今村翔吾のレビュー一覧

  • 海を破る者

    Posted by ブクログ

    先代の骨肉の戦いを余儀なくされ領地も地位も貧疎になった当主六郎は昔の伊予名門に返り咲く為に漁師になり船を持ち一族をまとめ始めた。仲違いから争いで家督争いが始まったが、要因は親族間での「思い違い」だったことだ。ある日、奴隷として売られて来た2人(ロシアの娘と韓国の男)からの世界の情勢を知り、まだ見ぬ世界に興味を持った。人は何故闘うのかと。大群の元軍との戦いでは、元軍の4千隻もの船が「野分」(台風)によって破壊し攻撃の難を逃れた。その後の六郎の行動が意外だった。人は何故戦いをするのか、いつまで、どこまでやれば戦いが治るのかを解いていたのだ。何も知らずに闘う自分(人)の愚かさを悔いていたのかもしれな

    0
    2026年06月05日
  • イクサガミ 神

    Posted by ブクログ

    幕末デスゲーム完結編。

    読んでて「あれ?これ完結するんだっけ?」くらいのペースではありましたが完結しました。
    ・・・なんだろう?思いつく限りの予想通り展開。波乱とかどんでん返し的なものが皆無。もうちょっと予想外なことあってもよかったのではないだろうか?
    そして黒幕である川路利良がらみの話もこれといって・・最後に黒幕との対決とかそういうのもあるかと思ったんですけどね。まあこのあたりは史実もあるからそう突飛な話にもできないとかあるのかもですが。。。でもそれでいったら中村半次郎は期待感あおった割にたいした見せ場なく退場したような。

    ひろげた風呂敷をたたむためにいろいろ駆け足になってしまったちょっ

    0
    2026年06月03日
  • イクサガミ 神

    Posted by ブクログ


    遂に、東京最終決戦!第二幕の開幕!

    ギューっと詰まった、読み応えありあり
    詰まり過ぎて、場面展開に追いつけず、幾度となく行ったり来たり(笑)しちゃいました

    文明開花に色づき始めた東京、江戸の名残をのこしつつも、大きく変わろうとしている巨大都市で繰り広げられる地獄絵図…

    一体、川路は何が目的で、この蠱毒、デスゲームを仕掛けたのか!?血と慟哭に塗れ、8人の化け物と少女1人、最後に報奨金を手にするのは誰なのか?

    0
    2026年06月01日
  • 幸村を討て

    Posted by ブクログ

    完読にかなり時間がかかった。
    前半は騙し合いより歴史の勉強をしているような内容だった気がする。
    終盤は緊迫する展開に。
    作品全体の構成がとても素晴らしく、よくできてるなと感心させられる。

    流石の今村作品。

    すーっと読み進めてれば、☆4だったかも。

    0
    2026年05月30日
  • イクサガミ 神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (誰に対してだか分からないが)ごめん。✩は3か4で迷って3。このシリーズは「地」が最高だったかな。

    いや、面白い。最終巻にしていよいよ東京編に入り、今後何をさせられるのか、誰が生き残るのか、ハラハラドキドキするし面白いんだけど、最後はみんな神がかっていて同じような描写が続き、マンネリ化してしまった(よりによって最終巻で!本当にごめん)。なんかもう、「あーみんな人外レベルで強いね、化け物だね」という感じで、印象が同じになってしまった…。

    総括は置いておいて個別に感想をピックアップすると、まずは我が推し響陣。出てくる者はみな強くて格好良い者ばかり、そしてそれぞれ共感できる背景もあるし、推しがで

    0
    2026年05月27日
  • 戦国武将伝 東日本編

    Posted by ブクログ

    多くの武将のこぼれ話などのショートショート。信長の野望をやりながら読むとより楽しめる。

    「武州を駆ける」太田資正、が一番良かった。

    0
    2026年05月18日
  • イクサガミ 神

    Posted by ブクログ

    明治を舞台としたアクションバトル時代小説の最終巻。

    京都から始まった武芸者たちのデスゲームの旅。ゴールの東京に辿り着いた9名を第2幕の死闘が待ち受けていた。いよいよ終焉が近づく中、主催者の思惑がついに明らかに・・・

