出口治明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
出口さんのおすすめする物事を考えるときのコツ、タテヨコ算数を元に各トピックを論じていて大変勉強になる。
ファクトの部分がとても良く纏まっていて、そこを読むだけでも勉強になる上、なぜ正しいか、間違いか、をロジカルにまとめていて面白い。
生きていく中で、自分を取り巻く社会、さらに広げて、日本、そして世界の物事を、1人の人間として正しく理解して考えることの大切さを、この本は教えてくれる。
特に、読んでいて興味深かった論点は以下。
・日本人は働き方を変えるべきか
・憲法9条は改正すべきか
・少子化は問題か
・日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
・投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
・公的年金保険は破綻するのか
・財政赤字は解消すべきか
・民主主義は優れた制度か
付録の「自分の頭で考えるための10のヒント」も役立つ話。常に意識したい。 -
Posted by ブクログ
還暦からの〜となっているけれど、年齢が変わらず多くを学べる内容。
出口さんは、新しい世界に入るにはまず関係法規を学ぶそう。何をなすべきかという理念、何をしてはならないかというルールが記されているとのこと。
法規は苦手意識しかなかったが、法規はいく手を阻む厄介者ではなく先人たちがつくってくれた道標だったのかと目から鱗。敬意を払いながら法規を学んでいこうと思う。
------(覚書)---------
・高齢者は「次世代のために働くこと」に意味があり、次世代を健全に育成するために生かされていると考えるべきなのです。p19
・ドイツのシュレーダー元首相「人を雇うということは、その人の人生に責任を持つということである。社会保険料を払えない企業は、そもそも人を雇う資格がないのた)p33
・日本の大学進学率は53%前後でOECD平均より7ポイント低い。つまり、日本は先進国の中では大学進学率の低い国なのです。(p40)
・「経団連、恐るべき同質集団」日経新聞電子版 2018年6月21日より
(1)全員男性で女性はゼロ人
(2)全員日本人で外国人はゼロ人
(3)一番若い副会長で62歳。50代以下はいない
(4)起業家もプロ経営者もいない
(5)転職経験がない
p52
・新しい世界に入るには関係法規を学ぶ
そこには何をなすべきかという理念や、何をしてはいけないかというルールが記されている(p126)
・何か新しいものをつくるとき、僕には一つの基準があります。それは「天の時、地の利、人の和」です。(p131)
・「教養=知識×考える力」
教養は、「美味しい人生を」楽しむためにあるp153
考える力をつけるには、考える力の高い人ほ真似から入り、試行錯誤を繰り返していく。
・読むべき六冊(p182)
『理想の共同体』ベネディクト・アンダーソン
『近代世界システム』ウォーラースティン
『国富論』『道徳感情論』アダム・スミス
『統治二論』ジョン・ロック
『種の起源』ダーウィン
・イギリスの政治家・哲学者エマンド・バーク『フランク革命の省察』
彼が重視したのは伝統と慣習。
長い時間をかけて、多くの人々が試行錯誤を繰り返した上で生き残ったものなのだから、完全ではないにせよ、決して間違ったものではないだろう、という考え。(p185)
・『天皇と儒教思想』東京大学 小島毅教授
明治政府による伝統づくりp189
・『陰謀の日本中世史』呉座勇一
本能寺の変をはじめとする日本中世史における数々の陰謀・謀略を取り上げ、歴史学の手法で分析p191
・「世界史から独立した日本史はない」p195
・『夢遊病者たち』クリストファー・クラーク
バルカン半島の紛争が史上初の総力戦、第一次世界大戦へと展開する過程をまとめた本
・世の中はお金が回っていればだいたいうまくいく
大雑把にいえば3.5%くらいを目安にして、それ以上であれば世界の経済はまあまあうまくいっている、それ以下ならちょっとまずい。p197 -
Posted by ブクログ
1年くらい前に購入してずっと寝かせておいた(?)ものをやっと読みました!!!
400p越えとそこそこボリューミーな感じでしたが、一つ一つのトピックがシュッとまとまっているのでとても読みやすかった!
恥ずかしながら普段から新聞も読まないし、ネットニュースも興味のある分野しか見ないので、政治や経済、世界情勢にとても疎いのですがこれを読んで勉強になりました!
