今村翔吾のレビュー一覧

  • 教養としての歴史小説

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    教養としての歴史小説

    耽溺

    朝7時に起床し、夜中の2時、3時まで執筆をする生活。

    いよいよ昭和も歴史になった

    身銭をきる

    「ひとは城、人は石垣、人は堀、情けは味方、あだは敵なり」

    知ってすぐ役立つかどうかではなく、知ることそのものに意味がある。

    きっしょう

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    2024年02月12日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    東日本23県の特徴ある武将のエピソードにまつわる話をまとめた本作。300頁強で1県1名、計23人分もの話を収録しているため、1話に対してやや物足りなさを感じるものの、「すり替わった大名」「百匹の犬を飼う城主」「狂戦士化する武将」「風林火山を掲げる越後の虎」「鼻毛で守る国」など、ちょっと変わった話も多く、それなりに満足できた。マイベストは静岡の「義元の影(今川義元)」。東日本編の最後にはやっぱり真田信幸を持ってくるあたり、今村翔吾さんの真田愛を感じる笑
    それにしても、多くの話に北条家がでてきており、東日本の各国において、いかに北条家の影響が大きかったかを窺い知ることができる。 ★3.2

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    2024年01月27日
  • くらまし屋稼業

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    江戸時代の夜逃げ屋のプロ集団の話。
    シリーズ1作目です。
    江戸時代らしく、人情味あふれるストーリーでした。
    今村翔吾さんの時代小説は、とても読みやすいです。

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    2024年01月18日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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     今村氏らしい、疾走感全開の江戸青春小説。
     前半は4人の筆子の紹介も兼ねた事件。ここは展開は緩やかで面白いが勢いがつかない感じ。その中でも今回の黒幕・源之丞や三雲禅助が登場し大きな事件を予感させる。後半の伊勢詣の道中、事件が起きる。十蔵は捕らえられ、筆子たちが奮闘する。
     ツッコミどころは多いが、後半は一気に読んでしまう点が流石。襤褸鳶シリーズのように様々な特徴の忍びが出てるが、印象的な者は少なく、その点はこの設定の限界かもしれない。
     江戸物の青春小説というと、宮本昌孝『藩校早春賦』が想起され、それには及ばないけれど、武家だけでなく商家や大工の子らが活躍する点に新しさと広がりを感じた。

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    2023年12月16日
  • 茜唄(下)

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    厳島神社に旅行に行ったことがきっかけで読み始めた本。
    平安時代の知識が乏しいので「え、これは何盛?誰経??」となりながら読む。忘れた頃にきちんとエピソードを絡めて人物紹介をしてくれるので思い出しながら読むことが出来た。

    平家物語は有名な初めの部分しかしらないくらいだったけれど、ぐいぐい惹き込まれた。
    さすが今村翔吾さんだなぁ。戦のシーンはまるで映画や漫画を観ているように頭の中で光景が思い浮かぶ。面白かった。

    予備知識があれば更に面白いんだろうな。これをきっかけに勉強してみるのもいいかもしれない!

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    2023年12月10日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    鮎川、弾馬そして銀治と与市。

    シリーズにはまだまだ魅力的な登場人物がたくさんいるので、今回のようなスピンオフ作品をどんどん書いてほしい。

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    2023年11月21日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    なんとも不思議な本、スピード感があって、心震わすシーンもあれば、長々と面倒な心理説明にページを割いたり。劇画的な時代小説と感じました。江戸の火消しの心意気がわかりました。

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    2023年11月16日
  • イクサガミ(1)

    無料版購入済み

    明治時代のデスゲーム

    大金を目指して元侍が競い合うお話。無料版で冒頭のみを読了しましたが、ダークな雰囲気の強い作品と感じました。「るろうに剣心」の世界観が好きであれば、この作品をより楽しめると思います。

    #ダーク #カッコいい #アツい

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    2023年10月25日
  • カンギバンカ(4)

    購入済み

    うーーん

    原作のじんかんが素晴らしかったのでマンガの方も読んでみたくて買ったのですが、原作では丁寧に人物像が描かれているのに、マンガではそれが無くて残念。一巻くらいのテンポでいったら相当な長編になるので仕方ないのかもしれませんが、2巻目からかなり巻きで話が進んでいって4冊でまとめるのは無理がありすぎた感が否めません。絵は良かったです。

