国時代に3つの悪(主殺し、将軍殺し、東大寺を焼いた)を働いたとされる松永久秀の一生は読み応えあり、男が惚れるTHE漢前だったが、なぜだかどうも読みづらくなかなかページが進まなかった。とはいえ、織田信長との親交は興味深かったし、人のためと思って働いているうちに人の妬みや恨みによって足を引っ張られる感じは今の世にも通じるものがあるかもしれない

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    2026年04月26日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    主役は十蔵ではなく、個性あふれる筆子たち。
    子どもたちが経験するには、少しハードな体験。

    十蔵の妻・睦月の器量の良さが、印象に残る。

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    2026年04月23日
  • 幸村を討て

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    戦国時代終盤を舞台にした物語で、ミステリー要素もあってかなり面白かった。徳川家康の家臣たちから話を聞いていく形で進み、真田家の本当の狙いが少しずつ明らかになっていく展開が見どころ。構成もうまくできていて、タイトルの意味に後半で気づく仕掛けも良かった。ボリュームは500ページと読み応えがあるのに、テンポが良くてスイスイ読めてしまう一冊だった。

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    2026年06月17日
  • 作家で食っていく方法

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    まさにタイトル通りの内容だった。たまに今村さんの作品の話が出て来るので、そこはファンとして面白かった

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    2026年04月10日
  • 童の神

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    歴史の大きなうねりの陰には、名もなき者たちの涙と怒りが沈んでいる。権力の外に追いやられた人々の痛みを、伝奇の衣をまとわせながら鮮やかに描き出す。鬼とは何か、異形とは誰か。物語は、その問いを通して、異なるものを恐れ排除してきた人の業をあぶり出してゆく。強き者の記した歴史には残らぬ声が、ここでは確かな息遣いをもって立ち上がる。時代が変わっても、社会はなお境界をつくり、名づけによって他者を遠ざける。本書は、古の説話を借りながら、弱き者に宿る誇りと、人が人を分け隔てることの残酷さを、今を生きる私たちへ問い返している。

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    2026年04月05日
  • じんかん

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    途中まではかなり小説的。フィクションみを強く感じるというか。や、フィクションなんだろうけども。
    大名になってからは、キャラクターの脚色はあっても結構史実なんだろうか?幸村を討て、ほどの熱さは感じなかったけれど、松永久秀には断然興味を持った。こうあってほしいよね。ところどころ、麒麟が行くの吉田鋼太郎で脳内補正されちゃう。大河の方はもっとオモシロだったような気がするけど。

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    2026年03月31日
  • 人よ、花よ、 下

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    戦に勝つことと、戦を終わらせることは、同じではない。楠木正行が見つめていたのは、まさにその違いであろう。父・正成の忠義を受け継ぎながらも、彼はただ南朝のために刃を振るうことを望まなかった。争いの果てに残るのが、また新たな恨みと流血であるなら、真の勝利とは言えぬからだ。ゆえに彼は、敵とされた北朝にも終結の道を探ろうとする。散る覚悟を持ちながら、なお生かす道を求めたその姿に、武将を超えた人の大きさがにじむ。

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    2026年03月31日
  • 人よ、花よ、 上

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    父の名は、ときに子の運命を先に決めてしまう。楠木正行は、忠臣・正成の嫡男として生まれ、その影の大きさを背負って生きた。だが彼は、ただ父の後をなぞるために剣を執ったのではない。戦乱の世にあってなお、人の命が使い捨てられる理不尽に目を凝らし、争いを終わらせる道を探ろうとした。名を残すことより、民を生かすことを願った若武者の姿は、武勇譚の陰に隠れがちな「考える武士」の輪郭を浮かび上がらせる。散ることを宿命づけられてなお咲こうとするその姿は、まさに花のようである。

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    2026年03月30日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    西を読んだので、その勢いで東も読んでみました。
    やはり一人一人の話にボリュームが足りない感じはするものの、しっかり話をまとめている所は流石今村翔吾という感じです。
    ただ、短編集は読み終わった後に『もっと読みたい!』というモヤモヤが残ってしまう。
    次作はスッキリした話に期待したい。

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    2026年03月29日
  • 幸村を討て

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    6編からなる短編小説。
    徳川家康の章を読んだ。
    他の章も読もうとしたが、どうもしっくり
    こなかったので、途中でやめてしまった。

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    2026年03月24日
  • 作家で食っていく方法

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    YouTube番組で知っていた本書を知り合いの方にオススメしたところ、購入して"作家を目指す方,,にプレゼントすると聞いたものだからさぁ大変。

    読んでもいないものをオススメした後ろめたさと、今村翔吾さんの人間味あふれるキャラが好きなので小説作品より前にハウツー本を手にとるあべこべ読書。

    「量」なくして「質」は生まれない。何事にも通じる大事な心構えにはじまり、具体的な方法について、
    作家になる方法、作家で食っていく方法、売れる小説を書く方法、これから生き残る方法の順に書き記す。

    現在、資本主義の荒波を乗りこなす芸術家で、今村先生を超える人はいないのではないだろうか。

    どんどん増えていく作品に、どの作品から読んで良いのか、なかなか手がのびない作家さんの一人。

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    2026年03月22日
  • 火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 4

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    ネタバレ

    時代物消防士(火消し)の話。
    爆ぜることをなくすためにら建物真上を破るとは、なるほど。
    大音勘九郎、またの名を八咫烏、中二病ネーミングいい。
    子どもが死んだ時の親の顔がギャグ漫画の絵になってるのが気になった(シリアスな絵柄だけに)。

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    2026年03月21日
  • 戦国武将伝 西日本編

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    一冊で多くの武将についての話が読める点はお得感があるんですが、一人一人の話が短い為少し物足りなさを感じた。とはいえ話自体はそれぞれまとまっているし、一人20ページ程でまとまってるので電子で読むには丁度良い。
    セットで東日本編も購入したので、早速読みたいと思います。

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    2026年03月20日