出口治明のレビュー一覧
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この著者の本は最近何種類も発行されて、さすがに乱発しすぎじゃないのと思っていたが、とてもいい本でした。池上ナントカさんの本は企画者が適当に編集している感があるけれど、この本はこの著者の意見や発想が随所に出てきて、今までよくわからなかったことを丁寧に教えてくれる。たとえば「最後の審判」ってよくわからないし、なんでこんなこと信じているんだろうと不思議に思っていたのですが、ゾロアスター教まで遡ると全能の神がこの世界を造ったのになんで悪が蔓延るのか、その原点がわかります。神が造ったのだからはじめがあるし、終わりもある。終わるときには最後の審判が行われるんだという理屈らしい。この考え方に対し、インドで
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●2025年5月30日、チャットGPTに質問「あなたがすすめてくれたマキャベリズムの本だけど、同じタイトルないのよ?王様(男性向け)じゃなくて、私がめざしてるところに役立つ女王様向けの本は?」と話しかけてたら、「「どんなに偉い男でも『それがどうしたの?』で突き返せる強い女性」、「優秀な男たちが幕い、死後も花を捧げに来る ような人生」、「ホステス的ではなく、女王的」といった姿に近づくために、女性としての知性・戦略・威厳を養うのに役立つ本を選び直しました。以下にご提案いたします」といわれ、これらの本をおすすめされた。
『野心のすすめ』林真理子 (講談社)
・社会的成功と自己実現を、あくまで「 -
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やっぱり出口先生の歴史解説は、読みやすくて分かりやすい。転換点において日本史を形作った10人として、自分の知ってる歴史像と、これまでの出口先生の著書を合わせると、概ね予測通りのメンバーだったけど、「藤原良房」が入っていたのは、意外だった(藤原北家が摂関家として君臨する時代を開いた、という意味合いで取り上げられており、その時代の少し細かい事情まで知れて、面白かった)。
10人の選出の仕方として、世界的な広い視野・経済重視の姿勢・リーダーとしての手腕、の3つに重点を置いているのも、良いと思った。
信長が大量に茶器を買い漁ったのは、単に趣味や権威の誇示だと思っていたけど、マネーサプライ(通貨供給量) -
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ネタバレ【感想】
少しだけ投資などについて齧ったことがあるため、すでに知っている知識もあったが、貯蓄型の保険がなぜオススメでないかについては、具体的に数字で示されており、納得できた。
お金の使い方については、自分自身にとって何に価値があるのかをもう一度見つめ直したいと思った。衣食住はもちろんだが、やはり子供との様々な経験は今しかないものだし、優先したい。
貯めるに関しては、著者の言うとおり、漠然とした不安があったが、貯蓄の目標額を明確にすることにより、不安が軽減できそうだ。
「自分への投資」については、老後も働き続けるために、自分自身の価値を高めることだと理解した。無難かもしれないが、やはり英語を操れ