あらすじ
玉石混淆の情報があふれ、専門家の間でも意見が分かれる問題ばかりの現代社会。
これらを自分で判断し、悔いのない選択ができるようになるには、どうしたらいいのか。
ベンチャー企業の創業者であり大学学長、そして無類の読書家である著者が、
私たちが直面する重要な22の論点を解説しながら、
自分はどう判断するかの思考プロセスを開陳。
先の見えない時代を生きるのに役立つ知識が身につき、
本物の思考力も鍛えられる、一石二鳥の書。
議論百出の22論点。あなたはどう考えますか。
◇日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
◇新型コロナ禍でグローバリズムは衰退するのか
◇日本人は働き方を変えるべきか
◇気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
◇憲法9条は改正すべきか
◇安楽死を認めるべきか
◇日本社会のLGBTQへの対応は十分か
◇ネット言論は規制すべきか
◇少子化は問題か
◇日本は移民・難民をもっと受けれるべきか
◇日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
◇人間の仕事はAIに奪われるのか
◇生活保護とベーシックインカム、貧困対策はどちらがいいのか
◇がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか
◇経済成長は必要なのか
◇自由貿易はよくないのか
◇投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
◇日本の大学教育は世界で通用しないのか
◇公的年金保険は破綻するのか
◇財政赤字は解消すべきか
◇民主主義は優れた制度か
◇海外留学はしたほうがいいのか
付録・自分の頭で考えるための10のヒント
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の頭で考えることが、人生を変える。
流されて生きるのは楽だ。
しかし、それでは何も変わらない。
仕事も人生も深まらない。
大切なのは、論理と感情を分けて考えることだ。
そして「なぜ?」を3回くり返すこと。
常識も一度疑ってみること。
たとえば、
横(空間)の広がりで考える。
縦(歴史)の流れでも考える。
算数や数学のように筋道を立てて考える。
さらに証拠を集める。
自分の考えを組み立てる。
間違いを恐れる必要はない。
考えたことは言葉にして残せばいい。
SNSに出してもいい。
人前で語ってもいい。
否定されるかもしれない。
それでもいい。
自分の考えを持つこと。
それ自体が力になる。
失敗してもいい。
ときどき小さな成功があればいい。
そのくり返しが人生を濃くする。
どうせ生きるなら、
全力で考え、全力で挑戦する。
そのほうが、ずっと面白い。
Posted by ブクログ
本書で取り上げられる様々な「論点」について、視界が結構クリアになりました。
出口版「ファクトフルネス」+αと言える一冊だと思います。
本書は、日本や世界が直面する22の論点について、出口さんが基礎知識を解説し考察を述べるという構成であり、中でも特に気になった論点は以下のとおり。
・日本人の働き方
・憲法9条
・安楽死
・移民・難民の受け入れ
・がんの早期発見・治療
・経済成長
・日本の大学教育
・公的年金保険
これらの論点について、基礎知識を踏まえた上で、読者は自分の頭で考えてみよう、というものですが、出口さんの解説だけでも大いに勉強になります。
思うに、世の中には様々な事象に対しありとあらゆる立場からの意見があふれていますが、あらためて考えると、事実(ファクト)をきちんと認識していない意見の多いこと。
ただ、事実に基づかない意見は本来説得力がないはずですが、それが強い口調で語られたり面白おかしく拡散されたりすると「ひょっとしてその意見は正しいのか?」なんて思ってしまうことも。
そんな誤解を吹き飛ばし、自分で考え深堀りするためのヒントが本書にはたくさん詰まっています。
できれば若い世代の方々にぜひ読んでいただきたいと思います。
Posted by ブクログ
良本!久々に人に勧めたくなった本。
あらゆるテーマに対し前提と複数の観点からの見解、ご意見を述べられてて自分だったらどう考えるか?と読み進められた
Posted by ブクログ
物事を考える時には、タテ・ヨコ・算数、の3つが大事。
タテ 歴史、ヨコ 現在、算数 数字、ファクト、ロジックの裏付け。
最初に考え方の概要を示し、コロナウイルス対応や地球温暖化、少子化や憲法改正、LGBTQなどの論点に触れていて、自分で考えるきっかけになった。
