出口治明のレビュー一覧

  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える

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    ネタバレ

    「維新」とは新政府が後につけた正当化の呼び名。阿部正弘のグランドデザインと引き継いだ大久保。伊藤、山縣の権威付けに利用された吉田松陰(この人へも低評価)。統帥権が西南戦争からの山縣の発想で帝国憲法前にできていたとは知りませんでした。世界を見てきた者と内しか知らない者。権力に対する執念の有無。これまでは新政府側からの時代小説やドラマで語られることの多かった「明治維新」。確かに最近幕府側からのストーリーも増えてきましたね。その方が公平で立体的に考察できますね。やはりこの時代は面白い。お二人の対談、グッド。

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    2024年03月21日
  • 人類5000年史V ――1701年~1900年

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    文字の使用開始から現代までの人類5000年の歴史をまとめた本。Ⅴでは第五千年紀後半のうち、1701年~1900年までの歴史が書かれています。

    産業革命が起こり、ヨーロッパの躍進が始まります。一方で、アジアの帝国は衰退。帝国主義の国々が国力を競う時代へと歴史は動きます。

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    2024年03月15日
  • 人類5000年史IV ――1501年~1700年

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    文字の使用開始から現代までの人類5000年の歴史をまとめた本。Ⅳでは第五千年紀後半のうち、1501年~1700年までの歴史が書かれています。

    明や清、ムガール帝国などアジアの帝国が世界のGDPのシェアを半分以上を占めます。鉄砲の普及により遊牧民族の侵入がなくなり「ヨーロッパ」が誕生。科学や思想哲学の発展により人間の理性に対する意識も高まっていく。

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    2024年03月08日
  • 哲学と宗教全史

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    名前だけは聞いたことのある人について、生い立ちや思想の経緯までを写真付きでわかりやすく解説されています。

    本の厚みの割に読みやすく、夢中になってしまいました。

    本書をきっかけに哲学や宗教に関してより一層興味が湧きました。おすすめの書籍等が豊富に紹介されているので、参考にしたいと思います。

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    2024年02月04日
  • 本物の思考力(小学館新書)

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    思考力を養いたいと思い購入。
    読み進めていき買ってよかったと満足することができた。

    特に印象に残ったのが
    ・行動してみてダメでも自分に向いてないと気づくだけでも価値がある
    ・人を育てると思うのは傲慢、結局は自分が目の色変えてやることが必要
    ・失敗の経験することで経験値が貯まると考える
    ・数字、ファクト、ロジックで腹落ちするまで物事を考えること
    ・知識を養うには、本、人、旅行
    である。

    日々の生活の中で物事の本質を捉えるにはまず知識をつけて日々考えて生活することが大切だとわかった。

    また、意外にも物事は切り分けていけばシンプルだということも学べた。

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    2024年01月31日
  • あなたの会社、その働き方は幸せですか?

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    面白かった。マネジメントを上達させるには心理学など勉強した方が良いし、私の価値観に実はおじさん文化があることも分かった。出口さんだけでなく、上野さんの視点も知れてそれも良かった。

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    2024年01月30日
  • 出口版 学問のすすめ ~「考える変人」が日本を救う!~

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    具体例を用いて分かりやすく説明されており、納得させられることばかりだった。今まで深く考えずに当たり前と思っていたことの中でも、「数字・ファクト・ロジック」で崩れてしまうものはたくさんありそうに感じた。一生学び続けたいという気持ちを起こさせてくれる一冊だった。

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    2024年01月27日
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」

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    3つの学び
    ①「実績を出したら信頼する」ではなく、「信頼するから実績が出る」
    ②「深く、広く」考え、「早く、正しく」決断する方法は、タテヨコ思考。タテは人類の歴史に照らして考えること、ヨコは世界の様々な状況と照らし合わせて考えること。
    ③少数にするから精鋭になる。一人ひとりが様々な役割を担うことになるから。そして、その仕組みを作ることが必要。

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    2024年01月21日
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」

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    器を大きくせず中身を捨てる むしろ空っぽ
    君は舟なり、ひとはみずなり
    諫言を受け入れなければ裸の王様
    自分の足の肉を割いて食べる人の愚
    十思、九徳
    適材適所
    小言を聞き続けるという能力
    人は「瓦タイプ」「鉄タイプ」に分けられる
    三鏡 銅の鏡 歴史の鏡 人の鏡
    人間社会の洞察に必要な礼と楽
    時間軸を正しく設定する
    人は濁ってはいけない、澄み過ぎてもよくない
    小人閑居して不善をなす
    疾風、勁草を知る
    伝家の宝刀は抜かないほうが怖い
    少数にするから精鋭が生まれる
    創業と守成はどちらが難しいか
    組織の急務は後継者を選ぶこと

    などなど
    心にしみた言葉 
    古き歴史を重ねてきた国にはやはりそれなりの
    深い

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    2024年01月16日
  • 教養は児童書で学べ

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    企業創始者という肩書のこの著者さんの児童書についての〜ということで興味深く読みました。
    私も経てきた児童書の数々、この出口さんの目から見た児童書は深く人生を知らしめてくれます。
    他の本も読んでみようと思いました。

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    2024年01月13日
  • 自分の頭で考える日本の論点

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    良本!久々に人に勧めたくなった本。
    あらゆるテーマに対し前提と複数の観点からの見解、ご意見を述べられてて自分だったらどう考えるか?と読み進められた

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    2024年01月08日
  • 人類5000年史V ――1701年~1900年

