今村翔吾のレビュー一覧

  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    流罪になったあの人や、京のあの人、黄金よりも若い世代の火消たち……本編では活躍が十分に描かれなかった人物たちの短編集

    個人的に、け組の燐丞さん好きなので、ぜひ3つ目のお話を読んで欲しいところ

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    2023年03月27日
  • 湖上の空

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    先日滋賀にプライベートで初上陸した。今村氏の居住地であるということと歴史的に興味深い街ということで大津を中心に回ったが実に心地よい街だった。その旅の中で本作を購入(実際に買ったのは京都だが…)。

    エッセイはあまり読んでこなかったが、至る所に滋賀の香りがして旅の後の作品としてはピッタリだった。脚色もあるのだろうが過去も現在も物語のような人生を歩んでいるなと感じた。なるべくして作家になったという感じ。今村氏が作家を始めた歳が今の私くらいの年齢だが、これを読んで私でも出来るとは残念ながらならなかった。

    ここ2年間で一番読んでいる作家であり、まだまだ未読も多い。今後も面白い作品を書くだろうというの

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    2023年03月25日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    柊与一と読売文五郎、進藤内記、繋がらないそれぞれの関係が次第に繋がっていくストーリーが、ミステリーのよう。いつもの通り読み応えがあった。

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    2023年03月21日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

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    内容(「BOOK」データベースより)
    京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大坂へ。しかし、ぼろ鳶組は、炎の怪物を眼前にすると大きな挫折を味わうことに…。長編時代小説、書下ろし。

    令和5年3月4日~8日 16日~17日

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    2023年03月17日
  • 風雲 戦国アンソロジー

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    それぞれの作家特有の語り口で、戦国時代の様々な時期や場所で生きてきた人物の姿が描かれており、とても読み応えがあった。

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    2023年03月14日
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組

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    あー、そろそろぼろ鳶飽きてきたかなーなんて思い始めたが!! 深雪さんの陣痛が始まると同時に!! 俄然面白くなって一気読み。やっぱりわたしは新之助さんと深雪さんが大好きだーー(((o(*゚▽゚*)o)))♡

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    2023年03月12日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    今回も沢山の人が出てくる
    少し、混乱してきたけどそれぞれのキャラクター色が描かれているのでかろうじて付いていっている

    闘いの場面が多くてハラハラしたけど
    良い人も悪い人も一本、筋が通った人ばかりということが清々しかった

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    2023年02月16日
  • 風雲 戦国アンソロジー

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    人が何かを悟って成長するって、良いよなぁっと思わせてくれた「又左の首取り」。松永久秀を描いた「生滅の流儀」(今村翔吾)。特に良かった。

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    2023年02月01日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    スピンオフ。
    三羽鳶が一番好きかな。
    誰のスピンオフかは、最初の話の興を削ぐので書けませんね。
    あの人もその人も、それぞれに人生があり、ドラマがあるなぁと。
    隅々の人までこれだけのストーリーがあるから、本編も厚みがあって楽しいのだと思う。

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    2023年01月30日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    年老いて、余命わずかな採薬使・阿部将翁に晦まして欲しいと依頼されるが、稀代の本草家で、その気になれば将軍さえも毒殺し得る知識を有しているため、幕府に軟禁され、裏稼業の者には攫うため「虚」を差し向けられたりと、今作はかなりハラハラさせられた。でも、最後には将翁の依頼の理由が明かされ、ロマンティックな話でうるっとさせられました。

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    2023年01月30日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    今回は”くらまし”はちょっと脇へ置いておいて…
    戦いのシーンが多め。いや、ほとんどか。
    好きな人にはたまらないかもだけど、
    わたしはまあ、、、そこまでは。。
    でも今回はどちらかが明らかに優勢という戦いは
    ほとんどなく、互角。
    なので手に汗握る展開にハラハラドキドキが続いた。

    これまで飄々としたイメージだった惣一郎が
    初音や弓の達人レラとの出会いで
    人間らしさを垣間見せる。
    なんだかものすごく訳ありな惣一郎、
    気になる人物のひとり。
    このシリーズを読み始めた頃は平九郎との戦いが
    早く実現しないかと、そればかり思ってたけど、
    今はちょっと、たたかってほしいような、そうでないような、複雑な気持ちだ