普段流してしまいがちなニュースだが、政府の対応はこれで合っているのか?と自分で考えるきっかけになると思う。
分厚いですが論点が細かく分かれており、スキマ時間に読めます。
著者が教育関連の人だからか、秋入学推しが少々多いように見受けられた。
Posted by ブクログ
日本が抱える様々な問題についての基礎知識と論点、そしてそれに対する著者の考えがまとめられており、これまで知らなかった、興味のなかったトピックについて考える良いきっかけとなった。
ディベートのトピックになりそうな話題が多かったので、学生時代にこういう本があったらなと思う。
非常に勉強になる内容だったが、最初にも断ってあるように、著者の考えには主観的な部分も多々あるので、鵜呑みにするのは禁物。タイトルにあるように、自分の頭で考えることが重要なので、著者の意見を参考にしつつ、自分はどう思うかを常に自問しながら意識して読むことをお勧めする。
「自分の頭で考える10のヒント」が付録として巻末に付いているが、個人的にはここが一番タメになったので、こちらをメイン(先)にした方が、各トピックをより考えながら読めるのではないかなと思った。特に⑨⑩は肝に銘じたい。
①タテ・ヨコで考える
②数字・ファクト・ロジックで考える
③外付けハードディスクを利用する
④問題を分類する「自分の箱」をいくつか持つ
⑤武器を持った「考える葦」になる
⑥自分の半径1メートル圏内での行動で世界は変えられると知る
⑦「人はみんな違って当たり前」だと考える
⑧人の真贋は言行一致か否かで見極める
⑨好き嫌いや全肯定全否定で評価しない
⑩常識は徹底的に疑う
最後に欲を言えば、途中面白そうな本の紹介が多数あったので、せっかくなら巻末に参考文献一覧を付けて欲しかった。
Posted by ブクログ
これぞ知識の泉!
物事を正しく判断するためのヒント!!
経営者であり、読書家でもある出口さんの書かれた本。
人間の仕事はAIに奪われるのか、公的年金保険は破綻するのか、憲法9条を改正すべきか、日本は移民難民をもっと受け入れるべきか、など誰しもが一つは関心のある論点が22コ取り上げられている。
そこにファクトと、出口さんなりの考え方が記された一冊。
また、物事についての考え方も学ぶことができる。
答えがでる問題かどうかを分類し、数字、ファクト、ロジックで考える、タテ、ヨコで考えるということである。
読めば読むほど関心が深まる本。
第二弾も出発して欲しいと思える一冊。
Posted by ブクログ
・イノベーションの土壌はダイバーシティ
・APU
・フランスでは働く女性のほうが多く子供を生む
・他の国へ行こうとするのは強靭な意志と体力がある証拠。そういう人を受け入れる社会が栄えてきた。
・日本は自己責任論が強い国。人生のスタート位置が同じでないとその理屈は成り立たない。
・海外留学はすべき。社会人になってからでも遅くない。
・出口治明さんは、ダイバーシティ、日本の大学の改善、日本経済の成長など様々な観点でAPUを設立したようだ。一気通貫している。
Posted by ブクログ
出口さんのおすすめする物事を考えるときのコツ、タテヨコ算数を元に各トピックを論じていて大変勉強になる。
ファクトの部分がとても良く纏まっていて、そこを読むだけでも勉強になる上、なぜ正しいか、間違いか、をロジカルにまとめていて面白い。
生きていく中で、自分を取り巻く社会、さらに広げて、日本、そして世界の物事を、1人の人間として正しく理解して考えることの大切さを、この本は教えてくれる。
特に、読んでいて興味深かった論点は以下。
・日本人は働き方を変えるべきか
・憲法9条は改正すべきか
・少子化は問題か
・日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
・投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
・公的年金保険は破綻するのか
・財政赤字は解消すべきか
・民主主義は優れた制度か
付録の「自分の頭で考えるための10のヒント」も役立つ話。常に意識したい。
Posted by ブクログ
1年くらい前に購入してずっと寝かせておいた(?)ものをやっと読みました!!!
400p越えとそこそこボリューミーな感じでしたが、一つ一つのトピックがシュッとまとまっているのでとても読みやすかった!
恥ずかしながら普段から新聞も読まないし、ネットニュースも興味のある分野しか見ないので、政治や経済、世界情勢にとても疎いのですがこれを読んで勉強になりました!
