出口治明のレビュー一覧
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何かを得るためには何かを諦めないといけないというトレードオフの考え方は大事だとおもう。木を見るんじゃなくて森を見るというのはわかっているつもりでいたが、それが具体的になんなのかは図りかねていた。それがタテとヨコの軸、つまりは歴史、他の国との比較でわかるというのは本当にすごいと思った。かなり大きなスパンであったり規模の大きい話をされていたが、すべてが腑に落ち過ぎて感服した。様々なジャンルの本を読み、様々な経験をし、様々な人たちと会食してインプットの量を増やせば、上質のアウトプットが生まれるというのは、著者の実績、文脈から滲み出過ぎている。ぼくももっと本を読もうと思ったし、旅に出たいし、色んな人に
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2026 03/17
世界情勢を地政学から見てみたいと思った人には本書は良い入口だと思う。近年の気になるニュースと結びつけて説明してくれているので「身近だけどイマイチわからない」に手が届く。広く浅く大事なポイントをサクッと教えてくれるのは初心者にとって知識欲を刺激されて地政学への興味がさらに増す。ランドパワー国家とシーパワー国家の「性格」がこんなに違うと確かに折り合いはつけにくい。ランドパワー国家の『「やられる前にやる」の意識で領土拡大を目指す傾向がある』のと、シーパワー国家の『領土拡大よりも他国との交易を重視』は相容れない。世界から戦争が無くならない訳だ。 -
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やはり出口治明氏の本は読み応えがある。日本史を7つの論点から分析しているのであるが、著者の歴史に対する見方がきちんと出ているので勉強になる。
この本を読んで日本がやばいと感じたのは、やはり教育である。問題は日本の教育予算がG7諸国で最下位であることだけではない。大学院進学率の低さは、OECD参加諸国中でダントツの最下位(11.2%)なのだ。25歳以上の大学生の比率は、先進諸国は軒並み20%を超えているというのに、日本は僅か1.7%だというのだから怖しい。労働生産性は博士号保有者の湿り割合ときれいに正比例しているというのに、日本人は成人すると勉強しないのだ。
明治維新の時は明治維新から僅か -
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ネタバレ<目次>
第1章 「経済」で日本がわかる~貨幣経済の発展と金融政策
第2章 「戦争」で日本がわかる~戦争はどう始まりどう終わるのか
第3章 「リーダー」で日本がわかる~時代を動かした偉人に学ぶ優秀なリーダーの条件
第4章 「宗教」で日本がわかる~信仰・伝統~見えてくる日本人の宗教観
第5章 「組織」で日本がわかる~統治と運営のかたちが映す日本社会の変遷
第6章 「地政学」で日本がわかる~大陸国家から海洋国家への転換
第7章 「世界史」で日本がわかる~世界史から見えてくる日本の立ち位置と未来のヒント
<内容>
脳溢血で倒れてもなお、学習意欲も執筆意欲も落ちない著者の、得意な歴史も -
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中国史上最高の名君とも言われる唐の2代目皇帝の太宗(李世民)の史実を元に筆者の考えるリーダー論が述べられている。
ちなみに筆者はライフネット生命創業者であり、時折、太宗と自らを重ね合わせて良し悪しを語っている。
内容を簡単にまとめるという野暮なことはしないが、筆者が1番に言いたいことは部下が「最高の上司・指揮官」を作るということであろう。
部下の諫言こそがリーダーの傲慢で伸び切った鼻を折り、目の前の困難を自覚させ、組織が転び崩れていくことを防ぐのである。
本書の中で好きな言葉を選ぶなら「器は大きくならない、ただ器(頭)の中を空っぽにすれば新たなものを吸収することができる」
役割:指揮官 -
Posted by ブクログ
これから社会人経験を積もうとしている20代に向けて書かれた本です。
内容自体は、今まで著者がその書籍などの中で語られたビジネスや生き方に関するエッセンスを、コンパクトにまとめたものです。
文章量は多くなく、それでいて大事なことが詰まっていますので、これからの人生の羅針盤を探している方におすすめできる一冊になっています。
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出口さんの著書に触れるたび、大袈裟ではなくやはり私のメンターなのだと思います。
著書に出会ったのは『「思考軸」をつくれ』が出版された頃なので、もう20年以上前の話になりますが、以降も新しい本が出版されては読み続けています。
これはと思うのは実践もしてきました -
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近隣の本屋さんに行った時に見つけた出口氏の最新本で、これで彼の本は15冊目になります。この本は7つの論点(戦争・経済・リーダー・宗教・世界史・地政学・組織)から、歴史と現在がつながる解説をしてくれていて、読んでいて楽しくて為になります。
歴史を事件を単に追っかけるのではなく、多面的な捉え方をして理解していきたく思っている私には、絶好の教科書です。今後も彼の本や、類書を読んでいきたいです。
以下は気になったポイントです。
・昔の教科書には 日本と中国との交易は894年の遣唐使の停止によって衰え 国風文化が栄えたと書かれていたが、実際には民間 ベースに切り替わっただけである。 遣唐使は国際情