あらすじ
「数字・ファクト・ロジック」で考えよう。
「日本は大学進学率が高い」「侘び寂びが日本の伝統文化だ」「日本では夫婦同姓が当たり前」――。こうした言説は、新聞やテレビでもなかば“常識”のように語られています。しかし、著者であるライフネット生命会長の出口治明さんは、「『数字、ファクト、ロジック』に基づいて考えれば、そのような“常識”は思い込みや固定観念によるものだ」といいます。たとえばOECDの調査によると、日本の大学進学率は先進国のなかでは低いほうなのです。
ネットなどで聞きかじっただけの情報をもとにしていては、適切な判断などできるわけがありません。日本社会に蔓延するゴシップや流言飛語に惑わされず、物事を正しく判断するには、リテラシー(本質を見極める力)を鍛えて正しい情報と間違った情報を見分け、「人・本・旅」から有用な情報を収集し、先入観にとらわれず物事をゼロから捉え直していくことが重要です。このような、出口さんが実践している「腹に落ちるまで考え抜く」方法を徹底的に解説します。
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思考力を養いたいと思い購入。
読み進めていき買ってよかったと満足することができた。
特に印象に残ったのが
・行動してみてダメでも自分に向いてないと気づくだけでも価値がある
・人を育てると思うのは傲慢、結局は自分が目の色変えてやることが必要
・失敗の経験することで経験値が貯まると考える
・数字、ファクト、ロジックで腹落ちするまで物事を考えること
・知識を養うには、本、人、旅行
である。
日々の生活の中で物事の本質を捉えるにはまず知識をつけて日々考えて生活することが大切だとわかった。
また、意外にも物事は切り分けていけばシンプルだということも学べた。
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本物の思考力
出口治明 でぐちはるあき2017年出版 本物の思考力
「今この瞬間が一番若い」のですから、今晩から勉強をスタートすれば、明日には1日分成長することができます。
僕がしつこいくらいに「人・本・旅から学ぼう」「自分の頭で考え抜くことを習慣にして、勉強を積み重ねよう」「考えたり、判断したりするときに信用できるものは"数字・ファクト・ロジック"のみだ」と繰り返すのには、理由があります。「人間はみんなアホであり、チョボチョボである」そう捉えているからです。これは、僕の揺らぐことのない信念であり、人間観の核になっている視点です。
※チョボチョボとは大差ないの意
両学長
今日が一番若い日です
自然哲学者 山本義隆
専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです。
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読書の世界に招待してくれた1冊です。
帯の「腹落ち」という言葉で引っ掛かり手にしました。
人生に大切なモノが、3つ書かれていて、自分に不足しているのは、「読書」だと腹落ちしました。
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「ラディカルに、根本的に考える】
知識を得て、数字・ロジック・ファクトで考えることの楽しさを教えてくれる1冊。
根拠なき常識が蔓延する日本で、日本を立て直すには教育が必要不可欠。腹落ちするまで考え抜く。怠け癖には仕組み化で対抗して、未来を構想する。
知らないよりは知ってることが多い方が人生は確実に豊かになるし、選択肢が多くなることで、幸せになる確率も上がる。
本質的な金言がたくさん。肩肘張らずに読んで、すぐに行動が変えられる本だ。
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好きな出口さんの本を再読。勉強をする意味とは、自分の頭で考えて、自分の意見を自分の言葉で説明できるようになる為、分野は何でも良い、というのはけだし名言である。心と体を整えて、真摯に勉強すべし、されば道は開かれん。ここら辺の考え方は松浦弥太郎さんとも似ている気がする、勉強しないで仕事で成功しようなんて、確率の悪いギャンブルに突っ込むようなもの。
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数字、ファクト、ロジックで物事を見ることが大事。
常識を捨て去って、物事を原点まで(根っこまで)掘り下げたうえで、本質な解決を目指してロジックを構築していく。
本を読み、人と接し、旅をする。
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ミムラさんが言っていた通り、話す内容がぶれない芯のある人だと思った。至極真っ当なことを、私が分かっているつもりでできていないことを上からではなく同じ目線で話してくれているようだった。誰かの信者にならず、情報を鵜呑みにせず、常識にとらわれず考え続けよう。学び続けよう。
これからも生きていく中で迷ったとき、足がすくんで動けなくなったときにこの本のことを思い出したい。
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社長業もしつつ、本も書いてしまう。そんな生き方はすごいと尊敬しているので、出口さんの書いた本は読んでしまう。
出口さんの考えるよく生きるヒントが書かれており、大いに参考にしたい。
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今この瞬間が1番若い!