勉強になりました!というと本当に月並みな表現だけど、自国と世界の現状と歴史を知り、興味や関心の入り口を開いてもらった感じです。
出口さんのその分野に関するお薦めの本が随時紹介されているのも流石の出口さんという感じで良かった。
ここ!良い!と思ったところが多すぎて付箋だらけになった本は久しぶり。
私は子供を育てている親の立場から、これからの未来を、どんな環境でどんな人に育ってほしいかを考えながら読みました。
物事を短期的な損得だけで考えず、従来の慣習や常識にただ従うのではない、"自分と他人の違い"を感じながら自分の頭で考え自分の意見を持てる人になってほしいなと思った。
そのためのタテ、ヨコ、算数 思考を大切にしたいと思う。
Posted by ブクログ
トピックスの基礎知識と私見という構成で、文量はあるけれどテンポよく読める。超良質な「まとめ」。一定の時間が経過したところで、後続を出してほしい。
Posted by ブクログ
久々の出口さん。最近の日本の問題に対しての考え方が学べて良かった。選挙前に読んでおけば良かった〜!まだまだ私は受け売りな考え方にとらわれている。私の意見を構築出来たらと思う。
Posted by ブクログ
本書が刊行された時と、大分状況は変わっているが、広く浅く問題点を知る本としてはいい。
この本を取っ掛かりに、興味のある分野は深く調べればいいと思う。
個人的には作者の考えにはかなり反対の部分もあるが、反対論者の意見や思考を学べたので読んだ甲斐があった。
Posted by ブクログ
30前半にしてニュースを見ても、メディアが言ってることを自分でジャッジできず、情報を鵜呑みにすることしかできない自分が嫌で読みはじめた。
読む前は選挙に行くべきと思っても、その政治家の公約の利点欠点がわからず、自分がどんなトピックを重要に感じるかもわからなかった。
読んで割とすぐ自分の考えを持つことができたお題(LGBTQや少子化など)と
なかなか頭に入らず、基礎知識の段階で何度か読み直したお題(財政赤字、民主主義など)があった。
それでも読む前と比べたら少し政治家の言ってること、ニュースを聞くときのそのお題のイメージがもてるようになった。
できれば再読したい。
他にもこんな本はないかな。
Posted by ブクログ
腰を落ち着けて自分の考えを今一度整理してみようと思うテーマが22個取り上げられています。
出版されて直ぐに買ったのですが、毎日背表紙を眺めているだけで3年半も経ってしまいました。
・日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
出口さんは世界的に見て日本の死者数が低い値であるから「政府の対応は概ね適切であった」と言うが、私にはそうは思えない。
本書は2020年11月の発行であるが、科学的な分析に基づいて最善の判断をしたと感じたことはない。
我慢のゴールデンウィークや勝負の3週間など、どういう状態にすることが目標なのかわからないまま自粛のお願いをされるばかりだった。
国民に丁寧に説明することがなく、陰でこそこそと物事を進める政権であったので、何もかも信頼できなかった。
何故そうするのか、もう少し判断理由をきちんと説明してくれていれば、概ね適正であったと思えるのかもしれない。
現在はafterコロナだが、実施したことに対する検証もされないのだろう。
小中高の休校要請、小さい布マスクの配布、一人10万円の配布の効果はどうだったのか?
コロナ禍に陥って、日本の国力、政治力、科学技術力、の実力が分かった。
マスクなど中国依存の高い製品は不足する。
ワクチンも作れない。
検査も不十分。
データ管理のシステムも作れない。
ここまで成り下がっていたのかと現状把握できたことは収穫だった。
・気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
トランプ前大統領が「温暖化なんて起きていない」と言っても誰も否定できない。
地球の気象は人類の関わる諸現象の中で最も複雑なものであり、現在の科学技術力では正解が導き出せないことが問題を厄介にしている。
温暖化は「人間の活動によるCO2の増加が原因」と多くの科学者が考えているが証明されたわけではない。
だが、手遅れになってしまうのを防ぐため、因果関係が証明されるのを待たずに措置を取る「予防原則」に基づいて各国が温暖化防止対策に取り組んでいる。
「50年に一度の大雨」や「かつて経験したことのない暴風」という表現を頻繁に聞くようになったが、日本は気候危機に対する意識レベルが低いと海外から指摘される。
3.11の大地震による原発事故以来、10年間も火力発電に頼らざるを得ないとの言い訳をし続けている。
日本では目先の利益のことしか考えない経営者や政治家が多く、(最近ようやく浸透してきた)SDGsの取り組みも世界からすでに5年遅れている。
・日米安保
現在、米中や米ロの関係はさほど悪くない。
そして、中国、ロシアが日本に攻撃を仕掛ける理由もない。
北朝鮮にしても同様だ。
アメリカは旧型兵器の余剰在庫を捌くため日本に武器を買わせ続けている。
北朝鮮のミサイル攻撃や中国の台湾有事や尖閣諸島問題で国民の不安を煽り防衛予算拡張の正当化をこじつけている。
・AI
多くの仕事がAIに取って代わられる。
宿題代行のような仕事もはや商売にならない。
人間にしかできない仕事はなにか?
