出口治明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんな素敵な書評本があったとは!「ビジネスに効く」とタイトルにありますが、学生の間に読むと自分の器が広がっていくのを実感できる本がたくさん紹介されています。しかも、ただの紹介ではなくテーマごとにまとめられていて、読む順番まで考えられています。まるで一冊の本が、フレンチのフルコースの様に絶妙の組み合わせで紹介されています。
著者の出口治明さんは、ライフネット生命の会長であり大変な読書家として有名ですが、この本には人生を支える教養を身につけるために必要な骨太の本が分かりやすく紹介されています。元気になりたいときや迷ったときの良い道標になる本です。 -
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出口さん本2冊目。
1冊目の教養の本を読み、
全く勉強してこなかった、というよりめんどいと無視し続けた保険に興味が湧き、購入。
ううううううううう、目から鱗・・・分かりやすい。
病気した時、家族が亡くなった時、
政府が保障してくれた上で賄いきれない分を保険で補填すると、そんなことすら知らない私が怖くなりました。
社会保障大事!なんてよく知らずに口にしてました…。
保険にはなぜか悪いイメージがあったのですが払拭されました。
さてこの本は、
まず政府が何をどう保障してくれるのかから始まり、その上で生命保険の種類を一つずつ解説。
そして何の商品をどこでどう選んだらいいのかというところまで書いてあ -
Posted by ブクログ
ライフネット生命の創業者の本.京大出身,日本生命で長年勤務した後,60歳で起業したというとてもユニークな経歴の持ち主.また一週間に5冊の本を読むほどの読書家,訪れた世界の都市は1000以上の旅行好きだとか.好奇心旺盛,素直,博識,穏やか,人好き,おもしろおかしく,といった印象.生き方に共感できる人だなと感じた.
本書ではリーダーシップや思考法を始めとしたビジネスマンへ向けたアドバイスが書かれている.
リーダーの条件としては,強くやりたいことがあること(=大局観),仲間を集められること(=共感力),チームをまとめ引っ張っていけること(=統率力)の3点を挙げている.シンプルでいいまとめ方だと思う. -
Posted by ブクログ
やさしい生命保険入門書。
政府のセーフティネット(社会保険等)の概説から始めて、生命保険商品の概説、生命保険を買う際の注意点、それぞれのライフスタイルに合わせた買い方等を、シンプルかつ丁寧に教えてくれる。
著者はライフネット生命のCEOだが、極めてフェアな記述ぶりである。
著者自身、本書の内容が「生命保険について本当に腑に落ちたことのすべて」と述べているとおり、どの部分も説得力に満ちている。
生命保険を初めて買うとき、見直すとき、買い換えるとき…いつでも手元に置いておきたい一冊。
【メモ】
生命保険=政府のセーフティネットの「補完」に過ぎない。まずはセーフティネットをよく知ること(初めに -
Posted by ブクログ
日本は島国だから小さい。じゃ具体的に他の国々と比較するとどうなるのか。日本人は働き者と言うけど、時間単位にするとどのくらい稼いでいるの。他の国と比較するとどうなるのかと言ったことを具体的な数値で証明しているところが凄いと感じました。
領海の面積まで含めると日本は世界9位の広さを持つと言う。漠然と小さいものと思ってきたけど視点を変えたり、数値で見ることで概念はあっさり覆る。日本人の働き方の効率が悪いと言うのもしかり。残業やサービス残業を美とする日本人の悪い考えがあるからなのか。
個人的に面白かったのが、生涯未婚率の推移や1000人あたりの結婚組数では、世界10位以内に入り婚姻率が高いと言う事 -
購入済み
素晴らしい歴史解釈本
この本に記載されていることが全て事実だとは思わない。というよりも、矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、歴史に事実なんてものは存在しないように思う。僕たちが中学や高校で学んできた歴史というのは多かれ少なかれ、誰か、特に歴史上の戦争の勝者によって捻じ曲げられた歴史なんだということを思い知りました。その捻じ曲がった歴史に対して、筆者なりの考え方で捻った部分を解いていくような本であるように思います。新しい発見がいろいろとあり斬新でした。