出口治明のレビュー一覧
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学生の頃は世界史よりも日本史が好きだった。社会人になってからは日本史というよりも時代小説が好きで、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」は幾度となく読んでは感動していた。また、テレビ番組はあまり見ない方だが、NHKの「歴史ヒストリア」は大好きで良く見るし、旅行に行くと城を見たり神社を訪れたりしてその土地の歴史を知るのも楽しい。歴史に学ぶというよりは、歴史を物語の一つとして楽しんでいるという感じだろう。
日本史や世界史という言葉を聞くと、ついつい試験のための暗記を思い出してしまい苦手意識が先に立つ。書籍を読むのは大好きで苦ではないのだが、「学問」となってしまうとページをめくる手が遅くなるのは基本的に -
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純粋に歴史を学ぶための本ではなく、問題解決の方法や先例を歴史に求めた本、というべきで、だからこそ「歴史を活かす力」といったタイトルが付けられている。
歴史本は出口さんの本も含めて色々読んできたが、それでもまだ知らないことの方が多かった。また、私自身では問題解決の際、歴史と解決方法をうまく結びつけられていない、ということも感じさせる内容であった。
総じて私自身はまだまだ歴史を活かすレベルまでには到達しておらず、まだまだこれから、という気づきを得られたこともこの本を読んだメリットの一つである。
また、この本の隠れたテーマは「リーダーシップ」である。歴史に名を刻むリーダーが、どのような場面でど -
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ジェンダーギャップの問題は、
男女の機会均等が得られず、女性にとって不利だということのみではなく、政治・経済・教育などあらゆる分野において、国レベルで損失をこうむることだ。
特に、日本において男女格差が世界経済フォーラムの調べで、153カ国中121位で、G7でも最下位で、日本の停滞の一因となっていると言える。
上野千鶴子氏は、
女性の格差は改善するどころか益々悪くなっていると述べている。
例えば、
グローバルでは企業幹部ポストや政治家のポストなどにクオーター制を取り入れて、大体半分くらいの男女の割合で行うことを義務付けることがスタンダードになってきているが、日本ではほとんど実質的に導入さ -
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歴史作家の半藤一利氏と立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏の対談である。この二人の対談なのだから内容が濃いのはもちろんだが、改めてこの二人の教養の高さを感じた。
最近は自分が信じたいことが書いてあるものしか読まないという人が増えています。そして日本では中国はこんなにもひどいという本はたくさん出版されています。でも中国には「日本はこんなにひどい国だが中国はこんなにも素晴らしい」という内容の本はほとんど見当たらないようです。中国にとってもはや日本など眼中にないのです。
この二人が共通して危機感を持っているのは日本人の知性の劣化です。OECD諸国の大学進学率の平均は62%で日本は50%で最低レ