    #タメになる #切ない #カッコいい

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    2023年10月22日
  • イクサガミ 天

    購入済み

    バトル・ロワイアルゲームもの

    ストーリーの舞台設定や展開がゲームもの少年漫画を彷彿とさせる。冒頭部分から随分と無理筋の設定であるが、語り口の巧さでそれほど引っかることもなくどんどん読み進めて行ける。次々と登場する化け物のような武芸者たちの登場ぶり、活躍ぶりは少年漫画そのものである。技名を唱えながら技を繰り出すところなど、仮面ライダーを彷彿とさせる。

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    2023年10月02日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史を通じて、教養を身につける。本作品のテーマではあるが、残念ながらそこまでの窮地には至らなかった。ただ、歴史小説というのは単に史実を辿るのではなく、読者を意識したアレンジを前提としたものというのが、意外に理解しておらず、それら細かなテクニックに、なるほどと唸らされた。
    また、歴史小説家を第一から第七世代まで分別し、各作家の特徴から代表作まで整理されており、次の歴史小説家を模索中の方にはおすすめ。
    本の主旨とは異なるが、今村翔吾さんが、歴史小説家になるまでの歩みがとても面白く、育児真っ只中の自分としては、子どもの興味や関心を大事にしたいと、改めて感じた。 ★3.2

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    2024年09月07日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    町に突如発生する連続爆発!

    書きたいこと伝えたいことがいっぱい伝わってくる。
    最初からこのシリーズを読んでいる者にしてみたら、くどく感じる。

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    2023年09月06日
  • イクサガミ 地

    ネタバレ 購入済み

    ソッチへ走ったかぁ…w。

    2023年8月読了。

    間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。
    今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し合いと成って「異種格闘技戦」の趣もあり俄然面白くなってきた。
    御一新後のドサクサな時代の組織作りの拙さで、当時本当にこうした内乱が起こっても(こんな「もっとも危険なゲーム」は有り得ないけどw)、不思議では無かったのかなと思うと、「警察官より先に、郵便局員が拳銃を携帯していた」事実も抵抗無く読めてしまう(「当時は現金書留なんか

    #ドキドキハラハラ #アツい #カッコいい

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    2023年09月02日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    塞王の楯を読んで、他の作品も読もうと手に取った作品。まさかシリーズの五巻とは途中まで気づかず、うっかり。
    それまでがわからないので、途中まではいまひとつだったけれど、最後にかけてググっと面白くなった。父と娘のやりとりも泣ける…。
    シリーズ一作目からきちんと読もうと思う。

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    2023年08月29日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    凄腕の隠密が、ある事情で引退し、寺子屋を開くという不思議な設定。少ない筆子の中でも中心的な4人との物語。4人が個々に危機に陥ると、得意の忍術で助け出す。この4人とお伊勢参りに付いて行くと、大変な危機に陥る。
    奇想天外なカラクリ人形との戦いや超一流の忍者達との戦い、事情あって離縁した妻との物語など、てんこ盛りの展開。
    粗削りな展開に、初期の作品かと思って調べて見ると、他の有名シリーズの後なんですね。くらまし屋シリーズと似たような内容もあったりして、この作品が先と考えてしまった。

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    2023年08月19日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    吉原で起きた連続放火事件で彦弥が大活躍!花菊と彦弥との約束はどうなるのかとても面白かったです。【小5】

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    2023年08月19日
  • くらまし屋稼業

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    今村さんの別シリーズの1作目。最初からシリーズ化する前提なので、とりあえずの人物紹介的な面が強い。でも、まあ面白い。こんな商売を取り上げるなんてすごいね

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    2023年08月12日
  • くらまし屋稼業

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    ぼろ鳶以来、今村翔吾ファンですが、キャラクターの濃さに惹かれます。次の晦ましも読まねばという気にさせてくれる。

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    2023年08月06日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    若かりし日の源吾たちの物語。
    それもオールスター。

    火消しの精神は立派。
    命を失うことを美化しすぎないでほしい。

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    2023年08月05日
  • くらまし屋稼業

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    イクサガミを読んでから今村翔吾さんに興味を持ちこちらのくらましシリーズに手を出しました。
    主人公である堤平九郎は、表向きでは飴細工師、裏ではくらまし屋という稼業を仲間である七瀬と赤也とともに営んでおり、今回の第一弾では浅草界隈を牛耳っている香具師の元締めである丑蔵を裏切った子分の2人を江戸から晦ますお話となっています。
    平九郎には、くらまし屋を続けている理由があり、今回の依頼の背後には、それに関する組織が存在する可能性を考察したところでシリーズを通じて明らかになっていく感じなのかなと思います。
    今後も続きに期待したい。

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    2023年08月03日