今村翔吾のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ソッチへ走ったかぁ…w。
2023年8月読了。
間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。
今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し合いと成って「異種格闘技戦」の趣もあり俄然面白くなってきた。
御一新後のドサクサな時代の組織作りの拙さで、当時本当にこうした内乱が起こっても(こんな「もっとも危険なゲーム」は有り得ないけどw)、不思議では無かったのかなと思うと、「警察官より先に、郵便局員が拳銃を携帯していた」事実も抵抗無く読めてしまう(「当時は現金書留なんか -
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「くらまし屋稼業」の5冊目。
前作の最後に驚かされてどうなることやらと思い本作を開いたが、こちらの思いは全く放置されたまま、今回は老中・松平武元を晦ます話、って…。
高尾山で対峙した御庭番・曽和一鉄や上尾宿の殺しを洗う道中同心・篠崎瀬兵衛が登場し前作前々作を思い返している内に、武元はもとより田沼意次までも登場。老中・酒井忠寄との権力争いも見え隠れして、この話、どれだけ話が大きくなっていくのか。
今回は老中を晦ますという難しいミッションをどうクリアしていくかというところは勿論の見所だが、それ以上に武元や一鉄、篠崎や同じく道中同心・乾の人となりや胸中がじっくりと描かれ、平九郎・赤也に続いて七瀬の -
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「くらまし屋稼業」の3冊目。
今度は余命僅かの元採薬使・阿部将翁の願いを叶えるお話。
この将翁、仕事柄から幕府にとって重要な情報を持っており、それ故に闇の組織「虚(ウツロ)」に狙われている。
そこから護らんとする薬園奉行により江戸市中から幕府の隠し薬園がある高尾山に匿われるが、駆り出された道中奉行に御庭番まで入り乱れる中で、平九郎らが将翁を晦ますことが出来るのかが、まずは見所。
子どもを勾引かす賊の正体を知るべく取って返した平九郎が「虚」の面々と切り結ぶ場面もいつもの如くの見所。
見慣れぬ得物を使う賊を斬って捨てては、最初の話に登場した榊惣一郎と丁々発止の立ち回り。巻を重ねるごとにその剣法が -
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〈くらまし屋家業〉シリーズ第八作。
今回は剣劇シーンが多い。「くらまし屋」平九郎vs「虚」、「虚」vs「炙り屋」迅十郎、「虚」惣一郎vs新登場・謎の人物レラ…。
くらまし屋の仕事としては、大店・越後屋にまつわる秘密を知ってしまった娘・比奈を逃がすこと。
だが比奈は案外しっかりした娘で、怖い目にあっても泣き言一つ言わないところが良い。陣吾という心強い幼馴染がいたというのも運が良かった。
一方、平九郎自身の問題、彼の妻子の行方については、読者には分かってはいるものの、交差しそうで焦らされっぱなし。次こそは発展あるか?
個人的には七瀬のアイデアが毎回楽しみなだけに、今回はちょっと肩透かし感があっ -
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シリーズ第八弾。
シリーズ一作目に登場した(うろ覚えですが)“夜討ちの陣吾”から、彼の幼馴染で呉服の大店〈越後屋〉に勤める比奈を晦ましてほしいとの依頼を受けた平九郎。
闇組織「虚」と組んで行われていた悪事が露見することを恐れた〈越後屋〉の大番頭・富蔵は裏の口入屋〈四三屋〉の利一に比奈の始末を依頼しますが・・・。
今回はとにかくバトルが凄いですね。
富蔵が金に糸目を付けないのをいいことに〈四三屋〉の利一がエース級の裏稼業の手練れを大量投入して、平九郎と比奈を狙ってきます。
そんな中〈大丸〉の“神童”(ぼろ鳶シリーズ”のあの人の幼き頃でしょうか)の機転により「炙り屋」が味方側についたのは不幸中 -
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「くらまし屋稼業」の2冊目。
今度は呉服屋の土蔵に幽閉された少女・お春を晦ます話。
「くらまし屋七箇条」の一に『依頼は必ず面通しの上』とあるのだが、前作でもそうだったように、依頼人に直接会うところからして大変な稼業ね。
まずはそこからひと工夫だが、□□を騙るとはなかなかやってくれる。そこに菩薩の面みたいな顔した気味悪い若侍が顔を出したり、他にも鬼灯組や大丸が出てくるなど小ネタでも楽しませてくれる。
お春の事情を聞いて自らに課した掟を破ることにしたため、単身、くらましを行うことになる平九郎だが、前作ではなんとなく匂わされていた妻や娘のことも少しだけ知れることになる(全てが明かされるのはシリーズ