今村翔吾のレビュー一覧

  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    旗本の次男坊の4人グループ、三郎太、蘭次郎、幸四郎、林右衛門のうち三郎太が何者かに殺害され、続いて幸四郎が殺害されるがなぜ狙われるのかはわからない。残った林右衛門と蘭次郎は其々で身を守るために裏稼業を頼る。
    何が正義なのか? くらまし屋平九郎の葛藤が心を打つ。

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    2025年10月12日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    「1日だけ晦まして欲しい」という奇抜な依頼をしたのは老中松平武元。若かりし頃に夫婦の契りを交わしたものの叶わなかった武元には実は娘がおり、その娘の輿入れを一目見たいと一世一代の我儘を願ったのだ。商人にやつした武元を父とは知らずに、会ったことのない父への思いを語る娘お元(おちか)と武元との一度だけの邂逅が初雪の景色と相まって何度も美しく描写されていた。
    シリーズ第5段では七瀬の素性も明らかになった。謎に包まれたくらまし屋メンバーの過去が少しずつわかってきて今後、どうなるのかますます楽しみ。

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    2025年10月12日
  • 塞王の楯 下

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    最後の決戦攻防のところ、絵としての想像がやや難しかった!大砲が城壁に当たるとどうなる?数十秒の間に石を組み直すとは?
    挿し絵とかあればもっとイメージしやすいが、蛇足だろうか。

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    2025年10月11日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    2025.10.5完了
    切り取り方もほんの少しなので、面白いかといえばまぁそれなりに。
    ただ興味深い部分はあり。

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    2025年10月08日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    本当は『イクサガミ』の方を読みたかったけど、時代小説だし読み切れる自信もなく、先にデビュー作から読んでみた

    読み切れるもなにも、めちゃくちゃTHEエンタメ小説やん!てなりました
    しかもベタ中のベタ!
    とにかく火消しの羽州ぼろ鳶組が粋でいなせ
    映像が目に浮かぶのでこちらもNetflixでドラマ化してほしいくらい面白かったです

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    2025年10月07日
  • 戦国武将を推理する

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    今1番乗っている時代小説作家の今村氏が綴る戦国英傑8人のWikipedia的な作品。じんかん、八本目の槍等、既読のヒット作品の一部も出てきて楽しい。個人的には石田三成推しかな!

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    2025年09月30日
  • 茜唄(下)

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    壇ノ浦の結末に、”にんまり”してしまった。
    さすが、今村翔吾。物語の構成も素晴らしい。新しい平家物語を読ませてもらった。

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    2025年09月29日
  • 茜唄(上)

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    今村翔吾さんによる新しい平家物語。

    尾崎士郎の現代語訳平家物語を読んだ際は、本作の主人公平知盛のことはあまり記憶に残っていない。世間の評価をひっくり返して見せる今村作品ならではなのか、知盛は実際にすごいひとだったのか、史実に興味が出てきた。

    西仏に知盛のことを語って聞かせている人物が誰なのかは上巻ではまだわからない。

    平清盛による天下三分の計、という発想は、天下を取った後の構想としては、あまりリアリティを感じることができないものの、公家を黙らせて政から遠ざけるためには戦争状態である方が好都合、という考え方はわからないでもないような。。

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    2025年09月29日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史小説に全く興味がなかったが漫画『風雲児たち』を読んで歴史そのものに開眼したので、今回この本をガイドとして手に取った。
    筆者は知識と情熱満タン。読みやすい文体。だが以前の私ならば本書ですら外国語の授業のようにチーーンだった可能性がある。
    歴史超初心者の視界は筆者にはわかるまい笑。
    漫画読んでて良かったー。。
    歴史小説家のリストなど頼りにしながら、これから小説も楽しめるようになりたい。

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    2025年09月28日
  • 教養としての歴史小説

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    歴史上の人物や事件を題材にした小説は好きだけど、改めてこれを読もうと考えた理由は2つ。
    一つは歴史小説を読んでいると言ってもほんの一部だし王道というものをあまり読んでいないから本当の面白さを知らないのではないかという気持ちから。
    もう一つは著者の今村翔吾氏の小説があまりに時代背景やその時代の文化を丁寧に書いていて理解が追いつかない所があったということから。
    この2点がもう少し良くなればという所だったが、まあ半分は良かった、半分はちょっと違ったというところ。
    恐らくこの本はほとんど歴史小説を読まないような人に向けて書いているところがあって平易な文章で幅広く興味を持ってもらうという辺りが狙いか、そ

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    2025年09月23日
  • 人よ、花よ、 上