小学校の先生や看護師が該当するようだ。
検索すれば見つかる知識は重要でなく、答えのない問題を考える力が重要になる。
検索結果のファクトチェック能力も必要になるかな。
・少子化は問題か
中東は人口構成で若い世代が膨れ上がっている。
多子化の国では仕事にあぶれる若者が多数発生し、社会が不安定になる。
日本の少子化は、経済成長を妨げる原因なので好ましくない。
日本の少子化対策は、働き手の外国人を受け入れることだという。
・経済成長は必要なのか
出口氏はライフネット生命の創業者でもあり、資本主義にどっぷり浸かった思考回路が出来上がっている。
経済成長し続けないと社会が維持できない。というのが考え方の基本。
資本主義に代わるシステムはまだないのだから、資本主義でやっていくしかないと言い切る。
出口さんは、お金がないと悲惨な生活になるよ、お金があると幸せになれるよ。という考えに固執しすぎ。
出口さんのような資本主義信者が経済成長をどのように捉えているのかを知ることができた。
・憲法改正
憲法で禁じていた戦力を持ってしまったから、憲法違反状態。ならば憲法を変えようと言う乱暴な考えは誤り。
安倍政権の憲法改正案、9条の2は独裁的な総理の権限を認める内容で、国家権力の乱用に歯止めをかける憲法の理念の真逆だ。
本当に困っているなら変える、そうでないなら変える必要はない。
憲法については内田樹さんと同じ考えだった。
本質的には憲法を守ろうとするのが保守で、変えようとするのが革新なのだが、日本は自民が革新で、野党が保守というイデオロギーの対立と化している。
・ネット言論
匿名の言論は、責任感が希薄になって攻撃的になりクオリティが低下する。
ネットで攻撃的な書き込みをする人は1%程度で、さらにその一部の人が大量に書き込みをしている。
・民主主義
民主主義は意思決定のプロセスを検証することの積み重ねで成熟してきた。
そのためには公文書の管理と公開のルールを徹底することが重要。
民主主義がうまく機能するためには、有権者が常に関心を持っていることが必要。
国民が関心を失ったとたん政府は腐敗する。
これは今の日本に当てはまっている。
国民が政治に無関心なので、公文書の扱いが杜撰でも許されている。
日本は民主主義が機能しない国になりつつある。
Posted by ブクログ
成瀬副会長のおすすめ。
非常に勉強になった。筆者に100パーセント同意するわけじゃないが、この人の作品を他にも読んでみたいと思った。
またいつか読み返してみよう。
Posted by ブクログ
出口氏が様々な観点から、日本の今後のテーマを示してくれています。働き方改革については、「フロ、メシ、ネル」から「人、本、旅」へ、地球温暖化については、わたし自身の意識の低さを自覚させられました。安楽死については、わたしも本人の意思が最優先だと思うので、ACPを作ろうと思います。少子化問題については、「できちゃった婚」を肯定的に捉えていることに共感しました。ベーシックインカムは思っていたほど、素晴らしいものではないと知りました。海外留学の推奨、投票率を上げることの大切さは言わずもがなですね。
Posted by ブクログ
なかなか面白い。ただ、この本が出た時期が時期だった。ある程度コロナが落ち着いてから出されるべき本。
タテヨコ算数で考えるきっかけにはなったかな。
Posted by ブクログ
なんだかお勉強したい気分になって、本書を手に取りました。〈2018年に幻冬舎で開催した「出口塾・自分の頭で考える日本の論点」という連続講座での講義をもとに加筆したもの〉ということですが、以前に読んだ『人生を面白くする本物の教養』の実践編のような一冊です。
日本が抱えるさまざまな問題について、まず「基礎知識」が提示され、そのあとに出口さんによる「自分の頭で考える」が続きます。それぞれ、「タテ・ヨコ・算数」を駆使して考え、出口さんなりの判断、結論を導き出しています。
本書で考える日本の論点は、22個。
[論点1]日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
[論点2]新型コロナ禍でグローバリズムは衰退するのか
[論点3]日本人は働き方を変えるべきか
[論点4]気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