    最後まで読み終えての所感は、やはり、良くも悪くも少年誌のバトル漫画でした。そこに主眼を置いて読めばそれなりに面白かった気がします。
    ただ、小説としては設定やストーリーの粗が目立ってしまって没入しきれないのが残念でした。もう少し丁寧に創り込んで欲しかったというのが正直なところです。

    0
    2026年05月17日
  • イクサガミ 人

    Posted by ブクログ

    明治を舞台としたアクションバトル時代小説。

    巨額の賞金を巡って京都から東京へ旅する武芸者たち。292人から始まったデスゲームは早くも十分の一の猛者に絞られ、死闘はさらに熾烈を極めていく・・・

    ここまで生き残った手練れ達の十人十色の背景を描きつつ、バトルが展開していきます。この作品は少年マンガですね、今さら気がつきました。子供の頃に読んだマンガを思い出させます。
    物語としての妙味は最終巻の大団円に期待します。

    0
    2026年05月16日
  • イクサガミ 地

    Posted by ブクログ

    明治を舞台としたアクション時代小説の2作目。
    巨額の賞金を巡る侍たちのデスゲーム。生き残りが見る見る減っていく中、義兄弟らとの宿命が主人公を待ち受ける。さらに、ゲームの裏で蠢く主催側の陰謀も明らかになり・・・

    この「地」編に入ってデスゲームが激化し、どんどん命が失われていくことに少し興醒めしてきました。維新前後は外国の脅威に国家体制が大きく揺ぎ、その中で多くの犠牲があったことは事実として理解しますが、金銭目当てでも簡単に人を殺める時代だったのか考えてしまいました(本作はフィクションですが)。
    続編において、命を賭すことの重みが描かれることに期待します。

    0
    2026年05月14日
  • イクサガミ 天

    Posted by ブクログ

    明治を舞台としたアクション時代小説。侍の世が終焉を迎え、最後の強者たちがデスゲームを繰り広げることに。その裏に主催者の策謀が見え隠れするが・・・

    史実ベースの半フィクションを読むことが多いのですが、毛色の異なる時代小説にも手を出してみました。
    気持ちいいくらいにエンタメに振り切った作品で、何も考えずに気楽に楽しめました。それだけに深みは無いですが、これはこれでアリですね。
    文庫4部作らしいので2作目以降での世界観の充実に期待します。

    0
    2026年05月11日
  • 塞王の楯 上

    Posted by ブクログ

    大河版お仕事系小説という印象。職人気質さの表現が少し臭く感じてしまった。物語的にはここから面白くなっていきそうな予感があり最後に行くにつれて読み進める手が止まらなかった。

    0
    2026年05月11日
  • じんかん

    Posted by ブクログ

    長いこと積読だったけど、大河ドラマでその時が来る前には読み終わりたい…と思っていたので、間に合ってよかった。
    松永久秀については、その最期についてうっすらとしか知らなかったけど、この物語のなかの久秀はとても聡明で忠臣でなにより「人」を信じている、信じたい人なんだなと思った。タイトルも、ああ、そういうことか、と。
    今村翔吾さんの物語の登場人物はみんないきいきしていて気持ちがいいなぁ。
    星は3.5くらいの気持ち。

    0
    2026年05月10日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸の火消しがテーマということで、知らない世界を知ることができてよかった。
    最後のラスボスは可哀想だとは思ったけど恨む相手が微妙に違くないか?と感じた。

    火事をどう消すか?という部分よりも火事を通して見える人間関係や、政治的なパワーバランスとかを描いているように感じた。
    ガスのくだりとか面白かったけど。

    火消しに関わる色々な立場の人たちが出てきたのも面白かった。

    0
    2026年05月07日
  • 運命を変えるチャンスはなぜか突然やって来る 直木賞作家・今村翔吾が伝えたいこと

    Posted by ブクログ

    今村省吾さんの『イクサガミ』、面白くて読んでるのだが、私は時代小説が苦手なので、未だ他の作品を読むに至らず。それではエッセイでも読んでみようかと思ったのだが、この方はその手の本が少ない。仕方なく?毛色が全く違うこれを読んでみることにした。Wikipediaで経歴は知っていたので、ジュニア向けに書くことは不自然ではないのだが、それにしてもなんだかスピ本的なこのタイトルで内容はどうなの?という疑問と、表紙のかわいいイラストがご本人に案外似ているのが気に入った。
    内容はざっくり言うと前半はこの方が作家になるまでの経緯、後半は夢をかなえることや子供が持つ疑問に対する一問一答や、作家になってからの作家以

