今村翔吾のレビュー一覧

  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

    Posted by ブクログ

    採薬使阿部将翁を匿いたい幕府とその命を狙う者たち、将翁自身は病に冒され余命幾許もないがなんとしても故郷に帰りたくてくらまし屋に依頼をする。堅牢な守りの中どうやって将翁を晦ますのか、そのトリックが面白かった。くらまし屋の頭脳七瀬のアイデアが冴え渡る。
    なぜ命を削ってまで故郷陸奥に帰りたいのか、将翁が語った訳が切なく純愛。

    0
    2025年09月16日
  • 五葉のまつり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    豊臣政権下のご活躍を描いた描いた歴史小説。

    北野大茶会、肥後の刀狩、伊達の検地、肥前の瓜畑遊び、醍醐の花見と史実っぽい史実外のエピソードで感動を誘う。
    「八本目の槍」以来の石田三成ひいきがすごくて、三杯の茶の追加エピソードに加え、今回のラストには醍醐の花見の追加エピソードで驚きました。
    とはいえ、資料をしっかり読まれているようで、無名な脇の登場人物も存在感ありです。
    それにしても伊達政宗はともかく家康は相当著者に嫌われているのかな。

    0
    2025年09月07日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    荒いと、感じたりもしつつ。
    面白いっ‼︎
    加賀鳶頭取 大音勘九郎のお話。

    スケールでっかい。鳳丸。
    田村意次と一橋治済⁉︎

    何より新しい仲間。
    と、海の男 櫂五郎。
    そして碓氷と出逢う。

    家族のお話
    お琳、お七

    新しい命。

    〜喰ってくる〜
    かっこいい。

    0
    2025年09月06日
  • 人よ、花よ、 上

    Posted by ブクログ

    鎌倉時代末期の寵児であり、軍神と呼ばれた楠木正成の息子楠木正行にフォーカスした作品。
    偉大な父のような役回りを期待される正行。北と南に朝廷ができた異常な状況下に、自身の忠義と、楠木家の安泰に揺れ、翻弄される人間らしい人間として描かれ、子から見た父正成は愛情深く、軍神もまた一人の人間だったことを知る。
    上巻は、悪党金毘羅党との戦い、謎の女官「茅乃」の出生の秘密にも迫り、読んでいて先が気になる展開も多い。「書く前から、きっと答えが出ない小説になるという予感がした。」と、今村さんがイベントで語ったようで、下巻についても、様々な展開が用意されていることが予想される。 ★3.9

    0
    2025年09月05日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    8/21〜8/26

    吉原火消の存在、初めて知った。
    彦弥に深掘りした回。
    新之助の過去も気になるな

    0
    2025年08月26日
  • くらまし屋稼業

    Posted by ブクログ

    今村翔吾氏の歴史小説に比べるとこの時代小説はかなり読みやすい。
    裏稼業として「くらまし屋」をやっているのだがどうも事情がありそう。この作品ではそれは明らかにされておらず、シリーズを読み進めていく中で徐々に明らかになっていくのだろうと思うと次巻を読むのが楽しみ。

    0
    2025年08月24日
  • 湖上の空

    Posted by ブクログ

    今村さんのエッセイ読むのは初。テレビとかでみて熱い人だな〜と思っていたけれど、けっこうなかなかの人生。親との関係をちょっと考えさせられた。

    0
    2025年08月14日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

    Posted by ブクログ

    公儀隠密として活躍した十蔵は現役を辞め、寺子屋の主人になる。寺子(筆子)等の事件事故が十蔵の助けで救援、解決する。だが、大名は秘密を知る隠密を妻子とともに消そうと隠密を使い動き出すと十蔵も危機を感じ妻と離縁する、がその妻に危機が起こる。そこから筆子たちが逆に活躍する物語だ。気になる言葉、最後の一節「忍びといえども人外の者にあらず。世の人と同じく喜び、楽しみ、望みをもち、また同じ様に怒り、悲しみも持つ。それに耐え忍び生きる者を正しく忍びと呼ぶ。しかしながら、世には一人では耐えかねる難儀もある。そのような時、心許す者がいれば、時に支え、時に支えられ、人は世を活くることが出来ると知る。想像する忍びとかけ離れていると思いかも知れぬが、これもまた紛うことなき忍びの姿なり。人の和こそ最も強く尊い術であると記す」が印象的だ。現代風で言い直せば、「人は皆同じ、助け合えばこそ生き甲斐も生まれ、平和になる」とでも言うべきか。

    0
    2025年08月08日
  • 湖上の空

    Posted by ブクログ

    この方の小説は読んだことがないのに、エッセイから先に読んでしまった。
    色んなところで話されたり書かれたりしているものをまとめられているので、話の内容が重複してる。そこがちょっと勿体ないというか…私のわがままなんですが(笑)
    読もう。とりあえずどの作品からがいいのかわからないけど。

    0
    2025年08月03日
  • 茜唄(上)

    Posted by ブクログ

    知盛が主人公の平家物語。
    とてもわかりやすく読みやすい。
    だれが西仏に平家物語を語っているのかが
    気になりながら、読み進める。

    0
    2025年07月31日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    7/14〜7/19