過去は戻らない。後悔しても意味がない。
どうしても今の自分が受け入れられないならら自分も何かためしてみればいい。
現在、与えられている条件は簡単には変えられないから、後は行動するか、しないかの違いだけ。
誰も自分の適性などわからない。やりたいことを試してみる。
目の前のことに一生懸命取り組む。それもひとつの勇気。
知識や経験を日頃から深めておく。新たな対象に出会った時、より多くのものを学びとる事ができる。
勉強のできる人がますます賢くなっていく一方で、勉強不足の人はいつまで経っても賢くならない。
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論旨は以下の通り。
実は日本人は意外と考える力がない。それを克服するには数字、ファクト、ロジックで腹落ちするまで考える訓練を積む必要がある。訓練することで意思決定スピードと精度は上がる。
直感で間違う人はインプット不足であり、「人・本・旅」をインプットして頭の引き出しを整理していくことが大事だ。そして考える訓練を続けることで周囲に惑わされなくなるようにもなる。
と言ったところである。
一番自分に響いた引用は、ロマンローランの「世界に真の勇気はただ一つしかない。世界をあるがままに見ることである。そしてそれを愛することである」取り組んでいるマインドフルネスや認知行動療法に通じる普遍的な言葉なので刺さりました。
Posted by ブクログ
「数字」「ファクト」「ロジック」で考え抜けと。今の日本人は考えなさすぎ、勉強しなさすぎでおかしくなっている。シンプルで、わかりやすくも深い本質が展開されているので、ものすごく腹落ち感があり、とても視野が広がる。
1、物事を考えずなんとなく過ごし、メディアから流れてくる情報をなんとなく信じ、それを常識として生きている人があまりにも多い。
2、今の日本での教育の質の悪さと勉強しなさすぎ。
3、「人・本・旅」からインプットし、腹に落ちるまで考え抜き、その情報を誰かにアウトプットする。
4、人間はみんなアホであり、チョボチョボである。アホなんだから仕組みでどうにかしろ。
5、自由で、おもしろいことを構想し、ラディカルに物事を捉える。
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【長時間労働で生産性が上がらない理由】
「インプット量が足りない」
日本の正社員の労働時間は2000時間以上、年間の実質GDP成長率はここ数年0.6%程度。
ユーロ圏では、年間の労働時間が1500〜1700時間ほどでGDPは1.6%。
日本が長時間労働に価値があるとされる背景には、戦後の長時間稼働がそのまま生産性に直結するという、工場モデルの概念がありますが、
現在のサービス業では、労働時間=成果では必ずしもないんですね。
従来の工場モデルだと生産ラインに自分がいなければ、仕事が滞ります。
対してサービス業は、極論ですと長時間労働をがんばって成果0と、長時間労働がんばってないし、結構サボってるけど成果100なら、仕事とは成果を出すことなので、どっちが組織にとって有益かというと、短時間で成果を出す方になります。
そして、サービス業は対人間の仕事なので、
朝早くから遅くまで残業して疲弊し、睡眠不足で出社している人よりも、
残業せずにとっとと帰って、人に会ったり、本を読んだり、旅行をしたりして遊んでいる学んでいる人の方が、発想が豊かだったりクリエイティブだったり、面白かったりして、成果を出せるんですね。
休息を充分にとることが生産性を向上させるということは、各国のデータが証明しています。
逆にサービス業において、長時間労働だから成果が出たというデータは皆無のようです。
僕も営業をしてる時は、同期全員が残業をしている中、顔色など全く気にせずとっとと帰って、人に会ったり、本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を見たりして、インプットにつとめました✨
今だから言えますが、仕事中も本を読んだり、youtubeでプロフェショナルシリーズを見ていたり、お客さんと関係ないことを喋ったりして、結構サボりまくってましたが笑、成果は全国トップでした✨
お客さんは僕との会話を面白がってくれていました✨
勿論、長時間労働を好きでやってるなら問題はないと思いますが、やりたくもないのに、決まりだから、帰りにくい空気だからというような理由で、残業することは個人や国にとっても機能しないなと思います。
