出口治明のレビュー一覧
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■第一章■
リテラシーを身につける方法
→①政府やきちんとした民間の調査機関が集計・分析したデータを探す
②そのデータを基にして偏見を持たずにロジックを組む
お金に苦労する人は、「データを見ず、自分で考えない人」
お金に振り回される人は、「考えても仕方ないことを考える人」
お金で損をする人は、「与えられた情報を鵜呑みにする人」
■第二章■
財産三分割法
→①財布、、日常生活で使うお金
②投資、、無くなってもよくリターンが見込めるお金
③預金、、いつでも引き出せる流動性があるお金
お金を使うときのルール
→楽しいかどうか
→お金そのものに価値があるのではなく、何かを交換した時に初めて価値が生まれる
→大切なのは、世間が「いい使い方だ」と思うことではなく、自分の価値を知り
どのように使えば自分はハッピーになれるのかを知ること
同じをお金を使って同じ経験をするなら、少しでも若い方がいい
→「人・本・旅」が人生を豊かにしてくれる存在
幸せにつながらない不要な出費、つまり「浪費」はできる限り削る
■第三章■
貯金額はそれぞれで決める
20代におすすめは「就業不能保険」
→20代の大きなリスクは働けなくなったときフロー収入が止まること
■第四章■
20代がすべき投資は「自己投資」
→フロー収入をたくさん増やす
→自分を賢くし、結果として人生の選択肢を増やすものは全て自己投資
→あらゆる人生の可能性は、新しいことを学んだり、読んだり、足を運んだり
人と話したり、異文化に触れたりしなければ決して生まれない
「若いときほどたくさんの人に会う、たくさんの本を読む、たくさんの現場に出かける
「人・本・旅」で勉強することが何より大切」
■第五章■
スキルは身につける
→スキルは新しい職場に積極的に身を置いて苦労しながら身につけるものである
正社員であることのメリット?
①立場が守られている→いずれは「定年制の廃止」で消える
②給与がいい→「実力社会」、「同一労働・同一賃金」で消える
③社会保険が充実している→「適用拡大」の流れへ向かう -
Posted by ブクログ
京大1972の同級生コンビというのが面白い さすが京大面目躍如
反骨精神が知の本質
1.日本の労働環境は「同質的」
この体育会的集団主義で戦後高度成長を実現した 成功体験
「多様性への切り替え」ができず閉塞感・生産性の低迷に苦しむ
大変判りやすい説明と納得
①ドイツのシュレーダー改革[1993-2005](P82)
非正規労働者への社会保障の拡大 安倍政権との差!
②シラク三原則(88)少子化対策
お金の支援 保育所 育児休業不利益なし
→男が乗り逃げ可だが集団の男が責任を負う 政治の役割!
2.上野千鶴子先生がリード
さすが差別を受けてきた女性の歴史を背負う上野先生が深い
①日本の大学には人口学専攻がない
②育児休暇中の賃金保障で会社は利益(97)知らなかった!
代替要員を雇わない不思議!
出口さんも生産性を上げるチャンスとピントを外していた
③アメリカの大学・大学院の教育的付加価値は巨大(239)
日本は就職先の企業が大学教育を求めない・評価しない
技能教育より「学ぶ力を身につける」
日本の大学には高等教育のノウハウがない
④真っ当なマネジメントがない(出口氏248)
精神論が中心
科学的な方法論がない 受け入れない
戦略なく、戦術弱く、「現場の戦闘」で奮闘(上野・出口)
ex介護現場 教育現場・・・あらゆる現場が同じ
4.日本の学校の画一性( 東大本田由紀先生251)
①水平的画一性 右向け右
②垂直的序列性 成績・偏差値で序列
5.いずこも改革を求める怨嗟の声ばかりだ
現在の体制を支える「資金」がいつまで持つのか -
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ネタバレ日本生命で「生命保険の生き字引」とも呼ばれた出口さんによるお金の講義。今の若者世代がもつ漠然としたお金の不安について、金融、歴史的な知見から優しく語っている。
よくあるお金の増やし方ハウツー本ではない。なんで今こういう制度なのか、経済なのか…といった歴史的背景を学んだ上で、今後どういう考え方をすべきか説明している。
お金について闇雲に知識を入れるより、本書を通して、自分のアタマで考えられるようになった方が良い。
特に印象に残ったフレーズ
◆使う編
・お金そのものに価値があるのではなく、何かと交換したときに、初めて価値が生まれる
→同じお金を使って同じ経験を積むのなら
少しでも若い方が良い
・同一商品や同等のサービスは、安い方を選ぶ
◆貯める編
・将来のためにいくら貯めておけば良い?
