<本のタイトル>
決定版 「任せ方」の教科書 部下を持ったら必ず読む「究極のリーダー論」
<本の紹介>
第1章 上司になったら「任せる仕組み」をつくりなさい
第2章 デキるリーダーは常に「いい任せ方」をしている
第3章 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない
第4章 この上司力で「チーム
...続きを読むの実力」を一気に上げる
第5章 「時間を殖やす」「成果を殖やす」人材マネジメント
<感想・気づき>
・上司が細かく管理できる部下の人数はせいぜい2~3人。
しかし広く浅く管理する方式に変えれば10~15人まで対応可能。
部下に権限を与え、仕事のプロセスに首を突っ込まない管理を目指す。
この理屈でモンゴル軍の「1万人隊長」が実現した。
・自分の頭で考えることが競争力の原点である。
生産性を上げるためには5時間を4時間、4時間を3時間にする必要がある。
言われたことだけやっていても生産性は上がらない。
・「丸投げ」と「任せる」は異なる。
丸投げ:指示が曖昧
任せる:指示が明確。そして権限の範囲も明確。
・任せ方のパターンは3種類
1、権限の範囲で好きなようにやらせる
2、仕事の一部分、パートを任せる
3、上司の仕事を代行させる
・大きな仕事を任せると否応なしに視野を広げざるを得なくなる。
・双方向のコミュニケーションがやはり大切。
指示する側 :部下が動きやすいような具体的かつ的確な指示をする
指示される側:指示の内容を理解できるまで聞く、偽りのない報告をする
・的確な指示を出すための4つの条件
1、期限を示す(中間時点で進捗状況を念のため確認する)
2、優先順位を示す(時間の順位や、価値の順位などが含まれる)
3、目的・背景を示す(部下の創意工夫を引き出すため)
4、レベルを示す(完成品なのか半製品なのか、時間は有限なため)
・部下の方が仕事の範囲が狭いから当然深いことを知っている
上司の方が知っているなんてことはウソ。
上司ができることは部下の案に対して意見を述べることぐらい。
・優秀な上司でもせいぜい「部下2~3人分の仕事量」ぐらいしかできない。
自分で仕事を抱えようとせず、部下に任せることが上司の基本。
サボっている部下がいたら、仕事を与えない上司が悪いと心掛ける。
仕事を与え、部下を忙しく働かせるのは上司の務めであると考える。
部下が退屈せず、仕事を楽しめるよう、バランスよく仕事を与えること。
・部下全員に「60点」を取らせるのが上司の務め。
自分と同じレベルを部下に求めてはいけない。
誰かにできていない人の分をカバーさせるのではなく、
全員に一定以上の成果を出させる。
・常に100%の力を発揮するよう求めるのは間違い。1年持たない。
2対6対2の法則を意識し、ピンチのときには2割が活躍してくれるはず。
・部下を動かす3つの方法
1、上司を好きにさせる
2、圧倒的な能力の違いを見せる
3、必死に働いている姿を見せる(3つの中ではこれが一番現実的)
・折れやすい部下を鍛えるためのは
「叩かない」「短所を直さない」「得意な事を任せる」
そして「部下の能力の1割増ぐらいの仕事を任せる」
・リーダーの条件は3つ
1、「強い思い」(自分に見えている世界をよりよくしたいと考える)
2、「共感力」(強い思いを語り、説明・説得して共感して動いてもらう)
3、「統率力」(周囲の環境変化やメンバーの状況を常に観察)
・仕事を任される側のメリットは3つ
1、存在価値が認められてやる気が出る
2、成長することで視座・視野が広がる
3、責任感が身に着く
・できるようになったから任せるではなく、任せた結果できるようになる。
・どんな部下で最終的には信じて任せるのが得
好き嫌いは人間だからゼロにはできない。