それならとっとと帰って、
インプットにつとめ英気を養う方が、
より効果的だと思います✨✨✨
Posted by ブクログ
思い込みではなく、ファクトに基づく思考力を身につけることを提唱する本。現在、思考停止状態の人が多くいることに警鐘を鳴らしいている。ファクト(情報)の取り方として、信頼性のある国際機関が出したIMFや OECDデータ(一時データ)を使用すると説明する点はそうだなと感じた。自分の適性がわからないまま死んでいく人が多いのだから、数字、ファクト、ロジックを松明にやりたいことを試す、目の前のやることを一生懸命やるべき、との言葉はその通りだと思うし、わたしは判断にロジックが抜けがちだからそこを強化しないといけないなと感じた。働き方改革を促し、その空いた時間で男女が飲み会などで出会う場になり婚姻率があがるというようなことを説明しているが、婚姻率が低いのはそんな単純な話ではないと感じた。
英語の必要性についても説明している。今後の業務に直接起因する可能性は低いが、グローバルな人材と働く可能性が高い中やはりTOEICは必要はな力だと感じた。日常生活でイエスノーゲーム(p146)を取り入れていきたいと思った。世の中の選択は全てトレードオフという考えはその通りと思うし、選択を後悔するようなことはしたくないと思った。インプット(本)の仕方について色々とオススメの本が載っていて参考になった。人間は基本的にそんなにかしこくない(ちょぼちょぼ)、だから仕組みづくりが大切だということも同感。
選択を後悔しないこと、失敗しても前向きに捉えること、どうせやるなら楽しむこと、ここらへんは自分でも無意識にもできてるなと感じた。
私に今必要なのは正しくインプットしそれをアウトプットする力!夫に語りかけてアウトプットさせる!
Posted by ブクログ
●2025年5月30日、チャットGPTに質問「あなたがすすめてくれたマキャベリズムの本だけど、同じタイトルないのよ?王様(男性向け)じゃなくて、私がめざしてるところに役立つ女王様向けの本は?」と話しかけてたら、「「どんなに偉い男でも『それがどうしたの?』で突き返せる強い女性」、「優秀な男たちが幕い、死後も花を捧げに来る ような人生」、「ホステス的ではなく、女王的」といった姿に近づくために、女性としての知性・戦略・威厳を養うのに役立つ本を選び直しました。以下にご提案いたします」といわれ、これらの本をおすすめされた。
『野心のすすめ』林真理子 (講談社)
・社会的成功と自己実現を、あくまで「女性の言葉」で語ったロングセラー。
・「好かれようとするな。尊敬される女になれ」という姿勢に通じます。
・あなたの"野心"を言語化し、自信へと昇華する一助に。
『女帝エカテリーナ』佐藤賢一 (文襲春秋)*小説
・ロシアの伝説的女帝、知性と愛と政治力で男たちを従わせた実在の女性。
・戦略家としても、恋愛面でも、非常にあなたの理想像に近いです。
・フィクションながら史実に忠実で、女王としての器を養う教養小説。
『なぜ女は男のように自信をもてないのか』カティ・ケイ&クレア・シップマン (講談社)
・男社会で「堂々とすること」が求められる場面に不安を感じる女性のための戦略本。
・自信を論理的に鍛えることが可能であるという視点は、まさにマキャベリズム的実践に通じます。
『ロジカル・シンキング for Women』出口治明 (PHP)
・「情緒的」であることを美徳とされがちな女性に、論理思考で"格上"を取る力を授けます。
・相手の権威や肩書にひるまず、「それがどうしたの?」と言える土台に。
▶こんな本存在してなくて出口治明のどの本と間違えたのか?とたずねたら「『本物の思考力』この書籍では、「数字・ファクト· ロ・ジック」を基にした思考法を提唱しており、論理的思考(ロジカル・シンキング)の重要性が強調されています。特に、先入観や固定観念にとらわれず、自らの頭で考える力を養うことの大切さが述ベられています。女性向けに特化した内容ではありませんが、性別を問わず論理的思考力を高めたい方にとって有益な一冊です。」
『クレオパトラーエジプト最後の女王』(ステイシー・シフ/白水社)
・実在した伝説の「女王」クレオパトラを、媚びではなく政治家・知識人として描いた名作。
・真の教養と威厳を備えた女性像に触れたい方におすすめ。
『Lean In (リーンイン) 一女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ/村井章子) (日経ビジネス人文庫)