勉強になりました!というと本当に月並みな表現だけど、自国と世界の現状と歴史を知り、興味や関心の入り口を開いてもらった感じです。
出口さんのその分野に関するお薦めの本が随時紹介されているのも流石の出口さんという感じで良かった。
ここ!良い!と思ったところが多すぎて付箋だらけになった本は久しぶり。
私は子供を育てている親の立場から、これからの未来を、どんな環境でどんな人に育ってほしいかを考えながら読みました。
物事を短期的な損得だけで考えず、従来の慣習や常識にただ従うのではない、"自分と他人の違い"を感じながら自分の頭で考え自分の意見を持てる人になってほしいなと思った。
そのためのタテ、ヨコ、算数 思考を大切にしたいと思う。 -
Posted by ブクログ
365日読書 12冊目
「教養は児童書で学べ」出口治明
西原村の「奇跡の本屋」こと「竹とんぼ」でゲットした本。
教育関係者、お父さんお母さん、本が大好きな人にオススメです!
短時間で読めるのに、専門書より深い。
珠玉の10冊をじっくり読み解く「本の楽しみ方・味わい方」への誘い、、、
☆目次
①「はらぺこあおむし」には宇宙が全部詰まっている。
②「西遊記」は、はちゃめちゃだけど愉快痛快。
③「アラビアンナイト」でわかる、アラブ人てほんとにすごい。
④どんな人生にも雨の日があるから「アンデルセン童話」を読む。
⑤「さかさ町」で、頭と心を柔らかくする。
⑥エルマーのぼうけん」には、子供の「大好き!「がてんこ盛り。
⑦「せいめいのれきし」で気づく、今を生きることの大切さ。
⑧毒あるから心に残る「ギルガメシュ王物語」。
⑨「効率ばかりよって幸せですか?」と「モモ」は問いかける。
⑩大人も子供も「ナルニア国物語」を読もう -
Posted by ブクログ
ネタバレカベを壊す思考法 出口治明
■これまでの「成功法則」を捨てよ
方針を決めるのに必要な5つの考える軸
・日本の優秀なビジネスパーソンは「会社の中」で優秀。会社の枠組みが変われば使い物にならない
・いついかなる条件下でも正しい判断ができる事が本当の優秀さ。
・これからの日本が必要としている事
①人間は動物である
・人間は万物の霊長、ではんく所詮は動物
・地球にとってはカビのようなものであり、その前提の共通認識が必要
②人間はそれほど賢くない
・何度も同じ失敗をする
・人間は所詮ちょぼちょぼ主義
③人生はゴールが見えない、イエス・ノーゲーム
・遠い先にゴールを定め、最短距離でたどり着きたいと思っても、たいていうまくいかない。
・昨日は「イエス」を選んでも、今日は何となく「ノー」を選んでしまう。
・最初の想定と違う方向に行っても戸惑わない。その時々で最良の意思決定をする。
④決める事は何かを捨てる事
・何かを決めるときにはこのことを強く肝に銘じておく。
・トレードオフが重要。いいとこどりは出来ない。
⑤大勢の人を長い間だますことはできない。
・一時的には出来ても長くは出来ない。
・一部のエリートが決めるシステムより、民主主義が長期的には正しい方向に向かう
■よく考えた方が間違えないは、嘘
・それが当てはまるのは学校のテストのように答えが決まっている場合のみ
・有限な時間を有効に使うため、「直観」で決める。
■リーダーとは「分からない事を決められる人」の事
・直観の精度は、その人のインプットの集積できまる。
・一番ダメなのは宙ぶらりんの時間をつくること
・カリ決めでいいのでいったん結論を出す。間違っていたら修正する。
■インパクト=仕事量×スピード
・同じ量の仕事ならば、スピードが速ければ早いほど、相手に与えるインパクトは高まる
■人間は失敗を通してしか学べない
・何かを思いついたり、判断したり、論理を構築したりする行為を思考という。
・脳に様々な情報をインプットする。インプットの絶対量を増やすことで思考が生まれやすくなる。
・読書は「食事」と同じである
・上質な情報は、会いたい人が与えてくれる
■1つの所でじっとしているほど危険な生き方はない
★■異質な人をまとめる3つの要素
①やりたいこをもっている
・きわめて個人的なビジョン
・これはどうしてもやりたい、という旗を掲げられること
②旅の仲間を集められること
・自分もやってみたいという気持ちをおこさせる
・共感力
「南極探検隊の募集広告
わずかな報酬。極寒。全く太陽を見ない日が何日も続く。生還の保証なし。
ただし、成功すれば名誉と賞賛が手に入る。」
→25人の募集に世界中から5,000人の精鋭が集まる
③旅の目的地まで、チームをまとめ、引っ張っていく
・メンバーのモチベーションを常に高い状態に保ち、彼らの力を1つに束ねて同じ方向に進めさせる。
