出口治明のレビュー一覧
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本書の著者である出口さんの本については、今まで何冊も読んできており、私の読書ライフを語る上でも欠かせない著者の一人です。体調を崩しておられるのは知っていましたが、お元気になりまた著書に接することができたのはうれしい限りです。
今回の本もその一つで、トレードオフの考え方、意思決定、リーダーシップ、人生の楽しみ方など、色々と大事な要素が詰まっています。この本で初めて得た気づき、見方も多く、出口さんの引き出しの多さと深さには驚かされるばかりです。
もちろん今までの著書とかぶっているところはもちろんありますが、大事なことを定期的に思い出させてくれるという意味でも、本書を読むことは有意義な時間だったと考えています。
このような場で色々と発信できることも含め、自分の人生は楽しいと胸を張って言えるのですが、今まで出口さんに本を通して色々な薫陶を受けたこともその理由の一つであるように思います。 -
Posted by ブクログ
これぞ知識の泉!
物事を正しく判断するためのヒント!!
経営者であり、読書家でもある出口さんの書かれた本。
人間の仕事はAIに奪われるのか、公的年金保険は破綻するのか、憲法9条を改正すべきか、日本は移民難民をもっと受け入れるべきか、など誰しもが一つは関心のある論点が22コ取り上げられている。
そこにファクトと、出口さんなりの考え方が記された一冊。
また、物事についての考え方も学ぶことができる。
答えがでる問題かどうかを分類し、数字、ファクト、ロジックで考える、タテ、ヨコで考えるということである。
読めば読むほど関心が深まる本。
第二弾も出発して欲しいと思える一冊。 -
Posted by ブクログ
非常に読みやすく
かつ説得力のある方。
読んで良かった本!
第1章 日本の生産性が低い理由
長時間労働は生産性が低い
→今までは長時間働けばOKだった。
(工場モデル)
しかし、
①冷戦(地理上、ロシアや中国に近い日本がアメリカのスネをかじることを許容した)
②キャッチアップモデル(アメリカに追いつこうとすること)
③人口の増加
と言う外的条件が揃っていたからこそ。
これからは、労働時間ではなく、労働生産性で評価
人・旅・本で学ぶ
おいしい生活(教養、リテラシー、イノベーション)=
いろいろな知識を身に付ける×自分の頭で考える
☆女性が活躍しなければ、生産性が上がらない
→サービス産業に起きる購買の主体は女性
女性の活躍を妨げるのは、長時間労働を容認する労働慣習
残業上限規制とインターバル規制を導入すれば、生産性は上がる
第二章新しいアイディアを生み出す「考える技術」
① 無限大ではなく、無減代を考える
無→仕事をなくす
減→仕事を減らす
代→使い回したり、代用したりする
これを考えて知的生産性を高める
②「なぜ」を3回繰り返す
腹落ちするまで深く考える。
新しいアイデアが生み出しやすくなる。
原動力になることも。
③「枠」や「制約」の中で考える
上限枠や規制を設けた方が時間あたりの
知的生産性が高まる
④数字、ファクト、ロジックで考える
成功体験に頼らないこと
エピソードよりもエビデンスに基づいて考えることが大切
⑤考えても仕方ない事は考えない
マイルールを設けると
①判断の省力化ができる
②気づかない時に大きな成果を得ることができる
(習慣による日々の蓄積)
第3章最小の労力で最大の成果を上げる
「インプットとアウトプットの技術」
忘れないためには思い出す訓練をすること。
記憶力は、詰め込むの、覚えるもの、入力するものではなくて、出力しないと鍛えられない
頭の中を整理する2つの方法
①人に話す
②文章に書いた人に見せる
影響力=仕事量(アウトプット) ×スピード(時間)
意思決定は早く!
☆論文を書くことが一石三鳥である理由
①原稿料が出る
②論文を書くと賢くなる
③論文が賞をとれば業界で有名になれるし、社内の評価も高くなる
人生トレードオフ
人間として幸せな生活とは、
ご飯が食べられて
温かい寝床があって
子どもを安心して産めて、
どこへでも移住できて、
上司の悪口が自由にいえること
というのが面白いと思った
第4章チームの力を引き出す
「マネジメントの技術」
☆上司にできることは
部下に対して
「今持っている能力を最大に発揮できる仕事」を
上手に与えて、
見守ることだけ
適材適所
人材配置のポイント
①部下の適性や意欲を把握する
②短所は無視して長所を伸ばす
③全員を管理職に育てる必要はない
④サボる社員がいてもいい
生産性を上げる会議の進め方
①会議室を減らす
②会議の時間を区切る
③会議の資料をペーパーレスにする
④検証可能なデータ(数字、ファクト、ロジック)を出し合う
⑤資料には先に目を通しておく
多様な人材がいるからこそ
アイデアが生まれる
第5章明るく楽しい職場をつくる「コミュニケーションの技術」
部下を叱るときの3原則
①3回褒めて、1回叱る
②1対1で叱る
③具体的に叱る
仕事のイノベーションの真髄は
「楽しい」という感情が原点
リーダーの3つの鏡
①銅の鏡(本当の鏡)
②歴史の鏡
③人の鏡
他の人を手本とする
リーダーのもっとも重要な役目は
スタッフにとって、元気で明るく、
楽しい職場をつくること
4Ps
①project
どんな仕事でも目的はある
②passion
どんな仕事でもやる気は不可欠
③peer
あらゆる仕事はチームでpeer
④play
遊び心は必要
人生で1番大切なことは「正直」であること
人脈は「つくる」ものではなく、
結果的に「できる」もの
おわりに
「プライベートを削ってでも
仕事に集中しろ」はまちがっている
1年間
1日24時間×365日=8760h
仕事に費やしている時間の割合は
8760分の2000
わずかに2〜3割
仕事以外の7〜8割は
食、寝、子育て、遊びだから、仕事はどうでもいい
3割のワーク(仕事)に集中し、
7割のライフ(人生)を充実して過ごす社員が
多ければ多いほど企業は成長していく
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ネタバレ全体を通してめちゃくちゃ面白かった!!