→リタイヤしなければ良い
水槽に貯めたストック(貯蓄)ではなく、
蛇口から出てくるフロー(収入)で生活する
◆殖やす編
・お金の投資よりも、自分に投資せよ -
Posted by ブクログ
学生の頃は世界史よりも日本史が好きだった。社会人になってからは日本史というよりも時代小説が好きで、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」は幾度となく読んでは感動していた。また、テレビ番組はあまり見ない方だが、NHKの「歴史ヒストリア」は大好きで良く見るし、旅行に行くと城を見たり神社を訪れたりしてその土地の歴史を知るのも楽しい。歴史に学ぶというよりは、歴史を物語の一つとして楽しんでいるという感じだろう。
日本史や世界史という言葉を聞くと、ついつい試験のための暗記を思い出してしまい苦手意識が先に立つ。書籍を読むのは大好きで苦ではないのだが、「学問」となってしまうとページをめくる手が遅くなるのは基本的に勉強嫌いだからだろう。しかし、社会人になって仕事をするようになると、過去の先輩方が行った仕事の資料を読んで学び、同じような仕事が発生した時にはそれに倣って仕事を進めるようになる。時には以前のやり方を見直してより効率的に行う方法を考えてみたり、場合によってはパソコンを使って電子化したりと過去のやり方から学んでさらに改良するということなどを日常的に行っている。
これこそ「歴史に学ぶ」ということと同じなのだが、そういったことを学生時代に気づかなかったのは非常に残念ことだなと今更ながらそう感じる。
出口治明さんが書かれた「 歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A (文春新書)」は、書名の通り過去に起きた歴史的な出来事や歴史上の人物に学び、それを仕事や人生にに活かそうという一冊だ。
出口さんは京都大学卒業後に日本生命相互会社に入社し、国際業務部長などを経て2000年に退社されたが、その後、ライフネット企画株式会社を設立し、ご自身が60才の時にライフネット生命保険株式会社と社名を改名し社長に就任された。社長を退いてからは公募で立命館APU学長に就任するという、還暦を過ぎてから異例の職歴を重ねられた方で歴史に関しても卓越した知識をお持ちだ。 私は出口さんのお話をNHKの「最後の講義」というテレビ番組で拝聴し、その語り口や内容にグイグイと引き込まれて感銘を受け、出口さんの著書を拝読するようになった。
今回拝読したこの一冊は、日本史も世界史も交えてさまざまな出来事や人物に焦点をあてており、歴史的な出来事や人物の行動などを「マネー」「失敗」「リーダー」「大逆転」「女性」「宗教」「戦争」「ライフスタイル」「アメリカ」「日本と世界」という10のテーマに分類し、一問一答形式で歴史の内容やそれをテーマに当てはめるとどうなるかなどを紹介されている。
どのテーマもQ&Aも内容的に素晴らしくて引き込まれてしまうが、個人的には歴史上の人物が語ったと思われる言葉が関西弁になっているところが親しみやすくてとても良いなと感じた。例えば、「日本は二回とも大元ウルスを撃退したのはなぜか」という問に対して「もともと大元ウルスには日本を征服する気持ちがあまりなかったようだ」という答が書かれているのだが、その中でクビライが「『あいつら生意気だから一発どついてこい』と軍を派遣した・・・」という感じだ。こういった、ちょっとしたことながら出口さんの語り口が思い浮かぶような書き方がまた良いなと感じた。
先行き不透明な今だからこそ、出口治明さんの書かれたこの一冊を読み「歴史を活かすことの大切さ」を知るのは意義のあることだと思うがいかがだろうか。