・しっかりとした経営計画
・最終的に自分たちの目標が実現できるとメンバー全員が信じるに足る内容になっている
■正攻法に勝る解決方法はない
・仕事が早い:瞬時の集中力・判断力を鍛える
・最後までやり抜く:確実に結果を出す
・効率より確実:手間はかかるかもしれないが、こうすれば解決できそうだ
■未知なる生活は、とことん味わってみる
■必要なのは、スローガンではなく、人を動かす仕組み -
Posted by ブクログ
ライフネット生命を還暦で立ち上げてから、今度は立命館大学のAPU学長になられた出口さんの本。生きていく上でとても本質的な金言が散りばめられていて、自分の努力する方向性が見えた。
「サボりたいがイノベーションを産む」「人・本・旅が知的生産性を上げる」は自分にとってはとても納得できる内容で、背中を押してもらった気持ちになった。
また、モチベーションが上がらない理由として、①好きじゃない②腹落ちしていない
この2点を挙げられていたが、多くの人が仕事に対して腹落ちせずに嫌々やっている現状を考えるとよく理解できる。
仕事でも、なぜそれをやるんですか?と質問しても課長クラスが理由や意図をわかっていないケースが多い。
役職高くても、上からの指示通りにしか動かず自分の頭で考えていない人がいかに多いのか、そしてそういう人たちが生き生きと働いていない理由はここにあったのかと、納得だった。
そういう意味では、それぞれが納得できるまで、とことん質問して、理解することが大切なのだろう。
そのためには、基礎知識が必要で本を読んだりさまざまな経験を積むことも重要になってくる。
改めて、本を毎日読む大切さを自覚した。 -
Posted by ブクログ
本物の思考力
出口治明 でぐちはるあき2017年出版 本物の思考力
「今この瞬間が一番若い」のですから、今晩から勉強をスタートすれば、明日には1日分成長することができます。
僕がしつこいくらいに「人・本・旅から学ぼう」「自分の頭で考え抜くことを習慣にして、勉強を積み重ねよう」「考えたり、判断したりするときに信用できるものは"数字・ファクト・ロジック"のみだ」と繰り返すのには、理由があります。「人間はみんなアホであり、チョボチョボである」そう捉えているからです。これは、僕の揺らぐことのない信念であり、人間観の核になっている視点です。
※チョボチョボとは大差ないの意
両学長
今日が一番若い日です
自然哲学者 山本義隆
専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです。 -
購入済み
やはり良書
そこらにあるビジネス・実用書と異なり実に良書。
ファクトで考えるの大事。内容は全て当たり前の事柄ばかりなのに、慣習や精神論に振り回される現実の自分に喝が入ります。おっといけねえ、これを鵜呑みにしてはいかん。自分の頭で考えないとです。しかし自分の人生の主体は自分。面白くてなんぼです。ほんとほんと。ありがとうございました。また別府に行きたいな。これって出口さん経済効果ですね。 -
Posted by ブクログ
至極真っ当な内容が簡潔かつ読みやすく書かれている良著。若手や金銭リテラシーが高くない人にはとてもお勧めできる本。
30代の自分にとって真新しい内容は殆ど無いが、北欧の老人ホームの話は面白かった。朝食のために食堂に集まった後は、各自の部屋から閉め出してしまうそうだ。食堂で会話したり、出かけたり、近所を散歩するしか無くなるが、自室に籠ってしまうことによる体力知力の低下を防げるらしい。
心地よい環境からは離れづらいが、自身のためにも適度な刺激やストレスは重要だと再認識。著者が好きな旅や読書も同じで、スマホの便利さから離れて新たな刺激を取り入れる環境は忘れないようにしたい -
Posted by ブクログ
敬愛する駒崎さんと出口さんの対談本は、期待どおりにおもしろかった。勉強になった。
ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。
序盤は歴史から始まる話が多く、駒崎さんが相槌を打つだけというのが少しおもしろい。話が展開して、駒崎さんが新しい選挙制度を次々に提案したりするから、やっぱりおもしろい。選挙区をエリア別ではなく世代別で考えるとか、とてもおもしろい。
現時点での実現可能性とかはわからないけど、いつまでも1票の格差を論じているくらいなら、駒崎さんが言うような新しい制度を議論していきたい。インターネット投票は比較的すぐ実現できそう。
そして、衆院選のニュースが出ているので、しっかり考えて、投票に行きましょう。