読みやすい。
賛否両論あるんでしょうが、
明治維新が教科書だけで記されるような輝く歴史ではないとは思うので、その辺りもきちんと理解できる歴史書になっているかと。
第1章: ペリーのルートが那覇→小笠原諸島→江戸
江戸がダメなら、沖縄か小笠原諸島を港にしようと目論んでいた。
ペリーの来た理由:
これまでは、蒸気船の燃料である石炭の補給地、捕鯨船の寄港地にしたかったというのが最有力だったが、それよりはシーパワー=自分達の国益のために太平洋航路を開く、というのが最大の目的という見方。
日本人の、「起きて困ることは起こらない」という見方も面白いなぁ。太平洋戦争も同じという半藤氏。
阿部正弘の開国への決断、有為な人材登用、講武所などの作成が、明治維新の「開国、富国、強兵」のグランドデザインを描いたという見方も面白い。
ただ先鋭的すぎて、民への意見も求めた結果、尊皇攘夷派が台頭してきたというのも、
なるほどそういう見方もあるか、と。
本当にこの人が長生きしてただけで歴史は変わったんやないやろうか。
第2章:賛否両論あるんやろうが、薩長が関ヶ原以来の幕府への恨みという一点だけで繋がり、明治維新という名の武力革命を起こしたというのは
面白いなぁ。
というか、そんなに長い恨みを持てるのか人は、とも思うんだが(笑)正月挨拶のたびに、殿、(関ヶ原の)仇討ちはまだですか、と聞いてたという話も面白い。
あと、ビジョンや理想を描くのが得意な人と、それを実現するのが上手い人とは分かれるというのも納得。坂本龍馬や大久保利通は後者だったと。やっぱり西郷さんはその点、理想主義なんやろうな。。
毛沢東と似ているというのはなかなか納得。笑
第4章:シビリアンコントロール(軍人以外が軍隊に対して最高指揮権を持つ。文民統制)
が、山縣有朋が西南戦争をきっかけに外していったとは。
直接的でなくても、これが軍事国家に向けての伏線になっていったのは納得。
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Posted by ブクログ
出口さんの考え方が好きで色々読んでいるので、書かれている内容としては重複することも多かったが、仕事に対する姿勢としてまとめてもらえてあったので、整理しやすかった。
多分、他の本にも書かれていたことだとは思うけれど、今回私自身に響いた内容をいくつかメモしておく。
・PDCAを回そうとして、CAでつまづく場合は、Pが悪いことがほとんど。
・会社にはミスや理不尽がつきもの。イライラをひきづるよりも切り替えてできることを探そう。
・何かを伝えるときは、上司・部下に関わらずタイミングが大事
・ホウレンソウは上司から部下へする方が効率的
・リーダーに必要な3つの力
①進むべき方向を明示する力
②仲間を集める力
③走りながら考える力 -
Posted by ブクログ
最近読んだ中で1番です。
読書術(How)よりも、どうして読書することが大切か?(Why)が腑落ちしました。そして、教育と教養の違いにも納得です。娘達に生きていくための武器である「教育」を授けられているか?自信がなくなりました。
読書中毒といえる著者の読書量にはただただ圧倒されますし、1字1字読まれているのに驚く程に早く1冊を読まれているのもすごいです。
「知りたがり」ですが、最近は小説を始め、新書、古典を読むパワーがなかった私ですが、この本に大いに刺激されたので、まずは10ページを、1冊1冊読んでいきたいと思います。
『教育とは、人間が生きていくために必要な「最低限の武器を与えること」です。』
『日々、自分の頭で考えて次々と選択していくのが、人間の人生です。人間が、この社会でより良い生活を送るためには、この日々の選択を少しでも正しいものにするために、自助努力(勉強)が必要です。そして、日々の選択の判断材料となるのが、「教養」です。』 -
Posted by ブクログ
学びが多すぎでここには書ききれないけれど、一番学びになったことは、権限委譲の本質的な意味。
権限を部下に委譲したからには、口出ししないことが大前提。いちいち口を出してマイクロマネジメントすると、結局部下は考える力を失うし、上司の顔色を伺うようになるので上司は裸の王様になってしまう。
気に入らなければ、権限を移譲しなければいいし、役割を変えるという方法をとる方が良い。
また、権力に関しては行使するのはよっぽどの時でないと支持を失うことになる。伝家の宝刀は抜かずに持っているからこそ影響を与えられることもある。
最近種々の会社に行くけれど、権限委譲ではなく単なる業務委譲になっているケースが多く、部下を信頼して任せる度量が上司には必要だと改めて感じた。