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    英傑大楠公楠木正成の嫡男、楠木正行の物語。楠木正成の事績を母との会話でなぞるシーンが長く、正行の本心がなかなか明かされないのがもどかしい。また、大きな歴史の中でがっつり生きている姿、というよりは一若者(とはいえそこらの青年ではないけれど)の姿を描いているという感じでやや物足りない。という感想をもったが、その自分の読みがいかに浅薄で愚かなものだったか、下巻を読むことで明らかになる。すみません僕が馬鹿でした。

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    2025年09月20日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    かつて鰄党として世間を怖がらせた盗賊が5人とある土蔵に集められた。くらまし屋から鰄党の頭が隠した一万両の隠し場所を聞くことが支持される。
    なんのために集められたのか?差出人は誰なのか?ミステリー要素もありいっきに読んだ。
    シリーズ第4弾で赤也の素性が少しわかる、また平九郎の妻初音も登場か?

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    2025年09月19日
  • くらまし屋稼業

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    くらまし屋がどのようにくらます(逃がす)かのお話。
    シリーズで何冊か出ているので、今後はくらまし屋の3人の詳細も明かされてくるのかな?

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    2025年09月18日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    採薬使阿部将翁を匿いたい幕府とその命を狙う者たち、将翁自身は病に冒され余命幾許もないがなんとしても故郷に帰りたくてくらまし屋に依頼をする。堅牢な守りの中どうやって将翁を晦ますのか、そのトリックが面白かった。くらまし屋の頭脳七瀬のアイデアが冴え渡る。
    なぜ命を削ってまで故郷陸奥に帰りたいのか、将翁が語った訳が切なく純愛。

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    2025年09月16日
  • 五葉のまつり

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    ネタバレ

    豊臣政権下のご活躍を描いた描いた歴史小説。

    北野大茶会、肥後の刀狩、伊達の検地、肥前の瓜畑遊び、醍醐の花見と史実っぽい史実外のエピソードで感動を誘う。
    「八本目の槍」以来の石田三成ひいきがすごくて、三杯の茶の追加エピソードに加え、今回のラストには醍醐の花見の追加エピソードで驚きました。
    とはいえ、資料をしっかり読まれているようで、無名な脇の登場人物も存在感ありです。
    それにしても伊達政宗はともかく家康は相当著者に嫌われているのかな。

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    2025年09月07日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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    荒いと、感じたりもしつつ。
    面白いっ‼︎
    加賀鳶頭取 大音勘九郎のお話。

    スケールでっかい。鳳丸。
    田村意次と一橋治済⁉︎

    何より新しい仲間。
    と、海の男 櫂五郎。
    そして碓氷と出逢う。

    家族のお話
    お琳、お七

    新しい命。

    〜喰ってくる〜
    かっこいい。

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    2025年09月06日
  • 人よ、花よ、 上

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    鎌倉時代末期の寵児であり、軍神と呼ばれた楠木正成の息子楠木正行にフォーカスした作品。
    偉大な父のような役回りを期待される正行。北と南に朝廷ができた異常な状況下に、自身の忠義と、楠木家の安泰に揺れ、翻弄される人間らしい人間として描かれ、子から見た父正成は愛情深く、軍神もまた一人の人間だったことを知る。
    上巻は、悪党金毘羅党との戦い、謎の女官「茅乃」の出生の秘密にも迫り、読んでいて先が気になる展開も多い。「書く前から、きっと答えが出ない小説になるという予感がした。」と、今村さんがイベントで語ったようで、下巻についても、様々な展開が用意されていることが予想される。 ★3.9

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    2025年09月05日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    8/21〜8/26

    吉原火消の存在、初めて知った。
    彦弥に深掘りした回。
    新之助の過去も気になるな

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    2025年08月26日
  • 幸村を討て

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    今村翔吾が真田が好きなのはよくわかった。名作、真田太平記へのオマージュ。ミステリー要素を入れたため、逆にストーリーがわかりにくかった。真田の物語を熟知している読者なら、すんなり読めるが、基礎知識がない方にはどう映るだろう。私は羽州ボロ火消しのようなストレートな物語の方が好きだ。

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    2025年08月25日
  • くらまし屋稼業

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    今村翔吾氏の歴史小説に比べるとこの時代小説はかなり読みやすい。
    裏稼業として「くらまし屋」をやっているのだがどうも事情がありそう。この作品ではそれは明らかにされておらず、シリーズを読み進めていく中で徐々に明らかになっていくのだろうと思うと次巻を読むのが楽しみ。

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    2025年08月24日