[論点5]憲法9条は改正すべきか
[論点6]安楽死を認めるべきか
[論点7]日本社会のLGBTQへの対応は十分か
[論点8]ネット言論は規制すべきか
[論点9]少子化は問題か
[論点10]日本は移民・難民をもっと受け入れるべきか
[論点11]日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
[論点12]人間の仕事はAIに奪われるのか
[論点13]生活保護とベーシックインカム、貧困対策はどちらがいいのか
[論点14]がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか
[論点15]経済成長は必要なのか
[論点16]自由貿易はよくないのか
[論点17]投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
[論点18]日本の大学教育は世界で通用しないのか
[論点19]公的年金保険は破綻するのか
[論点20]財政赤字は解消すべきか
[論点21]民主主義は優れた制度か
[論点22]海外留学はしたほうがいいのか
おもしろかったし、勉強になりました。出口先生から直接お話を聞かせていただいたような、とっても濃密な読書時間でした。
目から鱗が、ボロボロボロボロ、落ちまくり。こんな簡単なことなのになぜ、と逆にまた疑問が湧いてくることも。きちんとファクトを知っていれば方法は自然と導き出されるはずで、普段いかにメディアに踊らされ目くらましされているか痛感、無性に悔しくなりました。
ひとつのニュースにもあらゆる側面があって、テレビなどで伝えられるニュースだけを鵜呑みにしていたら、見方が偏ってしまうのは確実。自分でひとつひとつ裏側まで調べて、客観的にどういう状況なのか、ただひとつしかないファクトをきちんと見極めていかなくては、と危機感をおぼえました。
出口さんの知識はもちろん、視野の広さと豊富さにつくづく感服。私もこんなふうに考えられるようになりたい、その癖をつけたいと思いました。
そのためにも、EUやヨーロッパ諸国、アメリカ、中国など、世界の歴史や実情を、もっともっと知りたい! 勉強したい! 私もAPUの学生になりたいぞ。
Posted by ブクログ
筆者の言う「タテ、ヨコ、数字」に基づき何がファクトなのかロジックとして矛盾はないか、これらの思考軸を持つことが肝要。
様々な問題について反射的な単なる「反応」ではなく、考え抜いた「意見」が言える骨太な思考を心掛けたい。
そして読書。
偏った見方ではなく広く知識を吸収できるお手軽なそして最善の方法であり土台を作ってくれる。
Posted by ブクログ
歴史から経済、医学まで多岐にわかる分野について、なにを考えるかどう考えるかの知識を具体的に書かれていてとても勉強になった。
何事も歴史を見て、世界と比べて、数字をもとに議論することの大切さを解かれていて、これは竹中平蔵さんが言われていたことに似ていると感じた。
Posted by ブクログ
両面で説明してから自分の視点を入れるので、客観的に読めるところはよかった。
しかしもう少し突っ込んで書いてほしいところが多く、あくまで参考程度と感じた。
延命治療などの考え方を残しておくことは自分もやろうと思う。
Posted by ブクログ
現在、あるいは今後も議論になると思われる日本の論点を22個あげ、それぞれについてまず基礎知識について解説し、ついで各論点に対して著者はどう考えるのかという構図になっている。そして最後に考えるためのヒントを10挙げている。
取り上げている22の論点は妥当なものであると思われる。また著者自身が述べているように、著者の考えに必ずしも賛同する必要はない。むしろ、著者の考えに賛成か、それとも反対か、それはなぜかをじっくり考えることで、各論点に対する理解が深まるだろう。
大学生、特に1年生に読んでもらいたい本である。
Posted by ブクログ
タイトルの通り、自分の頭でしっかりと考えるべき様々なテーマが解説されており、とても参考になりました。勉強というとハードルが高いですが、老若男女問わず、いきいきと自分らしく生活する上で外せないテーマばかりです。
Posted by ブクログ
現在における日本社会の問題点を探ろうとし本書を選んだ。