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    2023年01月28日
  • 立つ鳥の舞 くらまし屋稼業

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    いや〜、今回は赤也が主役なだけあって、ドラマティック。
    クライマックスの「娘道成寺」の舞台までの流れも良く、
    平九郎が仲間を助けるため闘うシーンに涙。
    それぞれが相手を思いやり、自分の個性を活かして解決策を見出していくところに
    くらまし屋ならではの色が出ていた。

    くらまし屋メンバーだけでなく、
    一鉄や瀬兵衛、さらに阿久多までもが
    良い味出していて笑えた。

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    2023年01月19日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    終盤で登場する船乗りの「櫂五郎」って、同著者作品の「羽州ぼろ鳶組 夜哭烏」に登場する船乗りの「櫂五郎」ですよね???

    繋がった瞬間、思わずにやけてしまいました。
    他にも作品を超えた繋がりがあるのか、楽しみ。

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    2023年01月18日
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組

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    今回は火消しに対する熱い情熱よりも、男としての人に対する優しさが中心でした。
    別の作家さんの作品で吉原が舞台になっているシリーズを読んでいますが、それを通して得た吉原に関する知識によって情景がとても良く分かり、一層楽しめた気がします。
    これまで軽い印象が強かった彦弥の格好良さを堪能できる作品でした。

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    2023年01月18日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    「菖蒲屋」に奉公しているお春は、武州多摩にいる母が病と知り、一目会いたく逃げ出す。途中飛脚の風太に助けられるも追手に捕まり連れ戻される。そのお春をくらまそうと平九郎・赤也・七瀬が奮闘する。お春は最期に母と対面できたが…。次巻でもまたお春ちゃんに会えるんだろうな。可哀想だけど、楽しみでもある。それからタイトルはそういう意味だったんだね〜。

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    2023年01月17日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    ああ、良い話だった。
    切ない。。
    おじいちゃんと孫って、絶対泣ける。

    そして平九郎と老人との関わりにも
    深みがあり、良かった。

    ただ、くらましとは別の、
    平九郎やくらまし屋たちの物語に関しては
    ほぼ進展がなく、そこが少し物足りなかった。

    それと、今回の裏の主役は迅十郎。
    なんかめちゃくちゃかっこいいではないですか。
    彼の過去も気になる。
    どんどん広がる、くらまし屋ワールド。

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    2023年01月14日
  • 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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    まだまだ続く。ドキドキハラハラで一気読み。いろいろな秘密がそれぞれの登場人物にあり、なかなか明らかにならない、、、

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    2023年01月07日
  • 恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間

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    「羽州ぼろ鳶組」の13冊目。3つの話からなる、シリーズ初の外伝的短編集。
    『幕間』ということで、昨年4月から読み始めたこのシリーズ、どうやらここでひと段落ですかね。

    第一話「流転蜂」
    留吉と名乗ってはいるが、表題を見れば誰のことかはすぐ分かる。吉原で彦弥と火花を散らした“天蜂”鮎川転の、流刑となった八丈島での暮らしぶり。
    火消を止めたくても止めきれず、平太を救いに行く姿がカッコいい。それを助ける角五郎も。
    終盤、田沼の意を受けた使者との面談はこの後にあるお話(あるよね!?)への布石に違いない(と思ったが、どうかな?)。

    第二話「恋大蛇」
    こちらも、京や大坂で源吾とともに火に立ち向かった“蟒

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    2023年01月06日
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業

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    ネタバレ

    くらまし屋第五弾。
    幕府御庭番の曽和一鉄。
    なかなか良い男だった。
    最初、年配の男をイメージしていたせいで、
    終盤若かったことがわかり、少し混乱。

    これまであまり戦いのシーンにはワクワクしなかったんだけど、今回、殿を逃すために立ち向かった一鉄が良かった。
    そしてピンチになれば平さんが現れてくれると信じてた。
    虚との戦いはまた持ち越されたけど、
    ひとりで立ち向かうのは大変そうだ。

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    2023年01月05日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    ネタバレ

    《羽州ぼろ鳶組0(10)》
    誰しも若い頃はあったわけで、内記は実は勘違いされてるだけなんだろうか、いつからあんな気持ち悪いオッサンになってしまったんだろうか、などを考える。

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    2023年01月04日