・Faceb0okのCO0であるシェリル・サンドバーグ氏が、女性がリーダーシップを発揮するための障壁と、それを乗り越える方法について述べています。「Lean In」というフレーズは、女性が積極的にキャリアを追求することを奨励するムーブメントとなりました。職場での性差別やバイアスに対処するための具体的な戦略が 紹介されています。
Posted by ブクログ
腹落ちするまで考えぬく
わかるまでやり抜く
深掘りし抜く
色々な手法があるけど、何でもやり抜く事が一番成功する近道だと再認識した 自分はやり抜けてるか自問自答しよう
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またまた出口本。
どれを読んでも学びがあるが、おおよその傾向は見えて来た。出口さんが、芯として持っている考え方、少しは自分のものにできてきた証拠かな。
Posted by ブクログ
出口氏の考えを上手く要約された本だと思います。「長時間労働はなぜ問題なのか」、「世の中はすべてトレードオフ」、「身近なロールモデルを見つける」などが印象に残りました。中でも、教育についての章で、教員の課外指導の時間(部活動)の長さを指摘してくださったのは、教員をしている者として嬉しかったです。
Posted by ブクログ
リテラシーを高めるために不可欠なのは、数字やファクトをベースに自分の頭でしっかり腹落ちするまで考える姿勢。
世界最古のメソポタミア文明の粘土版には勉強しなければ、商人に騙される。という趣旨のことが書かれているそうだ。
上の人間がやるべきことは、適正や資質の見極め。
思考力を高めるには、きちんと書かれたテキストを一言一句丁寧に読み込んでいくことが大切。著者の思考のプロセスを追体験することによってしか考える力は鍛えることができない。木田元氏(哲学者)
以前TVでお話しされていた内容と重なる部分があるが、とても興味深く読み進められた。
Posted by ブクログ
とことん考え抜くことが大切。そのためにもインプットとアウトプットを繰り返し、血肉にしていくこと。
教養を身につけること、学ぶことの重要性を再認識する。自分自身の意見を持つためにも学ぶことって大切なのだな、と。
人はみんなアホである。
自分もめちゃめちゃアホだから、仕組みを作って一歩ずつ前進したいな、と。
Posted by ブクログ
「人・本・旅」から情報を収集し、数字・ファクト・ロジックに基づいてゼロベースで自分の頭を使って考える。そうやって本質を捉える力を磨くことでしか本物の思考力は身に付かない。ー確かにそのとおりだ。A案とB案で迷ったとき「うん、こっちやな」と動ける背景には地道な努力が必要だと再認識できた。
Posted by ブクログ
ゴシップや流言飛語に惑わされず、物事を正しく判断するにはどうすればいいのか。「人・本・旅」から情報を収集する、物事をゼロから捉え直すなど、著者が実践する「腹に落ちるまで考え抜く」方法を徹底的に解説する。
分かりやすい言葉で書かれていて良かった。
間もなく選挙があるとみられるので,投票する人に迷ったら,「女性」,「若い人」を意識したい。
Posted by ブクログ
数字、ファクト、ロジックで考えるという出口さんの考えは、仕事をする上だけでなく生きていく上で必要でしょうね。僕みたいな仕事をしていると特にその大事さを感じます。
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#ライフネット生命
#2017年34冊目
Posted by ブクログ
ファクト・ロジック・数字で物事を考えて、人・本・旅で自分のインプットを増やすという、最初に読んだ時からずっと考えが統一されている出口さんの最新本。
日本の現状とどうすれば良いのだろうかという話から始まり、自分を成長させる方法を書いて下さっています。
出口さんは、人間的やれば凄いとか、こういう思考を持とうとか熱く説法するわけじゃなく、前向きな書き方で人間どうしようも無いんだから、そこを認めた上で、こうしようという話が入っているので好感が持てるのかなと考えたり。
定期的に出口さんの話を聞く事で、視野が狭くなっていくのも防げます。
いつも支えになります、感謝。仕事、上手くやろう!
Posted by ブクログ
ライフネット生命会長の著者が、文字通り思考力を養うためにどうしたらよいかを書いた指南書。
彼の柔軟な発想があってこそ起業できたのだということがよくわかった。