「歴史的に見れば、悲観論は全敗しています。」「腹落ちするまで自分の頭で考え、自分なりの答えを選んでいくことで人生は悔いのない、より楽しいものになります。」「イノベーションとは、「既存知」の新しい組み合わせ」「何事も「混ぜれば強くなる」」
悲観しない、腹落ちさせる、知っていることを組み合わせる、混ぜる、と、生きていく知恵。
「いま団塊世代の前後の年200万人が労働市場から消えつつあります。一方、昨今の新社会人は100万人ちょっとです。日本はまれにみる構造的な労働力不足」「日本は労働生産性が低いのにいまだに戦後の製造業の工場モデルを引きずっているというのは寂しい」
→退職者の半分の人数しか就職者がいないという状況は労働者が圧倒的に足りないはずであるし、このまま行くと国として存続が危ぶまれそうなので、なんとか構造的な何かが好転して欲しいと思うばかり。ITで世界的に大成功している米国と、戦後の製造業の工場モデルを引きずる状態の日本とでは、国民として何が違うのかという疑問が思い浮かぶ。
「憲法が押しつけられたこと自体が日本にとって悪かったのかどうかは、その後の日本がどうなったかで判断されるべきということに尽きる。ややこしい問題に見えるのは、保守と革新によるイデオロギーの対立問題になってしまっているから。 日本では保守と革新の内実がねじれていて、憲法問題はもはや変える必要があるかどうかという本質的な議論を離れてイデオロギーの対立となり、必要以上にややこしくなっている。憲法改正は、制定の経緯がどうだったかといった過去の手続きなではなく、コンテンツ(中身)で検討するのが真っ当な考え方。」
→米国に草案された憲法を日本国の憲法として戦後歩んできた評価をすると、ある程度機能していたと言えると思う。ところが、ここにあるように国会などを始め憲法改正論議として聞くとややこしくなってくる。イデオロギーの対立の要素が加わると余計にややこしいので、憲法の意味する所であるコンテンツで素直に検討することがいい。最近は総理大臣主導による憲法改正の機運が高まっている。
「これからの時代を牽引するのは、好きなことに徹底的に打ち込む人、すなわち個性豊かな尖った人材です。私たちは日々、気づかないうちに社会常識のシャワーを浴びています。そして知らないうちに、みんな同質化していきます。」「いま日本に必要なのは、そこに染まらない尖った人たちです。俗な言い方をすれば、「よそ者」「ばか者」「変人」です。彼らこそ、21世紀のダイバーシティそのものです。いまの日本の閉塞感を打ち破る新しい発想は、彼らからしか生まれてこない」
「人はみんな違って当たり前」だと考える。個性を尊重し、「人がみんな違うということを否定しない」という発想があれば、社会には多様性が生まれ、そこから新しいものが生まれてきます。閉塞しているといわれている日本社会のブレイクスルーはそこにしかないと、僕は考えています。」
→個人が好きなことに徹底的に打ち込んで、周囲の同質化の圧力に屈せずに、多様性が生まれれば、新しいものが生まれ、それが唯一の突破口だというのはこれからの指針としてはとても賛同できる良い考えである。圧倒的な閉塞感を吹き払うためにも日本人は大きく変わる必要性に迫られている。
Posted by ブクログ
世の中にゴロゴロ転がっているフェイク情報に踊らされず、慣例だからとか常識…みたいなものに流されず、自分の頭で考えるためのヒントと事例集。
この手の本は毎年色々なところで出ていると思うのだが、実は読むのは初めて。
タテ×ヨコ×算数(数字・ファクト・ロジック)で考える著者の持論を色々な事例に当てはめていったもの。そりゃそうだよね、と思う分野もあれば地政学や安楽死の権利、厚生年金保険などはそもそもの知識不足から「ふーん」という感じで終わってしまった。
Posted by ブクログ
何冊かこの人の本を読んでいるので違和感なく読める。
それぞれの論点においてこの人がどう考えているかも大切だが、自分はどう考えるのか?こちらのほうが重要だと思う。いい具合に考えを巡らせる訓練ができてきていると思う。
Posted by ブクログ
2020年の本であるため今読むと、
進展があり、内容が古く感じる分野もあれば、
全く進展がなく、問題が先送りにされている分野もあり、
その濃淡が見えたようで、勉強になった。