    0
    2026年05月07日
  • 作家で食っていく方法

    Posted by ブクログ

    短編ではなく長編を年3冊書け。
    5人の会話シーンを練習しろ。
    三人称一視点で書け。
    本をよく読みプライドを捨てる。
    駄作でも書き切れ。
    歴史的な事件や実在の人物を描くのが歴史小説。
    架空のキャラクターが複数登場し,人間の関わりを描くのが時代小説。
    小説の強みは内面を描けること。
    五感を使いこなせ。特に触覚,嗅覚,味覚。
    作家幻想を打破せよ。

    作家もいち自営業者。売れる努力とまっとうな人付き合いをしましょうという話。

    0
    2026年05月06日
  • 作家で食っていく方法

    Posted by ブクログ

    作家になり作家として食っていく方法が書かれている。その方法を一言でいうと、とにかく読んでとにかく書くこと。それとコミュニケーション能力。

    私は作家になりたいわけではないが、本書のように小説や文芸業界にまつわる本も好きなので、手に取ってみた。作家の印税収入の話が具体的に出てくる。現実は厳しい。確かにこの金額なら、作者の主張(年3冊ペースで長編を刊行していかないと食っていけない)もうなづける。

    作者が言う“デビュー以降消えていった作家“にはどんな人がいるのかな?と思って、試しにミステリの新人賞で名高い江戸川乱歩賞の受賞メンバーをググってみた。なるほど…直近20年間でみても、デビュー以降第一線で

    0
    2026年05月04日
  • イクサガミ 天

    Posted by ブクログ

    Xのタイムラインでよく見かけた小説の一つ。
    まさに侍バトルロワイヤル、幕末から維新の激動の時代のデスゲーム。
    形式や展開は王道なのだけど、魅力的なキャラが満載、当時の時代背景も絡ませて、引き込まれる。続きが気になる展開で「天」は終わってしまった…!
    主人公の憂二郎の育った背景にありそうな秘密も気になるけど、一緒に修行をひてきた義兄弟で殺し合いをさせるという設定は、漫画の『あずみ』を思い出しました。

    0
    2026年05月03日
  • カンギバンカ(4)

    Posted by ブクログ

    カンギバンカ 4巻(完結)
    戦国武将が主人公の作品は多いが、松永久秀を主役に据えている点は珍しく魅力的だった。
    一方で、展開はやや駆け足で、もう少し丁寧に描き切ってほしかったという印象も残る。信長・秀吉・家康といった三英傑との関係も、松永サイドからの視点でさらに読みたかった。
    題材の面白さがあるだけに、ややもったいなさも感じた。

    0
    2026年04月30日
  • 茜唄(下)

    Posted by ブクログ

    平知盛を主人公に平家滅亡を描く宝塚花組公演「蒼月抄」の予習として読み始め、読み終わる前に1度 観劇。
    本作「茜唄」の知盛さんや登場人物たちは人としての厚みや魅力があり、だからこそ、諸行無常の世の空しさや、必死に生き、滅んでいく者たちへの哀惜を感じながら読むことができた。
    一方で「蒼月抄」の知盛さんは、彼の人としての魅力を感じられるように描かれていないので、特に主役として成り立たせるのは難しかろう。「蒼月抄」の知盛さんももう少し魅力的に描かれていたら、演じる側もやりやすかったのではないかと思った。「蒼月抄」では平家も、「武士の誇り」云々で突貫していくだけのおバカさんたちという風に見えてしまって、

    0
    2026年04月27日
  • じんかん

    Posted by ブクログ

    塞王の盾→幸村を討て→童の神からの「じんかん」。東京出張で神保町ほんまるへ立ち寄った際に記念に買った一冊
    戦国時代に3つの悪(主殺し、将軍殺し、東大寺を焼いた)を働いたとされる松永久秀の一生は読み応えあり、男が惚れるTHE漢前だったが、なぜだかどうも読みづらくなかなかページが進まなかった。とはいえ、織田信長との親交は興味深かったし、人のためと思って働いているうちに人の妬みや恨みによって足を引っ張られる感じは今の世にも通じるものがあるかもしれない

    0
    2026年04月26日