出口治明のレビュー一覧
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出口さんの本は気づきが多い本が多い。大きい問題から小さい問題までいろいろなレベルのことがあるけれど、自分の半径5mからなら変えていける可能性が「誰にでも」ある。
・日米の蜜月より米中の関係の方が古くからある。
・生産性を上げるにはまず年功序列をやめる。
・シニアはそれだけ人生経験を積んでいるわけで、シニアの多い大学を想像するといろいろな化学変化が起きそうで面白そう。
・小学校に入れない子どもはいないことから、待機児童問題はやる気の問題という点はうなづける。
・年金の世代間格差は、今いる若者と年寄りよりも、今生きている世代とまだ生まれていない世代の方が大きいという意味で、今の若者も年寄りも同じ穴 -
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碩学のお二人の明治維新論 やはりただ者ではない 特に出口氏は圧巻
経済の視点で「数字」で歴史を分析すると見えてくる世界が違う 迫力も
1.統帥権の独立 これは山縣有朋の仕業 言語道断 治安維持法も
強権的国家主義者のようで、結局は自分の権力拡大 ポスト確保
軍国主義をもたらし、結局は国家の滅亡
司馬遼太郎は坂の上の雲で終わらせてはダメ、昭和の大敗戦まで同じストーリー
2.開国のグランドデザイン 阿部正弘 大久保利通
開国-富国-強兵 帝国主義の世界と戦う
勝海舟も同じ認識 西郷を説得し、江戸を守った 焼け野原になったら日本は終わり
国家の危機 人材登用を広く正しく行えば、歴史は -
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・リーダーの条件「やりたいことが明確にある(強い思い)」「共感力」「統率力」。全てを満たす人はほとんどいない
・世の中を良くしようと思って行動する人は多いが、ほとんど全員が失敗する。それほど成功する人は少ない。それが世の常
・ヘロドトスの『歴史』、それと並ぶ古典的名著『史記』(『史記列伝』から入る方がいい)が、歴史を学ぶ王道
・長い人間の歴史の中で、一番ダイナミックなのはモンゴル帝国の時代『モンゴル帝国の興亡 上・下』
・フランス革命『小説フランス革命11』、『物語フランス革命』。アメリカ『アメリカのデモクラシー 1巻上〜2巻下』。ロシア革命『世界をゆるがした十日間 上・下』。文化大革命『ワイ -
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戦後初の独立系の生命保険会社、ライフネット生命。なんと74年ぶり!その設立の経緯について著した書。
著書曰く、「たとえば、五年先、十年先のあるべき姿をまず決めて、そこから、いわば現価に引き戻した形で懸命に努力する生き方もあります。それはそれですばらしいと思いますが、私には、川の行く先が見えないのでそのような生き方はできないのです。私は、毎日毎日を悔いのないように生き、その時々の人々との出会いを大切にしながら、よく食べよく眠って元気に明るく生きていく、言い換えれば『自分に正直に生きていく』ことが、何よりも大切だと思っています。」
この一節を読むと、パートナーである岩瀬氏との出会い等ライフネット生 -
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現状の問題点の指摘や改善提案などが、もっともなことばかりで、どうしてそういう世の中に変わっていかないのか不思議で仕方がない。既得権益を守り抜こうとしている人たちがいるため? 例えばこんなことなど。
・年配の人にかけるお金に比べて子育て環境を改善するために必要なお金は桁違いに少ない、要はトップのやる気次第
・ネット投票を導入したら若者の投票率が上がるのではないか
・選挙区をエリア別でなく世代別にするというアイディア
・世襲議員は親とは違う区で立候補すべき
・クオータ制を導入した方が国民に利益が大きい
・「俺の若いころは」と言われても若者は「より良くなる」と信じる道を行くべき、「若いころはみんなも -
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もう明治維新150年とか薩長土佐で勝手にやってくれと思っている人たちにとっては当たり前の視点・史観では有るけど、それがこの2名の対談でより明確になっていて大変心地が良い。よく太平洋戦争の総括が不十分である事への指摘が多いが、そもそも日露戦争当時戦争への総括が不十分であり、その実際が広く国民に知らしめられなかった事により、再び「鎖国」となり、それ太平洋戦争へ繋がっているという指摘は重要だし、それは今の我が国の現状にも重なって見える。戦争は外交・政治の一手段である、これは即ち戦争中であろうとその前段階であろうと相手との対話と交渉が必要である事を示している。日中戦争時の近衛内閣の「国民党とは交渉に値
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ネタバレ議論をはじめる前に、「そもそものところから考えよう」という約束をする。
たとえば消費税の問題を議論する前に、そもそも消費税とはなんだろうか、とか税金とは何だろうかを考える。
そもそも論でやると、問題の本質がものすごくはっきりと見えてくるし、枝葉末節に惑わされないで、大きな方向を判断できる
重要なのは、大きな方向を間違えないこと。
ディシジョンツリーで考えるとわかるが、YesかNoかの選択肢を10回するような場合、全ての選択肢を検討していたら
1000通りにもなってしまう
だから100点は無理でも80点ぐらい取ろうということにしておいて、その時大事なのは
そもそも」のところで間違わないこ -
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歴史の本を多く読むようになったのも、古典を読むようになったのも、最初に出口さんにアリストテレスのニコマコス倫理学をすすめてもらったことによってだった。
4年前の当時は半年かけて半分しか読めず断念したが、
それからも絶えず岩波文庫にはチャレンジをし続け、今は日に2冊を読むようになった。
歴史の本も最初は読み込みにくかったが、繰り返し様々な本を読むことで、理解が進むようになった。
そうして今思うことは、世界にはまだまだ知らないことがたくさんあり、知れば知るほどもっと知りたいと益々ワクワクするということだ。
未知の知。
無知から未知へ。
知らないことはなくなることはないが、
何も学ばなけれ