今村翔吾のレビュー一覧
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先代の骨肉の戦いを余儀なくされ領地も地位も貧疎になった当主六郎は昔の伊予名門に返り咲く為に漁師になり船を持ち一族をまとめ始めた。仲違いから争いで家督争いが始まったが、要因は親族間での「思い違い」だったことだ。ある日、奴隷として売られて来た2人(ロシアの娘と韓国の男)からの世界の情勢を知り、まだ見ぬ世界に興味を持った。人は何故闘うのかと。大群の元軍との戦いでは、元軍の4千隻もの船が「野分」(台風)によって破壊し攻撃の難を逃れた。その後の六郎の行動が意外だった。人は何故戦いをするのか、いつまで、どこまでやれば戦いが治るのかを解いていたのだ。何も知らずに闘う自分(人)の愚かさを悔いていたのかもしれな
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幕末デスゲーム完結編。
読んでて「あれ?これ完結するんだっけ?」くらいのペースではありましたが完結しました。
・・・なんだろう?思いつく限りの予想通り展開。波乱とかどんでん返し的なものが皆無。もうちょっと予想外なことあってもよかったのではないだろうか?
そして黒幕である川路利良がらみの話もこれといって・・最後に黒幕との対決とかそういうのもあるかと思ったんですけどね。まあこのあたりは史実もあるからそう突飛な話にもできないとかあるのかもですが。。。でもそれでいったら中村半次郎は期待感あおった割にたいした見せ場なく退場したような。
ひろげた風呂敷をたたむためにいろいろ駆け足になってしまったちょっ -
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ネタバレ(誰に対してだか分からないが)ごめん。✩は3か4で迷って3。このシリーズは「地」が最高だったかな。
いや、面白い。最終巻にしていよいよ東京編に入り、今後何をさせられるのか、誰が生き残るのか、ハラハラドキドキするし面白いんだけど、最後はみんな神がかっていて同じような描写が続き、マンネリ化してしまった(よりによって最終巻で!本当にごめん)。なんかもう、「あーみんな人外レベルで強いね、化け物だね」という感じで、印象が同じになってしまった…。
総括は置いておいて個別に感想をピックアップすると、まずは我が推し響陣。出てくる者はみな強くて格好良い者ばかり、そしてそれぞれ共感できる背景もあるし、推しがで -
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明治を舞台としたアクション時代小説の2作目。
巨額の賞金を巡る侍たちのデスゲーム。生き残りが見る見る減っていく中、義兄弟らとの宿命が主人公を待ち受ける。さらに、ゲームの裏で蠢く主催側の陰謀も明らかになり・・・
この「地」編に入ってデスゲームが激化し、どんどん命が失われていくことに少し興醒めしてきました。維新前後は外国の脅威に国家体制が大きく揺ぎ、その中で多くの犠牲があったことは事実として理解しますが、金銭目当てでも簡単に人を殺める時代だったのか考えてしまいました(本作はフィクションですが)。
続編において、命を賭すことの重みが描かれることに期待します。 -
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今村省吾さんの『イクサガミ』、面白くて読んでるのだが、私は時代小説が苦手なので、未だ他の作品を読むに至らず。それではエッセイでも読んでみようかと思ったのだが、この方はその手の本が少ない。仕方なく?毛色が全く違うこれを読んでみることにした。Wikipediaで経歴は知っていたので、ジュニア向けに書くことは不自然ではないのだが、それにしてもなんだかスピ本的なこのタイトルで内容はどうなの?という疑問と、表紙のかわいいイラストがご本人に案外似ているのが気に入った。
内容はざっくり言うと前半はこの方が作家になるまでの経緯、後半は夢をかなえることや子供が持つ疑問に対する一問一答や、作家になってからの作家以 -
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作家になり作家として食っていく方法が書かれている。その方法を一言でいうと、とにかく読んでとにかく書くこと。それとコミュニケーション能力。
私は作家になりたいわけではないが、本書のように小説や文芸業界にまつわる本も好きなので、手に取ってみた。作家の印税収入の話が具体的に出てくる。現実は厳しい。確かにこの金額なら、作者の主張(年3冊ペースで長編を刊行していかないと食っていけない)もうなづける。
作者が言う“デビュー以降消えていった作家“にはどんな人がいるのかな?と思って、試しにミステリの新人賞で名高い江戸川乱歩賞の受賞メンバーをググってみた。なるほど…直近20年間でみても、デビュー以降第一線で -
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平知盛を主人公に平家滅亡を描く宝塚花組公演「蒼月抄」の予習として読み始め、読み終わる前に1度 観劇。
本作「茜唄」の知盛さんや登場人物たちは人としての厚みや魅力があり、だからこそ、諸行無常の世の空しさや、必死に生き、滅んでいく者たちへの哀惜を感じながら読むことができた。
一方で「蒼月抄」の知盛さんは、彼の人としての魅力を感じられるように描かれていないので、特に主役として成り立たせるのは難しかろう。「蒼月抄」の知盛さんももう少し魅力的に描かれていたら、演じる側もやりやすかったのではないかと思った。「蒼月抄」では平家も、「武士の誇り」云々で突貫していくだけのおバカさんたちという風に見えてしまって、