    だんだん登場人物が増えてきて頭の中がパニック状態……それでもぼろ鳶シリーズは面白い

    0
    2025年07月19日
  • 茜唄(上)

    Posted by ブクログ

    取り上げている時代のせいもあるかもしれないが、他の作品に比べるとサプライズが少ないように感じる。後半に期待したい。

    0
    2025年07月14日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    7/6〜7/12

    盗賊「千羽一家」
    辰一の生い立ちが……涙

    深雪の赤ちゃん、早く産まれないかな〜たのしみ

    0
    2025年07月12日
  • 教養としての歴史小説

    Posted by ブクログ

    歴史は苦手です。
    ただ興味はあるので、教養ということもあり読んでみました。

    今村翔吾さんはにこやかで楽しそうな人という印象。書かれたものを読んだこともありますが、こんな筋金入りの歴史オタクとは知りませんでした。

    以前どなたかが、今考えてるようなことは長い歴史上で誰かが既に同じことを考えてるし本に書いてあると言ってて、歴史の知識が「人生のカンニングペーパー」というのにまず同意。

    語彙が増える、初対面の人と話がはずむ、類推して答えられることが多い、旅が楽しくなるなど実用的な利点も挙げられていたが、紹介されてた武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、あだは敵なり」はしみました…
    昔は会社もまだその精神を失ってなかったように思う。
    今やブラック企業でなくとも、業績は好調なのにいきなりリストラを発表したり、人を大事にしていると言える会社はどれだけあるんだろう。

    また政治家に対して「それ以上お金を得てどうするんだ」というのも、教育に力を入れない国は衰退するというのも真っ当だと思う。

    「人間というのは簡単に割り切れる生き物じゃない」というのは、以前なら皆がわかってたことなのに、最近では正しくないことは叩かれまくる風潮が当たり前になりつつある。
    歴史小説を読む人が少なくなったことと関連があるのかもなと思った。

    6章はなぜか歴史小説の書き方、歴史小説家になるにはが入り、教養?と思ったものの、単に書いてるのではなく戦略的なんだなとわかって面白かった。

    7章はガイドがまとめられている。自分も入れてるのがいいなと思った。

    ちょいちょい諦めるな!一生懸命生きろ!というメッセージがあって、自身の体験とその発端は歴史小説なんだろうな。

    文章が面白いのでどんどん読めました。

    0
    2025年06月28日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    ぼろ鳶シリーズ第2段。火喰鳥は一からみんなが集まってくる展開が面白かったけど、内容的には今回の夜哭烏の方が面白かった。

    0
    2025年06月15日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

    Posted by ブクログ

    11歳の奉公人「お春」を土蔵から救出することが今作のミッション。逃げ出した道中で昔にくらまし屋が世話をした風太に出会い、また物語が二転三転していく過程が面白く、時代ものらしい人情が描かれているのも良い。炙り屋など気になる存在も登場し、時間以降も江戸のニューヒーロー達の活躍から目が離せない。「春はまだか」⇒「春が来た」のタイトル回収も見事。

    0
    2025年06月14日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マンネリにならずいつものパターンと趣向を変えた内容で楽しめた。くらまし屋の視点は少なく、くらまし屋を悪事利用に使われることになり、それに巻き込まれることになった5人の悪人の視点で進行する。相変わらず読みやすいが、今回は5人の運命が悲しいことになるので、読後感はやや暗め。全体の物語としてはこれからだんだん佳境に入っていきそうで楽しみ。

    0
    2025年05月28日
  • 五葉のまつり

    Posted by ブクログ

    殿の思い付きプロジェクトを、何としても完遂しなければならない事務方5人組の物語。「八本目の槍」に続いて石田
    三成が中心人物として、また「幸村を討て」に続いて徳川家康がヒール役で登場。他にも今村作品の中のあの人やあの人もちょいちょい出てくる。
    しかし、こんなに皆でお互いを助け合ったり、知恵を出し合ったりしながら難題を乗り越えていっても、結局最後は歴史的事実として東西に分かれてしまうので、読み終わった後に一抹の哀しみが残る。

    0
    2025年05月17日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    舞台は大坂、難解な火の竜巻「緋鼬」に星十郎が挑む。頑固な大坂の火消し達が纏まるシーンが良かった。権力闘争に結末はあるのか。

    0
    2025年05月14日
  • 五葉のまつり

    Posted by ブクログ

    豊臣秀吉の五奉行の物語。それぞれ一人ずつ一編の五編からなる。600頁超えでかなりボリュームはあるが、会話も多いのでサクサク読み進めることができる。大茶会や刀狩りなど、秀吉からの無茶振りに、それぞれ一人の奉行がメインとなり、その特別な才能を生かして、次々起こる問題を解決しつつ、成功に導いていくのが痛快だ。正直、石田三成と長束正家くらいしか印象がない五奉行だったけど、その個性をあらためて詳しく知りたくなった。

    0
    2025年05月12日