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    出口治明さんの本は本当に読みやすい。
    歴史は少し間違うと教科書のようになるが読み手としては安心して読める本です。

    取り上げている期間も、産業や国家などたくさんの出来事がある時代。大変面白い部分だけに、掘り下げ方が難しいが見事である。

    表紙の機関車が印象深いが、まさに移動がスムーズになっていく本当の意味での乗り物時代。
    モネが描くサン=ラザール駅はファンも多いでしょう。

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    2024年01月05日
  • なぜ学ぶのか(小学館YouthBooks)

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    面白かったです。
    帯には「学ぶ」とは自分の頭で考える力を養うこと
    選択肢が多いほど自由になれる
    と書いてあります。
    内容は納得のいくものばかりでした。
    中・高生向けの本ですが、大人もこのような考えや価値観を持っていたら、これから社会に出る若い人達がもっと生きやすくなるのではないかと思います。
    なので、是非、大人も読んで欲しいです。
    読みながら、何かに挑戦や学びがしたくなります。
    私も休んでいた○○コ○の練習を再開しました。

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    2023年12月16日
  • 働く君に伝えたい 「考える」の始め方

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    大好きな出口さんの新刊。私はもうだいぶ出口ismがわかってきたので、これを子供達に伝えたいな。

    親の思い通りの人になって欲しいなんてそんなこと全く思わないけど、"考える"ことをめんどくさがる人にはなって欲しくないな。

    私自身なんでなんでマンなので、組織の中では結構煙たがられるタイプ。
    そんな私でもどこかには輝ける場所があるはず。…と思って日々生きてる。

    正解がない時代に生きる子供達に、"常に問いをたてて自分なりの正解を持つ"力をつけて欲しいなって思う。

    本、人、旅。大切さを子供達に伝えていきたいな。

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    2023年12月05日
  • 働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義

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    直球ですっきりハッキリ伝えてくださっていて、読みやすく分かりやすいです。
    お話の順番もいいな、と思いました。
    若い世代の方にもぜひおすすめしたいです。

    お金の不安を因数分解して、「それならどうする」が明快に示されているのですが、それがまったく嫌味がない。

    それはきっと、決めつけではなくて、それぞれの事情も汲んで伝えてくださっているから。
    生命保険に長く携わってこられた出口さんのご経験の厚みが説得力を持って伝わってきます。

    40代の私が読んでもおもしろく、勉強になりました。
    今更ではありますが、早速取り組もう!と思います。

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    2023年11月29日
  • 早く正しく決める技術

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    優柔不断なので、この本を読みました。
    なぜこちらにしたのか?
    何気ない決断でも、決断した理由を数字、ファクト、ロジックで説明することで決断力が養われると。
    個人的には、決断したことに対して、数字ファクトロジックをもとに言語化できてるのかなあ、と思いました。
    決断したプロセスをより明確に残せば、決断力が増すのかなあと漠然と思いました。

    以下備忘録。

    数字、ファクト、ロジックが基本、ベネフィットの高いほうを選ぶこと。

    国語ではなく算数で考える。

    A案とB案、それぞれのファクト数字ロジックはこうでA案のほうがいいと思いましたが、ご意見頂戴したく、みたいに上司と会話する。

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    2023年11月15日
  • 哲学と宗教全史

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    最初は難しそうで、分厚い本なので読みづらそうと思っていたが、
    歴史背景などが見えて、よみやすくどっぷりハマってしまった。

    ソクラテスなど昔だが、今も同じような悩みや考え事をしていると感じた。
    色々とみんな考えて、幸せを見つけようとしたが、
    人間は変化しているので、時と場合で違うのでこれが答えだ!!
    ってのは無いと思った。
    人間が完璧じゃないのに、完璧を求める事ができないとの事も
    共感できた。

    今の私はストア派で流れに沿って生きていくが、
    せっかく生きるのでしっかり楽しく生きようと思った。

    宗教は、金集めや人集め。
    答えはこれだと考える事を中断する気がする。
    そのため、常に疑い常に変化する

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    2023年11月15日
  • ドラえもん社会ワールド 世界がわかる地政学

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    しばらく、何冊かを併読読みしていたので、どれも中々読み終えれなかったけれど、やっと1冊。
    「地政学」、面白い。 子供向けだけど、内容は中学生レベル。 基本には充分。 次はもっと複雑性を持たせた大人向けの地政学の本を読みたい。

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    2023年11月03日
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

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    立命館アジア太平洋大学(APU)の学長が書かれた60歳からの人生書。やっぱり好きに生きること、やりたいことをやること、でも学び続けること。

    (気に入った文章)
    「・・・あるいは唐の第2代皇帝で、中国史上最高の名君の一人とされる太宗の言行録である 『貞観政要』には、「三つの鏡 (三鏡)」という話が出てきます。三つの鏡とは太宗が意思決 定の際に大事にしていたもので、具体的には「銅の鏡」と「歴史の鏡」、「人の鏡」です。
    銅の鏡で自分を映し、自分の心身の状態をチェックする。 将来は予想できないので歴史 の鏡で過去の出来事を学ぶ。 人の鏡で部下の直言や諫言を受け入れる。人はこれら三つの 鏡によってのみ

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    2023年10月20日
  • 生命保険とのつき合い方

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    生命保険は銀行の預金と違い保険料の中に基礎?となる料金と、営業費用を賄う保険料と別れていることがわかった。銀行は顧客の預金から利殖をうみ営業費に充てる。

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    2023年10月03日